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第8章 私の一番大切なもの
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クリアちゃんが僅かに怯みを見せた隙に、夜子さんとお母さんが動き出した。
一直線に玉座へと向かい、しかしクリアちゃんには目もくれず、その背後の花を目指す。
そんな二人にクリアちゃんは炎を振り撒いて牽制しようとしたけれど、その魔法は私が『掌握』して握りつぶした。
「クリアちゃんの目的は私でしょ? じゃあ、よそ見なんてしないでよ」
「アリスちゃん……!!!」
苛立ちを募らせて吠えるクリアちゃんの脇を、夜子さんとお母さんがすり抜ける。
けれどそうして二人がミス・フラワーに接近しようとした瞬間、彼女の周りに結界のようなものが張られて、外敵の接触を阻んだ。
それはミス・フラワー自身から発せられている力で、彼女が他人を拒んでいるようだった。
「そうよ、そうね。ミス・フラワーは今、世界の破壊機構となりかけているもの。その目的を阻害するものは、徹底的に拒むでしょうね」
「なるほど。私たちの仲だっていうのに、冷たいね。そっちがそのつもりなら、こじ開けさせてもらうけどさ」
ミス・フラワー自身の防御に僅かな安堵を見せたクリアちゃんとは裏腹に、夜子さんは全く怯むことなく結界に挑んだ。
あの結界はパッと見ただけでも強力で、『領域の制定』に匹敵する絶対的遮断に見えるけれど、夜子さんとお母さんは全く不安を見せなかった。
二千年の重みを持った力を有しているからか、それともミス・フワラーをよく知っているからなのか。
そんな二人を、クリアちゃんは小馬鹿にするように鼻を鳴らした。
ミス・フラワー自身が抵抗していることで安心したのか、自らその場を離れて、ゆっくりと私の方に歩み寄ってくる。
「無駄なことをする人たちね。ミス・フラワーはドルミーレに通ずる存在。その力は『始まりの魔女』の実力に並ばずも劣らず。だから彼女は、反存在であるジャバウォックの触媒になり得ているのに」
「ミス・フラワーは、一体何者なの……?」
「さぁ? 具体的なところは知らないけれど……でも聞いたところによれば、彼女はドルミーレの力の一部を有した存在で、その抑止の役割を担っているとか」
「じゃあもしかして、昔にジャバウォックが現れたっていうのは……」
「私は、ミス・フラワーが呼んだんだと思っているわ」
ミス・フワラーの結界と格闘している二人を流し目で見ながら、クリアちゃんはコロコロと笑う。
ミス・フラワーがドルミーレに対する抑止力だという事実は、ジャバウォックがドルミーレの反存在だという事実にとても関連深いように思える。
お互いがお互いの天敵という双方の関係を見れば、正反対でも同程度の力を持っているということだし。
だとすれば、ミス・フラワーがそこに起因するであろうことは、確かに推測が立つ。
彼女がドルミーレに通ずる存在だということ以上に、彼女がジャバウォックと密接に関係している、という点がこの儀式に必要な要素だったんだ。
私が知る彼女は、陽気に楽しくお話をするお花で、とても良いヒトだということくらい。でもそんな彼女が、世界を滅ぼすことを望んでいるとは思えない。
だからこれは彼女自身の意思というよりは、彼女が背負っている宿命によるものなのかもしれない。
「まぁ、その辺りのことはいいでしょう。彼女はジャバウォックの触媒足り得る存在で、そしてその役割を果たすべく自ら抵抗の意思を見せているんだもの。私にその内情は関係ないわ」
「そうやって、色んなことを無視して。ミス・フラワー自身だって、きっとこんなことは望んでいなかったはずなのに」
「だから、関係ないのよ。私はあなたを救う手立てがあるのならなんでもする。そこに他人の気持ちなんて関係ないわ。あるはずがないでしょう?」
私の眼前までやってきて、クリアちゃんは肩をすくめた。
どうしてそんなことを気にする必要があるのかと、呆れたように。
こうして辛うじて会話ができているから気付きにくいけれど、でもクリアちゃんはどうしようもなく、何か大切なものが欠けてしまっている。
ただ残虐なだけならばまだ納得のしようもあるし、こっちだって割り切れるんだけれど。
人を想う心は確かに持っているから、彼女の悪性だけを見ることが難しくなってしまう。
でも、そのやり方、考え方は決して正しくなくて。
悪の意思ではなくそれを行えるのだとしたら、それはやっぱり、狂っていると言うのかな。
友達に対してそんなことはいたくないけれど、でも、歪であることは確かだ。
「あの二人が無意味な反逆をしている間に、アリスちゃんには大人しくしてもらおうかしら。この余計な魔法をやめて、私に身を委ねてもらわなくちゃ。大丈夫よ、何にも怖くないわ」
そう言って、炎の手を差し出すクリアちゃん。
そんな彼女を前に、レオとアリアが一歩前へと踏み出した。
「アリスには指一本触れさせねぇ。こいつは俺たちの親友だからな」
「あなたのしていることは救済でもなんでもない。ただ、アリスを踏みにじているだけよ」
「…………」
途端、クリアちゃんの雰囲気にピキンと亀裂が入った気がした。
燃える体をわなわなと震わせて、静かな怒りが炎の内側から滲み出している。
「ふざけないで……何様のつもりよ。なんであなたたちが、我が物顔でアリスちゃんの隣にいるのよ……!」
爆発したように炎が膨れ上がり、辛うじて人型を保ちつつも、轟々と炎が暴れて荒れ狂う。
その叫びだけで威圧感が凄まじく、けれどそれは悲鳴のように悲壮的でもあった。
「アリスちゃんを救うのは、私よ! あなたたちなんかよりも、私の方がよっぽどアリスちゃんを守ってきたんだから! 私が誰よりもアリスちゃんと繋がっているし、誰よりもアリスちゃんのことを想ってる! だって私は、私はアリスちゃんのためだけに生きてきたんだから! 私の全ては、アリスちゃんなんだから!!!」
怒りが炎となって力を振り撒き、触れてもいないのに燃え尽きそうな程熱い。
「私を差し置いて、アリスちゃんのそばにいるなんて許さない! そこは私の場所よ! 私だけのアリスちゃんなんだから!!!」
泣き叫ぶような怒りの咆哮と共に、クリアちゃんの魔力が弾ける。
膨れ上がった炎は爆裂的に拡散して、一瞬にして視界が赤く染まった。
一直線に玉座へと向かい、しかしクリアちゃんには目もくれず、その背後の花を目指す。
そんな二人にクリアちゃんは炎を振り撒いて牽制しようとしたけれど、その魔法は私が『掌握』して握りつぶした。
「クリアちゃんの目的は私でしょ? じゃあ、よそ見なんてしないでよ」
「アリスちゃん……!!!」
苛立ちを募らせて吠えるクリアちゃんの脇を、夜子さんとお母さんがすり抜ける。
けれどそうして二人がミス・フラワーに接近しようとした瞬間、彼女の周りに結界のようなものが張られて、外敵の接触を阻んだ。
それはミス・フラワー自身から発せられている力で、彼女が他人を拒んでいるようだった。
「そうよ、そうね。ミス・フラワーは今、世界の破壊機構となりかけているもの。その目的を阻害するものは、徹底的に拒むでしょうね」
「なるほど。私たちの仲だっていうのに、冷たいね。そっちがそのつもりなら、こじ開けさせてもらうけどさ」
ミス・フラワー自身の防御に僅かな安堵を見せたクリアちゃんとは裏腹に、夜子さんは全く怯むことなく結界に挑んだ。
あの結界はパッと見ただけでも強力で、『領域の制定』に匹敵する絶対的遮断に見えるけれど、夜子さんとお母さんは全く不安を見せなかった。
二千年の重みを持った力を有しているからか、それともミス・フワラーをよく知っているからなのか。
そんな二人を、クリアちゃんは小馬鹿にするように鼻を鳴らした。
ミス・フラワー自身が抵抗していることで安心したのか、自らその場を離れて、ゆっくりと私の方に歩み寄ってくる。
「無駄なことをする人たちね。ミス・フラワーはドルミーレに通ずる存在。その力は『始まりの魔女』の実力に並ばずも劣らず。だから彼女は、反存在であるジャバウォックの触媒になり得ているのに」
「ミス・フラワーは、一体何者なの……?」
「さぁ? 具体的なところは知らないけれど……でも聞いたところによれば、彼女はドルミーレの力の一部を有した存在で、その抑止の役割を担っているとか」
「じゃあもしかして、昔にジャバウォックが現れたっていうのは……」
「私は、ミス・フラワーが呼んだんだと思っているわ」
ミス・フワラーの結界と格闘している二人を流し目で見ながら、クリアちゃんはコロコロと笑う。
ミス・フラワーがドルミーレに対する抑止力だという事実は、ジャバウォックがドルミーレの反存在だという事実にとても関連深いように思える。
お互いがお互いの天敵という双方の関係を見れば、正反対でも同程度の力を持っているということだし。
だとすれば、ミス・フラワーがそこに起因するであろうことは、確かに推測が立つ。
彼女がドルミーレに通ずる存在だということ以上に、彼女がジャバウォックと密接に関係している、という点がこの儀式に必要な要素だったんだ。
私が知る彼女は、陽気に楽しくお話をするお花で、とても良いヒトだということくらい。でもそんな彼女が、世界を滅ぼすことを望んでいるとは思えない。
だからこれは彼女自身の意思というよりは、彼女が背負っている宿命によるものなのかもしれない。
「まぁ、その辺りのことはいいでしょう。彼女はジャバウォックの触媒足り得る存在で、そしてその役割を果たすべく自ら抵抗の意思を見せているんだもの。私にその内情は関係ないわ」
「そうやって、色んなことを無視して。ミス・フラワー自身だって、きっとこんなことは望んでいなかったはずなのに」
「だから、関係ないのよ。私はあなたを救う手立てがあるのならなんでもする。そこに他人の気持ちなんて関係ないわ。あるはずがないでしょう?」
私の眼前までやってきて、クリアちゃんは肩をすくめた。
どうしてそんなことを気にする必要があるのかと、呆れたように。
こうして辛うじて会話ができているから気付きにくいけれど、でもクリアちゃんはどうしようもなく、何か大切なものが欠けてしまっている。
ただ残虐なだけならばまだ納得のしようもあるし、こっちだって割り切れるんだけれど。
人を想う心は確かに持っているから、彼女の悪性だけを見ることが難しくなってしまう。
でも、そのやり方、考え方は決して正しくなくて。
悪の意思ではなくそれを行えるのだとしたら、それはやっぱり、狂っていると言うのかな。
友達に対してそんなことはいたくないけれど、でも、歪であることは確かだ。
「あの二人が無意味な反逆をしている間に、アリスちゃんには大人しくしてもらおうかしら。この余計な魔法をやめて、私に身を委ねてもらわなくちゃ。大丈夫よ、何にも怖くないわ」
そう言って、炎の手を差し出すクリアちゃん。
そんな彼女を前に、レオとアリアが一歩前へと踏み出した。
「アリスには指一本触れさせねぇ。こいつは俺たちの親友だからな」
「あなたのしていることは救済でもなんでもない。ただ、アリスを踏みにじているだけよ」
「…………」
途端、クリアちゃんの雰囲気にピキンと亀裂が入った気がした。
燃える体をわなわなと震わせて、静かな怒りが炎の内側から滲み出している。
「ふざけないで……何様のつもりよ。なんであなたたちが、我が物顔でアリスちゃんの隣にいるのよ……!」
爆発したように炎が膨れ上がり、辛うじて人型を保ちつつも、轟々と炎が暴れて荒れ狂う。
その叫びだけで威圧感が凄まじく、けれどそれは悲鳴のように悲壮的でもあった。
「アリスちゃんを救うのは、私よ! あなたたちなんかよりも、私の方がよっぽどアリスちゃんを守ってきたんだから! 私が誰よりもアリスちゃんと繋がっているし、誰よりもアリスちゃんのことを想ってる! だって私は、私はアリスちゃんのためだけに生きてきたんだから! 私の全ては、アリスちゃんなんだから!!!」
怒りが炎となって力を振り撒き、触れてもいないのに燃え尽きそうな程熱い。
「私を差し置いて、アリスちゃんのそばにいるなんて許さない! そこは私の場所よ! 私だけのアリスちゃんなんだから!!!」
泣き叫ぶような怒りの咆哮と共に、クリアちゃんの魔力が弾ける。
膨れ上がった炎は爆裂的に拡散して、一瞬にして視界が赤く染まった。
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