黄昏一番星

更科二八

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序章 新天地と仲間との出会い

37話 別れ

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食事を終えた後すぐ近くの広場まで来た。
今日はここでエドガーと別れる。

「俺、だいたい夜8時ごろはさっきの店で飯食ってるから、何か用事があったらそこで会おう!」
「ああ、わかった!今度風呂行こうな!」
「ははは!今日はほんとそればっかだったな!わかった!約束するぜ。」
よーし、気に入って欲しいな。

「それじゃまたな!」
「ああ、仕事頑張れよ!」
「タイガもな!」
広場で別れてお互い反対の方角へ歩いていく。

今日の終わりもまた楽しかった。
街に来て2日充実していて楽しい。
この街にきて良かったと思う。

何気なくエドガーが向かった方に振り返る。
エドガーは広場の反対で誰か大きなフード付きのクロークを着た人物と話をしている。
また道でも聞かれているのだろうか。

俺が最初にエドガーに声をかけた時を思い出す。
背が高くて目立つんだよな。
それだけど話しかけやすい雰囲気がある。

クロークの人物に意識を向けるとなんとも曖昧な感覚がする。
これに思い当たる節がある。

認識阻害魔法

それに思い至った時、視線の先のエドガーがいる場所で一瞬魔力が鋭く爆ぜた。

心臓がギュッとした。
一気に血の気が引く。
エドガーが地面に倒れるのが見えた。
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