3 / 16
第1話 忘れられない想い 3/3
しおりを挟む
マコちゃんはマコによく似ている。
それは見た目の話だけじゃなくって。声もまた、よく似ている。
だからマコちゃんが、その顔で、その笑顔で、私をそう呼んだなら。
自分が一体どうなるのかなんて……。
「────ご、ごめんなさい」
我を忘れそうになって、でもすんでのところで理性が働いた。
今にも泣きつきそうになった気持ちをぐっと堪え、私は手を引っ込めようとした。
けれど、そんな私の手をマコちゃんはぎゅっと握る。
「いいんだよ、それで」
「え……?」
「私のこと、その子だと思っていいんだよ。こうして会っている時は」
「でも、それは……」
こうしてマコにそっくりな子と毎月のように会っている身で言えたことではないとわかっている。
それでもやっぱり、人に他人を重ねることは良くないことだと思う。
それを自分の中だけじゃなく、あからさまにするなんてことは、例え良いと言われたって……。
「もちろん、無理にとは言わないよ? アリサちゃんが良ければ、だけど。でも私たちってある意味、そのためみたいなところあるから。もし私に気を使ってるなら、別にいいんだよ」
臆している私の背中を押すように、マコちゃんは優しい口調でそう言う。
そうやってやんわりと私の気持ちを促してくるところまで、なんでそんなにそっくりなのか。
私の思い込みが都合のいいように解釈しているだけなのかな。
こうしてマコちゃんといると、マコと同じように甘えてしまいたくなる自分がいる。でも。
「ううん、ありがとう。でも、いいの」
「そう? アリサちゃんがいいならそれでいいけど」
「マコちゃんとは今までの感じがとっても居心地いいから。このままでお願い」
「うん、わかった」
できる限りの平静を装ってそう伝えると、マコちゃんは穏やかに頷いた。
きっと良かれと思って言ってくれたことで、多分そういうことを望む人は多いんだろう。
でも私の場合、それだけでは済まなくなってしまうだろうから。
現に今、動揺が隠せている自信がない。
もしあれをデフォルトにしてしまったら私は。
マコちゃんを通してマコを見ている、という前提を忘れてしまう。
「でも一応これだけ」
私のことをまっすぐ見つめて、マコちゃんは言った。
「私、ホテルコースもOKだから。もしその気になったらそっちでもいいからね」
「!?」
気持ちを落ち着かせるために口に含んでいたアイスティーを、まるで漫画のように吹き出しそうになった。
もちろんそれはギリギリで堪えたけれど、変な飲み込み方をした私は下品に咳き込んでしまう。
「だ、大丈夫!?」
「だい、じょう……ぶ……ご、ごめんなさい……」
慌てて身を乗り出すマコちゃんに、私はぜぇーぜぇー言いながら応えた。
考えてもいなかったことが急に飛び込んできて、さっきとは違う意味で動揺が隠せない。
私がマコちゃんと会うために利用しているお店では主に、デートコースとホテルコースの二種類がある。
デートコースは駅などで待ち合わせをして、食事や遊びなど、女の子とのデートを楽しむ、いわばレンタル恋人サービスみたいなことができるもの。
ただそれとは違って、キスや少し進んだスキンシップができる場合もあるみたいだけど、私はそこまでしたことはない。
ホテルコースは、まぁある意味風俗としてはこっちがメインで、ホテルに女の子を呼んでえっちなサービスをしてもらうものだ。
キャストの女の子によってこっちのコースに対応しているしていないがあるみたいで、マコちゃんはしているらしい。
私は実のところ、マコに恋をしていたけれど、じゃあ性的嗜好が女性なのかと問われると自分でもよくわからない。
もちろん高校生だった頃は思春期だったということもあって、そういうこと自体に興味はあったし、好きな人であるマコとの行為を妄想したことだってあるけれど。
でも、私がこのお店を利用しているのは、マコちゃんと会っているのは、そういう目的ではないから……。
それに当然といえば当然のこと、ホテルコースはデートコースよりも料金が高い。
薄給の私が月に一度のペースで会おうと思うと、そっちはなかなか……。
いや、デートコースは食事や交通費、その他デート中の費用はお客持ちだから、トータルコストはこっちの方が上になるだろうし、これは言い訳にならないか。
「いいの、いいの、ありがとう……。でも本当に、今まで通りで、これからも……」
「うん、そうだね」
自分でも今何が心を乱しているのかわからなくなりながら、私はモゴモゴと答える。
そんな私を心配そうに微笑みながら、マコちゃんは素直に頷いてくれた。
「ごめんね、私今日変なことばっかり言っちゃって」
その後しばらくはいつも通りの楽しいおしゃべりに戻り、お店を出た帰りがけの道中。
マコちゃんは私の腕に自分の腕を絡めながら、少し申し訳なさそうに眉を下げた。
「もう会いたくなくなっちゃった?」
「そんなまさか。いつだってマコちゃんと会うのは楽しいよ。私の人生の唯一の癒しなんだから」
「ホント!? やった!」
パァッとした笑顔へとすぐに戻って、マコちゃんは小さく飛び上がった。
こうやってコロコロ表情が変わるところなんかも、またよく似ている。
いろんなことに一喜一憂して笑ったり泣いたり怒ったり。マコは私にいろんな顔を見せてくれた。
私しか知らない顔がいっぱいあったんだ。
「マコちゃんは甘え上手だね。末っ子みたい」
「あ、あったりー! 私末っ子なんだぁ。お姉ちゃんがね、一人いるの~」
「へぇー」
なんだ、そこはマコとは違うんだ……。いやいやこれは失礼でしょ。
マコはお姉ちゃんだった。反対に妹が一人いた。
それなのに私にはベッタリの甘えちゃんで、そんなんでちゃんとお姉ちゃんできてんのってよく言ってたっけ。
妹ちゃんとは少し歳が離れてたから、なんだかんだと会ったことはなかったなぁ。
色々なところがマコとそっくりなマコちゃんだけれど、実はもう一つマコとは違うところがある。
それは年齢。お店のサイトのプロフィールだと、マコちゃんは私たち、つまりマコより三つ年下の二十四歳となっていた。
確かにマコちゃんは私よりも少し年下感のある女の子だ。甘え上手な性格だからそう見えるのかもしれないけれど。
「アリサちゃんは? 兄弟いるの?」
「ううん、私は一人っ子なの。でも、甘えん坊の相手は慣れたもんだよ」
「そうなんだ。じゃあこれからもいっぱい甘やかしてもらおーっと」
そう言ってぎゅっと私の腕を抱きしめるマコちゃん。
そんなあどけない仕草に私は素直に心揺さぶられて、デレっと表情を崩してしまっていることに自分でも気づいた。
まぁ抱きついてきているマコちゃんには見えてないだろうからセーフ。あぁかわいい。
「あーん、もう駅着いちゃった。あっという間だね」
「うん。本当はもっと長く一緒にいたいんだけど、私の稼ぎじゃなかなかね……」
「無理しないで。こうやって定期的に呼んでくれるだけでも、私すっごく嬉しいんだから」
当然のことながらデート時間が長くなればなるほど料金は高くなる。
デート中の費用のことも考えるとどうしても二時間のコースが限度で、これ以上になると毎月は苦しくなってしまう。
しょんぼりとする私の頭を、マコちゃんはちょこっと背伸びをしながらポンポンと撫でてくれた。うれしい。
「今日もありがとう。すっごく楽しかったよ」
ぎゅっと抱きついてきながらそう言うマコちゃん。
駅に着いてハグをしたら、それはもう終了の合図だ。
でも、いやだからこそ、愛おしくて私も強く抱き返す。
そしていつも通り、最後はちょっぴり事務的なやり取り。
お金を渡して、マコちゃんはお店に終了の電話をかける。
それが終わればまたねとバイバイする。
寂しいけれど、でも仕方のないこと。
「アリサちゃんっ!」
スマホをしまうと、マコちゃんは唐突にもう一度私に抱きついてきた。
お別れのハグはもうしたのに、と思いながらもそのサービスをありがたく抱き留めると、マコちゃんは私の腕におさまりながらちょこっとつま先を伸ばして。
