169 / 202
新生活ヤンヤン
169.
しおりを挟む
今日は研究所の荷物運びの日。
朝からギルドに出向き、まずは運ぶ荷物を収納にしまっていく。
「ソルさん、ここのは全部入ったよ」
「ありがとう。次はこっちのをお願い」
「はーい」
「ソル殿、俺は何処のを運んだら良い?」
「アイザック殿は此方をお願いします」
こんな調子でドンドン荷物を片付けていく。
それからアナさんと4人で研究所に向かい、荷物をおろしていく。
アナさんはギルドとここの兼任になるのでこちらにも一応、部屋がある。
エルザさんやギルマスがおやすみの日はギルドに居ないとダメらしいがそれ以外はここで研究員として働くみたいだ。
ソルさん以外の研究員も到着している様であちらこちらから物音がする。
結局ここには私とアナさんを入れて5人の研究員が席を置く事になった。
各々分野があってソルは古代薬、補佐にアナさん、薬の改良研究にガレリアとマックリアがいる。
この2人も二十代後半で若手の集まりとなった。
荷物をおろした時に挨拶したけど気さくそうな男性で仲良くやっていけそうだ。
夕方までには荷運びも終わり、明後日から本格的に稼働するとか。
私も明後日はこちらに顔を出してくださいとソルさんに言われているので了承して置いた。
「あー疲れた」
「お疲れさん」
お家に帰りついたら流石に疲れて動く気がしない。
ハナが夕食を準備してくれていたのでそれを食べ、お風呂に入ってとっととベットに潜り込んだ。
ここ最近、ずっとバタバタしてたので明日は休養日とする。
アイザックも明日は休むと言ってたので久しぶりにのんびり出来そうだ。
「アイザック、研究所行ってくるね」
「気をつけてな」
今日から稼働する研究所に朝から足を運ぶ。
王都の時と一緒で本来なら気が向いたらこっちに来て作業し、普段は顔を出すつもりはない。
朝一、朝礼をするので会議室に集合との事なのでそちらに向かった。
「おはようございます」
「所長おはようございます。本日よりよろしくお願いします」
ソルさんが入口近くにいたので挨拶し、一緒に会議室へ向かった。
全員揃っていたので朝礼を始める。
「「「「おはようございます」」」」
「本日より、本格稼働となります。よろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします」」」」
とりあえず、各自一月の研究計画書を提出してもらう。
それに合わせて必要経費の予算表を出してもらった。
「今月中に提出してください。詮索してお返しします。個別に面談呼び出ししますのでその時は対応お願いします」
朝礼が終わった後はみんな自分の研究室に入って行った。
私は執務室に行って先にソルさんから預かっていた書類に目を通す。
古代薬の計画書は私がドルフさんから渡された書物以外のものに取り掛かる様で主に攻撃系のポーションを研究するみたいだ。
予算表も特に問題は無い。
ギルドへの依頼品が何点かあるけどこれについては私の所有の物を譲っても良い。
これについてはソルさんにまた聞いてみようと思う。
ガレリアとマックリアはまだ計画書ができていないとの事。
また、提出後に検討する事にした。
私の計画書も一応作成しているし、予算表についても準備万端だ。
特に検討してくれる人も居ないので早々にファイリングしておく。
「所長、いらっしゃいますか」
「どうぞ」
ソルさんが訪ねて来た。
「薬草園に素材の採取に行きたいのですが、、、」
「でわ、ついでにみんなで行ってゴーレムズについて説明しましょうか」
5人揃って薬草園に向かった。
#ククルだ#
ノイズが入口近くにいたのでみんなに集まってもらう様、お願いする。
東屋に行き、ゴーレムズが揃うまでここで栽培している薬草について説明した。
ゴーレムズが揃ったのでお互いを紹介する。
「この子達に欲しい素材を伝えてもらったら栽培しているエリアまで連れて行ってくれるよ。さっき入口を通った時にいつでも入れる様にしたから好きな時に来てね。」
この後、何点か注意事項を説明し一度各々ゴーレムズに話しかけてもらう。
ゴーレムズ達はジェスチャーで説明し、この後は手を引いて歩いて行った。
「所長、このゴーレム凄いですね」
ガレリアとマックリアは初めての事に思った以上にはしゃいでいる。
ソルとアナも心なしかテンションが高い。
4人共欲しい素材が手に入ったみたいで笑顔で集まってきた。
研究所に戻ってからはまた、各々の部屋に引っ込んでいった。
「ただいま」
「おかえりなさいませ」
夕方早い目に私は帰宅した。
研究員は日中夜問わず研究するから子供な私には付き合いきれない。
明日はソルの面談があるのでお昼頃に研究所へ向かう。
夕食を食べながらアイザックとハナに予定を伝えた。
朝からギルドに出向き、まずは運ぶ荷物を収納にしまっていく。
「ソルさん、ここのは全部入ったよ」
「ありがとう。次はこっちのをお願い」
「はーい」
「ソル殿、俺は何処のを運んだら良い?」
「アイザック殿は此方をお願いします」
こんな調子でドンドン荷物を片付けていく。
それからアナさんと4人で研究所に向かい、荷物をおろしていく。
アナさんはギルドとここの兼任になるのでこちらにも一応、部屋がある。
エルザさんやギルマスがおやすみの日はギルドに居ないとダメらしいがそれ以外はここで研究員として働くみたいだ。
ソルさん以外の研究員も到着している様であちらこちらから物音がする。
結局ここには私とアナさんを入れて5人の研究員が席を置く事になった。
各々分野があってソルは古代薬、補佐にアナさん、薬の改良研究にガレリアとマックリアがいる。
この2人も二十代後半で若手の集まりとなった。
荷物をおろした時に挨拶したけど気さくそうな男性で仲良くやっていけそうだ。
夕方までには荷運びも終わり、明後日から本格的に稼働するとか。
私も明後日はこちらに顔を出してくださいとソルさんに言われているので了承して置いた。
「あー疲れた」
「お疲れさん」
お家に帰りついたら流石に疲れて動く気がしない。
ハナが夕食を準備してくれていたのでそれを食べ、お風呂に入ってとっととベットに潜り込んだ。
ここ最近、ずっとバタバタしてたので明日は休養日とする。
アイザックも明日は休むと言ってたので久しぶりにのんびり出来そうだ。
「アイザック、研究所行ってくるね」
「気をつけてな」
今日から稼働する研究所に朝から足を運ぶ。
王都の時と一緒で本来なら気が向いたらこっちに来て作業し、普段は顔を出すつもりはない。
朝一、朝礼をするので会議室に集合との事なのでそちらに向かった。
「おはようございます」
「所長おはようございます。本日よりよろしくお願いします」
ソルさんが入口近くにいたので挨拶し、一緒に会議室へ向かった。
全員揃っていたので朝礼を始める。
「「「「おはようございます」」」」
「本日より、本格稼働となります。よろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします」」」」
とりあえず、各自一月の研究計画書を提出してもらう。
それに合わせて必要経費の予算表を出してもらった。
「今月中に提出してください。詮索してお返しします。個別に面談呼び出ししますのでその時は対応お願いします」
朝礼が終わった後はみんな自分の研究室に入って行った。
私は執務室に行って先にソルさんから預かっていた書類に目を通す。
古代薬の計画書は私がドルフさんから渡された書物以外のものに取り掛かる様で主に攻撃系のポーションを研究するみたいだ。
予算表も特に問題は無い。
ギルドへの依頼品が何点かあるけどこれについては私の所有の物を譲っても良い。
これについてはソルさんにまた聞いてみようと思う。
ガレリアとマックリアはまだ計画書ができていないとの事。
また、提出後に検討する事にした。
私の計画書も一応作成しているし、予算表についても準備万端だ。
特に検討してくれる人も居ないので早々にファイリングしておく。
「所長、いらっしゃいますか」
「どうぞ」
ソルさんが訪ねて来た。
「薬草園に素材の採取に行きたいのですが、、、」
「でわ、ついでにみんなで行ってゴーレムズについて説明しましょうか」
5人揃って薬草園に向かった。
#ククルだ#
ノイズが入口近くにいたのでみんなに集まってもらう様、お願いする。
東屋に行き、ゴーレムズが揃うまでここで栽培している薬草について説明した。
ゴーレムズが揃ったのでお互いを紹介する。
「この子達に欲しい素材を伝えてもらったら栽培しているエリアまで連れて行ってくれるよ。さっき入口を通った時にいつでも入れる様にしたから好きな時に来てね。」
この後、何点か注意事項を説明し一度各々ゴーレムズに話しかけてもらう。
ゴーレムズ達はジェスチャーで説明し、この後は手を引いて歩いて行った。
「所長、このゴーレム凄いですね」
ガレリアとマックリアは初めての事に思った以上にはしゃいでいる。
ソルとアナも心なしかテンションが高い。
4人共欲しい素材が手に入ったみたいで笑顔で集まってきた。
研究所に戻ってからはまた、各々の部屋に引っ込んでいった。
「ただいま」
「おかえりなさいませ」
夕方早い目に私は帰宅した。
研究員は日中夜問わず研究するから子供な私には付き合いきれない。
明日はソルの面談があるのでお昼頃に研究所へ向かう。
夕食を食べながらアイザックとハナに予定を伝えた。
145
お気に入りに追加
2,527
あなたにおすすめの小説

