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本選大会
第26話
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じじい「ナイスファイトだったな。」
ドーン「ありがとうございます。」
少し疲れてはいるが、次の試合までには落ち着くだろう。
ドーン「正直、今までにやった事の無い戦法でした。でもあのままでは負けていましたからね。」
じじい「いや、とっさにあのやり方を行えたのが凄いよ。」
これで戦いの幅が広がり、より強力なライバルになってしまったかもしれない。
兵士「それでは第二試合を行います。5番と7番の選手は奥へどうぞ。」
じじい「今度は俺の番だな。」
ドーン「私は勝ちました。レイスさんが負けるのは許しませんよ。」
じじい「任せておけ。」
闘技場で相手と向かい合う。一回戦の様子だと、変わった剣技の持ち主の様だ。
兵士「それでは第二試合を行います。左側…斬新な剣技で一回戦を攻略しました。酔剣の使い手、剣士ヘーベレッケ選手!」
じじい「今度は酔っ払いかよ。へべれけかよ。」
兵士「右側…一回戦では素晴らしい動きで圧勝しました。聖剣流の使い手、魔法剣士レイス選手!」
ヘーベレッケ「ちょっと強いくらいのじじいめ。俺の酔剣が見切れるもんか。」
兵士「バトル…スタート!」
ヘーベレッケは徐にヒョウタンを取り出した。まさか…本当に酔拳みたいな感じなのか?
ヘーベレッケ「ごくごく…ぷはーっ。俺の酔剣は酔えば酔うほどに強くなるんだよ。」
じじい「うわあ…大丈夫かよ。」
ヘーベレッケはフラフラしながら近寄ってきた。どうあしらおうか迷っていると…
ブン!
じじい「うおっ!?上手くかわしたけど、凄い攻撃が来た。」
信じたくはないが、本当に酔拳みたいな感じだ。油断すると攻撃を食らいそうな予感。
ヘーベレッケ「ういー。」
じじい「大丈夫、よく見ればいける。」
攻撃の瞬間のインパクトが凄まじい。先読みを発動し、次々と攻撃をかわしていく。
ヘーベレッケ「じじいやるじゃん。だが、これでどうだ?」
そう言うと更に酒を飲みだす。
じじい「これで段々と強くなっていくと言うのか?」
ヘーベレッケ「ぷはー。さて覚悟は良いか?じじい。」
取り敢えず遠くからライトボールを連発した。次々とヒットする。
じじい「何だ、これで良かったのか。」
ヘーベレッケはうつ伏せに倒れても、擦り擦りと這ってきた。
ヘーベレッケ「こんにゃろーういー。」
じじい「止めをさすか。」
勿論、殺すとかではない。
近寄って剣を構えた時に、ヘーベレッケが凄い勢いで起き上がり攻撃を仕掛けてきた。
ガキン!
何とか防ぐも、勢いに押され後ろへ吹っ飛んでしまう。打ち付けた背中が痛い。
じじい「何なんだこいつ。…レイ!」
ドドドドド!
光の柱がヘーベレッケを次々と撃ち抜いた。
ヘーベレッケ「ぬわーっ!?」
そして動けなくなった。
ダウンなのか戦術なのか、兵士は慎重に判断しようとしていたが。
兵士「…い、良いですね?…決着です。 レイス選手の勝利です!」
勝ちは決まった。わあっ、と歓声が起こる。
じじい「こんなわけの分からないのと、もう戦いたくないな。」
珍獣と出会った後かのような気持ちで、じじいは控室へ戻った。
ドーン「ありがとうございます。」
少し疲れてはいるが、次の試合までには落ち着くだろう。
ドーン「正直、今までにやった事の無い戦法でした。でもあのままでは負けていましたからね。」
じじい「いや、とっさにあのやり方を行えたのが凄いよ。」
これで戦いの幅が広がり、より強力なライバルになってしまったかもしれない。
兵士「それでは第二試合を行います。5番と7番の選手は奥へどうぞ。」
じじい「今度は俺の番だな。」
ドーン「私は勝ちました。レイスさんが負けるのは許しませんよ。」
じじい「任せておけ。」
闘技場で相手と向かい合う。一回戦の様子だと、変わった剣技の持ち主の様だ。
兵士「それでは第二試合を行います。左側…斬新な剣技で一回戦を攻略しました。酔剣の使い手、剣士ヘーベレッケ選手!」
じじい「今度は酔っ払いかよ。へべれけかよ。」
兵士「右側…一回戦では素晴らしい動きで圧勝しました。聖剣流の使い手、魔法剣士レイス選手!」
ヘーベレッケ「ちょっと強いくらいのじじいめ。俺の酔剣が見切れるもんか。」
兵士「バトル…スタート!」
ヘーベレッケは徐にヒョウタンを取り出した。まさか…本当に酔拳みたいな感じなのか?
ヘーベレッケ「ごくごく…ぷはーっ。俺の酔剣は酔えば酔うほどに強くなるんだよ。」
じじい「うわあ…大丈夫かよ。」
ヘーベレッケはフラフラしながら近寄ってきた。どうあしらおうか迷っていると…
ブン!
じじい「うおっ!?上手くかわしたけど、凄い攻撃が来た。」
信じたくはないが、本当に酔拳みたいな感じだ。油断すると攻撃を食らいそうな予感。
ヘーベレッケ「ういー。」
じじい「大丈夫、よく見ればいける。」
攻撃の瞬間のインパクトが凄まじい。先読みを発動し、次々と攻撃をかわしていく。
ヘーベレッケ「じじいやるじゃん。だが、これでどうだ?」
そう言うと更に酒を飲みだす。
じじい「これで段々と強くなっていくと言うのか?」
ヘーベレッケ「ぷはー。さて覚悟は良いか?じじい。」
取り敢えず遠くからライトボールを連発した。次々とヒットする。
じじい「何だ、これで良かったのか。」
ヘーベレッケはうつ伏せに倒れても、擦り擦りと這ってきた。
ヘーベレッケ「こんにゃろーういー。」
じじい「止めをさすか。」
勿論、殺すとかではない。
近寄って剣を構えた時に、ヘーベレッケが凄い勢いで起き上がり攻撃を仕掛けてきた。
ガキン!
何とか防ぐも、勢いに押され後ろへ吹っ飛んでしまう。打ち付けた背中が痛い。
じじい「何なんだこいつ。…レイ!」
ドドドドド!
光の柱がヘーベレッケを次々と撃ち抜いた。
ヘーベレッケ「ぬわーっ!?」
そして動けなくなった。
ダウンなのか戦術なのか、兵士は慎重に判断しようとしていたが。
兵士「…い、良いですね?…決着です。 レイス選手の勝利です!」
勝ちは決まった。わあっ、と歓声が起こる。
じじい「こんなわけの分からないのと、もう戦いたくないな。」
珍獣と出会った後かのような気持ちで、じじいは控室へ戻った。
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