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第一章~ドワーフの村~
39話 そしてヒューマンの国へ
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「なぁなぁその婚約ネックレス立派だがそれに使ってるのってオリハルコンじゃねぇか?」
「あーそうだが問題あるか?」
逆に強気に出て誤魔化そう。
「いやーよくそんな小さく加工できるもんだなーと思ってな。なぁ長だったらできるのか?」
「ワシはとりあえず槍を作り終えてからじゃな。こっそり使ったことに関しては不問としてやろう」
ふぅー肝が冷えた。遠くで聞いていたのかドバンが笑っている。あれからかなり質問攻めに当たったが、だいぶ飲んだせいでまだ起きてるドワーフは大分限られていた。そういえばドワーフのみんなにフォローされたみたいだがどうなってるんだろうか?マイページと念じる。
--------------------------------------------------
名前 ドワルフ
レベル 30
視聴者数 0
フォロワー 148
HP:432/432 MP:888/888
筋 力:457
防御力:435
魔 力:558
精神力:538
敏 捷:258
メインジョブ 配信者
サブジョブ なし
スキル 【ハンマー使い】
ユニークスキル 【エルフの知恵】 【ドワーフの神】 【ヒューマンの良心】
--------------------------------------------------
おぉー遂にフォロワーが100人以上になったぞ!! それにステータスが半端なく上がっている気がするんだが。100ずつ増えているけど、もしかしたら100フォロワーを超えたからボーナスか?
そんなことに思考を巡らせながら飲んでいると遂に最後まで飲んでいた長も眠りについた。絶対明日みんなこんなところで寝てたら体痛めるぞと思いながらドーコを揺り起こす。
「なぁドーコ大丈夫か?」
「……ん? 大丈夫だよ?」
「突っ伏してるからてっきり俺はドーコも酔い潰れたのかと思ったぞ」
「いやー緊張で早く酔いがまわちゃっただけだよ。それにしてもこの有り様は酷いね」
「辺り一面酔い潰れたドワーフだからな。でもそれだけ俺たちを受け入れてくれたってことだろ」
「そうかもね。で、これからどうする?」
そう言ってドーコは顔を赤らめながら尋ねる。答えは決まっていた。まだ付き合いたてでアツアツだと言うのになかなかできずにいたんだ。2人でこっそり宴会から抜け出す。目指すはドーコの実家。なんというか家族の家でやるっていうのは背徳感が凄いが宿に行こうにもシュドが居るし仕方ない。
結婚衣装のまま化粧をしたドーコと一緒に一晩を明かした。普段と違うシチュエーションがより一層興奮させた……
★ ★ ★
「ふぁー眠いなー。起きろードーコ朝だぞ!」
「うーん昨日前より激しくなかったー?」
「気のせいだ」
そう言った時一階で物音がした。2人に一瞬で緊張が走る。俺はすぐさま扉に耳を当てて二階に人がいないことを確認する。そしてこっそりと自室へ戻ろうと扉を開けると、
「おはようドワルフ。いい朝じゃな。こんな朝には剣を交えて汗を流すのがいいんじゃろ?」
物凄い形相のドウェインが扉の前に立っていた。
「いやーいい朝ですねぇーこんな朝は優雅に朝ご飯を食べて和やかに過ごしましょうよ」
「そっそうだよパパ! それにこれが初めてってわけでもないんだし!」
「この馬鹿! ずっと隠してたのによりによってなんで今言うんだよ!!!」
「ほほう。ワシの可愛い娘を結婚前からじゃと……えーーーーい表に出い!!!! 決闘じゃ!!!」
「何言ってんのよあんた! もう朝ご飯作ったんだし冷める前にさっさと食べるんだよ!」
「そんなこと言ったってドベル! ドワルフが」
奥さんの名前何気に初めて聞いたな。覚えておかなきゃ
「あんただって結婚前からやったじゃないかい!」
「そっそれは」
「うぅパパとママのそんな話聞きたくなかったよ……」
「とにかく朝ご飯さっさと食べちまいな! ドーコとドワルフは早くシュドさんのところに行かなきゃならないんだろう?」
「あー!! そうだったドワルフ早く支度するよ! ほら着替えるからみんな出てって!」
バタンとドアが閉まり俺も自室に向かい着替える。自室に向かうまでドウェインの視線が痛かった。
★ ★ ★
「「「ごちそうさま」」」
「じゃあ早速向かおうか。ドワルフ!」
「ほらお別れとかいいのか? 久しぶりに会ったんだろ?」
「湿っぽくなっちゃうじゃん! じゃあこれだけ! ありがとねパパ! ママ! それじゃあまたね!!!」
「娘に何かあったら許さんからなドワルフ!!」
「もうあんたそんなこと言って。よろしく頼むよドワルフ」
「任された! 俺もお世話になりました! 娘さんを一生懸命守っていきます」
そう言ってドウェインの家、いやこの世界での実家を後にし門に向かう。みんな門の前で待っていてくれていた。
「よかったよ今度はいい気持ちでお前を送り出せて」
「ドバン! お前がいてくれて本当に助かった。これからも門とこの村をよろしく頼む」
「おう! 任された! ドワルフの旅路が幸多きことを祈ってるぜ!」
「ではこちらへどうぞ」
挨拶を終えた俺たちをまってからシュドが声をかける。
「ありがとう。それじゃあみんな行ってきます!」
みんなが手を振って俺たちを送り出してくれる。なんか気持ちがいいなこんな風に認められるってのは。ヒューマンの国でもこんなふうに慣れるよう頑張ろう。
「そうだシュドさん。わたしの家にちゃんと寄ってね」
「はい、かしこまりました」
そうだまだドーコの家によるんだったな。
★ ★ ★
やっぱり馬は早いなー。あっという間にドーコの家についた。前回入り切らなかった装備たちをどんどんとシュドの魔法鞄へ入れていく。
「ふうここもスッキリしたね!」
「そういやここはどうするんだ?」
「ママに適当に掃除しといてって頼んどいたよ! 旅が終わって帰ってきた時家が崩れてると寂しいからね」
「それもそうだな」
帰ってくるのはだいぶ先だろうがこの思い出の場所がしっかり残っていてくれるのは嬉しいな。
「では次はヒューマンの国へ行きましょうか」
一体どんなところなんだろうなヒューマンの国ってのは希望を募らせ馬車は進んでいく。
「あーそうだが問題あるか?」
逆に強気に出て誤魔化そう。
「いやーよくそんな小さく加工できるもんだなーと思ってな。なぁ長だったらできるのか?」
「ワシはとりあえず槍を作り終えてからじゃな。こっそり使ったことに関しては不問としてやろう」
ふぅー肝が冷えた。遠くで聞いていたのかドバンが笑っている。あれからかなり質問攻めに当たったが、だいぶ飲んだせいでまだ起きてるドワーフは大分限られていた。そういえばドワーフのみんなにフォローされたみたいだがどうなってるんだろうか?マイページと念じる。
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名前 ドワルフ
レベル 30
視聴者数 0
フォロワー 148
HP:432/432 MP:888/888
筋 力:457
防御力:435
魔 力:558
精神力:538
敏 捷:258
メインジョブ 配信者
サブジョブ なし
スキル 【ハンマー使い】
ユニークスキル 【エルフの知恵】 【ドワーフの神】 【ヒューマンの良心】
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おぉー遂にフォロワーが100人以上になったぞ!! それにステータスが半端なく上がっている気がするんだが。100ずつ増えているけど、もしかしたら100フォロワーを超えたからボーナスか?
そんなことに思考を巡らせながら飲んでいると遂に最後まで飲んでいた長も眠りについた。絶対明日みんなこんなところで寝てたら体痛めるぞと思いながらドーコを揺り起こす。
「なぁドーコ大丈夫か?」
「……ん? 大丈夫だよ?」
「突っ伏してるからてっきり俺はドーコも酔い潰れたのかと思ったぞ」
「いやー緊張で早く酔いがまわちゃっただけだよ。それにしてもこの有り様は酷いね」
「辺り一面酔い潰れたドワーフだからな。でもそれだけ俺たちを受け入れてくれたってことだろ」
「そうかもね。で、これからどうする?」
そう言ってドーコは顔を赤らめながら尋ねる。答えは決まっていた。まだ付き合いたてでアツアツだと言うのになかなかできずにいたんだ。2人でこっそり宴会から抜け出す。目指すはドーコの実家。なんというか家族の家でやるっていうのは背徳感が凄いが宿に行こうにもシュドが居るし仕方ない。
結婚衣装のまま化粧をしたドーコと一緒に一晩を明かした。普段と違うシチュエーションがより一層興奮させた……
★ ★ ★
「ふぁー眠いなー。起きろードーコ朝だぞ!」
「うーん昨日前より激しくなかったー?」
「気のせいだ」
そう言った時一階で物音がした。2人に一瞬で緊張が走る。俺はすぐさま扉に耳を当てて二階に人がいないことを確認する。そしてこっそりと自室へ戻ろうと扉を開けると、
「おはようドワルフ。いい朝じゃな。こんな朝には剣を交えて汗を流すのがいいんじゃろ?」
物凄い形相のドウェインが扉の前に立っていた。
「いやーいい朝ですねぇーこんな朝は優雅に朝ご飯を食べて和やかに過ごしましょうよ」
「そっそうだよパパ! それにこれが初めてってわけでもないんだし!」
「この馬鹿! ずっと隠してたのによりによってなんで今言うんだよ!!!」
「ほほう。ワシの可愛い娘を結婚前からじゃと……えーーーーい表に出い!!!! 決闘じゃ!!!」
「何言ってんのよあんた! もう朝ご飯作ったんだし冷める前にさっさと食べるんだよ!」
「そんなこと言ったってドベル! ドワルフが」
奥さんの名前何気に初めて聞いたな。覚えておかなきゃ
「あんただって結婚前からやったじゃないかい!」
「そっそれは」
「うぅパパとママのそんな話聞きたくなかったよ……」
「とにかく朝ご飯さっさと食べちまいな! ドーコとドワルフは早くシュドさんのところに行かなきゃならないんだろう?」
「あー!! そうだったドワルフ早く支度するよ! ほら着替えるからみんな出てって!」
バタンとドアが閉まり俺も自室に向かい着替える。自室に向かうまでドウェインの視線が痛かった。
★ ★ ★
「「「ごちそうさま」」」
「じゃあ早速向かおうか。ドワルフ!」
「ほらお別れとかいいのか? 久しぶりに会ったんだろ?」
「湿っぽくなっちゃうじゃん! じゃあこれだけ! ありがとねパパ! ママ! それじゃあまたね!!!」
「娘に何かあったら許さんからなドワルフ!!」
「もうあんたそんなこと言って。よろしく頼むよドワルフ」
「任された! 俺もお世話になりました! 娘さんを一生懸命守っていきます」
そう言ってドウェインの家、いやこの世界での実家を後にし門に向かう。みんな門の前で待っていてくれていた。
「よかったよ今度はいい気持ちでお前を送り出せて」
「ドバン! お前がいてくれて本当に助かった。これからも門とこの村をよろしく頼む」
「おう! 任された! ドワルフの旅路が幸多きことを祈ってるぜ!」
「ではこちらへどうぞ」
挨拶を終えた俺たちをまってからシュドが声をかける。
「ありがとう。それじゃあみんな行ってきます!」
みんなが手を振って俺たちを送り出してくれる。なんか気持ちがいいなこんな風に認められるってのは。ヒューマンの国でもこんなふうに慣れるよう頑張ろう。
「そうだシュドさん。わたしの家にちゃんと寄ってね」
「はい、かしこまりました」
そうだまだドーコの家によるんだったな。
★ ★ ★
やっぱり馬は早いなー。あっという間にドーコの家についた。前回入り切らなかった装備たちをどんどんとシュドの魔法鞄へ入れていく。
「ふうここもスッキリしたね!」
「そういやここはどうするんだ?」
「ママに適当に掃除しといてって頼んどいたよ! 旅が終わって帰ってきた時家が崩れてると寂しいからね」
「それもそうだな」
帰ってくるのはだいぶ先だろうがこの思い出の場所がしっかり残っていてくれるのは嬉しいな。
「では次はヒューマンの国へ行きましょうか」
一体どんなところなんだろうなヒューマンの国ってのは希望を募らせ馬車は進んでいく。
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