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1章 呪いの女
258話 強行
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聖女がギルダナから王都へ向かって11日目の昼過ぎ。
俺たちは断続的にゴーレムを送りつけて聖女一行を昨日と同じ場所に縫い止めることに成功していた。
護衛達を攫い引き離す作戦も行い新たに9人の眷属が生まれた。
もともと四十数名いた護衛の半分程が離脱させられ護衛たちは厳しい状況に置かれていた。
聖女もただ大人しくしていたわけではなく、ちょくちょく俺に向けて天から魔法の光を落としてきたが俺の氣を貫通する程の威力ではないので防げていた。
でも夜寝ようとした頃にやられた時はトレイを守れるかギリギリで冷や汗かいた。
流石に対策を考えて俺の魔力をふんだんに使った式神を10体作りデコイにしたら効果覿面だった。
夜のうちはそれで攻撃がくる確率を減らしつつトレイを抱えて寝た。
トレイは凄く嫌そうだった。
野郎に抱かれて眠るなんて普通の感覚ならそうだろうな。
エドガーは俺に抱き枕にされているが嫌そうではない。
俺としては有難いのだが、なんなんだろうな。
そんなこんなで今昼過ぎ。
聖女達から少し後ろに離れた場所にある森の中を動きながらゴーレムを作っていた時に、上空に浮かべたエドガーの血を触媒にしている式神が俺に異常を伝えた。
俺も氣の探知で一瞬何があったのかを感じ取っていた。
「護衛のほとんどが一瞬で死んだ・・・」
「え!?」
「昨日と同じだ、聖女に魔力全て捧げてしまってる」
聖女は何をするつもりなんだ?
迂闊に近寄れば数人分の魔力を一気に使った強力な魔法を打ち込まれるかもしれない。
今いる場所も充分射程圏内である。
念の為にトレイを体に寄せて警戒をする。
そして聖女達に向けた氣の探知の精度をより細かく意識する。
「生き残りは4人と馬・・強化魔法もらってる。これはやばい、少数で移動するつもりだ!」
思い至った時聖女達のいた場所で大きな魔力が爆ぜた。
絶対に何か来ると思いトレイを抱えて氣をガチガチに纏うと空から極太の光線が落ちてきた。
とにかく氣を維持する事に集中して攻撃を防ぎ切る。
俺たちのいる場所は地面ごと大きくえぐれて陥没していた。
「あの野郎!」
「たたた・・助かったっす・・」
「とにかく行こう!」
既に聖女は移動を開始してしまった。
このままでは置いて行かれてしまう。
トレイを背負って穴から飛び出すと聖女達のいた場所へと駆け出す。
数分後には聖女達を留めておいた場所まで到着したが悲惨な有様だ。
放置された護衛隊の乗る幌馬車4台の周りには無数の死体が転がっている。
そして辺り一体は強力な魔法が放たれた跡が残り地面がぐちゃぐちゃに荒れている。
俺の送りつけていたゴーレムは全て倒されてしまっていた。
「ひでえっす・・」
トレイの表情は大きく曇る。
この中にはトレイの同僚だっているのだ。
「街まで運んでやりたいが時間がない、心苦しいが置いていくぞ。
トレイ、生きてる馬の中から乗れそうな奴いるか?」
「確認するっす!」
聖女は既に俺の探知の外へ出ようとしている。
一応空にいる俺の式神に追わせていて見失いはしないだろう。
だが俺が氣で身体強化をかけて走ってきたのに聖女達は探知範囲のギリギリなのだ。
俺が走るよりも速い速度で移動している。
このままでは追いつけないのは当然のこと、このペースのまま移動されると今日明日には聖女が王都へ到着してしまう。
せっかく1日以上足止めしたのに台無しだ。
「鞍付きのやついたっす!1頭っすけど」
「問題ない。俺馬に乗った事ないからトレイの後ろに乗せてくれ」
「わかったっす!」
馬を氣で強化して走らせるととんでもない速度で走るのは初日前に実証済みだ。
これならばすぐに聖女に追いつける。
多分数時間で王都にも行ける速さだ。
「トレイ、聖女に追いつける距離まできたらそこからは俺単騎で直接聖女を押さえる」
「タイガまで呪われたらおしまいっす。危険っすよ」
「俺は多分しばらく持つ。それにもう生半可な手段は通用しない。途中の宿場のやつらも危険だ。だから俺が力で押さえてできそうだったら聖女を押し戻す」
「・・わかったっす。俺は何すればいいっすか」
「トレイはこれを持って王都で聖女のことを伝えてくれ。あと遅れてくるやつに会えたら聖女のところまで連れてきてくれ」
俺のバッグからスズナから預かっている書類関係をトレイに渡す。
そして俺の血を触媒にした式神を新たに作り出す。
「コイツをトレイにつけさせとく。昨日作った式神が聖女の位置見張ってるからコイツに言えば連れてってくれるだろう。どっちもあと1週間は持つはず」
「わかったっす!」
式神はトレイの周りをクルクルと飛び回ってトレイに従う意志を示した。
「よし、行こう!」
馬を氣で身体強化してトレイに習って馬の背に乗る。
視線が高くなってワクワクする。
「ケツに妙な感触が・・」
鞍が狭いので馬の上で俺とトレイがピッタリくっついている。
俺のデカいのもトレイのケツにピッタリだ。
「仕方ないだろ、狭いんだし」
勃ってないだけまだコンパクトに収まっているんだ我慢してもらおう。
「潰れないように気をつけるっすよ!出発っす!」
トレイが馬に支持を出すと猛烈な勢いで走り出し俺は背中から置いて行かれて地面に転がった。
「タイガー!!」
トレイが速攻で戻ってきてくれた。
「大丈夫っすか!」
「平気だ。びっくりした」
「こっちがっすよ。無言で落ちて行かないでっす!何で手離すんすか!」
「いやトレイも巻き込みそうだったもんで。少しゆっくり目にしてもらっていいか。すぐ慣れるから」
「初めてなんすもんね・・、タイガ何でも出来るからつい何も考えず普通に走らせちゃったっす」
再び馬に乗り込むと最初はゆっくりと走ってもらって感覚を掴んだ。
玉にガンガン衝撃がきて痛かったので股間は氣を纏ってガチガチにした。
「勃ってないっすか?」
「いや潰れそうだから氣で護ってるだけだ」
「なるほどーそこもガードできるんすね・・安心っす」
硬い感触がトレイのケツに当たるのでかなり気になるようだ、我慢してもらおう。
俺が落ちる心配後がなくなって慣れてくるとどんどんスピードを上げてもらって風を割いて走っていく。
少し出遅れてしまったがこれならば聖女に追いつけるだろう。
いよいよ聖女との直接対峙に備えて気を引き締めた。
俺たちは断続的にゴーレムを送りつけて聖女一行を昨日と同じ場所に縫い止めることに成功していた。
護衛達を攫い引き離す作戦も行い新たに9人の眷属が生まれた。
もともと四十数名いた護衛の半分程が離脱させられ護衛たちは厳しい状況に置かれていた。
聖女もただ大人しくしていたわけではなく、ちょくちょく俺に向けて天から魔法の光を落としてきたが俺の氣を貫通する程の威力ではないので防げていた。
でも夜寝ようとした頃にやられた時はトレイを守れるかギリギリで冷や汗かいた。
流石に対策を考えて俺の魔力をふんだんに使った式神を10体作りデコイにしたら効果覿面だった。
夜のうちはそれで攻撃がくる確率を減らしつつトレイを抱えて寝た。
トレイは凄く嫌そうだった。
野郎に抱かれて眠るなんて普通の感覚ならそうだろうな。
エドガーは俺に抱き枕にされているが嫌そうではない。
俺としては有難いのだが、なんなんだろうな。
そんなこんなで今昼過ぎ。
聖女達から少し後ろに離れた場所にある森の中を動きながらゴーレムを作っていた時に、上空に浮かべたエドガーの血を触媒にしている式神が俺に異常を伝えた。
俺も氣の探知で一瞬何があったのかを感じ取っていた。
「護衛のほとんどが一瞬で死んだ・・・」
「え!?」
「昨日と同じだ、聖女に魔力全て捧げてしまってる」
聖女は何をするつもりなんだ?
迂闊に近寄れば数人分の魔力を一気に使った強力な魔法を打ち込まれるかもしれない。
今いる場所も充分射程圏内である。
念の為にトレイを体に寄せて警戒をする。
そして聖女達に向けた氣の探知の精度をより細かく意識する。
「生き残りは4人と馬・・強化魔法もらってる。これはやばい、少数で移動するつもりだ!」
思い至った時聖女達のいた場所で大きな魔力が爆ぜた。
絶対に何か来ると思いトレイを抱えて氣をガチガチに纏うと空から極太の光線が落ちてきた。
とにかく氣を維持する事に集中して攻撃を防ぎ切る。
俺たちのいる場所は地面ごと大きくえぐれて陥没していた。
「あの野郎!」
「たたた・・助かったっす・・」
「とにかく行こう!」
既に聖女は移動を開始してしまった。
このままでは置いて行かれてしまう。
トレイを背負って穴から飛び出すと聖女達のいた場所へと駆け出す。
数分後には聖女達を留めておいた場所まで到着したが悲惨な有様だ。
放置された護衛隊の乗る幌馬車4台の周りには無数の死体が転がっている。
そして辺り一体は強力な魔法が放たれた跡が残り地面がぐちゃぐちゃに荒れている。
俺の送りつけていたゴーレムは全て倒されてしまっていた。
「ひでえっす・・」
トレイの表情は大きく曇る。
この中にはトレイの同僚だっているのだ。
「街まで運んでやりたいが時間がない、心苦しいが置いていくぞ。
トレイ、生きてる馬の中から乗れそうな奴いるか?」
「確認するっす!」
聖女は既に俺の探知の外へ出ようとしている。
一応空にいる俺の式神に追わせていて見失いはしないだろう。
だが俺が氣で身体強化をかけて走ってきたのに聖女達は探知範囲のギリギリなのだ。
俺が走るよりも速い速度で移動している。
このままでは追いつけないのは当然のこと、このペースのまま移動されると今日明日には聖女が王都へ到着してしまう。
せっかく1日以上足止めしたのに台無しだ。
「鞍付きのやついたっす!1頭っすけど」
「問題ない。俺馬に乗った事ないからトレイの後ろに乗せてくれ」
「わかったっす!」
馬を氣で強化して走らせるととんでもない速度で走るのは初日前に実証済みだ。
これならばすぐに聖女に追いつける。
多分数時間で王都にも行ける速さだ。
「トレイ、聖女に追いつける距離まできたらそこからは俺単騎で直接聖女を押さえる」
「タイガまで呪われたらおしまいっす。危険っすよ」
「俺は多分しばらく持つ。それにもう生半可な手段は通用しない。途中の宿場のやつらも危険だ。だから俺が力で押さえてできそうだったら聖女を押し戻す」
「・・わかったっす。俺は何すればいいっすか」
「トレイはこれを持って王都で聖女のことを伝えてくれ。あと遅れてくるやつに会えたら聖女のところまで連れてきてくれ」
俺のバッグからスズナから預かっている書類関係をトレイに渡す。
そして俺の血を触媒にした式神を新たに作り出す。
「コイツをトレイにつけさせとく。昨日作った式神が聖女の位置見張ってるからコイツに言えば連れてってくれるだろう。どっちもあと1週間は持つはず」
「わかったっす!」
式神はトレイの周りをクルクルと飛び回ってトレイに従う意志を示した。
「よし、行こう!」
馬を氣で身体強化してトレイに習って馬の背に乗る。
視線が高くなってワクワクする。
「ケツに妙な感触が・・」
鞍が狭いので馬の上で俺とトレイがピッタリくっついている。
俺のデカいのもトレイのケツにピッタリだ。
「仕方ないだろ、狭いんだし」
勃ってないだけまだコンパクトに収まっているんだ我慢してもらおう。
「潰れないように気をつけるっすよ!出発っす!」
トレイが馬に支持を出すと猛烈な勢いで走り出し俺は背中から置いて行かれて地面に転がった。
「タイガー!!」
トレイが速攻で戻ってきてくれた。
「大丈夫っすか!」
「平気だ。びっくりした」
「こっちがっすよ。無言で落ちて行かないでっす!何で手離すんすか!」
「いやトレイも巻き込みそうだったもんで。少しゆっくり目にしてもらっていいか。すぐ慣れるから」
「初めてなんすもんね・・、タイガ何でも出来るからつい何も考えず普通に走らせちゃったっす」
再び馬に乗り込むと最初はゆっくりと走ってもらって感覚を掴んだ。
玉にガンガン衝撃がきて痛かったので股間は氣を纏ってガチガチにした。
「勃ってないっすか?」
「いや潰れそうだから氣で護ってるだけだ」
「なるほどーそこもガードできるんすね・・安心っす」
硬い感触がトレイのケツに当たるのでかなり気になるようだ、我慢してもらおう。
俺が落ちる心配後がなくなって慣れてくるとどんどんスピードを上げてもらって風を割いて走っていく。
少し出遅れてしまったがこれならば聖女に追いつけるだろう。
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