そして、私の頬にそっとキスをした。
「へ……?」
「じゃあまたね! バイバイ!」
完全な不意打ちに硬直する私からシュルッと抜け出して、マコちゃんは照れくさそうに微笑んだ。
それから私がリアクションをとる前にニコッと明るい笑顔に切り替えて、元気よく手を振って歩き始めてしまう。
そんな彼女に私は何も言うことができなくて、ただその小柄な背中を呆然と見送った。
頬に押し付けられた唇の柔らかな熱が、ジリジリと私を焦がす。
それは見た目の話だけじゃなくって。声もまた、よく似ている。
だからマコちゃんが、その顔で、その笑顔で、私をそう呼んだなら。
自分が一体どうなるのかなんて……。
「────ご、ごめんなさい」
我を忘れそうになって、でもすんでのところで理性が働いた。
今にも泣きつきそうになった気持ちをぐっと堪え、私は手を引っ込めようとした。
けれど、そんな私の手をマコちゃんはぎゅっと握る。
「いいんだよ、それで」
「え……?」
「私のこと、その子だと思っていいんだよ。こうして会っている時は」
「でも、それは……」
こうしてマコにそっくりな子と毎月のように会っている身で言えたことではないとわかっている。
それでもやっぱり、人に他人を重ねることは良くないことだと思う。
それを自分の中だけじゃなく、あからさまにするなんてことは、例え良いと言われたって……。
「もちろん、無理にとは言わないよ? アリサちゃんが良ければ、だけど。でも私たちってある意味、そのためみたいなところあるから。もし私に気を使ってるなら、別にいいんだよ」
臆している私の背中を押すように、マコちゃんは優しい口調でそう言う。
そうやってやんわりと私の気持ちを促してくるところまで、なんでそんなにそっくりなのか。
私の思い込みが都合のいいように解釈しているだけなのかな。
こうしてマコちゃんといると、マコと同じように甘えてしまいたくなる自分がいる。でも。
「ううん、ありがとう。でも、いいの」
「そう? アリサちゃんがいいならそれでいいけど」
「マコちゃんとは今までの感じがとっても居心地いいから。このままでお願い」
「うん、わかった」
できる限りの平静を装ってそう伝えると、マコちゃんは穏やかに頷いた。
きっと良かれと思って言ってくれたことで、多分そういうことを望む人は多いんだろう。
でも私の場合、それだけでは済まなくなってしまうだろうから。
現に今、動揺が隠せている自信がない。
もしあれをデフォルトにしてしまったら私は。
マコちゃんを通してマコを見ている、という前提を忘れてしまう。
「でも一応これだけ」
私のことをまっすぐ見つめて、マコちゃんは言った。
「私、ホテルコースもOKだから。もしその気になったらそっちでもいいからね」
「!?」
気持ちを落ち着かせるために口に含んでいたアイスティーを、まるで漫画のように吹き出しそうになった。
もちろんそれはギリギリで堪えたけれど、変な飲み込み方をした私は下品に咳き込んでしまう。
「だ、大丈夫!?」
「だい、じょう……ぶ……ご、ごめんなさい……」
慌てて身を乗り出すマコちゃんに、私はぜぇーぜぇー言いながら応えた。
考えてもいなかったことが急に飛び込んできて、さっきとは違う意味で動揺が隠せない。
私がマコちゃんと会うために利用しているお店では主に、デートコースとホテルコースの二種類がある。
デートコースは駅などで待ち合わせをして、食事や遊びなど、女の子とのデートを楽しむ、いわばレンタル恋人サービスみたいなことができるもの。
ただそれとは違って、キスや少し進んだスキンシップができる場合もあるみたいだけど、私はそこまでしたことはない。
ホテルコースは、まぁある意味風俗としてはこっちがメインで、ホテルに女の子を呼んでえっちなサービスをしてもらうものだ。
キャストの女の子によってこっちのコースに対応しているしていないがあるみたいで、マコちゃんはしているらしい。
私は実のところ、マコに恋をしていたけれど、じゃあ性的嗜好が女性なのかと問われると自分でもよくわからない。
もちろん高校生だった頃は思春期だったということもあって、そういうこと自体に興味はあったし、好きな人であるマコとの行為を妄想したことだってあるけれど。
でも、私がこのお店を利用しているのは、マコちゃんと会っているのは、そういう目的ではないから……。
それに当然といえば当然のこと、ホテルコースはデートコースよりも料金が高い。
薄給の私が月に一度のペースで会おうと思うと、そっちはなかなか……。
いや、デートコースは食事や交通費、その他デート中の費用はお客持ちだから、トータルコストはこっちの方が上になるだろうし、これは言い訳にならないか。
「いいの、いいの、ありがとう……。でも本当に、今まで通りで、これからも……」
「うん、そうだね」
自分でも今何が心を乱しているのかわからなくなりながら、私はモゴモゴと答える。
そんな私を心配そうに微笑みながら、マコちゃんは素直に頷いてくれた。
「ごめんね、私今日変なことばっかり言っちゃって」
その後しばらくはいつも通りの楽しいおしゃべりに戻り、お店を出た帰りがけの道中。
マコちゃんは私の腕に自分の腕を絡めながら、少し申し訳なさそうに眉を下げた。
「もう会いたくなくなっちゃった?」
「そんなまさか。いつだってマコちゃんと会うのは楽しいよ。私の人生の唯一の癒しなんだから」
「ホント!? やった!」
パァッとした笑顔へとすぐに戻って、マコちゃんは小さく飛び上がった。
こうやってコロコロ表情が変わるところなんかも、またよく似ている。
いろんなことに一喜一憂して笑ったり泣いたり怒ったり。マコは私にいろんな顔を見せてくれた。
私しか知らない顔がいっぱいあったんだ。
「マコちゃんは甘え上手だね。末っ子みたい」
「あ、あったりー! 私末っ子なんだぁ。お姉ちゃんがね、一人いるの~」
「へぇー」
なんだ、そこはマコとは違うんだ……。いやいやこれは失礼でしょ。
マコはお姉ちゃんだった。反対に妹が一人いた。
それなのに私にはベッタリの甘えちゃんで、そんなんでちゃんとお姉ちゃんできてんのってよく言ってたっけ。
妹ちゃんとは少し歳が離れてたから、なんだかんだと会ったことはなかったなぁ。
色々なところがマコとそっくりなマコちゃんだけれど、実はもう一つマコとは違うところがある。
それは年齢。お店のサイトのプロフィールだと、マコちゃんは私たち、つまりマコより三つ年下の二十四歳となっていた。
確かにマコちゃんは私よりも少し年下感のある女の子だ。甘え上手な性格だからそう見えるのかもしれないけれど。
「アリサちゃんは? 兄弟いるの?」
「ううん、私は一人っ子なの。でも、甘えん坊の相手は慣れたもんだよ」
「そうなんだ。じゃあこれからもいっぱい甘やかしてもらおーっと」
そう言ってぎゅっと私の腕を抱きしめるマコちゃん。
そんなあどけない仕草に私は素直に心揺さぶられて、デレっと表情を崩してしまっていることに自分でも気づいた。
まぁ抱きついてきているマコちゃんには見えてないだろうからセーフ。あぁかわいい。
「あーん、もう駅着いちゃった。あっという間だね」
「うん。本当はもっと長く一緒にいたいんだけど、私の稼ぎじゃなかなかね……」
「無理しないで。こうやって定期的に呼んでくれるだけでも、私すっごく嬉しいんだから」
当然のことながらデート時間が長くなればなるほど料金は高くなる。
デート中の費用のことも考えるとどうしても二時間のコースが限度で、これ以上になると毎月は苦しくなってしまう。
しょんぼりとする私の頭を、マコちゃんはちょこっと背伸びをしながらポンポンと撫でてくれた。うれしい。
「今日もありがとう。すっごく楽しかったよ」
ぎゅっと抱きついてきながらそう言うマコちゃん。
駅に着いてハグをしたら、それはもう終了の合図だ。
でも、いやだからこそ、愛おしくて私も強く抱き返す。
そしていつも通り、最後はちょっぴり事務的なやり取り。
お金を渡して、マコちゃんはお店に終了の電話をかける。
それが終わればまたねとバイバイする。
寂しいけれど、でも仕方のないこと。
「アリサちゃんっ!」
スマホをしまうと、マコちゃんは唐突にもう一度私に抱きついてきた。
お別れのハグはもうしたのに、と思いながらもそのサービスをありがたく抱き留めると、マコちゃんは私の腕におさまりながらちょこっとつま先を伸ばして。
そして、私の頬にそっとキスをした。
「へ……?」
「じゃあまたね! バイバイ!」
完全な不意打ちに硬直する私からシュルッと抜け出して、マコちゃんは照れくさそうに微笑んだ。
それから私がリアクションをとる前にニコッと明るい笑顔に切り替えて、元気よく手を振って歩き始めてしまう。
そんな彼女に私は何も言うことができなくて、ただその小柄な背中を呆然と見送った。
頬に押し付けられた唇の柔らかな熱が、ジリジリと私を焦がす。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18百合】会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています
千鶴田ルト
恋愛
桜庭ハルナは、会社の先輩社員である月岡美波と付き合っている。
問題なく仲良く過ごしていたが、四月になり美波が異動して、色々と状況が変わってきた。
ハルナと美波の関係性はどうなっていくのか。
「会社のゆるふわ後輩女子に抱かれました」https://www.alphapolis.co.jp/novel/759377035/4808951
の続編です。
同じ二人の物語ではありますが、少し仕事の面が増えてきて毛色が変わるかもしれません。
前作よりも性的シーンは減るので、性的シーンありの話数には「※」をつけます。
※タイトル画像はAI生成です
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[不定期更新中]
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
【R-18あり】先輩は私のお姉ちゃんだけどそれを先輩は知らない
こえだ
恋愛
百合です。少しドロドロした設定かも知れません。
途中からR18の内容が入る予定です。
小説はど素人の初心者です。
なので気になる点、アドバイスなんかあったらコメントくださるとすごく嬉しいです。
<冒頭>
私の学校にはみんなが憧れる1つ上の先輩がいる。
スポーツ万能、勉強でも学年で1番を取るような誰にでも優しい完璧な先輩。
この先輩は私のお姉ちゃんらしい。
そして先輩はそのことを知らない…
【完結】【R18百合】会社のゆるふわ後輩女子に抱かれました
千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。
レズビアンの月岡美波が起きると、会社の後輩女子の桜庭ハルナと共にベッドで寝ていた。
一体何があったのか? 桜庭ハルナはどういうつもりなのか? 月岡美波はどんな選択をするのか?
おすすめシチュエーション
・後輩に振り回される先輩
・先輩が大好きな後輩
続きは「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」にて掲載しています。
だいぶ毛色が変わるのでシーズン2として別作品で登録することにしました。
読んでやってくれると幸いです。
「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/759377035/615873195
※タイトル画像はAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる