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最終章 奈落ノ深淵編
第125話 天魔会議②
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会場内がざわつき始める。そのざわつきをノンナの大きな机を叩く音で黙らせる。
「……静粛に」
「ざわつくのも無理ない。あの四神を倒したと噂になっていたからな。唯一、四神倒せる男だからな。本来、人間で四神を倒せるものは四神に匹敵する強さのあるものだけ。そんな人間は単身では存在しない」
「しかし、彼は倒してしまったと」
バルベリットは問う。
「それがどういう意味か分かるか?」
「……」
バルベリットは応えない。それは口に出せない程、幻想的で俄かに信じ難いことが起ころうとしているからだ。
「奴こそが……魔力無限の保持者であり肉体は人間では無いのだ」
この会場にいる者たち全員が絶句する。
「まさか、あのフールは人間では無いだと?」
その中でもカタリナは衝撃を受けていた。
「はいはーーい!質問です! 人間では無いってじゃあ何なんですか? 魔人?」
レヴィーアが手を挙げて発言する。
「それは不明だ。ただ、四神を倒せるほどの力を持って居るのは確かだ」
バルバドスは立ち上がり、片手にグラスを持ちながら周りを歩き始めた。
「えーー! 何それ! レヴィたん怖い!」
「よりにもよって、原初の能力か。厄介極まりない。もし、完成されたらおしまいだな。誰も手は出せまい」
「だからこそ、討つべき時は今なのだよバルベリット、彼はまだ未熱で旅の途中だ。ただの愚者の時に手を討てば何も問題ない。ただ、運命の輪が回る前にな」
バルバドスはゆっくりとバルベリットの後ろへと周り、肩を掴んで顔を近づける。
バルベリットに向けるその服はプレッシャーを意図的にかけているようだった。しかし、バルベリットは手を振り払う。バルベリットに圧力など通用しなかった。
「行動し、結果を示すだけだ」
「ふん……それで良い」
バルバドスは自席に再び腰かけ、ワインを飲み干す。
「では、お前たちに命ずる」
「バ、バルバドス様大変です!!」
バルバドスの言葉を選り、会場の扉を乱雑に開けて焦りまわる兵士が入ってきた。
「と、捕えていた皇女が脱走しました!!」
バルバドスはその言葉を聞くと、顔を変えずに持って居たワイングラスを握りつぶした。
グラスの破片が飛び散り、手が切れ、血が滴り落ちる。
そして、その手を兵士の方へと前に出し、手のひらを広げた時だった。
兵士の額に鳥が籠の中に入っている様子を模した刻印が浮き出ると頭が吹き飛ぶ。
兵士は力が抜けるように倒れ、頭があったとされるところから血が流れ出ていた。くそれを見た会場内の人間は青ざめ、騒ぎ始めた。
「静粛!!」
再びノンナが机を殴る。ノンナの力によって円卓テーブルが粉々に砕けた。
それを見た人間は一斉に静まる。
「ああ、バルバドス様。今すぐお手当てを」
そう言いながらウィーンドールが近づき、回復魔法をかけた。
「流石は、お転婆娘だな……貴様の娘は」
ウィーンドールはバルバドスの額から血管が浮き出ているのがよく見えた。相当お怒りである。
「バルバドス様! ここは僕に任せるです! 僕に皇女を捕獲する命を再びお与えください」
そう言いながらマルルクがバルバドスの前で跪く。
「行け」
その言葉を聞き入れるとマルルクは一瞬にしてその場から消える。
合わせて、ウィーンドールの手当てが終わり、手の傷が癒えたが、その手から少しだけ痛みを感じた。何か不調の前触れなのだろうか。バルバドスは嫌な予感がした。
「ノンナはマルルクを手伝え。捕えた後、アスモディーと合流し、ここに残れ」
「承知」
「はいはい、分かってます。私はいつだって囮だし、肉壁だし……」
「それ以外の者は私と共に奈落ノ深淵へ向かう」
円卓に残った者たちは頷いた。
バルバドスは立ち上がると、周囲にいる者たちを眺め、そして叫ぶ。
「ここに居る者たちよ! よく聞け!! この世界はもうじき新たなる世界へと変貌する!! それは私を筆頭にお前たちが世界の中心となるのだ!! そして、この世界を私たちの物にしようではないか!! これは世界の改革だ!! 我らパルバドスの国が最強となるのだ!! その証明に君たちに力を選元してやろう!! だからこそ、我らと共に奈落ノ深淵へと向かい、その瞬間を共に味わおうぞ!!」
「「「「「うおぉおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
この場に居たグリフォンを除く、者全てがスタンディングオベーションを行い盛り上がる。
「……狂っている」
カタリナはそうつぶやいた。もはや大衆はバルバドスの心理的誘導によって一種の催眠状態になっている。操る者も恐ろしいが、団結する狂った者たちもよっぽど危険であることをカタリナは知っている
「くっくっく、馬鹿な奴らだ」
バルバドスは一言その言葉を吐き捨てるとロノウェーザに命じた。
「全員を誘導し、奈落ノ深淵へと移動を開始しろ」
「はっ!」
「エリゴース、ウィーンドール、レヴィーア、ヴェルゼーブ、お前たちは奈落ノ深淵へ近づく者たちがいれば始末しろ。慈悲などいらぬ。戦争だ。ウォルターは必ず来る」
バルバドスが指示すると各々が早速動き始めた。会場は一気に人が外へと流れ出る。
カタリナたちも移動しようとするが、バルバドスがそこへ立ちはだかった
「カタリナ、貴様らパーティもここに残れ」
「どうしてだ」
バルバドスがカタリナに顔を近づける。
「フールだ……必ずここへ奴が来る」
「な、なにを根拠に」
「私がそう言っているのだ」
バルバドスの目は充血していた。本気でそう言っているのだ。
もし、ここで断れば私もあの兵士のようにすぐに殺される。次に言わなければならない言葉は簡単だった。
「しょ、承知致しました」
その言葉を耳にするとバルバドスは早々と外へ出ようとする。しかし、焦った様子でクレドがバルバドスの横へつく。
「お待ちください!! セシリアは!? 一目見るつもりがどいうことでしょうか!? 私はこれだけが楽しみでしたのですぞ!?」
「知らぬ」
「そんなのあんまりですぞ!! 約束が……約束が違うではありませんか!!」
「合わせてやるとは言っていない」
「なっ!? き……貴様ぁ!! バルバドスゥ!! 愛する娘セシリアは渡さんぞぉ!!」
気が狂ったクレドは腰から短剣を抜き出し、バルバドスの身体に突き刺そうとしたその時、クレドの額に兵士と同じ鳥籠の刻印が浮かぶと頭が破裂し、死亡する。
その光景を目の前で見ていたカタリナに恐怖を植え付けた。
「こうなりたくなければ私に従うのだ」
「……」
カタリナは呆然とクレドの死体を見ていた。そして、早々とバルバドスは外へと出る。
会場に残ったのはグリフォンのメンバーとアスモディー、そして1人の死体だけとなった。
「……静粛に」
「ざわつくのも無理ない。あの四神を倒したと噂になっていたからな。唯一、四神倒せる男だからな。本来、人間で四神を倒せるものは四神に匹敵する強さのあるものだけ。そんな人間は単身では存在しない」
「しかし、彼は倒してしまったと」
バルベリットは問う。
「それがどういう意味か分かるか?」
「……」
バルベリットは応えない。それは口に出せない程、幻想的で俄かに信じ難いことが起ころうとしているからだ。
「奴こそが……魔力無限の保持者であり肉体は人間では無いのだ」
この会場にいる者たち全員が絶句する。
「まさか、あのフールは人間では無いだと?」
その中でもカタリナは衝撃を受けていた。
「はいはーーい!質問です! 人間では無いってじゃあ何なんですか? 魔人?」
レヴィーアが手を挙げて発言する。
「それは不明だ。ただ、四神を倒せるほどの力を持って居るのは確かだ」
バルバドスは立ち上がり、片手にグラスを持ちながら周りを歩き始めた。
「えーー! 何それ! レヴィたん怖い!」
「よりにもよって、原初の能力か。厄介極まりない。もし、完成されたらおしまいだな。誰も手は出せまい」
「だからこそ、討つべき時は今なのだよバルベリット、彼はまだ未熱で旅の途中だ。ただの愚者の時に手を討てば何も問題ない。ただ、運命の輪が回る前にな」
バルバドスはゆっくりとバルベリットの後ろへと周り、肩を掴んで顔を近づける。
バルベリットに向けるその服はプレッシャーを意図的にかけているようだった。しかし、バルベリットは手を振り払う。バルベリットに圧力など通用しなかった。
「行動し、結果を示すだけだ」
「ふん……それで良い」
バルバドスは自席に再び腰かけ、ワインを飲み干す。
「では、お前たちに命ずる」
「バ、バルバドス様大変です!!」
バルバドスの言葉を選り、会場の扉を乱雑に開けて焦りまわる兵士が入ってきた。
「と、捕えていた皇女が脱走しました!!」
バルバドスはその言葉を聞くと、顔を変えずに持って居たワイングラスを握りつぶした。
グラスの破片が飛び散り、手が切れ、血が滴り落ちる。
そして、その手を兵士の方へと前に出し、手のひらを広げた時だった。
兵士の額に鳥が籠の中に入っている様子を模した刻印が浮き出ると頭が吹き飛ぶ。
兵士は力が抜けるように倒れ、頭があったとされるところから血が流れ出ていた。くそれを見た会場内の人間は青ざめ、騒ぎ始めた。
「静粛!!」
再びノンナが机を殴る。ノンナの力によって円卓テーブルが粉々に砕けた。
それを見た人間は一斉に静まる。
「ああ、バルバドス様。今すぐお手当てを」
そう言いながらウィーンドールが近づき、回復魔法をかけた。
「流石は、お転婆娘だな……貴様の娘は」
ウィーンドールはバルバドスの額から血管が浮き出ているのがよく見えた。相当お怒りである。
「バルバドス様! ここは僕に任せるです! 僕に皇女を捕獲する命を再びお与えください」
そう言いながらマルルクがバルバドスの前で跪く。
「行け」
その言葉を聞き入れるとマルルクは一瞬にしてその場から消える。
合わせて、ウィーンドールの手当てが終わり、手の傷が癒えたが、その手から少しだけ痛みを感じた。何か不調の前触れなのだろうか。バルバドスは嫌な予感がした。
「ノンナはマルルクを手伝え。捕えた後、アスモディーと合流し、ここに残れ」
「承知」
「はいはい、分かってます。私はいつだって囮だし、肉壁だし……」
「それ以外の者は私と共に奈落ノ深淵へ向かう」
円卓に残った者たちは頷いた。
バルバドスは立ち上がると、周囲にいる者たちを眺め、そして叫ぶ。
「ここに居る者たちよ! よく聞け!! この世界はもうじき新たなる世界へと変貌する!! それは私を筆頭にお前たちが世界の中心となるのだ!! そして、この世界を私たちの物にしようではないか!! これは世界の改革だ!! 我らパルバドスの国が最強となるのだ!! その証明に君たちに力を選元してやろう!! だからこそ、我らと共に奈落ノ深淵へと向かい、その瞬間を共に味わおうぞ!!」
「「「「「うおぉおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
この場に居たグリフォンを除く、者全てがスタンディングオベーションを行い盛り上がる。
「……狂っている」
カタリナはそうつぶやいた。もはや大衆はバルバドスの心理的誘導によって一種の催眠状態になっている。操る者も恐ろしいが、団結する狂った者たちもよっぽど危険であることをカタリナは知っている
「くっくっく、馬鹿な奴らだ」
バルバドスは一言その言葉を吐き捨てるとロノウェーザに命じた。
「全員を誘導し、奈落ノ深淵へと移動を開始しろ」
「はっ!」
「エリゴース、ウィーンドール、レヴィーア、ヴェルゼーブ、お前たちは奈落ノ深淵へ近づく者たちがいれば始末しろ。慈悲などいらぬ。戦争だ。ウォルターは必ず来る」
バルバドスが指示すると各々が早速動き始めた。会場は一気に人が外へと流れ出る。
カタリナたちも移動しようとするが、バルバドスがそこへ立ちはだかった
「カタリナ、貴様らパーティもここに残れ」
「どうしてだ」
バルバドスがカタリナに顔を近づける。
「フールだ……必ずここへ奴が来る」
「な、なにを根拠に」
「私がそう言っているのだ」
バルバドスの目は充血していた。本気でそう言っているのだ。
もし、ここで断れば私もあの兵士のようにすぐに殺される。次に言わなければならない言葉は簡単だった。
「しょ、承知致しました」
その言葉を耳にするとバルバドスは早々と外へ出ようとする。しかし、焦った様子でクレドがバルバドスの横へつく。
「お待ちください!! セシリアは!? 一目見るつもりがどいうことでしょうか!? 私はこれだけが楽しみでしたのですぞ!?」
「知らぬ」
「そんなのあんまりですぞ!! 約束が……約束が違うではありませんか!!」
「合わせてやるとは言っていない」
「なっ!? き……貴様ぁ!! バルバドスゥ!! 愛する娘セシリアは渡さんぞぉ!!」
気が狂ったクレドは腰から短剣を抜き出し、バルバドスの身体に突き刺そうとしたその時、クレドの額に兵士と同じ鳥籠の刻印が浮かぶと頭が破裂し、死亡する。
その光景を目の前で見ていたカタリナに恐怖を植え付けた。
「こうなりたくなければ私に従うのだ」
「……」
カタリナは呆然とクレドの死体を見ていた。そして、早々とバルバドスは外へと出る。
会場に残ったのはグリフォンのメンバーとアスモディー、そして1人の死体だけとなった。
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