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1章 呪いの女
128話 卒業計画
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昼前になりトレイが起きた。
俺とエドガーがトレイに簡単な目覚めの挨拶をしたのち、トレイはいまだに股間の毛布を膨らませ寝ていたモーガンの股間を乱暴にまさぐりながら無理矢理起こしていた。
俺もそれやりたかった。
「トレイーそれやめてよー!」
「無防備なモーガンが悪いっす」
「どうにもなんないよー」
朝勃ちだからな、どうしようもないのはわかる。
やられる前に起きるか見せないようにするしかないだろう。
俺も横向いて寝るし。
小さい時に仰向けでおっ勃てて寝ている度に爺ちゃんに股間を蹴られたから、それ以来横向きで寝るのが習慣化してしまった。
何も気にせず大の字で豪快に寝るのが男らしいと思うが、爺ちゃんの蹴りは、もげかけるほど強烈なだったから、仰向けで寝るのが怖い。
恨むぜ爺ちゃん。
「寝る前にモーガンに言ったけど、この後俺ら兵舎を出るから。コリンズにも言ってある」
「俺も寝る前にモーガンから聞いてたっす。寂しくなるっすね」
「少しの間だったが世話になったな」
「こちらこそっすよ」
「トレイもモーガンまたメシ食い行こうぜ」
「しばらくはこっちが忙しいみたいだから落ち着いてからになるだろうけどねー是非行こう!」
2人と会って10日と少しぐらいだろうか、短い間ではあったが友人と呼べるぐらいには打ち解けたと俺は思う。
今後も何かと付き合いが続くとよいな。
「本当はしっかり礼がしたかったんだがな、次会う時は遠慮なく奢らせてくれ」
「それを楽しみに仕事頑張るよー」
「エドガーがどんな成長したのか聞くのが楽しみっすね」
この短期間だがは3人でエドガーに稽古つけてやっていたし覚えが良いのでやりごたえも感じていた。
トレイとモーガンもエドガーの成長には関心を向けていてくれる。
「その話題ついでに聞きたいのだが、2人はいい娼館知ってるか?」
ちょうど良かったので話題を切り出した。
これが俺が今日予定無ければやりたかった事だ。
金もできたしエドガーを娼館に連れて行く計画である。
自分も普通に行きたい。
だから何か知らないかトレイとモーガンに聞きたかったのだ。
エドガーの街案内も色街は対象外だからな。
「お、ついにエドガーも卒業っすか」
「これは次にしっかり聞かなきゃねー」
「おっ、おう。俺はやるぞ!金貯まったらだけどな!」
「金は俺がたんまり儲けたから直ぐ連れていくぞ」
「えぇ!!」
めちゃくちゃ困惑顔のエドガーをみてトレイとモーガンは爆笑していた。
決心を先延ばしにしていたエドガーは焦りと恥ずかしさを顕にするが、今し方男気を語った手前だからもう引き返せない。
「はははは!エドガー男魅せる時っすよ!」
「どんな子が相手になるんだろうなー」
「お、俺はやれる、店長にも勝ったんだ、相手は雑魚・・・」
「エドガー失礼っすよ・・・」
犯して強さを示すというのも無いではないが、この場合は独りよがりなのはみっともないしエドガーにそうしてほしくは無い。
「男魅せるんだからな、エドガーという男を相手にしっかり示して満足させてやらないといかん」
「そっすよ、雑魚なんて相手にしてたら男廃るっす!なんなら女王に挑むぐらい男気見せるっすよ」
「女王は誰でもウェルカムらしいけどねー初めての相手としては悪くないかもねー」
「女王?」
「色街の女王ってのがいるんすよ。一日中常に何十人と相手どってるって凄い人が。
でもちゃんと一人ひとりの要望に答えてくれて必ず満足するって、相手してもらったやつはみんなそう言うっすね」
「同業者の人からは化け物って言われてるけどねー」
聞いた印象からは乳と膣が何個もついたデカい化け物のようなイメージしか湧かない。
「人間か?」
「獣人のハーフらしいよー」
一応人間ではあるようだ。
しかし何十人もを常に相手して満足させる女か、俺もエドガーに男魅せろと語った手前だ。挑戦してみてもいいかもしれないな。
「お、俺は女王に挑むぞ!何人いたって負けない、たぶん」
俺よりも先にエドガーが宣言をした。
エドガーがどんな闘いを想像しているのかは謎だが、男気でエドガーには負けていられない。
「複数人ありなら俺も挑むぞ、手応えありそうだしな。エドガーどっちが女王を満足させられるか勝負だな」
「え!?タイガと!
・・・いや、タイガにだって負けない!」
「ははは!その意気だよー」
「これは本当に結果を聞くのが楽しみっすね!」
エドガーは童貞卒業の意気込みを改めて、俺たち4人は兵舎での最後の時間を娼館話で盛り上がった。
俺も女王とやらをどう相手取るのか、どうエドガーに見せつけてやろうかと想像を膨らませ気持ちを高めていた。
しかし、この時の俺たちは女王というのを甘く考えすぎていた。
俺とエドガーがトレイに簡単な目覚めの挨拶をしたのち、トレイはいまだに股間の毛布を膨らませ寝ていたモーガンの股間を乱暴にまさぐりながら無理矢理起こしていた。
俺もそれやりたかった。
「トレイーそれやめてよー!」
「無防備なモーガンが悪いっす」
「どうにもなんないよー」
朝勃ちだからな、どうしようもないのはわかる。
やられる前に起きるか見せないようにするしかないだろう。
俺も横向いて寝るし。
小さい時に仰向けでおっ勃てて寝ている度に爺ちゃんに股間を蹴られたから、それ以来横向きで寝るのが習慣化してしまった。
何も気にせず大の字で豪快に寝るのが男らしいと思うが、爺ちゃんの蹴りは、もげかけるほど強烈なだったから、仰向けで寝るのが怖い。
恨むぜ爺ちゃん。
「寝る前にモーガンに言ったけど、この後俺ら兵舎を出るから。コリンズにも言ってある」
「俺も寝る前にモーガンから聞いてたっす。寂しくなるっすね」
「少しの間だったが世話になったな」
「こちらこそっすよ」
「トレイもモーガンまたメシ食い行こうぜ」
「しばらくはこっちが忙しいみたいだから落ち着いてからになるだろうけどねー是非行こう!」
2人と会って10日と少しぐらいだろうか、短い間ではあったが友人と呼べるぐらいには打ち解けたと俺は思う。
今後も何かと付き合いが続くとよいな。
「本当はしっかり礼がしたかったんだがな、次会う時は遠慮なく奢らせてくれ」
「それを楽しみに仕事頑張るよー」
「エドガーがどんな成長したのか聞くのが楽しみっすね」
この短期間だがは3人でエドガーに稽古つけてやっていたし覚えが良いのでやりごたえも感じていた。
トレイとモーガンもエドガーの成長には関心を向けていてくれる。
「その話題ついでに聞きたいのだが、2人はいい娼館知ってるか?」
ちょうど良かったので話題を切り出した。
これが俺が今日予定無ければやりたかった事だ。
金もできたしエドガーを娼館に連れて行く計画である。
自分も普通に行きたい。
だから何か知らないかトレイとモーガンに聞きたかったのだ。
エドガーの街案内も色街は対象外だからな。
「お、ついにエドガーも卒業っすか」
「これは次にしっかり聞かなきゃねー」
「おっ、おう。俺はやるぞ!金貯まったらだけどな!」
「金は俺がたんまり儲けたから直ぐ連れていくぞ」
「えぇ!!」
めちゃくちゃ困惑顔のエドガーをみてトレイとモーガンは爆笑していた。
決心を先延ばしにしていたエドガーは焦りと恥ずかしさを顕にするが、今し方男気を語った手前だからもう引き返せない。
「はははは!エドガー男魅せる時っすよ!」
「どんな子が相手になるんだろうなー」
「お、俺はやれる、店長にも勝ったんだ、相手は雑魚・・・」
「エドガー失礼っすよ・・・」
犯して強さを示すというのも無いではないが、この場合は独りよがりなのはみっともないしエドガーにそうしてほしくは無い。
「男魅せるんだからな、エドガーという男を相手にしっかり示して満足させてやらないといかん」
「そっすよ、雑魚なんて相手にしてたら男廃るっす!なんなら女王に挑むぐらい男気見せるっすよ」
「女王は誰でもウェルカムらしいけどねー初めての相手としては悪くないかもねー」
「女王?」
「色街の女王ってのがいるんすよ。一日中常に何十人と相手どってるって凄い人が。
でもちゃんと一人ひとりの要望に答えてくれて必ず満足するって、相手してもらったやつはみんなそう言うっすね」
「同業者の人からは化け物って言われてるけどねー」
聞いた印象からは乳と膣が何個もついたデカい化け物のようなイメージしか湧かない。
「人間か?」
「獣人のハーフらしいよー」
一応人間ではあるようだ。
しかし何十人もを常に相手して満足させる女か、俺もエドガーに男魅せろと語った手前だ。挑戦してみてもいいかもしれないな。
「お、俺は女王に挑むぞ!何人いたって負けない、たぶん」
俺よりも先にエドガーが宣言をした。
エドガーがどんな闘いを想像しているのかは謎だが、男気でエドガーには負けていられない。
「複数人ありなら俺も挑むぞ、手応えありそうだしな。エドガーどっちが女王を満足させられるか勝負だな」
「え!?タイガと!
・・・いや、タイガにだって負けない!」
「ははは!その意気だよー」
「これは本当に結果を聞くのが楽しみっすね!」
エドガーは童貞卒業の意気込みを改めて、俺たち4人は兵舎での最後の時間を娼館話で盛り上がった。
俺も女王とやらをどう相手取るのか、どうエドガーに見せつけてやろうかと想像を膨らませ気持ちを高めていた。
しかし、この時の俺たちは女王というのを甘く考えすぎていた。
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