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プロローグ2 中学生編 あの頃の幸せ
第17話 1/3 終業式と夏休み
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7月
1学期も終わり、中学1年生にとって初めての夏休みがやってきた
しかし、夏休みは小学生と違い、ただ遊べる日ではなく…
サユ「県大会?」
サトル「ああ、先輩方の活躍で俺達も行ける事になったんだ」
陸上部や野球部は学校を公欠して行ったりしていたが、サッカー部は夏休み期間にあるのだ
サユ「そっか…頑張ってね」
サトル「頑張るのは先輩な」
とは言ったものの、同じ同学年でも選手、もしくは補欠に入っている仲間もいる為、
サトル自身のんびりしてはいられないのだ
もしこのままの流れでやっていけば、2年の先輩方や同学年、下手すれば来年入ってくる新入生に座を奪われる可能性がある
サユ「それでも、サトル君にしか出来ないこともあると思うから…」
サトル「まぁ…一応サポートにはまわるけど…」
そうは言っても給水はその他の仕事も殆どがマネージャーの仕事だ、こちらがやるのは精々アップの手伝いぐらいだ
それにサトル自身も本当はその舞台に立ち、試合をしたいのだ、出来たのは部活内の練習試合だけであり、それ以降は何もないのだ
サユ「…そう言えばチサトちゃんは?」
サトル「ああ、あいつは別の大会だよ、女子だからな」
サトルとチサトはサッカー仲間、そしてサユの幼馴染みと友人としてそこそこ仲良くなった
あの頃の事はお互いに納得し合い、女友達、男友達として過ごしている
サユ「へぇ、そうなんだぁ」
サトル「…そんなことよりサユはないのか?そう言うの?」
サユ「うーん…ないかなぁ、美術コンテストに出せるだけの実力もまだないからなぁ」
そう言うサユも、最初こそ趣味で描いていたが、今は自分の納得のいく物が描けておらず所謂スランプと言うやつだ
小学生の頃は趣味や自由気ままに描いていたのでこれと言った悩みがなかったが、最近は描くものや、やる事が決まっており、それ通りにやっている為、中々上手くいかないのだ
サトル「そっかぁ、まぁ頑張れよ」
サユ「そっちもね」
そう言ってお互いの家に着く
サトル「それじゃあ、また」
サユ「うん、また」
学校が始まってから一緒に帰る時間もだいぶなくなり、夏休みに入れば殆ど会う事はないだろう
お互い名残惜しい所はあるが今生の別れではない
時間が合えば会えるのだ
そうして2人は気持ちを切り替えて家に入る
——————————————————————
サトル「そうして俺は荷物の準備をしようと部屋の中に入ると…」
サユ「?」
サトル「何食わぬ顔で彼女がいたと」
サユ「そう言う事」
この後初めて買ってもらったスマホでLINEを交換した
1学期も終わり、中学1年生にとって初めての夏休みがやってきた
しかし、夏休みは小学生と違い、ただ遊べる日ではなく…
サユ「県大会?」
サトル「ああ、先輩方の活躍で俺達も行ける事になったんだ」
陸上部や野球部は学校を公欠して行ったりしていたが、サッカー部は夏休み期間にあるのだ
サユ「そっか…頑張ってね」
サトル「頑張るのは先輩な」
とは言ったものの、同じ同学年でも選手、もしくは補欠に入っている仲間もいる為、
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もしこのままの流れでやっていけば、2年の先輩方や同学年、下手すれば来年入ってくる新入生に座を奪われる可能性がある
サユ「それでも、サトル君にしか出来ないこともあると思うから…」
サトル「まぁ…一応サポートにはまわるけど…」
そうは言っても給水はその他の仕事も殆どがマネージャーの仕事だ、こちらがやるのは精々アップの手伝いぐらいだ
それにサトル自身も本当はその舞台に立ち、試合をしたいのだ、出来たのは部活内の練習試合だけであり、それ以降は何もないのだ
サユ「…そう言えばチサトちゃんは?」
サトル「ああ、あいつは別の大会だよ、女子だからな」
サトルとチサトはサッカー仲間、そしてサユの幼馴染みと友人としてそこそこ仲良くなった
あの頃の事はお互いに納得し合い、女友達、男友達として過ごしている
サユ「へぇ、そうなんだぁ」
サトル「…そんなことよりサユはないのか?そう言うの?」
サユ「うーん…ないかなぁ、美術コンテストに出せるだけの実力もまだないからなぁ」
そう言うサユも、最初こそ趣味で描いていたが、今は自分の納得のいく物が描けておらず所謂スランプと言うやつだ
小学生の頃は趣味や自由気ままに描いていたのでこれと言った悩みがなかったが、最近は描くものや、やる事が決まっており、それ通りにやっている為、中々上手くいかないのだ
サトル「そっかぁ、まぁ頑張れよ」
サユ「そっちもね」
そう言ってお互いの家に着く
サトル「それじゃあ、また」
サユ「うん、また」
学校が始まってから一緒に帰る時間もだいぶなくなり、夏休みに入れば殆ど会う事はないだろう
お互い名残惜しい所はあるが今生の別れではない
時間が合えば会えるのだ
そうして2人は気持ちを切り替えて家に入る
——————————————————————
サトル「そうして俺は荷物の準備をしようと部屋の中に入ると…」
サユ「?」
サトル「何食わぬ顔で彼女がいたと」
サユ「そう言う事」
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