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23 王妃は生き残った
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「やあ、その子が君の妃かな」
いきなり、年輩の男の確とした声が響いた。
「モンタニエ教授」
「心配いらない。まだ未遂のようだ。少し切れて、出血したんだろう。反応が遅かったから、ほんの少量だな」
まるで見てきたように言う。
「はっ、本当に敵討ちしたんだな」
ミハウがアストリの頭をポンポンと撫でた。
「本当ですか……?」
「大丈夫だよ、お嬢さんは、まだ純潔のままじゃ」
「ああ……」
アストリはミハウにしがみ付いたまま泣き出した。
「よし、すぐ結婚しよう、アストリ。私が上書きして、ナニがどういうものか、ちゃんと一から十まで教えてあげるからね」
「これこれそう慌てなくてもよい。取り敢えずここから出ようか」
教授は腰のベルトに付けた小さなバックから、ぐるぐると巻いた羊皮紙を取り出した。
「何だそれは?」
「これはマジックバッグですよ。で、これが転移の魔法陣」
「ほう魔道具か、この三年の間に便利になったものだ」
「いやあ、帝国には優秀な魔道具士が多いんじゃ。だが、なかなか仲間にはならんかった」
どういう事だとミハウは思う。真面目に重々しい顔で頷くモンタニエ教授を、勝手に色々試しているのではないかと、少し疑惑の目で見る。
「だがつい最近とうとう仲間になった奴がいての、そいつが優秀なんだ。ほれ、これが私の屋敷行き。これがミハウ様の屋敷行き。これが修道院長の屋敷行き」
モンタニエ教授は自慢げに、腰のマジックバッグから魔法陣の羊皮紙を取り出す。
「私の屋敷もあるのですか」
修道院長が入って来た。ミハウ程ではないがかなり血で汚れている。
「もうちょっと、話し合えると思っていたのに」と溜め息を吐く。
「いきなり審問はないな。この国くらいじゃないか? 拷問とか、いつの時代だ」
「そうね、驚いたわ。これは駄目かなと思ったわ」
「お疲れさん」
モンタニエ教授がねぎらいつつ「取り敢えず、院長の所に行くか」と転移の羊皮紙を広げていると、部屋の中からガターンと音がした。
「くっ、苦しい」
女の呻き声もする。
「えっ?」
「お?」
教授がベッドの向こうを見ると、女がカーテンを引き千切って悶え苦しんでいる。その向こうに侍女と護衛騎士が見えるが誰も血を吐いて息絶えていた。
「痛い、痛い、痛いっ!」
「王妃様……」
「へえ、こいつが全ての元凶か?」
あの女が生きている。
「教授にやろう。実験に使ってくれるさ」
ミハウが吐き捨てるように言った。
「そうか、遠慮なく頂こう。しかし色っぽい女子じゃのう」
「ななな、何で、痛い、痛い」
モンタニエ教授は嬉しそうに魔道具を取り出しては装着する。
「ええと、これは隷属の首輪。これは魔法封じの腕輪。おまけに魔力を吸い取る足輪。なかなか似合うの」
「結構エグいな」
「何をするのよ、こんな物を! 私は王妃よ! 無礼者!」
「あんたには、私の実験に付き合ってもらうことになっての」
「アレですか、海の底とか、地の底とか──」
修道院長が冷たい目で女を見下ろす。
「薬も色々、魔法も色々試してみたいの」
「いやああーーー、やめてええーーー!」
王妃の声が殆んど死人ばかりの聖堂に虚しく響いた。
そうして一同は王都の修道院長の屋敷に飛んだ。
「私は引退するの、そして疫病で死んだことにするのよ」
院長はニヤリと笑う。
「私の遺産相続人は私なの。修道院はしばらくいいわ。新しい世界を探すわ」
「院長、お帰りなさいませ」
年若い侍従が現れた。目立たない顔をした中肉中背の男だ。
「この男はロジェ、孤児院出身なの。目端が利くので側で秘書の仕事をさせていたのよ。こちらに来る途中で馬車が事故に遭って、みんな死んじゃって、私達も大怪我をしたの。まあ事故みたいなものだけどね、死ななくて良かったわ」
「お風呂の用意をいたします、少しお待ちください」
ロジェは直ぐに部屋から出て行く。
「なるほど」
人は寂しいのか、語れる相手や仲間が欲しいのか。
ミハウは自分に寄り添うアストリを見る。少し不安げなグレーの瞳に見上げられて、早いとこ結婚したいと思うのだった。
◇◇
王都の聖サウレ大聖堂の騒ぎが国に伝えられたが、司教も国王も王妃もいない。王宮を預かる騎士団長も魔術師長も宰相もいない。
王家から派遣された兵士たちがおっかなびっくり駆け付けると、大聖堂は血の海だった。
聖堂の外で取り囲んでいる兵士たちは口々に訴えた。
「疫病に罹った者が紛れ込んだらしい」
「次々に血を吐いて死んだ。恐ろしい」
「そんな病気があるのか」
「南の国であったそうだ。皆死に絶えたと聞いた」
「俺は北の国で聞いたぞ」
「私は東の国であったと」
「恐ろしい」
大聖堂の死体の中に司教や主だった聖職者、そして奥の部屋で国王と宰相と騎士団長と魔術師長の遺体を発見して大騒ぎになった。
しかし、遺体には外傷はなく、毒物も発見されず、血を吐いた跡があり、やはり伝染性の高い疫病の所為かと思われた。
アストリと修道院長は疫病の為、自宅で隔離療養となった。
王宮で高位貴族が話し合った結果、死んだ国王には子供がいなくて、新しい国王に前国王の弟の息子である従兄弟が立った。上級ポストがいきなり空いたので、貴族たちはかなり揉めた。
お陰で疫病死亡説がすんなり決まった。
王妃は行方不明となり、捜索は打ち切られた。
◇◇
王宮から派遣された取調官に対し、アストリは大聖堂で騒ぎにあって、逃げ帰ったと証言した。何も見ていない、何も聞いていない、何も知らないと。
大聖堂では新たな司教が選挙によって選ばれた。聖サウレ教会派の勢力は削がれ、ヴィア派が拮抗した勢力となった。
その年、ネウストリア王国では、国王と王妃が病に斃れて死んだ。同じ年、国王の側近の騎士団長や宰相たちも同じ病で相次いで死んだと御布令が出された。
新国王によって盛大な葬儀が執り行われたが、疫病を恐れた庶民は遠巻きに見守るだけであった。
いきなり、年輩の男の確とした声が響いた。
「モンタニエ教授」
「心配いらない。まだ未遂のようだ。少し切れて、出血したんだろう。反応が遅かったから、ほんの少量だな」
まるで見てきたように言う。
「はっ、本当に敵討ちしたんだな」
ミハウがアストリの頭をポンポンと撫でた。
「本当ですか……?」
「大丈夫だよ、お嬢さんは、まだ純潔のままじゃ」
「ああ……」
アストリはミハウにしがみ付いたまま泣き出した。
「よし、すぐ結婚しよう、アストリ。私が上書きして、ナニがどういうものか、ちゃんと一から十まで教えてあげるからね」
「これこれそう慌てなくてもよい。取り敢えずここから出ようか」
教授は腰のベルトに付けた小さなバックから、ぐるぐると巻いた羊皮紙を取り出した。
「何だそれは?」
「これはマジックバッグですよ。で、これが転移の魔法陣」
「ほう魔道具か、この三年の間に便利になったものだ」
「いやあ、帝国には優秀な魔道具士が多いんじゃ。だが、なかなか仲間にはならんかった」
どういう事だとミハウは思う。真面目に重々しい顔で頷くモンタニエ教授を、勝手に色々試しているのではないかと、少し疑惑の目で見る。
「だがつい最近とうとう仲間になった奴がいての、そいつが優秀なんだ。ほれ、これが私の屋敷行き。これがミハウ様の屋敷行き。これが修道院長の屋敷行き」
モンタニエ教授は自慢げに、腰のマジックバッグから魔法陣の羊皮紙を取り出す。
「私の屋敷もあるのですか」
修道院長が入って来た。ミハウ程ではないがかなり血で汚れている。
「もうちょっと、話し合えると思っていたのに」と溜め息を吐く。
「いきなり審問はないな。この国くらいじゃないか? 拷問とか、いつの時代だ」
「そうね、驚いたわ。これは駄目かなと思ったわ」
「お疲れさん」
モンタニエ教授がねぎらいつつ「取り敢えず、院長の所に行くか」と転移の羊皮紙を広げていると、部屋の中からガターンと音がした。
「くっ、苦しい」
女の呻き声もする。
「えっ?」
「お?」
教授がベッドの向こうを見ると、女がカーテンを引き千切って悶え苦しんでいる。その向こうに侍女と護衛騎士が見えるが誰も血を吐いて息絶えていた。
「痛い、痛い、痛いっ!」
「王妃様……」
「へえ、こいつが全ての元凶か?」
あの女が生きている。
「教授にやろう。実験に使ってくれるさ」
ミハウが吐き捨てるように言った。
「そうか、遠慮なく頂こう。しかし色っぽい女子じゃのう」
「ななな、何で、痛い、痛い」
モンタニエ教授は嬉しそうに魔道具を取り出しては装着する。
「ええと、これは隷属の首輪。これは魔法封じの腕輪。おまけに魔力を吸い取る足輪。なかなか似合うの」
「結構エグいな」
「何をするのよ、こんな物を! 私は王妃よ! 無礼者!」
「あんたには、私の実験に付き合ってもらうことになっての」
「アレですか、海の底とか、地の底とか──」
修道院長が冷たい目で女を見下ろす。
「薬も色々、魔法も色々試してみたいの」
「いやああーーー、やめてええーーー!」
王妃の声が殆んど死人ばかりの聖堂に虚しく響いた。
そうして一同は王都の修道院長の屋敷に飛んだ。
「私は引退するの、そして疫病で死んだことにするのよ」
院長はニヤリと笑う。
「私の遺産相続人は私なの。修道院はしばらくいいわ。新しい世界を探すわ」
「院長、お帰りなさいませ」
年若い侍従が現れた。目立たない顔をした中肉中背の男だ。
「この男はロジェ、孤児院出身なの。目端が利くので側で秘書の仕事をさせていたのよ。こちらに来る途中で馬車が事故に遭って、みんな死んじゃって、私達も大怪我をしたの。まあ事故みたいなものだけどね、死ななくて良かったわ」
「お風呂の用意をいたします、少しお待ちください」
ロジェは直ぐに部屋から出て行く。
「なるほど」
人は寂しいのか、語れる相手や仲間が欲しいのか。
ミハウは自分に寄り添うアストリを見る。少し不安げなグレーの瞳に見上げられて、早いとこ結婚したいと思うのだった。
◇◇
王都の聖サウレ大聖堂の騒ぎが国に伝えられたが、司教も国王も王妃もいない。王宮を預かる騎士団長も魔術師長も宰相もいない。
王家から派遣された兵士たちがおっかなびっくり駆け付けると、大聖堂は血の海だった。
聖堂の外で取り囲んでいる兵士たちは口々に訴えた。
「疫病に罹った者が紛れ込んだらしい」
「次々に血を吐いて死んだ。恐ろしい」
「そんな病気があるのか」
「南の国であったそうだ。皆死に絶えたと聞いた」
「俺は北の国で聞いたぞ」
「私は東の国であったと」
「恐ろしい」
大聖堂の死体の中に司教や主だった聖職者、そして奥の部屋で国王と宰相と騎士団長と魔術師長の遺体を発見して大騒ぎになった。
しかし、遺体には外傷はなく、毒物も発見されず、血を吐いた跡があり、やはり伝染性の高い疫病の所為かと思われた。
アストリと修道院長は疫病の為、自宅で隔離療養となった。
王宮で高位貴族が話し合った結果、死んだ国王には子供がいなくて、新しい国王に前国王の弟の息子である従兄弟が立った。上級ポストがいきなり空いたので、貴族たちはかなり揉めた。
お陰で疫病死亡説がすんなり決まった。
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◇◇
王宮から派遣された取調官に対し、アストリは大聖堂で騒ぎにあって、逃げ帰ったと証言した。何も見ていない、何も聞いていない、何も知らないと。
大聖堂では新たな司教が選挙によって選ばれた。聖サウレ教会派の勢力は削がれ、ヴィア派が拮抗した勢力となった。
その年、ネウストリア王国では、国王と王妃が病に斃れて死んだ。同じ年、国王の側近の騎士団長や宰相たちも同じ病で相次いで死んだと御布令が出された。
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