827 / 984
第0章 Dormire
110 Dormire
しおりを挟む
私という存在が生まれた意味を考える。
深い深い眠りの中、終わりのない、定めていない夢の中。
私はどうして、私という個として誕生したのかを。
世界から、ヒトとの橋渡しの役目を与えられた。
ヒトビトを眠りへと誘なって、夢を通じて深い神秘と交わらせる為に。
特にそれは、神秘を手にすることができていなかった人間を、次に歩ませる意味合いを含んでいた。
いつだか、誰かが私にそんな勝手なことを言った。
その時はそれに対して特に思うところはなく、漠然と納得したけれど。
今思えば、人を馬鹿にするのも大概にしろ、と思う。
そんな大層な役割を私に課したくせに、どうしてその世界そのものが私を排除にしにかかるのかと。
私がその役割に反したからだろうという話だったけれど、それはあまりにも身勝手だ。
私に一人のヒトとしての形を与え、そして自由意志を持たせたのだから、私が何をどうしようと勝手だろうに。
それなのに世界は、自らの都合だけで私の扱いを決めて、最悪の形で牙を剥いてきた。
私にとって一番悍ましく思えるものに、私の全てと世界自身を破壊させようとして。
私はただ、一人のヒトして幸せに生きたかっただけなのに、世界はそれすらも許してはくれなかった。
神秘に通ずるヒトビトは、世界から出るこの強大な力を、大層褒め称えて喜んでいたけれど。
私からしてみればこんな力、それこそ呪い以外の何物でもない。
望んでもいないのに押し付けられて、それ故に興味のないことを強要されて。そして従わなければ恨まれる。
そんなもの、誰が持っていたいと思うのか。
私は別に、特別な力なんていらない。大層な役割もいらない。
神秘の片鱗すら持たないちっぽけなヒトだとしても、大切な人たちと穏やかに暮らせれば、それで満足だと思っていたのに。
それでも私という存在からは、この力は切っても切れなくて。
こうして肉体は朽ち果て、心は眠りに落ちていようとも、私という存在にこの力は紐付いている。
でももう、どうでもいい。あんな身勝手で穢れた世界、どうとでもなってしまえばいいんだ。
誰も彼も自己中心的で、浅慮で愚かな、あんな醜い世界なんて。
私が信じていた繋がりなどどこにもなく、友情も愛情も、まやかしに過ぎない偽物。
誰も信じられるヒトはいない、煩雑の中の孤独。笑い話にもならない。
世界なんて壊れてしまえばいい。そこに生きるヒトビトも。
私の呪いに犯されて、私と同じように無辜の苦しみを味わえばいい。
私を否定し嘲笑ったものたちが、私と同じ末路を辿っていく様は、さぞかし滑稽だろう。
それで、もういい。あとはもういい。
私はもう、何かに関わるのは疲れてしまった。
こうしてひっそり穏やかに、誰にも邪魔されない世界の裏側で、静かな眠りについていたい。
希望を抱くことなく、そして絶望を味わうことなく、あらゆる感情を封殺して、ただ微睡だけを感じ続ける。
世界とかいう人智を超えた大いなる存在や、神秘という超常の力と現象。そしてそれらを取り巻く数多の思惑。
もうそんなものはうんざりで、二度と関わりに合いになんてなりたくない。
ヒトはどうしてわざわざ、自ら分不相応なものに手を伸ばして、そして自ら破滅に向かっていくのか。
そんなものなくなって、むしろない方が、ヒトはヒトらしくまともに生きていけるんじゃないんだろうか。
まぁ、そんなこともまた、もうどうでもいいのだけれど。
それでも、悠久の眠りの中でふと思ってしまう。
もしそんな、ヒトが超常とは無縁の世界があったのならば、と。
もしそんな世界があれば、私もまた、なんの変哲もない普通の女として、普通の日々を送ることができたのではないのかと。
世界も、そこに住まう多くのヒトビトも関係ない。ただ手の届く範囲のヒトたちと過ごす、穏やかな日々を。
くだらないと思いつつ、眠りの中だと夢を描くのをついついやめられない。
そんなもしもを夢想して、ありえない空想を走らせてしまう。
ただ、そうやって妄想に耽っていると、ふと我に返った時に虚しくなる。
私を決して受け入れなかった世界と、私を拒絶したヒトビトのことを思い出して。
そうして必ず私は、決まって同じ顔を思い浮かべてしまうんだ。
愛なんて幻想に過ぎず、本来は存在しないもの。
もう嫌というほど理解しているのに、それを再認識する度に虚しさが心を満たす。
でもそれを繰り返していくうちに、段々と私の感情も鈍くなっていって。
いつしか私は、ヒトを愛していた感情そのものに蓋をできるようになっていった。
かつての日々を忘れることはできなくても、その時抱いていた気持ちを、覆い隠すことくらいは。
そうして私は、彼に対する想いを深い闇の中に葬った。
しかしそれでも、何故かどうしても捨てきれないもの。
それが、ホーリーとイヴニングに対する想いだった。
彼女たちとのことだって同じはずなのに、あの時二人が見せた顔が、どうしても消えなくて。
友情だって、あらゆる絆と同じく脆いものなのに。
彼女たちだって私のことを裏切ったことには変わらないのに。
それでも、あの時気の迷いのように感じた最後の希望が、心のとても奥底で燻っていて。
二人のことだけはどうしても、この心から追い出すことができなかった。
またいつか、三人で共に過ごせる日が来るのだろうか、なんて。
そんな夢にもならない、妄想ですらないことを、本当にたまに思ってしまったり……。
ただ、今更私が何を考えて何を感じようとも、私がこの世界から消えたことには変わらない。
自らの力である真理の刃を受けて、私は絶命したのだ。
こうして心だけは保って、眠りにつくことで私という存在の消滅は避けているけれど。
でもただそれだけ。一人で深い闇の中で眠る私は、もういないようなものだ。きっともう、誰も私を覚えてはいない。
でもそれでいい。それがいい。
私はあの世界に未練なんてないし、心残りだってない。
私がもし何かを望むことがあるとすれば、それは。
それは、夢の中でそれをそうと知らず、甘やかな時を過ごすこと、だろうか。
私ではない私になって、何にも縛られない普通の人になって。
そして何の変哲もない、普通の生活を歩むことができたのなら。
誰も私を知らず、奇異の眼差しで見ることなく、もちろん私も何も特別ではなくて。
そんな、今の私とはかけ離れた日々を、過ごすことができたのなら……。
本当にただの夢のような、そんなくだらない妄想。
それでも万が一、そんな日々を過ごすことができるのなら。
その私ではない私なら、真に人と心を結ぶことができるかもしれない。
夢のような出来事なのだから、それくらいのことを思い描いたって構わないだろう。
決してあり得るはずのない、夢物語。
少なくとも、私の知る世界では絶対にそうならないだろうと思える、ただの理想。いや、妄想。
そんなものくだらないと、ありはしないものだと思うからこそ、夢に中には描いてしまう。
現実には、決して存在しないものから。
そんなことを思いながら、私は長い長い時を眠り続けた。
世界とヒトビトを眠りへと誘なうのが役割だった私。
そんな私はその全てを無視して、一人で眠り続ける。
『ドルミーレ』という名に相応しい最期だ。
誰にも邪魔されることなく、私は夢を描き続ける。
現実に蓋をして、深い深い眠りのその先で、ありもしない幻想を。
でもたまに、ほんの少しだけ、私を親友と呼んだ二人の女のことを、思い出したりもしながら。
■■■■
深い深い眠りの中、終わりのない、定めていない夢の中。
私はどうして、私という個として誕生したのかを。
世界から、ヒトとの橋渡しの役目を与えられた。
ヒトビトを眠りへと誘なって、夢を通じて深い神秘と交わらせる為に。
特にそれは、神秘を手にすることができていなかった人間を、次に歩ませる意味合いを含んでいた。
いつだか、誰かが私にそんな勝手なことを言った。
その時はそれに対して特に思うところはなく、漠然と納得したけれど。
今思えば、人を馬鹿にするのも大概にしろ、と思う。
そんな大層な役割を私に課したくせに、どうしてその世界そのものが私を排除にしにかかるのかと。
私がその役割に反したからだろうという話だったけれど、それはあまりにも身勝手だ。
私に一人のヒトとしての形を与え、そして自由意志を持たせたのだから、私が何をどうしようと勝手だろうに。
それなのに世界は、自らの都合だけで私の扱いを決めて、最悪の形で牙を剥いてきた。
私にとって一番悍ましく思えるものに、私の全てと世界自身を破壊させようとして。
私はただ、一人のヒトして幸せに生きたかっただけなのに、世界はそれすらも許してはくれなかった。
神秘に通ずるヒトビトは、世界から出るこの強大な力を、大層褒め称えて喜んでいたけれど。
私からしてみればこんな力、それこそ呪い以外の何物でもない。
望んでもいないのに押し付けられて、それ故に興味のないことを強要されて。そして従わなければ恨まれる。
そんなもの、誰が持っていたいと思うのか。
私は別に、特別な力なんていらない。大層な役割もいらない。
神秘の片鱗すら持たないちっぽけなヒトだとしても、大切な人たちと穏やかに暮らせれば、それで満足だと思っていたのに。
それでも私という存在からは、この力は切っても切れなくて。
こうして肉体は朽ち果て、心は眠りに落ちていようとも、私という存在にこの力は紐付いている。
でももう、どうでもいい。あんな身勝手で穢れた世界、どうとでもなってしまえばいいんだ。
誰も彼も自己中心的で、浅慮で愚かな、あんな醜い世界なんて。
私が信じていた繋がりなどどこにもなく、友情も愛情も、まやかしに過ぎない偽物。
誰も信じられるヒトはいない、煩雑の中の孤独。笑い話にもならない。
世界なんて壊れてしまえばいい。そこに生きるヒトビトも。
私の呪いに犯されて、私と同じように無辜の苦しみを味わえばいい。
私を否定し嘲笑ったものたちが、私と同じ末路を辿っていく様は、さぞかし滑稽だろう。
それで、もういい。あとはもういい。
私はもう、何かに関わるのは疲れてしまった。
こうしてひっそり穏やかに、誰にも邪魔されない世界の裏側で、静かな眠りについていたい。
希望を抱くことなく、そして絶望を味わうことなく、あらゆる感情を封殺して、ただ微睡だけを感じ続ける。
世界とかいう人智を超えた大いなる存在や、神秘という超常の力と現象。そしてそれらを取り巻く数多の思惑。
もうそんなものはうんざりで、二度と関わりに合いになんてなりたくない。
ヒトはどうしてわざわざ、自ら分不相応なものに手を伸ばして、そして自ら破滅に向かっていくのか。
そんなものなくなって、むしろない方が、ヒトはヒトらしくまともに生きていけるんじゃないんだろうか。
まぁ、そんなこともまた、もうどうでもいいのだけれど。
それでも、悠久の眠りの中でふと思ってしまう。
もしそんな、ヒトが超常とは無縁の世界があったのならば、と。
もしそんな世界があれば、私もまた、なんの変哲もない普通の女として、普通の日々を送ることができたのではないのかと。
世界も、そこに住まう多くのヒトビトも関係ない。ただ手の届く範囲のヒトたちと過ごす、穏やかな日々を。
くだらないと思いつつ、眠りの中だと夢を描くのをついついやめられない。
そんなもしもを夢想して、ありえない空想を走らせてしまう。
ただ、そうやって妄想に耽っていると、ふと我に返った時に虚しくなる。
私を決して受け入れなかった世界と、私を拒絶したヒトビトのことを思い出して。
そうして必ず私は、決まって同じ顔を思い浮かべてしまうんだ。
愛なんて幻想に過ぎず、本来は存在しないもの。
もう嫌というほど理解しているのに、それを再認識する度に虚しさが心を満たす。
でもそれを繰り返していくうちに、段々と私の感情も鈍くなっていって。
いつしか私は、ヒトを愛していた感情そのものに蓋をできるようになっていった。
かつての日々を忘れることはできなくても、その時抱いていた気持ちを、覆い隠すことくらいは。
そうして私は、彼に対する想いを深い闇の中に葬った。
しかしそれでも、何故かどうしても捨てきれないもの。
それが、ホーリーとイヴニングに対する想いだった。
彼女たちとのことだって同じはずなのに、あの時二人が見せた顔が、どうしても消えなくて。
友情だって、あらゆる絆と同じく脆いものなのに。
彼女たちだって私のことを裏切ったことには変わらないのに。
それでも、あの時気の迷いのように感じた最後の希望が、心のとても奥底で燻っていて。
二人のことだけはどうしても、この心から追い出すことができなかった。
またいつか、三人で共に過ごせる日が来るのだろうか、なんて。
そんな夢にもならない、妄想ですらないことを、本当にたまに思ってしまったり……。
ただ、今更私が何を考えて何を感じようとも、私がこの世界から消えたことには変わらない。
自らの力である真理の刃を受けて、私は絶命したのだ。
こうして心だけは保って、眠りにつくことで私という存在の消滅は避けているけれど。
でもただそれだけ。一人で深い闇の中で眠る私は、もういないようなものだ。きっともう、誰も私を覚えてはいない。
でもそれでいい。それがいい。
私はあの世界に未練なんてないし、心残りだってない。
私がもし何かを望むことがあるとすれば、それは。
それは、夢の中でそれをそうと知らず、甘やかな時を過ごすこと、だろうか。
私ではない私になって、何にも縛られない普通の人になって。
そして何の変哲もない、普通の生活を歩むことができたのなら。
誰も私を知らず、奇異の眼差しで見ることなく、もちろん私も何も特別ではなくて。
そんな、今の私とはかけ離れた日々を、過ごすことができたのなら……。
本当にただの夢のような、そんなくだらない妄想。
それでも万が一、そんな日々を過ごすことができるのなら。
その私ではない私なら、真に人と心を結ぶことができるかもしれない。
夢のような出来事なのだから、それくらいのことを思い描いたって構わないだろう。
決してあり得るはずのない、夢物語。
少なくとも、私の知る世界では絶対にそうならないだろうと思える、ただの理想。いや、妄想。
そんなものくだらないと、ありはしないものだと思うからこそ、夢に中には描いてしまう。
現実には、決して存在しないものから。
そんなことを思いながら、私は長い長い時を眠り続けた。
世界とヒトビトを眠りへと誘なうのが役割だった私。
そんな私はその全てを無視して、一人で眠り続ける。
『ドルミーレ』という名に相応しい最期だ。
誰にも邪魔されることなく、私は夢を描き続ける。
現実に蓋をして、深い深い眠りのその先で、ありもしない幻想を。
でもたまに、ほんの少しだけ、私を親友と呼んだ二人の女のことを、思い出したりもしながら。
■■■■
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
妹を見捨てた私 ~魅了の力を持っていた可愛い妹は愛されていたのでしょうか?~
紗綺
ファンタジー
何故妹ばかり愛されるの?
その答えは私の10歳の誕生日に判明した。
誕生日パーティで私の婚約者候補の一人が妹に魅了されてしまったことでわかった妹の能力。
『魅了の力』
無自覚のその力で周囲の人間を魅了していた。
お父様お母様が妹を溺愛していたのも魅了の力に一因があったと。
魅了の力を制御できない妹は魔法省の管理下に置かれることが決まり、私は祖母の実家に引き取られることになった。
新しい家族はとても優しく、私は妹と比べられることのない穏やかな日々を得ていた。
―――妹のことを忘れて。
私が嫁いだ頃、妹の噂が流れてきた。
魅了の力を制御できるようになり、制限つきだが自由を得た。
しかし実家は没落し、頼る者もなく娼婦になったと。
なぜこれまであの子へ連絡ひとつしなかったのかと、後悔と罪悪感が私を襲う。
それでもこの安寧を捨てられない私はただ祈るしかできない。
どうかあの子が救われますようにと。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
悪役令嬢は処刑されました
菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~
柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。
想像と、違ったんだけど?神様!
寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。
神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗
もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。
とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗
いくぞ、「【【オー❗】】」
誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。
「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。
コメントをくれた方にはお返事します。
こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。
2日に1回更新しています。(予定によって変更あり)
小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。
少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる