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第3章 商都地変編
第67話 アイギスとの談話
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俺たちはウォルター率いる聖騎士協会ウッサゴ支部第一大隊と協力関係を結ぶ事になった訳だが、次の目的が無いままであった。聖騎士協会総出で四神の情報を探っていた様だが、情報になる情報が集まっていないとウォルターから聞かされた。
さっきまで少しピリピリとした空気感であった為、少し落ち着く様にとウォルターが話し合いで使っていた客室を好きに使って良いと言ってくれたのだ。
今はセシリアとルミナそしてソレーヌの3人と目の前で紅茶を淹れてくれるアイギスがいる。
「ごめんなさいね♪ うちの隊長が怖がらせる様なこと言っちゃったみたいだけど」
アイギスは手慣れた手付きで人数分と自分の分の紅茶を淹れながらそう話した。
「いえ、こちらこそ色々疑って掛かってしまったけど、変なことにならなくて良かった」
「うーーん、貴方の事でもう変な事にはなってるみたいなんだけどね」
アイギスはクスッと笑ってみせる。
「そうよフール! 貴方の事が一番ややこしい事になってるのよ! しっかり緊張感を持って!」
「セシリーの言う通りです!」
「私達みんなフールさんのこと心配してるんですよ!」
3人からの圧に押し潰されそうになるが、自分でも未だ実感が湧いてこないのだ。
俺の知らない所で事が進み、挙げ句の果てには心当たりがない筈なのに何かの罪に問われ指名手配だなんて……全てが急過ぎる出来事に俺はついていく事が出来ていないのだ。
しかし、明らかに裏で何かおかしな事が起きていることだけは俺の中で感じることは出来ている。
「アイギスさんからは何か聞いてないんですか? 俺のことについて上司とかから」
「ちゃんと聞いたわよ理由? それがね~~教えてくれなかったのよ。隊長にもそこまで情報を言わなかったみたいだし、正直私たちもおかしい事って思ってるわ」
「アイギスさん、ウォルターさんて貴方達協会の中では結構偉い人なんでしょ? 偉い人なら結構な情報を伝えられてもおかしく無いことじゃないんですか?」
セシリアの何気ないその質問に対してアイギスが静かにティーカップを置いた。
「ええ、隊長はかなりの上位の階級に位置するお方……あの“特別地下調査隊“のメンバーにも選ばれる程の実力者でもあったんだから」
そのアイギスの言葉を聞いたルミナが口に含んでいた紅茶を吹き出した。
「ととととと……特別地下調査隊⁉︎」
「ルミナ知ってるの?」
「この世界の地下は突発的にできるダンジョンとは違い、この世界のダンジョンの原初があるとされている余りにも危険すぎる未開の地なんです‼︎ その調査を担う人なんて一流とされてる選ばれしS級冒険者か上流階級の騎士しか行く事は許されてないんだから凄過ぎです‼︎」
「あら、ルミナちゃんは物知りね」
「はい! 街の書物で読んだことありますから‼︎ 地下に行くなんて冒険者として1つの憧れみたいなものなんだから、はぁ~~凄過ぎ! 羨ましいですぅ~~!」
興奮した様子で尻尾をブンブンと振り回すルミナの話を聞いてアイギスがまた口を開いた。
「こういう感じでね、ルミナちゃんみたいに憧れの多い場所へ向かう程の人だからこそ、上の者達が一切の情報を与えない事が不審でしょうがないのよね。だからこそ、隊長も上を疑って、敢えて背いているのかしらね」
アイギスの話から察するに、ウォルターと言う男はどうやらしっかり自分を持っている男のようだ。俺がギルドに所属していた頃は力ある者の命令にはまるで忠誠心のある犬のように簡単に疑いもせず言うことを聞く愚かな奴らばかりだった。無論、俺もその中の1人だったのが物凄く恥ずかしく思える。
だからこそ、自分の考えと信念を貫いているウォルターを協力者として信用して良いのかもしれない。
「そうなんですね……良かった、貴女の隊長さんが協力してくれて」
セシリアも心から安心している様子で、胸に手を当ててホッとしていた。
「アイギスさん、もしよろしかったウォルターさんの事や地下調査の事、知っていたら教えてくれませんか? 私、エルフの畔にずっと居たから全然外の事とか知らなくて……地下があるなんてびっくりしてます。地下とかの話を聞いたら、もっと聞いてみたいなと思って」
「あら、そういえば貴女のその耳……妖精族だったのね。フール、貴方って多くの種族の女の子を誑してるのね?」
「誑してる?」
俺に向かってアイギスが意味深なウィンクをしてくるが俺にはその意味が全く理解できなかった。
「うふふ……鈍感な人ね……まぁ良いわ、ソレーヌちゃんで良いのよね? 少しだけ教えてあげるわ♪」
「わ、私も私も‼︎」
ルミナが間に手を挙げながら割って入る。
「あらあら良いわよーー♪ さて、何から話しましょうか……」
ルミナとソレーヌがアイギスへきらきらした視線を送りながら話を聞く体勢へと入ろうとした時、突然客室の扉が激しく開かれた。
扉から慌ただしく入ってきたのは焦った表情のクラリスだった。
「あら副隊長様? どうかなさったのかしら?」
「たたた……大変です! 見回りに向かっていた騎士達が2人の子供と女性1人を倒壊した建物から保護したと今、この支部にやってきてるんです‼︎」
「倒壊した建物? その建物の名前は?」
「名前はわかりませんが、商店区から離れている宿屋だと言ってました」
その時、俺たちは一斉に立ち上がった。
商店区から離れた宿屋、2人の子供と女性1名、その情報は俺たちには1件しか心当たりがないのだから。
「何だと⁉︎」
「なんですって⁉︎」
「それって⁉︎」
「えっ⁉︎ 嘘っ……」
「え? ……えっ??」
クラリスは素っ頓狂な顔になり、目を丸くする。しかし、アイギスは落ち着いた様子でクラリスの肩に優しく手を置くとクラリスの耳元に口を寄せ、耳打ちをする。
「何も言わず、連れて行ってあげて」
「か、畏まりました!」
「うふふ、ではお話はまた後でってことにしておきましょう♪」
そう言いながら、アイギスはこの部屋から出て行ってしまった。
クラリスは俺たちの方へと向き直し、こちらへどうぞとその3人の元へと誘導してくれる。
3人……一体何があったと言うのか?
さっきまで少しピリピリとした空気感であった為、少し落ち着く様にとウォルターが話し合いで使っていた客室を好きに使って良いと言ってくれたのだ。
今はセシリアとルミナそしてソレーヌの3人と目の前で紅茶を淹れてくれるアイギスがいる。
「ごめんなさいね♪ うちの隊長が怖がらせる様なこと言っちゃったみたいだけど」
アイギスは手慣れた手付きで人数分と自分の分の紅茶を淹れながらそう話した。
「いえ、こちらこそ色々疑って掛かってしまったけど、変なことにならなくて良かった」
「うーーん、貴方の事でもう変な事にはなってるみたいなんだけどね」
アイギスはクスッと笑ってみせる。
「そうよフール! 貴方の事が一番ややこしい事になってるのよ! しっかり緊張感を持って!」
「セシリーの言う通りです!」
「私達みんなフールさんのこと心配してるんですよ!」
3人からの圧に押し潰されそうになるが、自分でも未だ実感が湧いてこないのだ。
俺の知らない所で事が進み、挙げ句の果てには心当たりがない筈なのに何かの罪に問われ指名手配だなんて……全てが急過ぎる出来事に俺はついていく事が出来ていないのだ。
しかし、明らかに裏で何かおかしな事が起きていることだけは俺の中で感じることは出来ている。
「アイギスさんからは何か聞いてないんですか? 俺のことについて上司とかから」
「ちゃんと聞いたわよ理由? それがね~~教えてくれなかったのよ。隊長にもそこまで情報を言わなかったみたいだし、正直私たちもおかしい事って思ってるわ」
「アイギスさん、ウォルターさんて貴方達協会の中では結構偉い人なんでしょ? 偉い人なら結構な情報を伝えられてもおかしく無いことじゃないんですか?」
セシリアの何気ないその質問に対してアイギスが静かにティーカップを置いた。
「ええ、隊長はかなりの上位の階級に位置するお方……あの“特別地下調査隊“のメンバーにも選ばれる程の実力者でもあったんだから」
そのアイギスの言葉を聞いたルミナが口に含んでいた紅茶を吹き出した。
「ととととと……特別地下調査隊⁉︎」
「ルミナ知ってるの?」
「この世界の地下は突発的にできるダンジョンとは違い、この世界のダンジョンの原初があるとされている余りにも危険すぎる未開の地なんです‼︎ その調査を担う人なんて一流とされてる選ばれしS級冒険者か上流階級の騎士しか行く事は許されてないんだから凄過ぎです‼︎」
「あら、ルミナちゃんは物知りね」
「はい! 街の書物で読んだことありますから‼︎ 地下に行くなんて冒険者として1つの憧れみたいなものなんだから、はぁ~~凄過ぎ! 羨ましいですぅ~~!」
興奮した様子で尻尾をブンブンと振り回すルミナの話を聞いてアイギスがまた口を開いた。
「こういう感じでね、ルミナちゃんみたいに憧れの多い場所へ向かう程の人だからこそ、上の者達が一切の情報を与えない事が不審でしょうがないのよね。だからこそ、隊長も上を疑って、敢えて背いているのかしらね」
アイギスの話から察するに、ウォルターと言う男はどうやらしっかり自分を持っている男のようだ。俺がギルドに所属していた頃は力ある者の命令にはまるで忠誠心のある犬のように簡単に疑いもせず言うことを聞く愚かな奴らばかりだった。無論、俺もその中の1人だったのが物凄く恥ずかしく思える。
だからこそ、自分の考えと信念を貫いているウォルターを協力者として信用して良いのかもしれない。
「そうなんですね……良かった、貴女の隊長さんが協力してくれて」
セシリアも心から安心している様子で、胸に手を当ててホッとしていた。
「アイギスさん、もしよろしかったウォルターさんの事や地下調査の事、知っていたら教えてくれませんか? 私、エルフの畔にずっと居たから全然外の事とか知らなくて……地下があるなんてびっくりしてます。地下とかの話を聞いたら、もっと聞いてみたいなと思って」
「あら、そういえば貴女のその耳……妖精族だったのね。フール、貴方って多くの種族の女の子を誑してるのね?」
「誑してる?」
俺に向かってアイギスが意味深なウィンクをしてくるが俺にはその意味が全く理解できなかった。
「うふふ……鈍感な人ね……まぁ良いわ、ソレーヌちゃんで良いのよね? 少しだけ教えてあげるわ♪」
「わ、私も私も‼︎」
ルミナが間に手を挙げながら割って入る。
「あらあら良いわよーー♪ さて、何から話しましょうか……」
ルミナとソレーヌがアイギスへきらきらした視線を送りながら話を聞く体勢へと入ろうとした時、突然客室の扉が激しく開かれた。
扉から慌ただしく入ってきたのは焦った表情のクラリスだった。
「あら副隊長様? どうかなさったのかしら?」
「たたた……大変です! 見回りに向かっていた騎士達が2人の子供と女性1人を倒壊した建物から保護したと今、この支部にやってきてるんです‼︎」
「倒壊した建物? その建物の名前は?」
「名前はわかりませんが、商店区から離れている宿屋だと言ってました」
その時、俺たちは一斉に立ち上がった。
商店区から離れた宿屋、2人の子供と女性1名、その情報は俺たちには1件しか心当たりがないのだから。
「何だと⁉︎」
「なんですって⁉︎」
「それって⁉︎」
「えっ⁉︎ 嘘っ……」
「え? ……えっ??」
クラリスは素っ頓狂な顔になり、目を丸くする。しかし、アイギスは落ち着いた様子でクラリスの肩に優しく手を置くとクラリスの耳元に口を寄せ、耳打ちをする。
「何も言わず、連れて行ってあげて」
「か、畏まりました!」
「うふふ、ではお話はまた後でってことにしておきましょう♪」
そう言いながら、アイギスはこの部屋から出て行ってしまった。
クラリスは俺たちの方へと向き直し、こちらへどうぞとその3人の元へと誘導してくれる。
3人……一体何があったと言うのか?
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