黄昏一番星

更科二八

文字の大きさ
上 下
207 / 314
1章 呪いの女

206話 空っぽになるまで

しおりを挟む
未だに喧騒の残る宿屋の酒場を抜けて俺はエドガーが待つ部屋に帰り着いた。
しんどかった。

「おかえり、どうだった?」
結果を尋ねるエドガーに向かっておれはドヤ顔で親指を立てる。

「おお!」
「抜く!」

部屋まで待ちきれずに袴の紐を解きかけていた。
サクッと全部脱ぎ捨ててエドガーのベッドに飛び込む。

「うわ、タイガべちゃべちゃじゃねえか!」
「落ち着かせていても先走り止まらんかった」

興奮を気合で押さえ込んでなんとか勃たせずに帰りついたのだが、もう下腹部が熱い、竿も熱い、玉が破裂しそうだ。
服を脱いだ瞬間からから我慢をやめると速攻で勃起して更に先走りがドバドバと流れる。

「ちんこってそんなになるのか」

エドガーも驚く滾り具合だ。
ぱんぱんで痛い。
既に下着姿だったエドガーも大怪獣を解放して俺の隣で弄り出す。
女王の延長戦でエドガーと我慢勝負と行きたいが無理だ、もう出させてくれ。
数回いい具合に力を込めた手で大蛇を扱くと自然と勢いよく性液が漏れてくる。

「ああー」

気持ち良過ぎて声が出てしまう。
もう止まりそうもない。
寝そべりながら大蛇を弄り続けると刺激を受けるたびにびゅーびゅーと発射されて頭の上のその先の壁にぶち当たる。
上半身も壁もはどんどん白く汚れていく。
天井を狙ってみれば余裕でとどいた。

「ええ、やばっ!なにそれ、すげー!」

一向に治らない射精にエドガーは驚きつつも、自身を弄る手は早くなっていくようだ。

「俺もいくぞ!」

エドガーも俺と同じ姿勢で勢いよく発射。
余裕で頭を超えて後ろの壁までぶっかかる。
量は多いがエドガーのいつも通りだ。
エドガーの射精が終わった後もしばらく俺は発射し続けていた。
破裂寸前からすっからかんになるまで止まることなく出し尽くした。

「はーはーっはーはーーーあーーーしんどい!」

終わった途端途轍もない怠さが全身を襲う。
もう指一本も動きたくない。

「大丈夫か?」
「はーーーすまん、ちょっと休ませてくれ・・」
「お、おう、無理するなよ」

俺の体もベッドも壁も、エドガーまでも俺の性液浴びてドロドロになっている。
一心不乱すぎて狙いを定めていなかったからあらぬ方向に飛びまくっている。
綺麗にしてやらないといけないが動くのがしんどすぎる。
とりあえず上がった息を整えつつ体に回復を心がけた氣を全身に満たしていく。
少しずつ体の重さがとれていく。
そしてそのまま寝る。

「くーーー」
「タイガ?!」

エドガーの声がかすかに聞こえたが寝る。
10分後

「よし!回復した!」
言って無理やり回復した気になる。
回復した!

「わっ起きた!」

エドガーは未だにお楽しみ中だった。
こないだ俺より先に起きたらなんかするとか言ってたが寝てる間もエドガーの気配が動く様子はなかったので何もされてない。

「いやー耐えるのもしんどかったけど、出した後もしんどい!めちゃくちゃ気持ちよかったけどな」
「あんな長い時間射精できるもんなんだな。俺もあんだけ出してみたいなー」
「魔法に頼ればいけるぞ、やってみるか?」
「おお、面白そう!やってみる!」
「そんじゃ付与魔法だから俺の魔力感じたら拒まないでくれよ」

これは俺が魔法学院にいた時にとある教授が夜のお楽しみ用として開発していた魔法のひとつ。
空っぽになるまで射精が止まらなくなる魔法。
ちなみに失敗作の類である。
効果が面白すぎて俺は度々悪用して遊んだものだ。
それとさっきの俺はこれを使ってない。
自力でやってのけてしまった。

「おお、竿と玉が熱い!」

この魔法の始まりはじんわりと始まる。
そこから永遠とも思える快楽の嵐にみまわれる。

「あーいくっ!」

始まった。
エドガー頑張れよ。

「あはははっあっ!すげえ、勝手にずっと出る」

最初はな、楽しいもんさ。
俺も1人の時に試したことあるからな。
あとこの魔法を仕込んだ魔法陣にかかったこともある。
この魔法のヤバいところは止められないところだ。
射精することに体のリソースを全て注ぎ込むから動くこともままならない。
氣も乱れるし、魔力操作もできなくなってしまう。
男相手ならば無力化できてしまうやばい魔法だ。
精力が強いほど効き目は大きい。
魔法陣は本当やばかった。
大勢の衆目に晒されていたし、更にイタズラする奴らも現れるし。
そんな奴らには魔法陣仕掛けたやつ含めて特定して同じ目に合わせてやった。

「あーっ!いっ!タイガー!止めて!」
「無理だぞ」
「えっ!そんなっ!あーあー!」

エドガーは絶望した表情で射精している。
俺と同じぐらい相当な持久力を誇るエドガーだ。
苦しむ時間もまた長い。

「まあなかなかやれない体験を楽しんでこい」

にっこりとエドガーに微笑みかける。
いやー楽しい魔法だ。

「ふっー!ふーっ!はー!」

エドガーも必死だな。
しかしエドガーの射精姿は中々なモノだ。
それが今は絶え間なく射精し続けている。
その光景にドキドキしてくるがあいにくまだ弾切れだ。普通にやって弾切れした程度なら10分もしっかり回復に費やせばまた勃つんだが、流石に一気に行った反動がまだ残っている。
最高のおかずがあるというのに勿体無い。
魔法で回復させる事もできるんだがなーそれをするとさっきの抜く前の俺の状態みたいになってしまう。
俺は耐えれるが人によっては理性を無くすので危険だ。
俺も今日はもういいかな。
とりあえず玉揉んどこう。

もはや手を触れるまでもなく大量に発射し続けるエドガーの性液で部屋は更に悲惨な状態になっていく。
エドガーはしっかり飛距離もあるやつなので天井にも引っかかってしまってる。
天井まで飛ぶと気持ちいいよな。
俺とエドガーにとってはまあ日常茶飯事である。

「うぐっ!」
「大丈夫この魔法で死んだやつはいないから」

連続でし続けると死ぬ事もあるらしいのだが、この魔法喰らったやつは結構みてきたが皆存命だ。
なんなら好きなやつまでいるぐらいだし。
エドガーは更にひたすら耐え続けて30分ぐらいだろうか、さっきの俺と同じぐらいの時間射精し続けた。
最後の射精はぐったりした大怪獣からどろっと溢れ、そのままヒクヒクとしばらく動き続けて弾切れを迎えた。
「はーっはーっはーっはーっ・・・・」
俺同様底なしの体力のエドガーも息絶え絶えだ。
エドガーの体に手をそてえ回復魔法と回復の氣を送り込んで体力回復を図る。
しばらくそのままエドガーの回復を待つ。

「どうだった?」
「はーーしんどい、めっちゃ気持ちいいし楽しいけど、止められないってわかった時の絶望感やばかった。このまま死ぬんじゃと思ってたからタイガの言葉で気は楽になったんだけどなー。
はーー。
気持ちいいのにきついって変な感じだよな。
まあでも、こんないっぱい出してみたいなとは思ってたからいい経験だったぜ。
もうやらん!」
「ははは、まあ少しは楽しめたのならよかったぜ。
とりあえず片付けるか」
「部屋やべえな。頼むぞ」
「おう、終わったら下で酒飲もうぜ」
「ああ、タイガの勇姿を聞かせてくれ」
「おう!」

帰ってきてあの状態だから完勝とは言い切れないのだが、今日のアレはまた面白かったしエドガーに語ってやろう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

悪役令嬢の騎士

コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。 異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。 少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。 そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。 少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。

世界⇔異世界 THERE AND BACK!!

西順
ファンタジー
ある日、異世界と行き来できる『門』を手に入れた。 友人たちとの下校中に橋で多重事故に巻き込まれたハルアキは、そのきっかけを作った天使からお詫びとしてある能力を授かる。それは、THERE AND BACK=往復。異世界と地球を行き来する能力だった。 しかし異世界へ転移してみると、着いた先は暗い崖の下。しかも出口はどこにもなさそうだ。 「いや、これ詰んでない? 仕方ない。トンネル掘るか!」 これはRPGを彷彿とさせるゲームのように、魔法やスキルの存在する剣と魔法のファンタジー世界と地球を往復しながら、主人公たちが降り掛かる数々の問題を、時に強引に、時に力業で解決していく冒険譚。たまには頭も使うかも。 週一、不定期投稿していきます。 小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。

オタクおばさん転生する

ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。 天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。 投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)

私のスローライフはどこに消えた??  神様に異世界に勝手に連れて来られてたけど途中攫われてからがめんどくさっ!

魔悠璃
ファンタジー
タイトル変更しました。 なんか旅のお供が増え・・・。 一人でゆっくりと若返った身体で楽しく暮らそうとしていたのに・・・。 どんどん違う方向へ行っている主人公ユキヤ。 R県R市のR大学病院の個室 ベットの年配の女性はたくさんの管に繋がれて酸素吸入もされている。 ピッピッとなるのは機械音とすすり泣く声 私:[苦しい・・・息が出来ない・・・] 息子A「おふくろ頑張れ・・・」 息子B「おばあちゃん・・・」 息子B嫁「おばあちゃん・・お義母さんっ・・・」 孫3人「いやだぁ~」「おばぁ☆☆☆彡っぐ・・・」「おばあちゃ~ん泣」 ピーーーーー 医師「午後14時23分ご臨終です。」 私:[これでやっと楽になれる・・・。] 私:桐原悠稀椰64歳の生涯が終わってゆっくりと永遠の眠りにつけるはず?だったのに・・・!! なぜか異世界の女神様に召喚されたのに、 なぜか攫われて・・・ 色々な面倒に巻き込まれたり、巻き込んだり 事の発端は・・・お前だ!駄女神めぇ~!!!! R15は保険です。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

処理中です...