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第2部 守るべき者の為に振るえる物
第十九話 1つの約束
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ルーク(................)
いきなりすぎて開いた口が塞がらない
それもそうだ
"今まで信じていたものが実は嘘である"
と言われて、
"そうなんですね"
の一言で終わる話ではない
リディア「流石にキツかったか?」
ルーク(ええ、衝撃的な話すぎて頭が追い付いていません)
リディア「簡潔に言うと」
1.昔は人間と魔族は共存していた
2.人間の住む領土がなくなり魔族を虐殺
3.それにより戦争が始まる
4.洗脳教育で人間が善、魔族が悪とされる
5.神は存在しない
6.神の名を使い、人々を騙している
7.勇者は神によって選ばれたわけではなく
国王達によって選ばれた
8.聖女はただ光の回復魔力が高いだけ
リディア「これぐらいか?」
ルーク(まぁ、そうですね)
未だに理解しきれていないが、そんな事で時間を費やしている場合ではない、一刻も早く彼女達を助けなければ
ルーク(えーと.......魔王.....様?)
リディア「ん?ああリディアで構わんよ、お主は我が息子の命の恩人だしな」
ルーク(そうですか、ではリディア様)
リディア「様もいらないが........まぁ良いか、何だ?」
ルーク(俺の体は元に戻るのですか?)
リディア「ああ、戻るぞ?だが、損傷が激しい、すぐには治らない..........」
やはりそうか、腕や足があそこまで損傷していたら普通は治らない、それが元の状態に戻ると言うのならば、それに越したことはない
リディア「が、1つ約束してくれたらすぐに治るように尽力しよう」
その言葉にルークは息を呑んだ
ルーク(........本当ですか?)
リディア「ああ約束しよう、ただしこちらとも1つ約束してくれたらの話だがな」
やたらと約束を強調してくる、一体何を約束させようとしているのだろうか
ルーク(その........約束って何ですか?ものによっては無理ですけど)
リディア「いや、とても簡単.......とは言えないな、地道な努力となると思うが」
ルーク(努力...........?)
リディア「率直に言おう、我々魔族と人間の共存の架け橋となってほしい」
ルーク(え?)
今なんて言った?共存?
リディア「お主は人間でありながら魔族の、我の息子を救ってくれたのだ、他の人間には頼めない」
確かにルークは1人旅になっていた時に助けていたが、それは人間と間違えただけで
(多分危険性がなければ魔族でも助けたと思うが)
これと言った思惑などはなかった
ルーク(...........俺で務まるのでしょうか?)
リディア「たった1人でも良い、我々魔族は人間と争うつもりはないと知って欲しいのだ」
人間と争うつもりはない........多分本当にそう思っているのだろう、魔族が人間の村や町を襲ったと言う話は聞いたことがない
ルーク達孤児が孤児院で暮らしていたのは王国軍が魔族との戦争に負けて、増税したことにより親達が子供を捨てたのだ。
ルーク(..............わかりました、引き受けましょう)
しかしルークには関係なかった、約束は守るがそれよりも愛する人達を一刻も早く助けたいと言う気持ちの方が強かった
リディア「そうか、ありがとう、なら.......」
そう言って魔王は一言置いて
リディア「まずは此処から出さないとな」
その瞬間目の前が、いや暗かった世界が真っ白な世界へとなり、気がついた時には
ルーク「.................っ!?」
どこかのベットの上で眠っていた
ルーク「.................此処は?」
辺りを見回すとそこは救護室によく似ていた
薬品の独特の匂いが部屋中を満たしており
何処となく落ち着く感じだ
???「起きたようね?」
ルーク「!?」バッ
声のした方に振り向くと肌の露出度の高い看護婦の様な魔族がいた
ルーク「...................此処は魔王城.....なのか?」
最初の方に説明されていた事を思い出す
そうなると此処は魔王城内の救護室になると言うわけだ。
???「へぇ、あたしの姿を見ても魔族だ!とか言って驚かないんだ?」
ルーク「まぁ、最初だったら驚いたけどな」
暗闇の世界で、この世界の真実や魔王などの事を聞いて度肝を抜いているので、この程度はもう驚かない
???「ふーん、まぁいいわ」
そう言うと魔族の女性はこちらに近寄り腕に抱きついた
ルーク「............精気を奪うのはやめてくれよ?マイ達に知られたら殺されるからな」
???「本当に貴方何者よ?サキュバスのあたしの誘惑にかからないなんて異常よ?」
やはりサキュバスか、通りで性的欲求が凄まじかったわけだ
ルーク「まぁ勇者にやられた傷が酷いし、俺はマイ達以外には興味ないからね」
サキュバス「へぇ、男前ねぇ」
そう言うとサキュバスは、戸棚から薬品などを取って
サキュバス「おふざけはこれくらいにして、そろそろ傷口を縫うわよ?貴方が眠っている間に殆どの傷口が塞がっているけどまだまだ完璧じゃないわ」
そう言ってルークを手招きし、椅子に座らせる
ルーク「っ!?」
サキュバス「じっとして、貴方は重傷なのよ?まずは完治が大切よ........助けたいんでしょ?」
ルーク「..........ああッ」
——————————————————————
魔王城~魔王の玉座前~
ルークはサキュバスに一通りの措置をしてもらった後、魔王に会いに行くために案内されていた
サキュバス「此処が魔王様のいるお部屋よ」
ルーク「ありがとう、助かったよ」
サキュバス「どういたしまして♪」チュ
サキュバスはお礼を言うとフフッと笑いながらほっぺにキスをした
ルーク「!?」
サキュバス「フフッこれくらいはサービスさせてよね?」
ニコニコと笑いながら
そう言って、サキュバスは去っていった
ルーク「サキュバスも噂程の人.......魔族じゃないんだな」
そう言ってルークは中に入っていった
リディア「お主は本当に違う様だな?ルーク」
ルーク「初めて呼んでくれましたね、リディア様」
ルーク「?...........隣にいるのが、もしかして」
???「...................」
リディア「ああ、お主が救った我が息子のゾディアだ」
ゾディア「どうもゾディアです、あの........助けてくれてありがとうございました」ペコリ
そう言うとゾディアは頭を下げてルークに礼を言う
ルーク「良いんですよ、気にしないでください」
リディア「もう、傷は大丈夫か?」
ルーク「ええ、まだ完全ではないのですが、日常生活を送る程度には治ってます」
そう言って傷口を撫でる、まだ違和感があるが、いずれ治るだろう
ルーク(しかし、これからどうすれば良いのだろうか?)
勇者は強大だ、普通に助けに行ったら確実に殺される、しかしだからと言って何もしなければマイ達の身に何が起こるのかわからない
ルーク(俺に.........力が.........彼奴に勝てる程の圧倒的な力が!)
そんな事を考えているとゾディアが話しかけてきた
ゾディア「あの.......ルークさん、ですよね?」
ルーク「はい、そうですが?」
ゾディアはごくっと唾を呑んでルークに話す
ゾディア「話は父から聞いております、勇者........父が戦えば勝てると思いますが、そうなると他の人間とも戦う羽目になります」
確かに、魔王は魔族の王、それが勇者と戦うのであれば、他の魔族も黙ってはいない、それは人間側も同じで、そうなれば全面戦争になり被害が恐ろしいほどに出る
ゾディア「なので、貴方にある物を渡します」
そう言って見せたのは紫色の宝玉
ルーク「これは?」
ゾディア「これは悪意、世界を滅ぼす程の最恐の魔道具です。」
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
いきなりすぎて開いた口が塞がらない
それもそうだ
"今まで信じていたものが実は嘘である"
と言われて、
"そうなんですね"
の一言で終わる話ではない
リディア「流石にキツかったか?」
ルーク(ええ、衝撃的な話すぎて頭が追い付いていません)
リディア「簡潔に言うと」
1.昔は人間と魔族は共存していた
2.人間の住む領土がなくなり魔族を虐殺
3.それにより戦争が始まる
4.洗脳教育で人間が善、魔族が悪とされる
5.神は存在しない
6.神の名を使い、人々を騙している
7.勇者は神によって選ばれたわけではなく
国王達によって選ばれた
8.聖女はただ光の回復魔力が高いだけ
リディア「これぐらいか?」
ルーク(まぁ、そうですね)
未だに理解しきれていないが、そんな事で時間を費やしている場合ではない、一刻も早く彼女達を助けなければ
ルーク(えーと.......魔王.....様?)
リディア「ん?ああリディアで構わんよ、お主は我が息子の命の恩人だしな」
ルーク(そうですか、ではリディア様)
リディア「様もいらないが........まぁ良いか、何だ?」
ルーク(俺の体は元に戻るのですか?)
リディア「ああ、戻るぞ?だが、損傷が激しい、すぐには治らない..........」
やはりそうか、腕や足があそこまで損傷していたら普通は治らない、それが元の状態に戻ると言うのならば、それに越したことはない
リディア「が、1つ約束してくれたらすぐに治るように尽力しよう」
その言葉にルークは息を呑んだ
ルーク(........本当ですか?)
リディア「ああ約束しよう、ただしこちらとも1つ約束してくれたらの話だがな」
やたらと約束を強調してくる、一体何を約束させようとしているのだろうか
ルーク(その........約束って何ですか?ものによっては無理ですけど)
リディア「いや、とても簡単.......とは言えないな、地道な努力となると思うが」
ルーク(努力...........?)
リディア「率直に言おう、我々魔族と人間の共存の架け橋となってほしい」
ルーク(え?)
今なんて言った?共存?
リディア「お主は人間でありながら魔族の、我の息子を救ってくれたのだ、他の人間には頼めない」
確かにルークは1人旅になっていた時に助けていたが、それは人間と間違えただけで
(多分危険性がなければ魔族でも助けたと思うが)
これと言った思惑などはなかった
ルーク(...........俺で務まるのでしょうか?)
リディア「たった1人でも良い、我々魔族は人間と争うつもりはないと知って欲しいのだ」
人間と争うつもりはない........多分本当にそう思っているのだろう、魔族が人間の村や町を襲ったと言う話は聞いたことがない
ルーク達孤児が孤児院で暮らしていたのは王国軍が魔族との戦争に負けて、増税したことにより親達が子供を捨てたのだ。
ルーク(..............わかりました、引き受けましょう)
しかしルークには関係なかった、約束は守るがそれよりも愛する人達を一刻も早く助けたいと言う気持ちの方が強かった
リディア「そうか、ありがとう、なら.......」
そう言って魔王は一言置いて
リディア「まずは此処から出さないとな」
その瞬間目の前が、いや暗かった世界が真っ白な世界へとなり、気がついた時には
ルーク「.................っ!?」
どこかのベットの上で眠っていた
ルーク「.................此処は?」
辺りを見回すとそこは救護室によく似ていた
薬品の独特の匂いが部屋中を満たしており
何処となく落ち着く感じだ
???「起きたようね?」
ルーク「!?」バッ
声のした方に振り向くと肌の露出度の高い看護婦の様な魔族がいた
ルーク「...................此処は魔王城.....なのか?」
最初の方に説明されていた事を思い出す
そうなると此処は魔王城内の救護室になると言うわけだ。
???「へぇ、あたしの姿を見ても魔族だ!とか言って驚かないんだ?」
ルーク「まぁ、最初だったら驚いたけどな」
暗闇の世界で、この世界の真実や魔王などの事を聞いて度肝を抜いているので、この程度はもう驚かない
???「ふーん、まぁいいわ」
そう言うと魔族の女性はこちらに近寄り腕に抱きついた
ルーク「............精気を奪うのはやめてくれよ?マイ達に知られたら殺されるからな」
???「本当に貴方何者よ?サキュバスのあたしの誘惑にかからないなんて異常よ?」
やはりサキュバスか、通りで性的欲求が凄まじかったわけだ
ルーク「まぁ勇者にやられた傷が酷いし、俺はマイ達以外には興味ないからね」
サキュバス「へぇ、男前ねぇ」
そう言うとサキュバスは、戸棚から薬品などを取って
サキュバス「おふざけはこれくらいにして、そろそろ傷口を縫うわよ?貴方が眠っている間に殆どの傷口が塞がっているけどまだまだ完璧じゃないわ」
そう言ってルークを手招きし、椅子に座らせる
ルーク「っ!?」
サキュバス「じっとして、貴方は重傷なのよ?まずは完治が大切よ........助けたいんでしょ?」
ルーク「..........ああッ」
——————————————————————
魔王城~魔王の玉座前~
ルークはサキュバスに一通りの措置をしてもらった後、魔王に会いに行くために案内されていた
サキュバス「此処が魔王様のいるお部屋よ」
ルーク「ありがとう、助かったよ」
サキュバス「どういたしまして♪」チュ
サキュバスはお礼を言うとフフッと笑いながらほっぺにキスをした
ルーク「!?」
サキュバス「フフッこれくらいはサービスさせてよね?」
ニコニコと笑いながら
そう言って、サキュバスは去っていった
ルーク「サキュバスも噂程の人.......魔族じゃないんだな」
そう言ってルークは中に入っていった
リディア「お主は本当に違う様だな?ルーク」
ルーク「初めて呼んでくれましたね、リディア様」
ルーク「?...........隣にいるのが、もしかして」
???「...................」
リディア「ああ、お主が救った我が息子のゾディアだ」
ゾディア「どうもゾディアです、あの........助けてくれてありがとうございました」ペコリ
そう言うとゾディアは頭を下げてルークに礼を言う
ルーク「良いんですよ、気にしないでください」
リディア「もう、傷は大丈夫か?」
ルーク「ええ、まだ完全ではないのですが、日常生活を送る程度には治ってます」
そう言って傷口を撫でる、まだ違和感があるが、いずれ治るだろう
ルーク(しかし、これからどうすれば良いのだろうか?)
勇者は強大だ、普通に助けに行ったら確実に殺される、しかしだからと言って何もしなければマイ達の身に何が起こるのかわからない
ルーク(俺に.........力が.........彼奴に勝てる程の圧倒的な力が!)
そんな事を考えているとゾディアが話しかけてきた
ゾディア「あの.......ルークさん、ですよね?」
ルーク「はい、そうですが?」
ゾディアはごくっと唾を呑んでルークに話す
ゾディア「話は父から聞いております、勇者........父が戦えば勝てると思いますが、そうなると他の人間とも戦う羽目になります」
確かに、魔王は魔族の王、それが勇者と戦うのであれば、他の魔族も黙ってはいない、それは人間側も同じで、そうなれば全面戦争になり被害が恐ろしいほどに出る
ゾディア「なので、貴方にある物を渡します」
そう言って見せたのは紫色の宝玉
ルーク「これは?」
ゾディア「これは悪意、世界を滅ぼす程の最恐の魔道具です。」
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