3 / 84
プロローグ
第3話 そして,1年後
しおりを挟む
あの日から約1年が経った,最初の頃は毎週のごとく手紙が届き,主に勇者への悪口だった。
"勇者に変な目で見られる""早く貴方に会いたい"
これがほとんどだった。
しかし,2~3ヶ月が過ぎると,だんだんと勇者を様と呼ぶようになり,
"勇者様に助けてもらった""勇者様はとても優しい"等自分の名前が出てこなくなっていき、
半年を過ぎると手紙は来なくなった。
~彼女達が手紙を渡さなくなってさらに半年~
クロスのいる村
クロス「zzzz.....」
クロス「zz...」
クロス「フガッ」
クロス「..........」
クロス(寝てしまったか。)
クロス(しかし、ひさしぶりに手紙が届いたと思ったら,本格的に魔王討伐に行く前に村のみんなに会いたいとは,"俺"にではないのか?)
そう村に手紙が届きその中身を見たら、王国から勇者と彼女達が魔王討伐のために一旦村に帰って皆んなに会ってから行きたいと書いてあった,クロスの家族とミクの家族は娘が帰ってくると知り朝から腕によりをかけて準備している。他の人達も歓迎のための準備をしている。
そして俺はと言うと,村の入り口で皆んなの帰りを待っていたのだが、暇すぎてうたた寝してしまった。
クロス(だっていきなり帰ってくると言われても、何も準備してなかったし、義両親からただここで婚約者を待ってろと言われても、待ってても眠いし💤)
そしてまた寝てしまった。
「なんでこんなところで寝てるの?」
クロス「ん?」
目を開けるとそこには約1年ぶりに再会した幼馴染みと義姉妹,そして勇者がいた。
メミル「久しぶりね、相変わらず暇そうでいいわね?」
セシル「本当、なんでこんな奴が義理でも兄なんだろう。」
頭がまだ醒めてないのか?彼女達がこんなこと言うなんて,
ミク「何よ?早く案内してちょうだい?私達暇じゃないんだけど?」
クロス「あ,ああ」
戸惑いすぎて、本当に彼女達なのか疑ったが、長年一緒にいた仲だ間違えるはずがない,彼女達は本物だこの1年で彼女達は変わってしまったのだ,そう戸惑っていると、
マンル「何をしているのかな?」
そうマンルに言われた、マンルの顔はとてもニヤけており、まるで今の俺の状況を楽しんでいるようだった。
このままだと何を言われるか分からないので,とりあえず歓迎会の会場まで案内した。
その歩いている最中も俺に話しかけることはなく、何故かマンルにベッタリで楽しそうに話していた,俺が何か彼女達に言おうとすると冷たい目で見られたり、舌打ちされたり無視されたりした。
その時も勇者はずっと俺を馬鹿にするような目で見て彼女達の身体を必要以上に触っていた。
今までの彼女達なら他の男に触れたら嫌がっていたのに、今の彼女達は頬を紅くし時折「あっ」「んんっ」とあからさまに感じているような声を出し,とても喜んでいた。
クロス「..........」
広場に案内すると,村長達は待っており、
村長「よくぞ来てくださいました。この度はわざわざこのような場所に来てくださり,ありがとうございます。」
マンル「別に僕はどうでもいいんだが、彼女達がどうしても皆んな会って話がしたいそうだからね、特別に行くことにしたんだ。」
村長「そうでしたが、誠にありがとうございます。」
マンル「いい,それよりも早く歓迎会を開いてくれ」
村長「はは、それでは。」
こうして勇者一行の歓迎会が始まった。
————————————————————
この後は不定期投稿になってしまいますが、必ず完結するまでは投稿するので暖かく目で見守ってください。
"勇者に変な目で見られる""早く貴方に会いたい"
これがほとんどだった。
しかし,2~3ヶ月が過ぎると,だんだんと勇者を様と呼ぶようになり,
"勇者様に助けてもらった""勇者様はとても優しい"等自分の名前が出てこなくなっていき、
半年を過ぎると手紙は来なくなった。
~彼女達が手紙を渡さなくなってさらに半年~
クロスのいる村
クロス「zzzz.....」
クロス「zz...」
クロス「フガッ」
クロス「..........」
クロス(寝てしまったか。)
クロス(しかし、ひさしぶりに手紙が届いたと思ったら,本格的に魔王討伐に行く前に村のみんなに会いたいとは,"俺"にではないのか?)
そう村に手紙が届きその中身を見たら、王国から勇者と彼女達が魔王討伐のために一旦村に帰って皆んなに会ってから行きたいと書いてあった,クロスの家族とミクの家族は娘が帰ってくると知り朝から腕によりをかけて準備している。他の人達も歓迎のための準備をしている。
そして俺はと言うと,村の入り口で皆んなの帰りを待っていたのだが、暇すぎてうたた寝してしまった。
クロス(だっていきなり帰ってくると言われても、何も準備してなかったし、義両親からただここで婚約者を待ってろと言われても、待ってても眠いし💤)
そしてまた寝てしまった。
「なんでこんなところで寝てるの?」
クロス「ん?」
目を開けるとそこには約1年ぶりに再会した幼馴染みと義姉妹,そして勇者がいた。
メミル「久しぶりね、相変わらず暇そうでいいわね?」
セシル「本当、なんでこんな奴が義理でも兄なんだろう。」
頭がまだ醒めてないのか?彼女達がこんなこと言うなんて,
ミク「何よ?早く案内してちょうだい?私達暇じゃないんだけど?」
クロス「あ,ああ」
戸惑いすぎて、本当に彼女達なのか疑ったが、長年一緒にいた仲だ間違えるはずがない,彼女達は本物だこの1年で彼女達は変わってしまったのだ,そう戸惑っていると、
マンル「何をしているのかな?」
そうマンルに言われた、マンルの顔はとてもニヤけており、まるで今の俺の状況を楽しんでいるようだった。
このままだと何を言われるか分からないので,とりあえず歓迎会の会場まで案内した。
その歩いている最中も俺に話しかけることはなく、何故かマンルにベッタリで楽しそうに話していた,俺が何か彼女達に言おうとすると冷たい目で見られたり、舌打ちされたり無視されたりした。
その時も勇者はずっと俺を馬鹿にするような目で見て彼女達の身体を必要以上に触っていた。
今までの彼女達なら他の男に触れたら嫌がっていたのに、今の彼女達は頬を紅くし時折「あっ」「んんっ」とあからさまに感じているような声を出し,とても喜んでいた。
クロス「..........」
広場に案内すると,村長達は待っており、
村長「よくぞ来てくださいました。この度はわざわざこのような場所に来てくださり,ありがとうございます。」
マンル「別に僕はどうでもいいんだが、彼女達がどうしても皆んな会って話がしたいそうだからね、特別に行くことにしたんだ。」
村長「そうでしたが、誠にありがとうございます。」
マンル「いい,それよりも早く歓迎会を開いてくれ」
村長「はは、それでは。」
こうして勇者一行の歓迎会が始まった。
————————————————————
この後は不定期投稿になってしまいますが、必ず完結するまでは投稿するので暖かく目で見守ってください。
10
お気に入りに追加
2,950
あなたにおすすめの小説
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
空間魔法って実は凄いんです
真理亜
ファンタジー
伯爵令嬢のカリナは10歳の誕生日に実の父親から勘当される。後継者には浮気相手の継母の娘ダリヤが指名された。そして家に置いて欲しければ使用人として働けと言われ、屋根裏部屋に押し込まれた。普通のご令嬢ならここで絶望に打ちひしがれるところだが、カリナは違った。「その言葉を待ってました!」実の母マリナから託された伯爵家の財産。その金庫の鍵はカリナの身に不幸が訪れた時。まさに今がその瞬間。虐待される前にスタコラサッサと逃げ出します。あとは野となれ山となれ。空間魔法を駆使して冒険者として生きていくので何も問題ありません。婚約者のイアンのことだけが気掛かりだけど、私の事は死んだ者と思って忘れて下さい。しばらくは恋愛してる暇なんかないと思ってたら、成り行きで隣国の王子様を助けちゃったら、なぜか懐かれました。しかも元婚約者のイアンがまだ私の事を探してるって? いやこれどーなっちゃうの!?
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい
みっちゃん
ファンタジー
アイ「恥ずかしいから家の外では話しかけて来ないで」
サユリ「貴方と話していると、誤解されるからもう2度と近寄らないで」
メグミ「家族とか気持ち悪、あんたとは赤の他人だから、それじゃ」
義理の妹で同い年のアイ
幼馴染みのサユリ
義理の姉のメグミ
彼女達とは仲が良く、小さい頃はよく一緒遊んでいた仲だった…
しかし
カイト「皆んなおはよう」
勇者でありイケメンでもあるカイトと出会ってから、彼女達は変わってしまった
家でも必要最低限しか話さなくなったアイ
近くにいることさえ拒絶するサユリ
最初から知らなかった事にするメグミ
そんな生活のを続けるのが
この世界の主人公 エイト
そんな生活をしていれば、普通なら心を病むものだが、彼は違った…何故なら
ミュウ「おはよう、エイト」
アリアン「おっす!エイト!」
シルフィ「おはようございます、エイト様」
エイト「おはよう、ミュウ、アリアン、シルフィ」
カイトの幼馴染みでカイトが密かに想いを寄せている彼女達と付き合っているからだ
彼女達にカイトについて言っても
ミュウ「カイト君?ただ小さい頃から知ってるだけだよ?」
アリアン「ただの知り合い」
シルフィ「お嬢様のストーカー」
エイト「酷い言われ様だな…」
彼女達はカイトの事をなんとも思っていなかった
カイト「僕の彼女達を奪いやがって」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる