43 / 57
第二章~ヒューマンの国~
43話 さっきの商売について
しおりを挟む
ギルド長の部屋を出た途端ドーコが質問をしてきた。
「なんであんなにいっぱいあったお金を一気に使っちゃったの? それに商人ギルド長はなんかドワルフのことを褒めて気に入ってたし! 訳がわかんないよ!」
「それはなドーコ、俺が今1000万リラを持って帰ったら商人ギルドはどうなる?」
「その後、その装備を更に高値で売ってもっと利益が出るよ」
「そりゃその後時間が経てばそうなるが今すぐもっといい交渉が出来そうな機会が来たらどうする? すでにかなりの大金を支払った後だ。なかなか手を出すことは難しいだろう」
「それなら待って貰えば」
「その間に別の所で売れてしまったらどうする? 地図で見る限り確かにここが最大の商人ギルドのようだが他にも売る場所はあるようだしな」
「んー? でもいまいち納得できないよ」
「だから俺はそう言った場合のために相手も支払った額が少なくなるよう調整したんだ。魔法鞄の値段は大体想像がシュドのでついたしな」
「それにしてもどうして家を郊外の方にしたの? 絶対中心部の賃貸にした方が楽だよ」
「賃貸かどうかは俺の好みが大きかったな。でも場所に関しては意味があるぞ」
「どんな意味があるの?」
「考えてもみろ。ここはドワーフの村じゃないんだぞ。朝も夜もカンカンカンカン鉄を叩いてたら間違いなく苦情がくる。でも郊外だったらそこまでひどい苦情は来ないだろう」
「うーん確かにそれはそうだね。1人だったから気付かなかったよ」
「それに残りの50万リラだって結構な値段だろ?」
「うんそうだね」
「1000万リラの商品を相手はこれで50万リラで買ったってことになるんだ」
「おぉーそれならすっごく相手もお得だね!」
「そういうことだ。じゃあ魔法鞄を貰って、家の場所聞いて行ってみるか!」
そう言ってさっきの受付のお姉さんに魔法鞄を貰う。
「魔法鞄ですが本人様認証として魔法印を押していただいてもよろしいでしょうか?」
言われた通り押すとほんのり光が放たれた。
「これでドワルフ様専用の魔法鞄になりました」
中身を確認するとしっかりと50万リラと俺用の名刺が入っていた。
「ドワルフ様のお家の場所ですがこちらになっております」
「ちなみに中心街だった場合ってどこになりますか?」
「こちらになります」
地図に印をつけてもらい、一安心する。やっぱりこっちを選んで正解だった。土地広くしっかり元鍛冶場で周りに建物がない。きっと最初から試すつもりだったんだろう。
「ありがとうございました。それではまた」
「はい。良き商いを」
そう言って商人ギルドを後にする。ここからマイホームにはかなりの距離があるな。それに晩ご飯を食べられる状況かわからない。掃除をする必要があるかもしれないしな。
「ドーコ、ちょっと早いけどここら辺で晩ご飯を済ませるか。あと当分の食材と鍛冶に必要な素材を買って帰ろう」
「そうだねー。いちいち来るの面倒だもんね。それにその魔法鞄も有るし」
「しまったなここら辺でおすすめの飯屋でも教えて貰えばよかったな。でも今更戻るのもダサいし」
「それなら私いいお店知ってるよ! エールを出す良いお店!」
エールを出す良いお店なんじゃなくてエールを出すから良いお店なんじゃないだろうか?
「ほらいこ!」
ドーコがこちらに向かって手を突き出すのでそれを手に取りドーコおすすめの店へと向かう。道中に様々な商店があったのでそこで塩漬けや日持ちするものを買っていく。後寝巻きを買う。なんとしてもしっかりとした睡眠の取れる寝巻きを買う。ドーコも可愛らしい寝巻きを買っていた。買えば買うほど分かるのだが50万リラでも十分裕福な生活が出来そうだ。ある程度の食料も買った。
次は鍛冶の素材だがこちらはなかなか高かった。特にドワーフ鋼は店に並んではいる物の1万リラとなかなか手が出せるものではなかった。
〔ドワルフ:なぁドヴァルグのみんな、ドワーフ鋼をこっちに安値で送ってくれたりしないか? こっちだと高くて高くて〕
〔いやードワルフの頼みなら聞いてやりてぇんだが、前のスタンピードで鉄を取りに行く奴も怪我しちまってなかなか取れねぇんだ〕
〔こっちでもヒューマンの国から鉄を買おうかって話になっててな〕
〔そういうことだからすまねぇ、仕送りはできそうにねぇ〕
〔ドワルフ:いやいやこっちが悪い。早く傷が良くなることを願ってるよ〕
うーむこうなったら少々値が張るが買うしかないだろう……。あーいっぱい買い物してたら残り23万リラしか無いぞ! もう半分しかない!!
なんて事を考えながら歩いてると一際高い値段で売られている金属を目にした。
『ヒヒイロカネ 20万リラ』
「なぁドーコ、ヒヒイロカネってなんだ? ものすっごく高いんだが」
「あーあれは魔法の変換率が凄くいい金属なんだよ! だから一流の魔法使いとか魔法剣士が使ったりするね。でも私たちドワーフにはあんまりって確かドワルフは【ヒューマンの良心】持ちだったよね。だったら使えるかもしれないけど……まさか買うなんて言わないよね?」
「いやー新しい金属もいいかなーと」
「バカドワルフ!! もう23万リラしかないんだよ! ヒヒイロカネなんて買っちゃったら残り3万リラになっちゃうじゃん! 私と財布の管理変わんないよ!?」
「ぐっわかったとりあえず我慢することにしよう」
「はーいはーい貴重なヒヒイロカネだよー! この機会を逃したらもう当分買う機会なんてないよー!」
「買います!」
「毎度あり!!」
握っていた手がギリギリと強く握られる。
「ねぇ……さっきの話聞いてた?」
「聞いてた聞いてた!」
「じゃあなんで買っちゃうのさ馬鹿ーーー!!!」
辺りの人がドーコを注目する。
「ドーコそんなに街中で大きな声を出すもんじゃない」
「誰が出させてるの!」
「ほらほら買い物も全部済んだしドーコがおすすめの店に行こうぜ。そこでエールを飲んで長旅の疲れを癒そう」
「長旅よりさっきの怒鳴り声に疲れたよ」
★ ★ ★
「ほらついたよ」
「なぁドーコ繋いだ手を緩めるのはいつになるのかな?」
「あー忘れてたー」
絶対嘘だこの腹黒リ。
カランカラン
「いらっしゃい。こりゃー珍しいお客さんだ。久しぶりじゃないかドーコちゃん」
「うん! 久しぶりマスター」
「それにしても隣の人は誰だい手なんか繋いじゃってさ。もしかしてドーコちゃんのいい人かい?」
ドーコが連れてきたのは飯屋じゃなくてバーだった。まぁエールの時点でそんな気はしてたんだが。
「こっちはドワルフ! 私の旦那さんだよ!」
そう恥ずかしげもなく紹介され俺が逆に困惑する。まだ結婚した実感が湧いていないからだ。
「どーも俺はメインジョブ配信者、サブジョブなしのドワルフだ。これからこの国でドーコと2人で暮らして行くから何度か寄らせてもらうことになると思う」
「おぉそうかいそうかい俺はメインジョブ料理人サブジョブ剣士のバディルだ。ご贔屓によろしく頼むよ」
「じゃあマスターいつもの二人前よろしく!」
「あいよー」
早く家を見に行きたいがドーコ馴染みの店となっては話が長くるだろう。
〔ドワルフ:じゃあ今日の配信はこの辺で。見てくれてありがとうな!〕
〔エマ:おつかれ。早くお金貯めてね〕
うっそれを言われると弱い。
〔ドバン:お疲れ様。明日鍛冶場見せてくれよ!〕
〔ドワルフ:あー期待はそんなにしないでくれよ。〕
そう言ってから配信を切る。今日の夜も長そうだ。
「なんであんなにいっぱいあったお金を一気に使っちゃったの? それに商人ギルド長はなんかドワルフのことを褒めて気に入ってたし! 訳がわかんないよ!」
「それはなドーコ、俺が今1000万リラを持って帰ったら商人ギルドはどうなる?」
「その後、その装備を更に高値で売ってもっと利益が出るよ」
「そりゃその後時間が経てばそうなるが今すぐもっといい交渉が出来そうな機会が来たらどうする? すでにかなりの大金を支払った後だ。なかなか手を出すことは難しいだろう」
「それなら待って貰えば」
「その間に別の所で売れてしまったらどうする? 地図で見る限り確かにここが最大の商人ギルドのようだが他にも売る場所はあるようだしな」
「んー? でもいまいち納得できないよ」
「だから俺はそう言った場合のために相手も支払った額が少なくなるよう調整したんだ。魔法鞄の値段は大体想像がシュドのでついたしな」
「それにしてもどうして家を郊外の方にしたの? 絶対中心部の賃貸にした方が楽だよ」
「賃貸かどうかは俺の好みが大きかったな。でも場所に関しては意味があるぞ」
「どんな意味があるの?」
「考えてもみろ。ここはドワーフの村じゃないんだぞ。朝も夜もカンカンカンカン鉄を叩いてたら間違いなく苦情がくる。でも郊外だったらそこまでひどい苦情は来ないだろう」
「うーん確かにそれはそうだね。1人だったから気付かなかったよ」
「それに残りの50万リラだって結構な値段だろ?」
「うんそうだね」
「1000万リラの商品を相手はこれで50万リラで買ったってことになるんだ」
「おぉーそれならすっごく相手もお得だね!」
「そういうことだ。じゃあ魔法鞄を貰って、家の場所聞いて行ってみるか!」
そう言ってさっきの受付のお姉さんに魔法鞄を貰う。
「魔法鞄ですが本人様認証として魔法印を押していただいてもよろしいでしょうか?」
言われた通り押すとほんのり光が放たれた。
「これでドワルフ様専用の魔法鞄になりました」
中身を確認するとしっかりと50万リラと俺用の名刺が入っていた。
「ドワルフ様のお家の場所ですがこちらになっております」
「ちなみに中心街だった場合ってどこになりますか?」
「こちらになります」
地図に印をつけてもらい、一安心する。やっぱりこっちを選んで正解だった。土地広くしっかり元鍛冶場で周りに建物がない。きっと最初から試すつもりだったんだろう。
「ありがとうございました。それではまた」
「はい。良き商いを」
そう言って商人ギルドを後にする。ここからマイホームにはかなりの距離があるな。それに晩ご飯を食べられる状況かわからない。掃除をする必要があるかもしれないしな。
「ドーコ、ちょっと早いけどここら辺で晩ご飯を済ませるか。あと当分の食材と鍛冶に必要な素材を買って帰ろう」
「そうだねー。いちいち来るの面倒だもんね。それにその魔法鞄も有るし」
「しまったなここら辺でおすすめの飯屋でも教えて貰えばよかったな。でも今更戻るのもダサいし」
「それなら私いいお店知ってるよ! エールを出す良いお店!」
エールを出す良いお店なんじゃなくてエールを出すから良いお店なんじゃないだろうか?
「ほらいこ!」
ドーコがこちらに向かって手を突き出すのでそれを手に取りドーコおすすめの店へと向かう。道中に様々な商店があったのでそこで塩漬けや日持ちするものを買っていく。後寝巻きを買う。なんとしてもしっかりとした睡眠の取れる寝巻きを買う。ドーコも可愛らしい寝巻きを買っていた。買えば買うほど分かるのだが50万リラでも十分裕福な生活が出来そうだ。ある程度の食料も買った。
次は鍛冶の素材だがこちらはなかなか高かった。特にドワーフ鋼は店に並んではいる物の1万リラとなかなか手が出せるものではなかった。
〔ドワルフ:なぁドヴァルグのみんな、ドワーフ鋼をこっちに安値で送ってくれたりしないか? こっちだと高くて高くて〕
〔いやードワルフの頼みなら聞いてやりてぇんだが、前のスタンピードで鉄を取りに行く奴も怪我しちまってなかなか取れねぇんだ〕
〔こっちでもヒューマンの国から鉄を買おうかって話になっててな〕
〔そういうことだからすまねぇ、仕送りはできそうにねぇ〕
〔ドワルフ:いやいやこっちが悪い。早く傷が良くなることを願ってるよ〕
うーむこうなったら少々値が張るが買うしかないだろう……。あーいっぱい買い物してたら残り23万リラしか無いぞ! もう半分しかない!!
なんて事を考えながら歩いてると一際高い値段で売られている金属を目にした。
『ヒヒイロカネ 20万リラ』
「なぁドーコ、ヒヒイロカネってなんだ? ものすっごく高いんだが」
「あーあれは魔法の変換率が凄くいい金属なんだよ! だから一流の魔法使いとか魔法剣士が使ったりするね。でも私たちドワーフにはあんまりって確かドワルフは【ヒューマンの良心】持ちだったよね。だったら使えるかもしれないけど……まさか買うなんて言わないよね?」
「いやー新しい金属もいいかなーと」
「バカドワルフ!! もう23万リラしかないんだよ! ヒヒイロカネなんて買っちゃったら残り3万リラになっちゃうじゃん! 私と財布の管理変わんないよ!?」
「ぐっわかったとりあえず我慢することにしよう」
「はーいはーい貴重なヒヒイロカネだよー! この機会を逃したらもう当分買う機会なんてないよー!」
「買います!」
「毎度あり!!」
握っていた手がギリギリと強く握られる。
「ねぇ……さっきの話聞いてた?」
「聞いてた聞いてた!」
「じゃあなんで買っちゃうのさ馬鹿ーーー!!!」
辺りの人がドーコを注目する。
「ドーコそんなに街中で大きな声を出すもんじゃない」
「誰が出させてるの!」
「ほらほら買い物も全部済んだしドーコがおすすめの店に行こうぜ。そこでエールを飲んで長旅の疲れを癒そう」
「長旅よりさっきの怒鳴り声に疲れたよ」
★ ★ ★
「ほらついたよ」
「なぁドーコ繋いだ手を緩めるのはいつになるのかな?」
「あー忘れてたー」
絶対嘘だこの腹黒リ。
カランカラン
「いらっしゃい。こりゃー珍しいお客さんだ。久しぶりじゃないかドーコちゃん」
「うん! 久しぶりマスター」
「それにしても隣の人は誰だい手なんか繋いじゃってさ。もしかしてドーコちゃんのいい人かい?」
ドーコが連れてきたのは飯屋じゃなくてバーだった。まぁエールの時点でそんな気はしてたんだが。
「こっちはドワルフ! 私の旦那さんだよ!」
そう恥ずかしげもなく紹介され俺が逆に困惑する。まだ結婚した実感が湧いていないからだ。
「どーも俺はメインジョブ配信者、サブジョブなしのドワルフだ。これからこの国でドーコと2人で暮らして行くから何度か寄らせてもらうことになると思う」
「おぉそうかいそうかい俺はメインジョブ料理人サブジョブ剣士のバディルだ。ご贔屓によろしく頼むよ」
「じゃあマスターいつもの二人前よろしく!」
「あいよー」
早く家を見に行きたいがドーコ馴染みの店となっては話が長くるだろう。
〔ドワルフ:じゃあ今日の配信はこの辺で。見てくれてありがとうな!〕
〔エマ:おつかれ。早くお金貯めてね〕
うっそれを言われると弱い。
〔ドバン:お疲れ様。明日鍛冶場見せてくれよ!〕
〔ドワルフ:あー期待はそんなにしないでくれよ。〕
そう言ってから配信を切る。今日の夜も長そうだ。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
おっさんの異世界建国記
なつめ猫
ファンタジー
中年冒険者エイジは、10年間異世界で暮らしていたが、仲間に裏切られ怪我をしてしまい膝の故障により、パーティを追放されてしまう。さらに冒険者ギルドから任された辺境開拓も依頼内容とは違っていたのであった。現地で、何気なく保護した獣人の美少女と幼女から頼られたエイジは、村を作り発展させていく。
ターン制魔法使い
Nara
ファンタジー
長年プレイしてきたお気に入りのファンタジーゲーム。その世界に突然転移してしまった青年。しかし、ゲーム内で支配していた強大な英雄ではなく、彼が転生したのは「奴隷魔法使い」としての姿だった。迷宮主によって統治されるこの世界は、危険なモンスターが潜む迷宮を攻略することが中心となっている。
彼は到着直後、恐ろしい事実を知る。同じように地球から転移してきた者たちは、迷宮に入らなければ悲惨な運命が待っているということだ。転移者は、迷宮から出てから20日以内に再び迷宮に入らなければ、内部のモンスターが彼らを追い求め、命を奪いにくるのだ。そのため、転移者の多くは指名手配犯となり、モンスターや当局に追われる存在になっている。
生き延びるため、主人公は自分が転移者であることを隠し、この過酷な世界の謎を解き明かそうとする。なぜ自分は奴隷魔法使いとしてこの世界に送られたのか? 迷宮を支配する迷宮主の正体とは? そして、迷宮と人命を結びつける邪悪な力の背後に何があるのか? 新たな仲間やかつての敵と共に、主人公は政治的な陰謀や当局の追跡をかわしながら、迷宮を攻略し、帰還の鍵を見つけるために奔走する。しかし、それ以上の運命が彼を待っているかもしれない…。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる