86 / 160
第3章 商都地変編
第83話 その手の温もりに気づいて
しおりを挟む
一方でフール達は魔人を撃退したその後、行方知らずのアルとイルを見つける為に彷徨っていた。松明の明かりで足下を照らしながらゆっくりと歩みを進める。あれから魔物にも遭遇せず、ただただ道を歩いているだけだった。
分かれ道に道中多く遭遇し、迷宮のようなこのダンジョンで迷子になってた。俺たちはスタート地点に向かってているのかゴール地点に向かっていのかすら分からないまま歩いている。
ソレーヌの頭の上に乗っているパトラが大きく口を開けて欠伸をするとうたた寝をしていた。流石に何もなければ退屈にもなるだろう。
俺は前を見つつ、後ろ2人の様子も見ながら歩いていた。ふと、ソレーヌの方を見ると少し俯きながら歩いており、顔も少しだけ赤かった。
「ソレーヌ大丈夫か? 疲れたなら遠慮せずに言うんだぞ?」
「へ!? あ、うん……」
ソレーヌはそれでも気持ち下を向いたまま歩いているため、少し心配だった。俺の歩く速度が少し速かったのだろうかと考え、歩く速度を気持ち遅くする。遅くなったことに気がつかないソレーヌはいつもの速度のまま歩き続けてしまった為、俺の肩にソレーヌの顔がぶつかった。俺は驚いて咄嗟に振り向くとソレーヌはぶつけて少しだけ赤くなった鼻を恥ずかしそうに隠していた。
「わ、悪い! 大丈夫か!?」
「私は大丈夫……」
「そ、そうか……」
「うん……」
「……」
「……」
お互いなぜか沈黙してしまい、間が持たない空気感が漂ってしまう。ソレーヌの態度にどこかモヤモヤするような、心に引っかかるような気持ちになった俺はソレーヌに聴いてみることにした。
「ソレーヌ、本当にどうした? 具合、やっぱり悪いのか?」
「ち、ちがうの! 本当に何でも無いから……」
「……そうか」
俺の考えすぎだったのだろうか? そう思いながらまた前を向こうとした時、腕が引っ張られた。腕を見ると、ソレーヌが俺の服の袖を掴んでいる。そして、ソレーヌは輝いた瞳を俺に向けるとその口を開いた。
「……て……手をつないでも良いですか?」
ソレーヌが声を裏返しながらそう言った。
「あ、ああ」
なぜか俺はそれに自然と答えてしまっていた。彼女の……ソレーヌのその瞳に宿る『訴えていた何か』を俺は無意識的に受け取ったのかもしれない。俺が手を開くと、袖を掴んでいたソレーヌの手は優しくその手を掴む。気温が低いこの場所でソレーヌの手は暖かった。そして、そのまま俺はソレーヌの手を引いて再び歩き出した。ソレーヌの歩く速度に合わせて、呼吸を合わせて歩む。
時々、ソレーヌの顔をちらっと見るとソレーヌは握っている手を見ながら柔らかな表情をしていた。そんな顔を見ている俺も感じていたさっきまでのモヤモヤが晴れたような気がした。ソレーヌの様子が元に戻って安心したからだろうか。それは自分でも分からなかった。
「フールさん」
「え、どうした?」
突然ソレーヌが声をかけてきたので驚いてしまった。
「フールさんはセシリアの事どう思ってるんですか?」
「セシリアの事?」
予想にもしない、突拍子もない質問を投げかけられ、俺は直ぐに答えることは出来なかった。思っているというのはどういう意味なのだろう。セシリアは俺がギルドを解雇されて直ぐに出会った仲間でとても良い奴だし、仲間としても助かっている。あいつも俺のことを信頼してくれてそうだし、俺もあいつのことを信頼している。それはセシリアに限らず、パトラやルミナ、そしてソレーヌを含めた俺たちのパーティ全員のことを俺は大切にしている。
それは心の底から思っていることだ。
ギルドで馬鹿にされて、雑用係を押しつけられて、挙げ句の果てには解雇された俺を必要としてくれて、仲間の1人にしてくれたお前達を心の底から信頼している。
そのような事を恥ずかしがりながらも俺はソレーヌに話した。
「そうですか……」
すると、ソレーヌの手を握る力が少しだけ強くなる。
「でも……一番にはなれないんだよね……私」
ソレーヌはフールには聞こえない声でそう呟く。ソレーヌが何かを言ったような気がするが俺は上手く聞き取れなかった。
「私、フールさんの事……」
ソレーヌが何かを俺に伝えようとしたその時だった。後ろから、こちらに何かが近づいてくる気配を感じる。それも速い速度で。
俺はソレーヌの言葉を遮り、ソレーヌの前へと出る。近づいてくる影は徐々に距離が縮まると声が聞こえてくる。
「フゥーールゥーー!!!!」
こちらに向かってくるその影から聞き覚えのある声が聞こえてくるとその影の正体が松明の光源内に入ったとき分かった。
「セシリアか! ぐふっ!?」
俺が声をかけようとした頃には俺の腹へ思いっきり抱きつかれた。
「良かったーー! 無事で良かったーー!」
尻尾を激しく振りながら俺の腹に顔を擦り付けてくるのを見て、やれやれと思いながら頭を撫でてやる。
「おおーーい! セシリーー!」
セシリアがやってきた方向からルミナの声とともに松明の明かりが見えた。
よかった、ひとまず仲間と無事に合流できたことに安心する。
「ソレーヌ、行こう」
「……はい」
一瞬の間の後、ソレーヌは笑顔を確認し、俺達は向かってくる松明の明かりへ合流する事にした。
ソレーヌはフールの上着を強く握りながらその後を追う。笑顔の裏にある寂しさを彼女以外が知ることなど無かった。
分かれ道に道中多く遭遇し、迷宮のようなこのダンジョンで迷子になってた。俺たちはスタート地点に向かってているのかゴール地点に向かっていのかすら分からないまま歩いている。
ソレーヌの頭の上に乗っているパトラが大きく口を開けて欠伸をするとうたた寝をしていた。流石に何もなければ退屈にもなるだろう。
俺は前を見つつ、後ろ2人の様子も見ながら歩いていた。ふと、ソレーヌの方を見ると少し俯きながら歩いており、顔も少しだけ赤かった。
「ソレーヌ大丈夫か? 疲れたなら遠慮せずに言うんだぞ?」
「へ!? あ、うん……」
ソレーヌはそれでも気持ち下を向いたまま歩いているため、少し心配だった。俺の歩く速度が少し速かったのだろうかと考え、歩く速度を気持ち遅くする。遅くなったことに気がつかないソレーヌはいつもの速度のまま歩き続けてしまった為、俺の肩にソレーヌの顔がぶつかった。俺は驚いて咄嗟に振り向くとソレーヌはぶつけて少しだけ赤くなった鼻を恥ずかしそうに隠していた。
「わ、悪い! 大丈夫か!?」
「私は大丈夫……」
「そ、そうか……」
「うん……」
「……」
「……」
お互いなぜか沈黙してしまい、間が持たない空気感が漂ってしまう。ソレーヌの態度にどこかモヤモヤするような、心に引っかかるような気持ちになった俺はソレーヌに聴いてみることにした。
「ソレーヌ、本当にどうした? 具合、やっぱり悪いのか?」
「ち、ちがうの! 本当に何でも無いから……」
「……そうか」
俺の考えすぎだったのだろうか? そう思いながらまた前を向こうとした時、腕が引っ張られた。腕を見ると、ソレーヌが俺の服の袖を掴んでいる。そして、ソレーヌは輝いた瞳を俺に向けるとその口を開いた。
「……て……手をつないでも良いですか?」
ソレーヌが声を裏返しながらそう言った。
「あ、ああ」
なぜか俺はそれに自然と答えてしまっていた。彼女の……ソレーヌのその瞳に宿る『訴えていた何か』を俺は無意識的に受け取ったのかもしれない。俺が手を開くと、袖を掴んでいたソレーヌの手は優しくその手を掴む。気温が低いこの場所でソレーヌの手は暖かった。そして、そのまま俺はソレーヌの手を引いて再び歩き出した。ソレーヌの歩く速度に合わせて、呼吸を合わせて歩む。
時々、ソレーヌの顔をちらっと見るとソレーヌは握っている手を見ながら柔らかな表情をしていた。そんな顔を見ている俺も感じていたさっきまでのモヤモヤが晴れたような気がした。ソレーヌの様子が元に戻って安心したからだろうか。それは自分でも分からなかった。
「フールさん」
「え、どうした?」
突然ソレーヌが声をかけてきたので驚いてしまった。
「フールさんはセシリアの事どう思ってるんですか?」
「セシリアの事?」
予想にもしない、突拍子もない質問を投げかけられ、俺は直ぐに答えることは出来なかった。思っているというのはどういう意味なのだろう。セシリアは俺がギルドを解雇されて直ぐに出会った仲間でとても良い奴だし、仲間としても助かっている。あいつも俺のことを信頼してくれてそうだし、俺もあいつのことを信頼している。それはセシリアに限らず、パトラやルミナ、そしてソレーヌを含めた俺たちのパーティ全員のことを俺は大切にしている。
それは心の底から思っていることだ。
ギルドで馬鹿にされて、雑用係を押しつけられて、挙げ句の果てには解雇された俺を必要としてくれて、仲間の1人にしてくれたお前達を心の底から信頼している。
そのような事を恥ずかしがりながらも俺はソレーヌに話した。
「そうですか……」
すると、ソレーヌの手を握る力が少しだけ強くなる。
「でも……一番にはなれないんだよね……私」
ソレーヌはフールには聞こえない声でそう呟く。ソレーヌが何かを言ったような気がするが俺は上手く聞き取れなかった。
「私、フールさんの事……」
ソレーヌが何かを俺に伝えようとしたその時だった。後ろから、こちらに何かが近づいてくる気配を感じる。それも速い速度で。
俺はソレーヌの言葉を遮り、ソレーヌの前へと出る。近づいてくる影は徐々に距離が縮まると声が聞こえてくる。
「フゥーールゥーー!!!!」
こちらに向かってくるその影から聞き覚えのある声が聞こえてくるとその影の正体が松明の光源内に入ったとき分かった。
「セシリアか! ぐふっ!?」
俺が声をかけようとした頃には俺の腹へ思いっきり抱きつかれた。
「良かったーー! 無事で良かったーー!」
尻尾を激しく振りながら俺の腹に顔を擦り付けてくるのを見て、やれやれと思いながら頭を撫でてやる。
「おおーーい! セシリーー!」
セシリアがやってきた方向からルミナの声とともに松明の明かりが見えた。
よかった、ひとまず仲間と無事に合流できたことに安心する。
「ソレーヌ、行こう」
「……はい」
一瞬の間の後、ソレーヌは笑顔を確認し、俺達は向かってくる松明の明かりへ合流する事にした。
ソレーヌはフールの上着を強く握りながらその後を追う。笑顔の裏にある寂しさを彼女以外が知ることなど無かった。
0
お気に入りに追加
1,396
あなたにおすすめの小説
「おっさんはいらない」とパーティーを追放された魔導師は若返り、最強の大賢者となる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
かつては伝説の魔法使いと謳われたアークは中年となり、衰えた存在になった。
ある日、所属していたパーティーのリーダーから「老いさらばえたおっさんは必要ない」とパーティーを追い出される。
身も心も疲弊したアークは、辺境の地と拠点を移し、自給自足のスローライフを送っていた。
そんなある日、森の中で呪いをかけられた瀕死のフェニックスを発見し、これを助ける。
フェニックスはお礼に、アークを若返らせてくれるのだった。若返ったおかげで、全盛期以上の力を手に入れたアークは、史上最強の大賢者となる。
一方アークを追放したパーティーはアークを失ったことで、没落の道を辿ることになる。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
『殺す』スキルを授かったけど使えなかったので追放されました。お願いなので静かに暮らさせてください。
晴行
ファンタジー
ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる