960 / 984
最終章 氷室 霰のレクイエム
6 何も悪くないのに
しおりを挟む
「あぁ、泣かないでアリスちゃん」
透子ちゃんが眉を下げて私に縋り寄る。
その両手で私の頬を覆って、子供をあやすように甘く言葉をかけてくる。
ずっと泣き続けていたのに、それでも涙はなくならない。
むしろ更に溢れ続けて、止まるところを知らなかった。
けれどそんなことなんて全く気にならないくらい、私は自分が恨めしかった。
私は氷室さんを助けられなかったどころか、まともに認識すらできなかったんだ。
氷室さんが氷室さんじゃないと、気付いてあげることができなかった。
大切だと、大好きだと散々言っておいて、何にもわかっていなかったんだ。
そんな自分が滑稽すぎて、愚かすぎて。
それに何より、氷室さんに申し訳なさすぎて、涙が止まらない。
私はなんてひどい人間なんだ、と。
「大丈夫、大丈夫よアリスちゃん。私はちゃんとここにいる。私はこれからも、あなたと一緒にいてあげれるわ。これからもずっと、あなたを守ってあげられる」
私の頬を両手で掬って、透子ちゃんは微笑む。
甲斐甲斐しく涙を拭って、安心してと語りかけてくる。
屈託のない、綺麗な笑顔で。
「何も心配することはないわ。だって、ずっとあなたと一緒にいたのは私なのよ? その子の身体はもうダメだけど、中身だった私はこうして無事でいる。だから、これからも何も変わらないわ。今までとずっと同じ」
「……ずっと私と一緒にいたのは、透子ちゃん。あなたが、ずっと……」
「そうよ。こうして元の身体に戻って、外見は変わったけど、でもそれだけ。アリスちゃんが大切に思っていてくれた私は、何にも変わってないわ」
「………………」
私が氷室さんだと思っていた人は、氷室さんじゃなかった。
氷室さんは、ずっと透子ちゃんだった。
だから、透子ちゃんがこうして生きているんだから、何も変わらない。
そう、透子ちゃんは言う。
「────ちがうよ、全然、ちがう」
けれど、私は首を振った。
「氷室さんは、氷室さん。透子ちゃんは、透子ちゃん。全然違う……違うんだよ。同じなんかじゃ、ない……」
「アリスちゃん……?」
「中身は同じだったとか、そんなことは……関係ないんだよ。そういう問題じゃ、ないんだ……」
透子ちゃんは当たり前のように言っているけれど、でもそれはおかしい。
「どうしたのアリスちゃん。だって、今までずっと仲良くしていたのは、私なのよ。色んなことを一緒に乗り越えてきたのは、私なのよ? あなたが大切に想ってくれていたのはこの子じゃなくて、私なんだから。何もおかしなことはないでしょ?」
「ちがう……違う……! 私は……私が大切に想ってきたのは、氷室さんだ。私が見てきたのはずっと、氷室なんだ。透子ちゃん、あなたじゃない……」
「だから、それが私だったのよ。ねぇどうしたのアリスちゃん。あなたは、私の気持ちを大切に想ってくれてたんでしょ? 私の姿とか、在り方とかそういうの、関係ないでしょ?」
「関係あるよ。関係あるに、決まってるじゃん…………」
そう言って、私は透子ちゃんの手を振り払った。
そんなことをされるとは夢にも思わなかったのか、透子ちゃんは呆然と私を見つめた。
「ただ、姿形が変わるとか、知らない一面があったとか、そういう次元の話じゃない。人が、違った。心が、違った。氷室さんじゃ、なかった。それが実は透子ちゃんだったなんて言われても、今までの気持ちをそのままあなたには向けられないよ……!」
「で、でも……そんな……」
今まで育んできた友情、想いが偽物だったとは思わない。
私たちはその時確かに心を交わして、強く手を取り合ってきた。
その時は確かに本物だったんだ。
でも私のその気持ちは、氷室さんに向けたもの。
その中身が透子ちゃんだったとしても、こちらに来ていた想いが透子ちゃんのものだったとしても。
私の気持ちは、透子ちゃんに向けたものじゃない。
だから、今まで絆を育んできた相手が透子ちゃんだと言われたからって、はいそうですかと納得できるわけがない。
安心したと、死でしまわなくてよかったと、喜べるわけがない。
氷室さんの真実を見抜けなかった、間抜けにも程がある私だけれど。
でも私は、氷室さんだからこそ、この想いを向けてきたんだ。
この気持ちは、氷室さんだけのものなんだ。
いくら、ずっと氷室さんのフリをしてきたからといって、同じものを透子ちゃんに向けることはできない。
「そんなの、おかしいわ。だってあなたと心を交わしてきたのは、私なのよ。あなたの気持ちや言葉は、私が受け取っていたのよ。なのにどうしてアリスちゃんは……」
「それは、透子ちゃんが勝手に掠め取ってただけだよ。私たちの友情を、嘘をついて自分のものにしていただけなんだ……。だって私は、氷室さんしか見ていなかったんだから……!」
今更私に、氷室さんのことを語る資格はないと思う。
私が氷室さんのことを大切に想っていただなんて、言えるはずがない。
でも、でも。私は心の底からそう思っていたんだ。
この気持ちは、氷室さんに入っていた透子ちゃんにじゃなく、ただ純粋に氷室さんに向けていたものだ。
全然違うんだ。
未だにわけがわからなくて、信じられなくて。
頭が割れそうで、心が砕けそうで、いっそこのまま死んでしまいたい。
今まで感じていたどんな痛みも苦しみも、まるで大したことなかったと思えるくらいに、辛い。
これに比べれば、ジャバウォックなんていうわかりやすい絶望の、なんと軽やかなことか。
一番信じていたものに裏切られて、それ自体もとてつもなく悲しいけれど。
なにより、それに気付かなかった自分が情けなくて。
世界の全てがもうどうでもいいと思えるくらいに、絶望が心を埋め尽くしている。
こんなこと、決してあっていいことじゃない。透子ちゃんは何でもないように言うけれど。
でも彼女がしたことは、私と氷室さんの心を踏みにじる行為だ。
私たちの心を謀って、気持ちを奪い取って、素知らぬ顔で居座って。
どんなに今まで私を助けてくれていたのが透子ちゃんだったとしても、それは到底許されることじゃない。
けれど怒りを感じる余裕なんてなくて。ただただ、冷たい悲しみが全身に広がっていく。
胸の内から、心の奥底から、この身が凍っていくように。
果てのない喪失感が、私の中身を壊していく。私から、全てを奪っていく。
「今までは、ずっと透子ちゃんに目を覚ましてほしいって、思ってた。でもそれは、あの時、あの夜、私を助けてくれたあなたに、また会いたかったから。こんな形を、私は望んでなかった。私は今、透子ちゃんとの再会を喜ぶことなんてできない。ひどいよ……ひどいよ、透子ちゃんっ…………」
「アリスちゃん……そんな……」
氷室さんは、なにも悪くないのに。悪いことなんてしてないのに。
彼女はただ、私を待ち続けてくれていただけなのに。
ひっそり、私のことを見守っていてくれただけなのに。
どうして氷室さんが、こんなひどい目に遭わなきゃいけないの?
人の苦しみを押し付けられて、身体も存在も、気持ちまで奪われて。その果てに、こんなに傷ついて。
何故、氷室さんが死んじゃいそうにならなきゃいけなんだ。
悲しみで心が押し潰されそうで、あらゆる気力が削がれていく。
今の私には、ただ泣くことしかできなかった。
子供のように泣き続けて、喚くことしか、できなかった。
「返して……お願い。氷室さんを、返してよっ…………!」
透子ちゃんが眉を下げて私に縋り寄る。
その両手で私の頬を覆って、子供をあやすように甘く言葉をかけてくる。
ずっと泣き続けていたのに、それでも涙はなくならない。
むしろ更に溢れ続けて、止まるところを知らなかった。
けれどそんなことなんて全く気にならないくらい、私は自分が恨めしかった。
私は氷室さんを助けられなかったどころか、まともに認識すらできなかったんだ。
氷室さんが氷室さんじゃないと、気付いてあげることができなかった。
大切だと、大好きだと散々言っておいて、何にもわかっていなかったんだ。
そんな自分が滑稽すぎて、愚かすぎて。
それに何より、氷室さんに申し訳なさすぎて、涙が止まらない。
私はなんてひどい人間なんだ、と。
「大丈夫、大丈夫よアリスちゃん。私はちゃんとここにいる。私はこれからも、あなたと一緒にいてあげれるわ。これからもずっと、あなたを守ってあげられる」
私の頬を両手で掬って、透子ちゃんは微笑む。
甲斐甲斐しく涙を拭って、安心してと語りかけてくる。
屈託のない、綺麗な笑顔で。
「何も心配することはないわ。だって、ずっとあなたと一緒にいたのは私なのよ? その子の身体はもうダメだけど、中身だった私はこうして無事でいる。だから、これからも何も変わらないわ。今までとずっと同じ」
「……ずっと私と一緒にいたのは、透子ちゃん。あなたが、ずっと……」
「そうよ。こうして元の身体に戻って、外見は変わったけど、でもそれだけ。アリスちゃんが大切に思っていてくれた私は、何にも変わってないわ」
「………………」
私が氷室さんだと思っていた人は、氷室さんじゃなかった。
氷室さんは、ずっと透子ちゃんだった。
だから、透子ちゃんがこうして生きているんだから、何も変わらない。
そう、透子ちゃんは言う。
「────ちがうよ、全然、ちがう」
けれど、私は首を振った。
「氷室さんは、氷室さん。透子ちゃんは、透子ちゃん。全然違う……違うんだよ。同じなんかじゃ、ない……」
「アリスちゃん……?」
「中身は同じだったとか、そんなことは……関係ないんだよ。そういう問題じゃ、ないんだ……」
透子ちゃんは当たり前のように言っているけれど、でもそれはおかしい。
「どうしたのアリスちゃん。だって、今までずっと仲良くしていたのは、私なのよ。色んなことを一緒に乗り越えてきたのは、私なのよ? あなたが大切に想ってくれていたのはこの子じゃなくて、私なんだから。何もおかしなことはないでしょ?」
「ちがう……違う……! 私は……私が大切に想ってきたのは、氷室さんだ。私が見てきたのはずっと、氷室なんだ。透子ちゃん、あなたじゃない……」
「だから、それが私だったのよ。ねぇどうしたのアリスちゃん。あなたは、私の気持ちを大切に想ってくれてたんでしょ? 私の姿とか、在り方とかそういうの、関係ないでしょ?」
「関係あるよ。関係あるに、決まってるじゃん…………」
そう言って、私は透子ちゃんの手を振り払った。
そんなことをされるとは夢にも思わなかったのか、透子ちゃんは呆然と私を見つめた。
「ただ、姿形が変わるとか、知らない一面があったとか、そういう次元の話じゃない。人が、違った。心が、違った。氷室さんじゃ、なかった。それが実は透子ちゃんだったなんて言われても、今までの気持ちをそのままあなたには向けられないよ……!」
「で、でも……そんな……」
今まで育んできた友情、想いが偽物だったとは思わない。
私たちはその時確かに心を交わして、強く手を取り合ってきた。
その時は確かに本物だったんだ。
でも私のその気持ちは、氷室さんに向けたもの。
その中身が透子ちゃんだったとしても、こちらに来ていた想いが透子ちゃんのものだったとしても。
私の気持ちは、透子ちゃんに向けたものじゃない。
だから、今まで絆を育んできた相手が透子ちゃんだと言われたからって、はいそうですかと納得できるわけがない。
安心したと、死でしまわなくてよかったと、喜べるわけがない。
氷室さんの真実を見抜けなかった、間抜けにも程がある私だけれど。
でも私は、氷室さんだからこそ、この想いを向けてきたんだ。
この気持ちは、氷室さんだけのものなんだ。
いくら、ずっと氷室さんのフリをしてきたからといって、同じものを透子ちゃんに向けることはできない。
「そんなの、おかしいわ。だってあなたと心を交わしてきたのは、私なのよ。あなたの気持ちや言葉は、私が受け取っていたのよ。なのにどうしてアリスちゃんは……」
「それは、透子ちゃんが勝手に掠め取ってただけだよ。私たちの友情を、嘘をついて自分のものにしていただけなんだ……。だって私は、氷室さんしか見ていなかったんだから……!」
今更私に、氷室さんのことを語る資格はないと思う。
私が氷室さんのことを大切に想っていただなんて、言えるはずがない。
でも、でも。私は心の底からそう思っていたんだ。
この気持ちは、氷室さんに入っていた透子ちゃんにじゃなく、ただ純粋に氷室さんに向けていたものだ。
全然違うんだ。
未だにわけがわからなくて、信じられなくて。
頭が割れそうで、心が砕けそうで、いっそこのまま死んでしまいたい。
今まで感じていたどんな痛みも苦しみも、まるで大したことなかったと思えるくらいに、辛い。
これに比べれば、ジャバウォックなんていうわかりやすい絶望の、なんと軽やかなことか。
一番信じていたものに裏切られて、それ自体もとてつもなく悲しいけれど。
なにより、それに気付かなかった自分が情けなくて。
世界の全てがもうどうでもいいと思えるくらいに、絶望が心を埋め尽くしている。
こんなこと、決してあっていいことじゃない。透子ちゃんは何でもないように言うけれど。
でも彼女がしたことは、私と氷室さんの心を踏みにじる行為だ。
私たちの心を謀って、気持ちを奪い取って、素知らぬ顔で居座って。
どんなに今まで私を助けてくれていたのが透子ちゃんだったとしても、それは到底許されることじゃない。
けれど怒りを感じる余裕なんてなくて。ただただ、冷たい悲しみが全身に広がっていく。
胸の内から、心の奥底から、この身が凍っていくように。
果てのない喪失感が、私の中身を壊していく。私から、全てを奪っていく。
「今までは、ずっと透子ちゃんに目を覚ましてほしいって、思ってた。でもそれは、あの時、あの夜、私を助けてくれたあなたに、また会いたかったから。こんな形を、私は望んでなかった。私は今、透子ちゃんとの再会を喜ぶことなんてできない。ひどいよ……ひどいよ、透子ちゃんっ…………」
「アリスちゃん……そんな……」
氷室さんは、なにも悪くないのに。悪いことなんてしてないのに。
彼女はただ、私を待ち続けてくれていただけなのに。
ひっそり、私のことを見守っていてくれただけなのに。
どうして氷室さんが、こんなひどい目に遭わなきゃいけないの?
人の苦しみを押し付けられて、身体も存在も、気持ちまで奪われて。その果てに、こんなに傷ついて。
何故、氷室さんが死んじゃいそうにならなきゃいけなんだ。
悲しみで心が押し潰されそうで、あらゆる気力が削がれていく。
今の私には、ただ泣くことしかできなかった。
子供のように泣き続けて、喚くことしか、できなかった。
「返して……お願い。氷室さんを、返してよっ…………!」
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
ファンタジー
異世界💞推し活💞ファンタジー、開幕!
人気ソーシャルゲーム『ゴッド・オブ・ブレイビア』。
古参プレイヤー・加賀谷裕太(かがや・ゆうた)は、学校の階段を踏み外したと思ったら、なぜか大浴場にドボンし、ゲームに出てくるツンデレ美少女アリエッタ(俺の推し)の胸を鷲掴みしていた。
ふにょんっ♪
「ひあんっ!」
ふにょん♪ ふにょふにょん♪
「あんっ、んっ、ひゃん! って、いつまで胸を揉んでるのよこの変態!」
「ご、ごめん!」
「このっ、男子禁制の大浴場に忍び込むだけでなく、この私のむ、む、胸を! 胸を揉むだなんて!」
「ちょっと待って、俺も何が何だか分からなくて――」
「問答無用! もはやその行い、許し難し! かくなる上は、あなたに決闘を申し込むわ!」
ビシィッ!
どうやら俺はゲームの中に入り込んでしまったようで、ラッキースケベのせいでアリエッタと決闘することになってしまったのだが。
なんと俺は最高位職のLv99神騎士だったのだ!
この世界で俺は最強だ。
現実世界には未練もないし、俺はこの世界で推しの子アリエッタにリアル推し活をする!
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
よろしくお願いいたします。
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる