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1章 呪いの女
218話 部隊結成
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「揃ってるようね」
ノックと共に扉が開きスズナが部屋に入ってきた。
トレイとモーガンはすかさず起立し敬礼をする。
ガルシアとライアンはスズナが来ることを知らなかったのか驚き、ライアンをどつきながら敬礼をさせていた。
おれは片手をあげて会釈を返すぐらいだ。
「す、スズナ様、お会いできて光栄であります」
この場では1番位の高いガルシア兵長が先んじて言葉を発した。
「楽にして頂戴、畏まらなくて大丈夫です。私も楽にするから」
「はい!恐縮であります!」
俺が勝手に返事をする。
「なんであなたが返事するのよ」
「だってこうした方が皆気を使わなくなるだろ」
「あなたはもう少し上のものに敬意を払った方がいいんじゃない」
「俺がそう思えばそうするさ」
「もう、他の者もこんな感じで構わないから」
「はっ、はい!」
「はーい」
ガルシア兵長とライアンがそれぞれ返事をし
兵士4人が楽に構えようと務めている。
流石に4人とも緊張はあるようだ。
いやライアン除いた3人か。
「さてと、トレイとモーガンは護衛班集合の準備ありがとう。スムーズに訓練に移れて主人も喜んでいたわ」
「ありがとうございますっす」
「こ、光栄です!」
「まずはタイガの説明からね。
彼はこんな感じでも私の故郷では、この国でいうところの王国騎士団の副隊長ぐらいの人物よ」
「え!」
「タイガそんなに偉い立場だったっすか!?」
「おーおめーさんすげえやつだったんだな!」
「今は国もないし、ただのFランク傭兵だそ」
「凄い落ちぶれようだね!」
その通りなのだがライアンは言葉を選ぶとか知らないのか。
「まあ実力は確かよ、そして今回は彼の力を大いに借りることになる。そして先に謝っておくけれど、あなた達の立場が少し危うくなる可能性があるわ。そこは私が全力で守ると言いたいけれど、今の立場ではいられなくなる事があるという事をわかっていて欲しい。
一応やるかどうかはあなた達の意志を尊重するし、断っても今後の評価には影響しないわ。タイガ以外」
「何かやべえ案件なんだな」
「俺はやるっすよ」
「俺もー」
トレイとモーガンはすんなりと了承してくれた。
「僕は兵長についてくよー」
「おめーに意志は無いのかよ」
「一蓮托生、死なば諸共ってね!」
「なんだー気持ち悪いなー」
「何かあったら全部兵長になすりつけてやる」
「はー俺はこいつ以外は問題ねえよ。連れてくんじゃなかったぜ」
この2人はどいうい関係なんだ?
ライアンを敵に回すとやばそうだな。
「4人ともありがとう。でも任務は真剣にお願いね。
それじゃあ今回の趣旨を説明するわね。
これから一切この件に関して口外することのないようにね」
俺も4人も真剣に頷いた。
「あなたたち5人には聖女が王都へ向かうまでの間妨害工作を行ってもらいます。
最低でも2日は旅程を遅延させて欲しいわ」
「へっ!?妨害?」
「聖女様が王都に早く着いたら行けない理由があるってことか」
「もしかして呪いを撒いてるやつが王都にいるとか?」
「面白そうだねー」
やっぱりライアンはどこかおかしいが、まあいいや。
「モーガンの予想はハズレね、呪いを撒いているのは聖女よ」
「「「ええ!!!」」」
「ははは、やべー!」
「私たちの目的は聖女を討伐する人物が到着するまでの時間稼ぎよ。
これが国王陛下からの討伐許可の書状よ」
スズナは立派な金縁の紙を広げて俺たちに見せた。
「おお、王家の印だ。本物初めて見たっす!」
「へー確かに討伐していいって書かれてるけど、討伐者が冒険者シモンになってるね」
冒険者シモンという人物は知らないがスズナが言っていた国に顔が効く人物なのだろうしそれなりな強者なのだろう。
「ええ、この件はシモン様にお願いして調査など行なってもらいました」
「聖女の実害がどれほどかわかったのか?」
「ええ、既に死者が500人程にも及んでいるわ。財産を投げ打って身を切り崩したものは生きている中で800人程。とても看過できる数字じゃないわね」
「ええ・・・」
「呪いを受けちまうとそうなるってことか?この街でも沢山呪われてるやつがいるんだろ」
「聖女に呪われると強く盲信して、尽くさずにはいられなくなる見たいね。その結果身を切り崩したり、聖女に会えないことや尽くせない事で精神を病み死を選んでしまったりしている人が多く出ている。この街でもこの先こうした人が出てくることが予想されているから、私たちが支えていかなければならないわ」
「確かに聖女信者の中にはちょっと過激すぎるぐらいのやつもいるなー、エグいことしてくれるぜ」
「聖女さんは何が目的なんだ?
この領を救ってくれたりもしたよね?」
「シモン様によれば聖女は魔族と同じような存在だそうよ、人がより多く死ぬように動くものなんですって、人の敵だと言われていたわ」
「成程、確かに討伐すべき理由はわかったぜ」
「なあスズナ、そのシモンってやつは何ですぐに討伐に動かないんだ?」
まあ俺も聖女対策には時間かかっているし、準備に時間が必要そうなのは理解できるが一応聞いてみる。
俺とそいつが一緒に動くことも出来ただろうに俺は討伐から席を外されてしまっているようだ。
スズナの説明不足?てのは考えにくいか。
ちょっと腹立たしい。
せっかく準備頑張ってきてるのに。
「シモン様は冒険者ライを迎えにいってくださっているわ」
「ライ!!!」
「あの伝説の冒険者っすか!?」
「へー生きてるんだー」
「300年前ぐらい前の人物だろ?戦えるのか?」
「ギルドの依頼掲示板で名前見たな、有名なんだな」
傭兵の掲示板のSSランクに居たやつだ。
内容が討伐じゃなくて勝利になってて変な依頼だ。
「タイガは知らないんすね、この国ではかなり有名っすよ。魔王にケンカ売った話とか、エンシェントドラゴンを追い返したりとか」
「へーエドガーは知らなかったけどな」
「そいやタイガさんの近くにいたワンコが配達屋のエドガーだろ、今日は一緒じゃねえんだな」
「スズナが来させるなって言ったから」
「はー話が逸れて行くわね。
まず冒険者ライはシモン様と同じパーティなのだそうよ、歳もそう離れていないとか。シモン様が全然現役なので冒険者ライも問題なく戦えるそうよ。
今この国でもシモン様に及ぶような人が居ないのに冒険者ライは更に実力が上なのだそうよ。そして本来シモン様はサポーターなので2人合わされば聖女打倒も可能のな見込みよ」
「俺1人だと無理?」
「あなたの話をしてもそんなに興味なさそうだったもの。1人で挑むのはやめて頂戴ね」
「そうかー心外だなー」
「抑えて頂戴。
それとエドガーだけど、彼は物凄く見込みがあるそうよ。彼の持つ能力が聖女みたいな存在に対してかなり有効になるのだそうよ。
いずれ彼はこの国でも必要な存在になるはずだから今行かせる訳には行かないのよ」
エドガーの持つ能力ってあの聖女に変な靄が見えるとかいうアレか。
天才的な上達具合もその能力によるところなのだろうか。
聖女はそんな奴らを見つけて殺していたという訳かな。
「やっぱエドガーはずるいなー」
「そっすねー、そんな力があるなんて」
「まあそのせいで一回殺されてるんだし、あって良いものとも言い切れないな」
「え、生きてるっすよ」
「切り裂き魔のやつ?ギリギリ助かったんじゃ?」
「あんな両断されかけのデカい傷負って生きてるはずないだろ、俺が蘇生したんだよ」
「え、蘇生!?」
「はいはい、話を戻すわよ。タイガはその事はややこしくなるから言わないで。
皆んなも忘れて頂戴」
もうそろそろ誰かに言ってもいいと思ったんだけどな。
ここにいる連中なら変なことにはならんだろうし。
魔法兵団の2人はよく知らんけど。
俺が凄いことしたのがあまり知られないと言うのは悲しいもんである。
魔法学園に実証済みの蘇生理論送りつけるか。
絶対俺じゃない誰かの手柄になるだろうな。
ノックと共に扉が開きスズナが部屋に入ってきた。
トレイとモーガンはすかさず起立し敬礼をする。
ガルシアとライアンはスズナが来ることを知らなかったのか驚き、ライアンをどつきながら敬礼をさせていた。
おれは片手をあげて会釈を返すぐらいだ。
「す、スズナ様、お会いできて光栄であります」
この場では1番位の高いガルシア兵長が先んじて言葉を発した。
「楽にして頂戴、畏まらなくて大丈夫です。私も楽にするから」
「はい!恐縮であります!」
俺が勝手に返事をする。
「なんであなたが返事するのよ」
「だってこうした方が皆気を使わなくなるだろ」
「あなたはもう少し上のものに敬意を払った方がいいんじゃない」
「俺がそう思えばそうするさ」
「もう、他の者もこんな感じで構わないから」
「はっ、はい!」
「はーい」
ガルシア兵長とライアンがそれぞれ返事をし
兵士4人が楽に構えようと務めている。
流石に4人とも緊張はあるようだ。
いやライアン除いた3人か。
「さてと、トレイとモーガンは護衛班集合の準備ありがとう。スムーズに訓練に移れて主人も喜んでいたわ」
「ありがとうございますっす」
「こ、光栄です!」
「まずはタイガの説明からね。
彼はこんな感じでも私の故郷では、この国でいうところの王国騎士団の副隊長ぐらいの人物よ」
「え!」
「タイガそんなに偉い立場だったっすか!?」
「おーおめーさんすげえやつだったんだな!」
「今は国もないし、ただのFランク傭兵だそ」
「凄い落ちぶれようだね!」
その通りなのだがライアンは言葉を選ぶとか知らないのか。
「まあ実力は確かよ、そして今回は彼の力を大いに借りることになる。そして先に謝っておくけれど、あなた達の立場が少し危うくなる可能性があるわ。そこは私が全力で守ると言いたいけれど、今の立場ではいられなくなる事があるという事をわかっていて欲しい。
一応やるかどうかはあなた達の意志を尊重するし、断っても今後の評価には影響しないわ。タイガ以外」
「何かやべえ案件なんだな」
「俺はやるっすよ」
「俺もー」
トレイとモーガンはすんなりと了承してくれた。
「僕は兵長についてくよー」
「おめーに意志は無いのかよ」
「一蓮托生、死なば諸共ってね!」
「なんだー気持ち悪いなー」
「何かあったら全部兵長になすりつけてやる」
「はー俺はこいつ以外は問題ねえよ。連れてくんじゃなかったぜ」
この2人はどいうい関係なんだ?
ライアンを敵に回すとやばそうだな。
「4人ともありがとう。でも任務は真剣にお願いね。
それじゃあ今回の趣旨を説明するわね。
これから一切この件に関して口外することのないようにね」
俺も4人も真剣に頷いた。
「あなたたち5人には聖女が王都へ向かうまでの間妨害工作を行ってもらいます。
最低でも2日は旅程を遅延させて欲しいわ」
「へっ!?妨害?」
「聖女様が王都に早く着いたら行けない理由があるってことか」
「もしかして呪いを撒いてるやつが王都にいるとか?」
「面白そうだねー」
やっぱりライアンはどこかおかしいが、まあいいや。
「モーガンの予想はハズレね、呪いを撒いているのは聖女よ」
「「「ええ!!!」」」
「ははは、やべー!」
「私たちの目的は聖女を討伐する人物が到着するまでの時間稼ぎよ。
これが国王陛下からの討伐許可の書状よ」
スズナは立派な金縁の紙を広げて俺たちに見せた。
「おお、王家の印だ。本物初めて見たっす!」
「へー確かに討伐していいって書かれてるけど、討伐者が冒険者シモンになってるね」
冒険者シモンという人物は知らないがスズナが言っていた国に顔が効く人物なのだろうしそれなりな強者なのだろう。
「ええ、この件はシモン様にお願いして調査など行なってもらいました」
「聖女の実害がどれほどかわかったのか?」
「ええ、既に死者が500人程にも及んでいるわ。財産を投げ打って身を切り崩したものは生きている中で800人程。とても看過できる数字じゃないわね」
「ええ・・・」
「呪いを受けちまうとそうなるってことか?この街でも沢山呪われてるやつがいるんだろ」
「聖女に呪われると強く盲信して、尽くさずにはいられなくなる見たいね。その結果身を切り崩したり、聖女に会えないことや尽くせない事で精神を病み死を選んでしまったりしている人が多く出ている。この街でもこの先こうした人が出てくることが予想されているから、私たちが支えていかなければならないわ」
「確かに聖女信者の中にはちょっと過激すぎるぐらいのやつもいるなー、エグいことしてくれるぜ」
「聖女さんは何が目的なんだ?
この領を救ってくれたりもしたよね?」
「シモン様によれば聖女は魔族と同じような存在だそうよ、人がより多く死ぬように動くものなんですって、人の敵だと言われていたわ」
「成程、確かに討伐すべき理由はわかったぜ」
「なあスズナ、そのシモンってやつは何ですぐに討伐に動かないんだ?」
まあ俺も聖女対策には時間かかっているし、準備に時間が必要そうなのは理解できるが一応聞いてみる。
俺とそいつが一緒に動くことも出来ただろうに俺は討伐から席を外されてしまっているようだ。
スズナの説明不足?てのは考えにくいか。
ちょっと腹立たしい。
せっかく準備頑張ってきてるのに。
「シモン様は冒険者ライを迎えにいってくださっているわ」
「ライ!!!」
「あの伝説の冒険者っすか!?」
「へー生きてるんだー」
「300年前ぐらい前の人物だろ?戦えるのか?」
「ギルドの依頼掲示板で名前見たな、有名なんだな」
傭兵の掲示板のSSランクに居たやつだ。
内容が討伐じゃなくて勝利になってて変な依頼だ。
「タイガは知らないんすね、この国ではかなり有名っすよ。魔王にケンカ売った話とか、エンシェントドラゴンを追い返したりとか」
「へーエドガーは知らなかったけどな」
「そいやタイガさんの近くにいたワンコが配達屋のエドガーだろ、今日は一緒じゃねえんだな」
「スズナが来させるなって言ったから」
「はー話が逸れて行くわね。
まず冒険者ライはシモン様と同じパーティなのだそうよ、歳もそう離れていないとか。シモン様が全然現役なので冒険者ライも問題なく戦えるそうよ。
今この国でもシモン様に及ぶような人が居ないのに冒険者ライは更に実力が上なのだそうよ。そして本来シモン様はサポーターなので2人合わされば聖女打倒も可能のな見込みよ」
「俺1人だと無理?」
「あなたの話をしてもそんなに興味なさそうだったもの。1人で挑むのはやめて頂戴ね」
「そうかー心外だなー」
「抑えて頂戴。
それとエドガーだけど、彼は物凄く見込みがあるそうよ。彼の持つ能力が聖女みたいな存在に対してかなり有効になるのだそうよ。
いずれ彼はこの国でも必要な存在になるはずだから今行かせる訳には行かないのよ」
エドガーの持つ能力ってあの聖女に変な靄が見えるとかいうアレか。
天才的な上達具合もその能力によるところなのだろうか。
聖女はそんな奴らを見つけて殺していたという訳かな。
「やっぱエドガーはずるいなー」
「そっすねー、そんな力があるなんて」
「まあそのせいで一回殺されてるんだし、あって良いものとも言い切れないな」
「え、生きてるっすよ」
「切り裂き魔のやつ?ギリギリ助かったんじゃ?」
「あんな両断されかけのデカい傷負って生きてるはずないだろ、俺が蘇生したんだよ」
「え、蘇生!?」
「はいはい、話を戻すわよ。タイガはその事はややこしくなるから言わないで。
皆んなも忘れて頂戴」
もうそろそろ誰かに言ってもいいと思ったんだけどな。
ここにいる連中なら変なことにはならんだろうし。
魔法兵団の2人はよく知らんけど。
俺が凄いことしたのがあまり知られないと言うのは悲しいもんである。
魔法学園に実証済みの蘇生理論送りつけるか。
絶対俺じゃない誰かの手柄になるだろうな。
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