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

女神の代わりに異世界漫遊 ~ほのぼの・まったり。時々、ざまぁ?~
大福にゃここ
ファンタジー
目の前に、女神を名乗る女性が立っていた。
麗しい彼女の願いは「自分の代わりに世界を見て欲しい」それだけ。
使命も何もなく、ただ、その世界で楽しく生きていくだけでいいらしい。
厳しい異世界で生き抜く為のスキルも色々と貰い、食いしん坊だけど優しくて可愛い従魔も一緒!
忙しくて自由のない女神の代わりに、異世界を楽しんでこよう♪
13話目くらいから話が動きますので、気長にお付き合いください!
最初はとっつきにくいかもしれませんが、どうか続きを読んでみてくださいね^^
※お気に入り登録や感想がとても励みになっています。 ありがとうございます!
(なかなかお返事書けなくてごめんなさい)
※小説家になろう様にも投稿しています

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。

領主にならないとダメかなぁ。冒険者が良いんです本当は。
さっちさん
ファンタジー
アズベリー領のミーナはとある事情により両親と旅をしてきた。
しかし、事故で両親を亡くし、実は領主だった両親の意志を幼いながらに受け継ぐため、一人旅を続ける事に。
7歳になると同時に叔父様を通して王都を拠点に領地の事ととある事情の為に学園に通い、知識と情報を得る様に言われた。
ミーナも仕方なく、王都に向かい、コレからの事を叔父と話をしようと動き出したところから始まります。
★作品を読んでくださった方ありがとうございます。不定期投稿とはなりますが一生懸命進めていく予定です。
皆様応援よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる