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じじいと猫の奮闘記
第5話
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大会まであと一週間。最近はスライムもゴブリンも難なく倒せるようにはなった。
ニャン太だけは倒せないが…
ニャン太「そういえば、大会って申込とか要らないのか?」
じじい「ああ、何かゲーム的には当日に会場でやるシステムだったな。」
ニャン太「メタんじゃねえよ!」
じじい「それ流行ってんのか?お前の中で。」
ニャン太「喋る使い魔の猫がツッコミを入れる。これが俺の最大のアイデンティティじゃね?」
じじい「さて今日も森に行くか。」
ニャン太「おいっ!」
洞窟の前で一人の青年と遭遇した。青い変な帽子を被っているが、明らかに魔法使い系な雰囲気。
青年「!? こんな所にご老人が?」
じじい「ほう、こんな所で人と出会うなんて珍しい。」
ニャン太「にゃー」
※ニャン太は人が居る時には普通の猫の振りをしています
面倒くさいから
青年「私はドーンと申します。失礼ですが、貴方は何故こんな所に…?」
じじい「俺はレイスだ。ここは俺のトレーニング場所なんだぜ。」
ドーン「はあ…魔物も居るので危ないですよ?」
そこに現れるスライム。ドーンは軽く詠唱するとスライムを爆発させた。
じじい「ほう、爆発魔法か!凄いじゃないか。」
ドーン「有難うございます。無属性なので使い勝手が良いんですよ。」
じじい「でも、ここらの魔物を相手にするレベルではもう無いだろうに。何の用事でここに来たんだ?」
ドーン「いえ、ただの散歩みたいなものですよ。今日は天気も良いですからね。」
そこにまたスライムが現れる。
今度はレイスが先週使える様になったライト斬りでスライムを倒す。
※光属性の魔法を剣に込めて使用する魔法剣
ドーン「な…ご老人がスライムを一撃で!?」
じじい「ふっふっふ、まあざっとこんなもんだな。」
ドーン(かなりの高齢のはず…あんなに動けるなんて明らかにおかしい。もしかして洞窟の奥にあるという封印と関係あるのでは?)
ニャン太「にゃー(こいつ、じじいが只者ではないと気付いたって顔してやがるな。大丈夫だろうが、ちょっと気を付けないといけないか?)
まだ魔王の復活は感じさせない日常が続く。
ニャン太だけは倒せないが…
ニャン太「そういえば、大会って申込とか要らないのか?」
じじい「ああ、何かゲーム的には当日に会場でやるシステムだったな。」
ニャン太「メタんじゃねえよ!」
じじい「それ流行ってんのか?お前の中で。」
ニャン太「喋る使い魔の猫がツッコミを入れる。これが俺の最大のアイデンティティじゃね?」
じじい「さて今日も森に行くか。」
ニャン太「おいっ!」
洞窟の前で一人の青年と遭遇した。青い変な帽子を被っているが、明らかに魔法使い系な雰囲気。
青年「!? こんな所にご老人が?」
じじい「ほう、こんな所で人と出会うなんて珍しい。」
ニャン太「にゃー」
※ニャン太は人が居る時には普通の猫の振りをしています
面倒くさいから
青年「私はドーンと申します。失礼ですが、貴方は何故こんな所に…?」
じじい「俺はレイスだ。ここは俺のトレーニング場所なんだぜ。」
ドーン「はあ…魔物も居るので危ないですよ?」
そこに現れるスライム。ドーンは軽く詠唱するとスライムを爆発させた。
じじい「ほう、爆発魔法か!凄いじゃないか。」
ドーン「有難うございます。無属性なので使い勝手が良いんですよ。」
じじい「でも、ここらの魔物を相手にするレベルではもう無いだろうに。何の用事でここに来たんだ?」
ドーン「いえ、ただの散歩みたいなものですよ。今日は天気も良いですからね。」
そこにまたスライムが現れる。
今度はレイスが先週使える様になったライト斬りでスライムを倒す。
※光属性の魔法を剣に込めて使用する魔法剣
ドーン「な…ご老人がスライムを一撃で!?」
じじい「ふっふっふ、まあざっとこんなもんだな。」
ドーン(かなりの高齢のはず…あんなに動けるなんて明らかにおかしい。もしかして洞窟の奥にあるという封印と関係あるのでは?)
ニャン太「にゃー(こいつ、じじいが只者ではないと気付いたって顔してやがるな。大丈夫だろうが、ちょっと気を付けないといけないか?)
まだ魔王の復活は感じさせない日常が続く。
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