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第8章 私の一番大切なもの
14 鎖の応酬
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私たちを取り囲んでいた魔女狩りたちが、一斉に広間の端へと飛び退いた。
それと入れ替わるように私たちの周りの地面に、小さな魔法陣のような紋様が浮かび上がる。
そしてそれらが強烈な光を吐き出したかと思うと、無数の鎖が飛び出して、こちらに向けて覆いかぶさってきた。
まるで蛇が蠢くように、意思でもあるみたいに飛び込んでくる沢山の鎖。
それらはぐるりと囲い込むように飛び交いながら、私たちを覆い尽くさんと暴れ回る。
「…………!」
咄嗟に氷室さんが動いた。
私たちを囲い込んでドームでも作ろうかとしている周囲の鎖に向けて、瞬時に氷の魔法を放つ。
全方位に波状に放たれたそれは氷結の波となって、覆いかぶさってくる鎖たちへとぶつかった。
けれど相手は魔法使い。魔女の魔法がそう簡単に通用するものではない。
氷が鎖の進行を妨げたのはほんの一瞬で、すぐさま鎖の暴れるがままに氷は打ち払われてしまった。
このままではすぐに、私たちは鎖の檻に閉じ込められてしまう。
「こんなの……!」
戦うと決めた。相手がアリアでも。いや、アリアだからこそ。
だからもう私は躊躇わず、氷室さんを守って、自分が行くべき道を進むんだ。
それしかもう、アリアとわかり合える道はないから。
私は自らの魔力を周囲に、覆いかぶさってくる鎖たちに向けて解き放った。
これくらい、『掌握』するまでもなく、力で捻じ伏せて打ち破ることが、今の私にならできる。
魔法使いのアリアが構築した魔法は、私の魔力によって瓦解し、全ての鎖が砕け散った。
ガラガラと音を立てて、大量の鎖が崩壊する。
そうして晴れた視界の先では、アリアが難しい顔をしてこちらを睨んでいた。
「強いね。私が知っている頃より、もっと強くなったのかな。でも、そんなの関係ない」
そう吐き捨てるように冷めた笑いを浮かべてから、突如アリアはこちらに向けて飛び込んできた。
力強い跳躍、その一歩で私たちに急接近してくるアリア。
そんな彼女に対して、またしても氷室さんが先に動き、対抗するように前へ飛び出した。
「氷室さん、ダメ……!」
アリアは魔法使いだ。そして魔女狩りだ。彼女は魔女を倒すプロなんだ。
そんな相手に、魔女である氷室さんが真正面から飛びかかるなんて、あまりにも無茶が過ぎる。
けれどそんなことお構いなしに、氷室さんは私を守るために迷いなく飛び込んでいく。
氷室さんは自らの周囲にいくつもの氷の槍を形成すると、即座にそれを目の前に射出した。
弾丸のようなスピードで放たれるそれを、しかしアリアは、自らの近づく前にいともたやすく解術してしまう。
そうして障害を失った彼女は、ローブの袖口から鎖をするりと伸ばして、それを氷室さん目掛けて叩きつけた。
「させないよ!」
私は魔法で瞬時に距離を詰めて、二人の間に飛び込んだ。
そして、まさに鉄の鞭が氷室さんを打ち抜かんとするところに、剣を差し込んで受け止める。
魔法で形成された鎖は、『真理の剣』に触れたことで消滅した。
アリアはそれに軽く舌打ちをしてから、しかし攻勢を崩さず、今度は反対の腕の袖口から鎖を伸ばした。
その行動にはまるで躊躇いがなく、とても機械的で淡々としている。
怯むことなく迷うことなく振るわれた鎖の二打を、私はまたしても剣で受け止めた。
「────どうして!?」
しかし、その鎖は消えることなく、それどころかしっかりと剣に巻きついた。
そして私がその事実に驚いている暇もなく、鎖は大きく振りあげられて、剣ごと私の体は宙を舞った。
おかしい。一瞬そう思って、しかしすぐにその謎は解けた。
今私の剣に絡み付いてる鎖からは、魔力を感じない。つまりこれは、魔法によって作られたものではないということ。
物質として存在しているものならば、それは当然『真理の剣』で消せるわけがないんだ。
「アリスちゃん……!」
「人の心配をしている場合?」
高く放られた私を見上げ、氷室さんが叫ぶ。そしてそんな彼女の眼前にいるアリアは、その隙を見逃さない。
鎖によって私を宙へと放り投げながら、もう片方の腕にもう一度鎖を出して、それを氷室さんに向けて放つ。
私に気を取られていた氷室さんは、鎖の射出をまともに受けて、胴体をぐるぐる巻きにされてしまった。
「氷室さんを放して!」
宙に放られた私は大勢を立て直すべく、剣から魔力をエネルギーとして吹き出して、絡みつく鎖を砕いた。
ひっくり返りそうな体を魔法で修正して、すぐさま下へ飛び込んでいこうと剣を構え直す。しかし。
「ストップ。動いたらこの子、殺さなきゃいけなくなる」
そんな私を、アリアが静かな声で静止した。
彼女の鎖によって縛られた氷室さんに、今度は空中から新たな鎖が大量に現れて、更にその体を拘束する。
冷たい異常な鎖が、氷室さんの腕に食い込み脚に食い込み、その体を何もない場所に磔にした。
「この子、アリスの大切なお友達なんでしょ? いつも一緒にいるみたいだし、それに前にここまでわざわざ助けに来たもんね」
氷室さんに繋がる鎖の一本を握りながら、アリアは冷めた声でそう言った。
鎖で雁字搦めにされた氷室さんを見る目はとても冷ややかで、どこか憎々しささえ込められている。
私はそんな二人を前に、空中で静止せざるを得なかった。
氷室さん一人だったのならば、こんな簡単に捕まるなんてことはなかっただろうに。
私を優先してくれているばかりに、自分に対する防衛がままならなくなってしまったんだ。
いや、何にしたって私が、もっとちゃんと守ってあげなきゃいけなかった。
そう、約束したのに。
「お願いアリア。氷室さんを放して」
「私は魔女狩りだよ? 魔女を狩るのが仕事なの。これは魔法使いとして、魔女狩りとして当たり前の行動だよ」
「そんなのわかってる……! でもアリア、私はあなたに氷室さんを傷つけて欲しくないの!」
「じゃあ、私と一緒に来てくれる? そうしたら、特別に見逃してあげてもいいけど」
「そんなこと……!」
カケラの躊躇いもなく、アリアはそう私を脅してきた。
友達が大切ならば、自分の言うことを聞けと。そうしなければ、殺してしまうぞと。
いつも優しいアリアが、そんな卑劣なことをするだなんて、こうして目の前にしても信じられない。
これは相手が魔女だからじゃない。何が何でも私を連れて行きたくて、手段を選んでいないんだ。
「ねぇアリス。アリスなら答えを出すのは簡単だよね。アリスは絶対に友達を見捨てない。誰のことも大事にして、守ろうとするんだもん。私は、そんなアリスのことを、よく知ってるよ」
「っ………………」
正面から斬り合うだけが戦いじゃない。
私が簡単に友達を見捨てたり、犠牲を認める性格ではないことを知っているアリアは、それを盾にして私を制そうとしている。
けれどそれは、非道に徹しているというより、私を傷つけないようにそうしているように見えた。
僅かに垣間見える、そうした彼女らしい優しさが、私の気持ちに戸惑いを生む。
けれどもしかしたら、それすらもアリアの策略のうちかもしれない。
だとしたら私は。私が今、すべきことは────
「悪いけど、どっちもお断りだよ!」
決して迷わず、屈しないこと。
幸い今の私には、とても大きな力がある。不可能なんて、きっとない。
差し出された選択肢、その全てを棄却して、私は自分の道を突き進む。
意を決して叫び、私は『真理の剣』を氷室さん目掛けて投げ放った。
それと入れ替わるように私たちの周りの地面に、小さな魔法陣のような紋様が浮かび上がる。
そしてそれらが強烈な光を吐き出したかと思うと、無数の鎖が飛び出して、こちらに向けて覆いかぶさってきた。
まるで蛇が蠢くように、意思でもあるみたいに飛び込んでくる沢山の鎖。
それらはぐるりと囲い込むように飛び交いながら、私たちを覆い尽くさんと暴れ回る。
「…………!」
咄嗟に氷室さんが動いた。
私たちを囲い込んでドームでも作ろうかとしている周囲の鎖に向けて、瞬時に氷の魔法を放つ。
全方位に波状に放たれたそれは氷結の波となって、覆いかぶさってくる鎖たちへとぶつかった。
けれど相手は魔法使い。魔女の魔法がそう簡単に通用するものではない。
氷が鎖の進行を妨げたのはほんの一瞬で、すぐさま鎖の暴れるがままに氷は打ち払われてしまった。
このままではすぐに、私たちは鎖の檻に閉じ込められてしまう。
「こんなの……!」
戦うと決めた。相手がアリアでも。いや、アリアだからこそ。
だからもう私は躊躇わず、氷室さんを守って、自分が行くべき道を進むんだ。
それしかもう、アリアとわかり合える道はないから。
私は自らの魔力を周囲に、覆いかぶさってくる鎖たちに向けて解き放った。
これくらい、『掌握』するまでもなく、力で捻じ伏せて打ち破ることが、今の私にならできる。
魔法使いのアリアが構築した魔法は、私の魔力によって瓦解し、全ての鎖が砕け散った。
ガラガラと音を立てて、大量の鎖が崩壊する。
そうして晴れた視界の先では、アリアが難しい顔をしてこちらを睨んでいた。
「強いね。私が知っている頃より、もっと強くなったのかな。でも、そんなの関係ない」
そう吐き捨てるように冷めた笑いを浮かべてから、突如アリアはこちらに向けて飛び込んできた。
力強い跳躍、その一歩で私たちに急接近してくるアリア。
そんな彼女に対して、またしても氷室さんが先に動き、対抗するように前へ飛び出した。
「氷室さん、ダメ……!」
アリアは魔法使いだ。そして魔女狩りだ。彼女は魔女を倒すプロなんだ。
そんな相手に、魔女である氷室さんが真正面から飛びかかるなんて、あまりにも無茶が過ぎる。
けれどそんなことお構いなしに、氷室さんは私を守るために迷いなく飛び込んでいく。
氷室さんは自らの周囲にいくつもの氷の槍を形成すると、即座にそれを目の前に射出した。
弾丸のようなスピードで放たれるそれを、しかしアリアは、自らの近づく前にいともたやすく解術してしまう。
そうして障害を失った彼女は、ローブの袖口から鎖をするりと伸ばして、それを氷室さん目掛けて叩きつけた。
「させないよ!」
私は魔法で瞬時に距離を詰めて、二人の間に飛び込んだ。
そして、まさに鉄の鞭が氷室さんを打ち抜かんとするところに、剣を差し込んで受け止める。
魔法で形成された鎖は、『真理の剣』に触れたことで消滅した。
アリアはそれに軽く舌打ちをしてから、しかし攻勢を崩さず、今度は反対の腕の袖口から鎖を伸ばした。
その行動にはまるで躊躇いがなく、とても機械的で淡々としている。
怯むことなく迷うことなく振るわれた鎖の二打を、私はまたしても剣で受け止めた。
「────どうして!?」
しかし、その鎖は消えることなく、それどころかしっかりと剣に巻きついた。
そして私がその事実に驚いている暇もなく、鎖は大きく振りあげられて、剣ごと私の体は宙を舞った。
おかしい。一瞬そう思って、しかしすぐにその謎は解けた。
今私の剣に絡み付いてる鎖からは、魔力を感じない。つまりこれは、魔法によって作られたものではないということ。
物質として存在しているものならば、それは当然『真理の剣』で消せるわけがないんだ。
「アリスちゃん……!」
「人の心配をしている場合?」
高く放られた私を見上げ、氷室さんが叫ぶ。そしてそんな彼女の眼前にいるアリアは、その隙を見逃さない。
鎖によって私を宙へと放り投げながら、もう片方の腕にもう一度鎖を出して、それを氷室さんに向けて放つ。
私に気を取られていた氷室さんは、鎖の射出をまともに受けて、胴体をぐるぐる巻きにされてしまった。
「氷室さんを放して!」
宙に放られた私は大勢を立て直すべく、剣から魔力をエネルギーとして吹き出して、絡みつく鎖を砕いた。
ひっくり返りそうな体を魔法で修正して、すぐさま下へ飛び込んでいこうと剣を構え直す。しかし。
「ストップ。動いたらこの子、殺さなきゃいけなくなる」
そんな私を、アリアが静かな声で静止した。
彼女の鎖によって縛られた氷室さんに、今度は空中から新たな鎖が大量に現れて、更にその体を拘束する。
冷たい異常な鎖が、氷室さんの腕に食い込み脚に食い込み、その体を何もない場所に磔にした。
「この子、アリスの大切なお友達なんでしょ? いつも一緒にいるみたいだし、それに前にここまでわざわざ助けに来たもんね」
氷室さんに繋がる鎖の一本を握りながら、アリアは冷めた声でそう言った。
鎖で雁字搦めにされた氷室さんを見る目はとても冷ややかで、どこか憎々しささえ込められている。
私はそんな二人を前に、空中で静止せざるを得なかった。
氷室さん一人だったのならば、こんな簡単に捕まるなんてことはなかっただろうに。
私を優先してくれているばかりに、自分に対する防衛がままならなくなってしまったんだ。
いや、何にしたって私が、もっとちゃんと守ってあげなきゃいけなかった。
そう、約束したのに。
「お願いアリア。氷室さんを放して」
「私は魔女狩りだよ? 魔女を狩るのが仕事なの。これは魔法使いとして、魔女狩りとして当たり前の行動だよ」
「そんなのわかってる……! でもアリア、私はあなたに氷室さんを傷つけて欲しくないの!」
「じゃあ、私と一緒に来てくれる? そうしたら、特別に見逃してあげてもいいけど」
「そんなこと……!」
カケラの躊躇いもなく、アリアはそう私を脅してきた。
友達が大切ならば、自分の言うことを聞けと。そうしなければ、殺してしまうぞと。
いつも優しいアリアが、そんな卑劣なことをするだなんて、こうして目の前にしても信じられない。
これは相手が魔女だからじゃない。何が何でも私を連れて行きたくて、手段を選んでいないんだ。
「ねぇアリス。アリスなら答えを出すのは簡単だよね。アリスは絶対に友達を見捨てない。誰のことも大事にして、守ろうとするんだもん。私は、そんなアリスのことを、よく知ってるよ」
「っ………………」
正面から斬り合うだけが戦いじゃない。
私が簡単に友達を見捨てたり、犠牲を認める性格ではないことを知っているアリアは、それを盾にして私を制そうとしている。
けれどそれは、非道に徹しているというより、私を傷つけないようにそうしているように見えた。
僅かに垣間見える、そうした彼女らしい優しさが、私の気持ちに戸惑いを生む。
けれどもしかしたら、それすらもアリアの策略のうちかもしれない。
だとしたら私は。私が今、すべきことは────
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