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アフター編
25.戦の果てに
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メイド喫茶でニャンニャンなひと時を過ごし終わったら、私は岸さんを連れて同人ショップへ、そして笹塚は宗像さんをアニメグッズ専門店へ連れていく予定なのだったが、二人とも相当ダメージが大きかったらしく、メイド喫茶を出たところで最初に宗像さんが「変わったわね、浩太……」と呟いて力なく去っていった。そして岸さんは「ごめん、僕、急用ができたから」と言って逃げていった。
二人がいなくなって、私は小さく息をつく。もう、宗像さんも岸さんも、私達にちょっかいをかけてくることはないだろう。また手を出して来る事があれば、次は問答無用でコスプレしようと思っている。もちろんあの二人も巻き込むつもりだ。岸さんはともかく宗像さんは美人だから、どんなコスプレでも似合うだろうけど、どうやらそれは、想像で終わりそうである。
――悠真君による『二人にドン引きしてもらって諦めさせよう作戦』は大成功だった。
心の中では、ほんの少し罪悪感がある。結局私は『オタク』と呼ばれる嗜好を使って、あの二人を撃退したのだ。
それは自分自身も含め、大好きな趣味を貶める行為でもある。
……今回だけだからと、誰かに謝った。笹塚の言う通り、つくづく自分は小心者である。
ちなみにそんな笹塚はと言うと。
「浩太さん。まだ、立ち直れない?」
「……あと1分」
彼は余裕の笑みで宗像さんと岸さんを見送ってから、ずっと壁に向かって両手をついて、落ち込んでいるのである……。
私が思うより、笹塚が食らったダメージは計り知れなかったらしい。
時々私につきあってゲームしたり、アニメを見たりするとはいえ、彼は基本的にオタクの世界とはかけ離れた、どちらかというと宗像さんや岸さん側の人間だ。ポーズやセリフを練習してた時から不安そうな顔をしていたけど、本番のダメージは桁違いだったようである。
「悪い、由里。俺、大体は受け入れられる方だと思ってたけど、ちょっとお前の世界、舐めてたかも」
「だ、大丈夫だよ浩太さん! 私は引きはしないけど、あのっ、ここは、ちょっと特殊なんだと思う! だから落ち込まないでいいんだよー!」
必死になって笹塚さんの背中を撫でて慰める。彼はきっかり一分落ち込んだ後、長いため息をついてようやく顔を上げた。
「……とりあえずこれで、さすがにもう宗像も岸も諦めるだろ。ものすごく凶悪な手だったが、これほど確実にトドメを刺す手もない。一安心、だな」
「そ、そうだね。うん、良かった。良かった……ね」
笹塚にとってはまさに諸刃の剣だったが、私達は何とか平穏を取り戻したのだ。
これがゲームだったら、今ごろエンディングの音楽と共にスタッフロールが流れてる所だろう。
笹塚のダメージも鑑みて、切なく寂しげなメロディーを所望する。魔王は滅びた。しかし勇者もまた、心に多大なる傷を負ってしまったのだ――みたいなフレーズも乗せて。
だが、私はかねてよりずっと、笹塚に対して企んでいた事があったのだ。今回の作戦に向けて練習している時から、私は彼にしてあげたいことがあったのである!
「よし、浩太さん。脅威も去ったことだし、今度のお休みにデートしよう。お祝いデートだ!」
「は? あ、デート? まぁ別にいいけど。でもどうしたんだ? そんな気合入れた顔をして」
「ふふふ。だって浩太さん、今回すごく頑張ったでしょ? 慣れない事いっぱいやって、落ち込む程、らしくない事までして。だから私、浩太さんを労おうってずっと思ってたんだ!」
労う? と不思議そうな顔で首を傾げる笹塚に、私はにっこりと微笑む。
笹塚が一杯不安を感じて悩んだり、苦しんだりした分、今度は私が彼を癒してあげるのだ。
いつまでも笹塚からの提案を待ってるばかりの羽坂由里ではないのだぞ。
「今度のデート、楽しみにしててね! 浩太さんをものすごく幸せにしてあげる!」
それこそ『はーとふるきゅんきゅん』並に。私は頑張るのだ!
◆◇◆◇
週が空けて会社に出社すると、朝の掃除中に岸さんとばったり出会った。
私の隣には水沢。彼女にはすでにメールで「ミッションコンプリート」と伝えてある。
おはようございます、と挨拶すると彼は「おはよ」と短く返事して決まり悪げに眼をそらす。
岸さんは、ちゃんと私を諦めてるだろうか?
確認のために、少し彼をつついてみる。
「岸さん。先日は楽しかったですね。あ、そうそう。お近づきのおしるしに、私からプレゼントを贈ろうと思ってるんですよ」
「……プレゼント?」
不審げな顔をする岸さんに、私はにっこりと笑ってみせた。
「前に蒼き輪廻の話、してたでしょう?私、あのゲームの同人誌をいっぱい持ってるんです。お奨めの本を何冊か差し上げようかなって――」
「ちょっ! そういう事、なんで会社で言うの!? 俺までそういう風に見られるじゃない。お願いだから少しは場所を考えて!」
口早にそう言って、岸さんがドン引きの表情で走り去っていく。
うむ、いい感じのヒキ方だ。にわかにオタクだからこそ、同人などの意味を知っており、公共の場でそんな話題を出してくる女が信じられないのだ。
私だって普段はこんな話題など会社でするわけない。けれど岸さん限定で、私が「そういう人間」だと思ってくれれば良い。どうせ出張期間が終われば、彼は分室工場へと帰るのだから。
ちなみに、もし岸さんが嫌がらせとして会社の人に「羽坂がオタクだ」とばらしたとしても全く困らない。
だって私は、ゲームが好きな『普通の人』なのだ。それ以上でもそれ以下でもない。ゲームオタクとバレても、何を恐れる必要があるだろう。
「あれは絶対、後で製造部の人間に愚痴ってバラすパターンね」
「言いそうだね。でもきっと皆「だから?」って顔すると思うから、ちょっと見ものだね」
くすくすと水沢と笑いあう。
人はそれぞれ、多種に渉った趣味を持っているもの。
でも、趣味に特別なものなんてない。中には理解できない趣味を持っている人もいるだろうけど、個人で楽しみ、人に迷惑をかけない分には構わないと思う。
でも世の中には、他人に言いやすい趣味と、言いにくい趣味がある。
……考えてみれば、それが私と笹塚の違いだったのだ。
人に言いにくいから、私は自分の趣味を『暗い』と感じ、『言えない趣味』だと思い込んでいた。
逆に笹塚の趣味は『明るい』と感じ、『公言できる趣味』だと思った。
私が不安を感じ、苦悩したのはまさにその部分。
だけど今は――少し、違う風に考えている。
確かに私のオタクな部分は他人には言いづらい。理解してくれない人間相手には、決して口に出せない趣味だろうと自覚している。
だけど後ろめたさを感じる必要もないのだ。頑なに秘匿しようと隠れなくていい。
大切な人や心を許す人達さえ、私の本当の姿を知ってくれたら、それだけでいいのだ。
所詮私が守れるものは、自分の身の回りだけという小さな世界だけなのだから。
「何はともあれ一件落着して良かったわね」
「うん。浩太さんの所も、宗像さんは一切来なくなったみたいだし。浩太さんがオタクになってしまったーって、宗像さんがOB仲間に愚痴ってたらしいけど」
あはは、と笑う。
でも笹塚に関して言えば、彼は被害者みたいなものだ。大学の友達にオタクとして見られてしまうのは辛くない? と聞いてみたら、もう滅多にOB会なんて行かないし、かつての仲間とも大分と疎遠になってるからいいんだ、と笑っていた。
それに園部さんのような仲のいい友人も数人いるし、その人達は自分を知っているから、宗像さんが何を言おうと関係ないとのことで。
私は自分の恋のために宗像さんを撃退した。だけど彼女は彼女で、いつかスポーツを楽しめる男性と出会えるといいな、と思った。
スポーツインストラクターなんてどうだろう? 格好の相手だと思うんだけどな。
全てが終わった後ではそんな事も暢気に思う。
「そういえば、あの悠真君の友達。例のメイド喫茶で働いてた子に、お礼は言ったの?」
「うん。ちゃんと言ったよ。でも楽しかったよ~って笑ってくれた」
あのリッカという女の子。本当に助かった。彼女がノリノリでやってくれたからこそ、あの二人に多大なるダメージを与える事ができたのだ。
20歳で学生。社会にまだ出ていないからか、何だか爽やかな若さを持っている明るい女の子だった。
なんかこんな事言ってると、自分がどんだけオバさん思考なんだと思ってしまうが……。
でもやっぱり、学生って若いなぁ。まだ4歳差なんだけど。
ちなみに、悠真君のお母さんがぽろっと零した、彼の家に遊びにきた女学生。それはリッカちゃんではなかった。
他にいるのである、女の子が。悠真君……まさか君は社会復帰して、いきなり女をたらしまくっているのではなかろうな。
でも、それは誤解らしくて、軽く聞いた所によると純粋に勉強会をするために呼んだのだとか。
……しかし、そんなの大学でもできるんじゃないかなあ。
そんな事もチラリと思ったが、この先は悠真君の領域(プライベート)だ。私がとやかく口にする事ではない。
少し寂しい気持ちもあるけど、それが友人とのつきあいというやつだ。
もし悠真君に彼女ができる、なんて事になったら、きっと彼は私に報告してくれるはず。
だから今は、彼の言葉を待つつもりでいる。
そんな風に私の周りでは何も変わらないように見えて、少しずつ何かが、変わり始めていた。
二人がいなくなって、私は小さく息をつく。もう、宗像さんも岸さんも、私達にちょっかいをかけてくることはないだろう。また手を出して来る事があれば、次は問答無用でコスプレしようと思っている。もちろんあの二人も巻き込むつもりだ。岸さんはともかく宗像さんは美人だから、どんなコスプレでも似合うだろうけど、どうやらそれは、想像で終わりそうである。
――悠真君による『二人にドン引きしてもらって諦めさせよう作戦』は大成功だった。
心の中では、ほんの少し罪悪感がある。結局私は『オタク』と呼ばれる嗜好を使って、あの二人を撃退したのだ。
それは自分自身も含め、大好きな趣味を貶める行為でもある。
……今回だけだからと、誰かに謝った。笹塚の言う通り、つくづく自分は小心者である。
ちなみにそんな笹塚はと言うと。
「浩太さん。まだ、立ち直れない?」
「……あと1分」
彼は余裕の笑みで宗像さんと岸さんを見送ってから、ずっと壁に向かって両手をついて、落ち込んでいるのである……。
私が思うより、笹塚が食らったダメージは計り知れなかったらしい。
時々私につきあってゲームしたり、アニメを見たりするとはいえ、彼は基本的にオタクの世界とはかけ離れた、どちらかというと宗像さんや岸さん側の人間だ。ポーズやセリフを練習してた時から不安そうな顔をしていたけど、本番のダメージは桁違いだったようである。
「悪い、由里。俺、大体は受け入れられる方だと思ってたけど、ちょっとお前の世界、舐めてたかも」
「だ、大丈夫だよ浩太さん! 私は引きはしないけど、あのっ、ここは、ちょっと特殊なんだと思う! だから落ち込まないでいいんだよー!」
必死になって笹塚さんの背中を撫でて慰める。彼はきっかり一分落ち込んだ後、長いため息をついてようやく顔を上げた。
「……とりあえずこれで、さすがにもう宗像も岸も諦めるだろ。ものすごく凶悪な手だったが、これほど確実にトドメを刺す手もない。一安心、だな」
「そ、そうだね。うん、良かった。良かった……ね」
笹塚にとってはまさに諸刃の剣だったが、私達は何とか平穏を取り戻したのだ。
これがゲームだったら、今ごろエンディングの音楽と共にスタッフロールが流れてる所だろう。
笹塚のダメージも鑑みて、切なく寂しげなメロディーを所望する。魔王は滅びた。しかし勇者もまた、心に多大なる傷を負ってしまったのだ――みたいなフレーズも乗せて。
だが、私はかねてよりずっと、笹塚に対して企んでいた事があったのだ。今回の作戦に向けて練習している時から、私は彼にしてあげたいことがあったのである!
「よし、浩太さん。脅威も去ったことだし、今度のお休みにデートしよう。お祝いデートだ!」
「は? あ、デート? まぁ別にいいけど。でもどうしたんだ? そんな気合入れた顔をして」
「ふふふ。だって浩太さん、今回すごく頑張ったでしょ? 慣れない事いっぱいやって、落ち込む程、らしくない事までして。だから私、浩太さんを労おうってずっと思ってたんだ!」
労う? と不思議そうな顔で首を傾げる笹塚に、私はにっこりと微笑む。
笹塚が一杯不安を感じて悩んだり、苦しんだりした分、今度は私が彼を癒してあげるのだ。
いつまでも笹塚からの提案を待ってるばかりの羽坂由里ではないのだぞ。
「今度のデート、楽しみにしててね! 浩太さんをものすごく幸せにしてあげる!」
それこそ『はーとふるきゅんきゅん』並に。私は頑張るのだ!
◆◇◆◇
週が空けて会社に出社すると、朝の掃除中に岸さんとばったり出会った。
私の隣には水沢。彼女にはすでにメールで「ミッションコンプリート」と伝えてある。
おはようございます、と挨拶すると彼は「おはよ」と短く返事して決まり悪げに眼をそらす。
岸さんは、ちゃんと私を諦めてるだろうか?
確認のために、少し彼をつついてみる。
「岸さん。先日は楽しかったですね。あ、そうそう。お近づきのおしるしに、私からプレゼントを贈ろうと思ってるんですよ」
「……プレゼント?」
不審げな顔をする岸さんに、私はにっこりと笑ってみせた。
「前に蒼き輪廻の話、してたでしょう?私、あのゲームの同人誌をいっぱい持ってるんです。お奨めの本を何冊か差し上げようかなって――」
「ちょっ! そういう事、なんで会社で言うの!? 俺までそういう風に見られるじゃない。お願いだから少しは場所を考えて!」
口早にそう言って、岸さんがドン引きの表情で走り去っていく。
うむ、いい感じのヒキ方だ。にわかにオタクだからこそ、同人などの意味を知っており、公共の場でそんな話題を出してくる女が信じられないのだ。
私だって普段はこんな話題など会社でするわけない。けれど岸さん限定で、私が「そういう人間」だと思ってくれれば良い。どうせ出張期間が終われば、彼は分室工場へと帰るのだから。
ちなみに、もし岸さんが嫌がらせとして会社の人に「羽坂がオタクだ」とばらしたとしても全く困らない。
だって私は、ゲームが好きな『普通の人』なのだ。それ以上でもそれ以下でもない。ゲームオタクとバレても、何を恐れる必要があるだろう。
「あれは絶対、後で製造部の人間に愚痴ってバラすパターンね」
「言いそうだね。でもきっと皆「だから?」って顔すると思うから、ちょっと見ものだね」
くすくすと水沢と笑いあう。
人はそれぞれ、多種に渉った趣味を持っているもの。
でも、趣味に特別なものなんてない。中には理解できない趣味を持っている人もいるだろうけど、個人で楽しみ、人に迷惑をかけない分には構わないと思う。
でも世の中には、他人に言いやすい趣味と、言いにくい趣味がある。
……考えてみれば、それが私と笹塚の違いだったのだ。
人に言いにくいから、私は自分の趣味を『暗い』と感じ、『言えない趣味』だと思い込んでいた。
逆に笹塚の趣味は『明るい』と感じ、『公言できる趣味』だと思った。
私が不安を感じ、苦悩したのはまさにその部分。
だけど今は――少し、違う風に考えている。
確かに私のオタクな部分は他人には言いづらい。理解してくれない人間相手には、決して口に出せない趣味だろうと自覚している。
だけど後ろめたさを感じる必要もないのだ。頑なに秘匿しようと隠れなくていい。
大切な人や心を許す人達さえ、私の本当の姿を知ってくれたら、それだけでいいのだ。
所詮私が守れるものは、自分の身の回りだけという小さな世界だけなのだから。
「何はともあれ一件落着して良かったわね」
「うん。浩太さんの所も、宗像さんは一切来なくなったみたいだし。浩太さんがオタクになってしまったーって、宗像さんがOB仲間に愚痴ってたらしいけど」
あはは、と笑う。
でも笹塚に関して言えば、彼は被害者みたいなものだ。大学の友達にオタクとして見られてしまうのは辛くない? と聞いてみたら、もう滅多にOB会なんて行かないし、かつての仲間とも大分と疎遠になってるからいいんだ、と笑っていた。
それに園部さんのような仲のいい友人も数人いるし、その人達は自分を知っているから、宗像さんが何を言おうと関係ないとのことで。
私は自分の恋のために宗像さんを撃退した。だけど彼女は彼女で、いつかスポーツを楽しめる男性と出会えるといいな、と思った。
スポーツインストラクターなんてどうだろう? 格好の相手だと思うんだけどな。
全てが終わった後ではそんな事も暢気に思う。
「そういえば、あの悠真君の友達。例のメイド喫茶で働いてた子に、お礼は言ったの?」
「うん。ちゃんと言ったよ。でも楽しかったよ~って笑ってくれた」
あのリッカという女の子。本当に助かった。彼女がノリノリでやってくれたからこそ、あの二人に多大なるダメージを与える事ができたのだ。
20歳で学生。社会にまだ出ていないからか、何だか爽やかな若さを持っている明るい女の子だった。
なんかこんな事言ってると、自分がどんだけオバさん思考なんだと思ってしまうが……。
でもやっぱり、学生って若いなぁ。まだ4歳差なんだけど。
ちなみに、悠真君のお母さんがぽろっと零した、彼の家に遊びにきた女学生。それはリッカちゃんではなかった。
他にいるのである、女の子が。悠真君……まさか君は社会復帰して、いきなり女をたらしまくっているのではなかろうな。
でも、それは誤解らしくて、軽く聞いた所によると純粋に勉強会をするために呼んだのだとか。
……しかし、そんなの大学でもできるんじゃないかなあ。
そんな事もチラリと思ったが、この先は悠真君の領域(プライベート)だ。私がとやかく口にする事ではない。
少し寂しい気持ちもあるけど、それが友人とのつきあいというやつだ。
もし悠真君に彼女ができる、なんて事になったら、きっと彼は私に報告してくれるはず。
だから今は、彼の言葉を待つつもりでいる。
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※30,000字程度で完結します。
(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
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