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第3章 商都地変編
第50話 アーカムの死と商都地盤変動事件
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バール国へと戻ってきた俺たちは早々と場内へと入り、伝令兵の案内によって王のいる玉座の間へと向かっていた。ソレーヌとパトラは場内に入るのが初めてだったようで、きょろきょろと周りを物珍しそうに見ながら廊下を歩いている。そして大きな扉の前にたどり着き、伝令兵がその扉を開けた目線の先にバール王が玉座に座っていた。
「バール王! フール殿御一行連れてまいりました」
伝令兵の言葉を聞き、バール王は立ち上がり片手を挙げた。
「フールよ、良くぞ参った! こちらに来るがよい」
王に促され、俺たちは王の前に並ぶとゆっくりと姿勢を低くして跪いた。
「王よ、お久しぶりでございます。実は俺たちも王に報告しなくてはならいと思い、こちらに出向こうと思っておりました」
「分かっておる。四神討伐の件であろう、アガレスのギルドから報告があったとアガレス国の伝令によって伝えられた。討伐隊の中にお前たちの名前が入っていたのも聞いている。エルフのいる森を救う見事な働きを褒めて遣わす」
速いな、もうギルドから国へ話が届いていたのか。きっとカタリナが迅速に仕事をしたおかげなのだろう。あんな思いをしているのに仕事を休まないカタリナも流石と言う他ない。
「ありがとうございます」
俺が頭を下げるとそれに合わせて全員が頭を下げた。
「褒美と階級を上げてやりたいところだが……こちらの内情も色々慌しくてな……すまないがすべての問題を解決したとき、お前にはより良い褒美をまとめて渡すことを約束しよう」
なるほど、褒美と階級はお預けってことか……まぁ無理もない、四神災害が出ている時点で各国も慌しい状況であるのは間違いない。まぁF級だから不便とかそういうわけではないんだけど……そんなことよりも、伝令を使ってでも急いで俺に伝えたかった事とは何なのだろう。
「ところで王よ、王も私に何か用件がおありなのでしょうか? 伝令兵をわざわざ使わせたのも何か理由があるはずかと」
「その話なのだがフールよ大事な話がある。昨夜……アーカムが死んだ」
アーカムと言う言葉を聞いた時、俺の過去の記憶が思い出される。アーカムとは俺が所属してたバール国のギルドを管理していたギルドマスターだったがギルドを解雇され囚われていたはずだった。
しかし、急に死んだとなると話は別だ。王が隠れて処刑を行うなどありえない、例え死刑囚だとしても正式な死亡報告でないと俺も疑問が生まれる。
「アーカムが? どうして?」
「昨晩に儂らがアーカムへ処刑日を伝えに参ったとき……突然身体が膨張し、破裂して死んだのだ。おそらく死因は第三者による遠隔の呪術だとみられるが、理由はいまだ不明だ。恐らく、口封じだと予想する。しかし、そこが問題なのではない。問題なのは奴が死ぬ間際に、”アビスフォール”が鍵を握っていると言う言葉を残して死んでいったのだ」
「アビスフォール?」
「アビスフォールとはダンジョンよりも深い層にある『ダンジョンの原初』と呼ばれる場所である。しかし、その場所についての詳細は不明である。どんな魔物が生息し、どんな遺物があるのかもいまだ誰も分からない。ましてや、その場所が存在するかも定かではない伝説とされていたが……アーカムがその地の事を口にしたのだ」
アビスフォールなどと言うものがあるのは聞いたこともなかった。ダンジョンが生まれることなど自然の摂理だと感じていた俺は別にダンジョンの元など気にしたこともなかった。しかし、そのダンジョンが生まれる元となる地で何かが行われようとしていることをアーカムは伝えたかったのだろう。
「それで……そのアビスフォールとはどこにあるのですか?」
「……それも分からぬ。ただ、四神討伐の際に手掛かりになる可能性を感じてお前たちにも知らせようと思ったのだ。それともう一つ……商業都市ウッサゴで起こっている不可思議な出来事についても話しておかなければ。最近、ウッサゴで妙な出来事が起きていると資源調達に向かった部隊から話を聞いた。頻繁にウッサゴ全体で地震のようなことが起こり、土地が変化すると言う現象が起こっている。土であった地面がレンガに変わっていたり、道だった場所が更地になっていたりなど……都内の地盤が変化し続けているそうだ。現在、建造物や市民に被害は出ておらぬようだがいつ建物倒壊や市民が地盤に巻き込まれるなどの大事故が起きてからでは遅い。この件に関してアガレスの方でも調査をするらしいが朱雀の件に関しての処理や森の復興作業によって調査を疎かになってしまっているようだ。その代わりに、聖騎士協会の一団がウッサゴで調査を行っているらしい」
ウッサゴはパトラが居た場所だったはずだ。パトラがウッサゴに居たときにこのような出来事があったか聞いたが「そんなことオイラ知らないんだぞ」と言っている。
パトラが居なくなってから起こっていることなのならば四神が復活してから起こっていると考えられる。それなら、もしかすると四神による被害とも考える事だってできる。
「分かりました。一度、ウッサゴに私たちが向かい、その不可解な地盤変動について調査しましょう。もしかしたら四神の影響かもしれませんし」
「うむ……すまないがよろしく頼むぞフールよ。褒美を渡せぬ代わりにお前に渡して置くものがある。大臣! あれを持って参れ!」
王がそう言うと、横からぽっちゃりとした大臣が現れ、俺に一つの巻物を差し出した。
「王よ、これは?」
「それは特別階級を認めることが示された紙である。我が国がお前を特別な冒険者として認めた証だ。それがあればお前がどんな階級であっても一人前の冒険者として認めてくれるであろう。それを聖騎士協会の人間に見せれば、お前に力を貸してくれるはずだろう」
つまり、俺は国に認められた冒険者と認められてF級だけど事実上S級冒険者と言う扱いを受けるようになるというわけだ。国から認められる冒険者と言うのは今までに指で数えるほどしかいない偉大なことである。
「フールすごーーい!! 国から認められちゃったじゃない!!」
「凄いですよフールさん!! これでS級冒険者の仲間入りです!!」
「何かよくわからないけど、さすがオイラが認めた男フールだぞ!!」
「え⁉ え⁉ ど、どれくらい凄いんですか⁉ でも凄いです!!」
証を貰った俺よりも周りの4人がなぜかはしゃいでいた。俺がこんなものを貰って良いのだろうかと少々疑問に思ったがそれをありがたく頂戴した。さて、次なる旅の先は商業都市ウッサゴに行き、地盤変動事件の調査だ。
「バール王! フール殿御一行連れてまいりました」
伝令兵の言葉を聞き、バール王は立ち上がり片手を挙げた。
「フールよ、良くぞ参った! こちらに来るがよい」
王に促され、俺たちは王の前に並ぶとゆっくりと姿勢を低くして跪いた。
「王よ、お久しぶりでございます。実は俺たちも王に報告しなくてはならいと思い、こちらに出向こうと思っておりました」
「分かっておる。四神討伐の件であろう、アガレスのギルドから報告があったとアガレス国の伝令によって伝えられた。討伐隊の中にお前たちの名前が入っていたのも聞いている。エルフのいる森を救う見事な働きを褒めて遣わす」
速いな、もうギルドから国へ話が届いていたのか。きっとカタリナが迅速に仕事をしたおかげなのだろう。あんな思いをしているのに仕事を休まないカタリナも流石と言う他ない。
「ありがとうございます」
俺が頭を下げるとそれに合わせて全員が頭を下げた。
「褒美と階級を上げてやりたいところだが……こちらの内情も色々慌しくてな……すまないがすべての問題を解決したとき、お前にはより良い褒美をまとめて渡すことを約束しよう」
なるほど、褒美と階級はお預けってことか……まぁ無理もない、四神災害が出ている時点で各国も慌しい状況であるのは間違いない。まぁF級だから不便とかそういうわけではないんだけど……そんなことよりも、伝令を使ってでも急いで俺に伝えたかった事とは何なのだろう。
「ところで王よ、王も私に何か用件がおありなのでしょうか? 伝令兵をわざわざ使わせたのも何か理由があるはずかと」
「その話なのだがフールよ大事な話がある。昨夜……アーカムが死んだ」
アーカムと言う言葉を聞いた時、俺の過去の記憶が思い出される。アーカムとは俺が所属してたバール国のギルドを管理していたギルドマスターだったがギルドを解雇され囚われていたはずだった。
しかし、急に死んだとなると話は別だ。王が隠れて処刑を行うなどありえない、例え死刑囚だとしても正式な死亡報告でないと俺も疑問が生まれる。
「アーカムが? どうして?」
「昨晩に儂らがアーカムへ処刑日を伝えに参ったとき……突然身体が膨張し、破裂して死んだのだ。おそらく死因は第三者による遠隔の呪術だとみられるが、理由はいまだ不明だ。恐らく、口封じだと予想する。しかし、そこが問題なのではない。問題なのは奴が死ぬ間際に、”アビスフォール”が鍵を握っていると言う言葉を残して死んでいったのだ」
「アビスフォール?」
「アビスフォールとはダンジョンよりも深い層にある『ダンジョンの原初』と呼ばれる場所である。しかし、その場所についての詳細は不明である。どんな魔物が生息し、どんな遺物があるのかもいまだ誰も分からない。ましてや、その場所が存在するかも定かではない伝説とされていたが……アーカムがその地の事を口にしたのだ」
アビスフォールなどと言うものがあるのは聞いたこともなかった。ダンジョンが生まれることなど自然の摂理だと感じていた俺は別にダンジョンの元など気にしたこともなかった。しかし、そのダンジョンが生まれる元となる地で何かが行われようとしていることをアーカムは伝えたかったのだろう。
「それで……そのアビスフォールとはどこにあるのですか?」
「……それも分からぬ。ただ、四神討伐の際に手掛かりになる可能性を感じてお前たちにも知らせようと思ったのだ。それともう一つ……商業都市ウッサゴで起こっている不可思議な出来事についても話しておかなければ。最近、ウッサゴで妙な出来事が起きていると資源調達に向かった部隊から話を聞いた。頻繁にウッサゴ全体で地震のようなことが起こり、土地が変化すると言う現象が起こっている。土であった地面がレンガに変わっていたり、道だった場所が更地になっていたりなど……都内の地盤が変化し続けているそうだ。現在、建造物や市民に被害は出ておらぬようだがいつ建物倒壊や市民が地盤に巻き込まれるなどの大事故が起きてからでは遅い。この件に関してアガレスの方でも調査をするらしいが朱雀の件に関しての処理や森の復興作業によって調査を疎かになってしまっているようだ。その代わりに、聖騎士協会の一団がウッサゴで調査を行っているらしい」
ウッサゴはパトラが居た場所だったはずだ。パトラがウッサゴに居たときにこのような出来事があったか聞いたが「そんなことオイラ知らないんだぞ」と言っている。
パトラが居なくなってから起こっていることなのならば四神が復活してから起こっていると考えられる。それなら、もしかすると四神による被害とも考える事だってできる。
「分かりました。一度、ウッサゴに私たちが向かい、その不可解な地盤変動について調査しましょう。もしかしたら四神の影響かもしれませんし」
「うむ……すまないがよろしく頼むぞフールよ。褒美を渡せぬ代わりにお前に渡して置くものがある。大臣! あれを持って参れ!」
王がそう言うと、横からぽっちゃりとした大臣が現れ、俺に一つの巻物を差し出した。
「王よ、これは?」
「それは特別階級を認めることが示された紙である。我が国がお前を特別な冒険者として認めた証だ。それがあればお前がどんな階級であっても一人前の冒険者として認めてくれるであろう。それを聖騎士協会の人間に見せれば、お前に力を貸してくれるはずだろう」
つまり、俺は国に認められた冒険者と認められてF級だけど事実上S級冒険者と言う扱いを受けるようになるというわけだ。国から認められる冒険者と言うのは今までに指で数えるほどしかいない偉大なことである。
「フールすごーーい!! 国から認められちゃったじゃない!!」
「凄いですよフールさん!! これでS級冒険者の仲間入りです!!」
「何かよくわからないけど、さすがオイラが認めた男フールだぞ!!」
「え⁉ え⁉ ど、どれくらい凄いんですか⁉ でも凄いです!!」
証を貰った俺よりも周りの4人がなぜかはしゃいでいた。俺がこんなものを貰って良いのだろうかと少々疑問に思ったがそれをありがたく頂戴した。さて、次なる旅の先は商業都市ウッサゴに行き、地盤変動事件の調査だ。
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