黄昏一番星

更科二八

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1章 呪いの女

166話 VSメルルー

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(タイガサイド)
メルルーは恐ろしい女だ。
俺はひたすら丁寧にメルルーを扱い、全身の性感帯を愛撫し、俺という存在と快楽に溺れさせた。
しかしメルルーの欲求は底が知れず、俺に求めることをやめず、俺の全てを欲してきた。

好きあらば自ら自由に動き俺に快感を与えて主導権を奪い搾り尽くそうとしてくる。
だが俺はそれをさせず、メルルーの求める快楽をより強い快楽で押し潰していった。

メルルーに求められ何度中に出したかもう数えていない。
メルルーは俺に出し尽くす事を求め、そうしなければ満足しない。
俺は残弾を残し余裕を持った勝利が欲しかったが、そうするとメルルーに不満が残る。
前提が揺らいでしまった。

メルルーの意思は強く、いくら快楽で押し潰そうとしても揺るがない。
男1人を搾り尽くすことこそを至上の喜びとしている。
自身の快楽の為に相手を骨の髄までしゃぶり尽くす勢いだ。
もはやバケモノの類だろう。
女王といいこの色街の女はどうなっているんだ。

体力も底知れず普通にやれば1日中でも出来そうである。
女と違い男には限界がある。
残量も時間を計算して出しているが闘いは泥沼化した。
相性が最悪だ。

何処かで決定打を打たなければこのまま均衡を保ったまま朝を迎えてしまう。
そうなればメルルーを満足させきれず俺の敗北だ。
だから俺はメルルーにケツを使う事を求めた。
メルルーは当然経験がある。開発済みだ。

俺は経験的にはなんだかんだ男の方が多い。
育った村では最初は無理矢理攻めていたが、研究と工夫を重ね、村の鬼達をしっかり満足させてやれる程上手くなった。
女相手でも通用する事は経験から知っている。
俺はケツを攻める方が上手くやれるのだ。

店に勤める娼妓は当然のように旅人の輪をつけているので支度入らずだ。
慣れた手付きで解して広げ、挿れる穴を切り替えた。

だが流石のメルルーである。
極太の俺の竿でも問題なく入れる事が出来た。
全て挿れるにはメルルーの負担も大きいのである程度までて止めたが効果は絶大だった。

メルルーに与える快感はより強く、大きくなり効果的に体力を奪っていった。
俺に齎される刺激もこれまでよりもずっと強くなり快感が込み上げる。
快楽に身を委ねたくなる気持ちを快感と共に抑え込み、メルルーにイかされてしまわないように努力する。
出す時は俺のタイミングでしか出さない。
もしメルルーにイかされてしまうとたちまち主導権が取られるからだ。

俺が与える激しい快感でメルルーの体力を奪いながら、俺の残量も調整しながら減らしていく。正確なところなんてわからないから結局は気合だ。
メルルーが足腰立たなくなり全身汗だくで疲労しきる頃、俺も残りの弾を全て吐き出し、竿も項垂れ始めた。
しかし完全には萎ませない。
重力には抗って見せる。

少しの余裕ぐらいは見せてやりたかったからだ。
残弾は空っぽだ。
それを雰囲気でメルルーにも伝える。
回復力は高いので少し待てばまた復活するが、延長戦は必要ないだろう。

「満足したか?」
「凄すぎました」

息を大きく荒げもう動けないと言う様子でメルルーの感想を聞いた。
俺の勝利が確定した。
最後まで主導権を得たままメルルーが求めた以上の快感を与え、満足させ切った。
俺という男をメルルーに刻みつけられた。

メルルーは相当に強敵だった。
俺の勝ちだ。
達成感と充実感が湧き上がり心を満たす。
自然と体が興奮してしまう。
床と並行を示した竿の角度が上に上がる。
だがそれはメルルーに見えないように隠した。
余計なものを見せたらメルルーがやる気になってしまう。

外はもう日が顔を覗き始め明るい。
ギリギリだったな。
メルルーに見えないように興奮を鎮めると疲れ切っていたメルルーは眠ってしまっていた。
掃除したらエドガーを迎えに行こう。
どうなってるのか楽しみだ。
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