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第7章 リアリスティック・ドリームワールド
140 心変わり
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「ありもしない幻想を。夢物語の様な繋がりを。あなたは…………」
「………………」
その憎々しげな表情とは裏腹に、ドルミーレの言葉はやけに寂しげだった。
今目にしたものを否定しようとして、けれどしきれないのがもどかしい様な。
「……大切なのは、信じることだと、私は思う」
手を伸ばし、今にも消えそうな光を掬い取りながら私は言った。
「何があっても信じる心、信じ続ける心が、強い繋がりを生むんだよ。相手を信じる心は想いになって、お互いを強く結ぶから」
「………………例えそうだとしても、私は信じない。それは、あなただから得たもの。それこそ、夢の中にしかあり得ない幻なのよ」
「そんなことは…………」
ないと、強く言い切ってやりたかった。実際そう思うから。
けれど確かに、どうしようもないすれ違いや、ぶつかり合いというものはある。
恐らくそれの最たるものを経験したであろう彼女に、私の立場で押し付けるのは酷なんじゃないかと、そう思ってしまった。
私はドルミーレが見ている夢。
そんな私が彼女とはあまりにも正反対の存在である理由。
私が私という自我を確立して、こういうふうに育った理由は、きっとあるはずだから。
何故だか、今唐突にそう思ってしまった。
「────まぁいいわ。何だか興が削がれたし。あなたの相手は、いつも疲れるのよ」
「え…………?」
ドルミーレは大きな溜息をつくと、急に肩を落として椅子の上で姿勢を崩した。
唐突な意志の変化に戸惑っていると、ドルミーレはうざったそうに唸った。
「私はもう少しだけ眠ることにするわ。あなたは好きになさい」
「でも、それでいいの……? あなたは、もう目を覚まそうとしたんじゃ……」
「元々今ではなかったのよ。あなたの馬鹿みたいな感情を向けられ続けるのもうんざりするし、それに……あなたは一応彼女の娘だもの。もう少しだけ様子を見ていてあげるわ」
「………………?」
唐突の心境の変化についていけず、私は思いっきり戸惑ってしまった。
彼女の頑なさからすれば、私が多少抵抗を見せたところでそれを嬉々として覆してきそうなものなのに。
それとも、繋がりを持って抗ったことを証明したから、許してくれた……?
いや、ドルミーレに限ってそんな甘くはないと思うけれど。
「それでも、僕は殺さないと気が済まないんだろ? 僕だけ残るのが、アリスちゃんを見逃す条件かい?」
「…………」
手のひらで弱く輝く晴香の光を胸に抱きながら頭を巡らせていると、レイくんが張り詰めた表情で尋ねた。
しかし対するドルミーレはさして興味なさそうな視線を返す。
「レイ。あなたの狼藉を許すつもりはないわ。けれど今ここであなたに手を出せば、その子は黙っていないでしょう。相手をするのは面倒だから、もういいわ」
あまりの無気力っぷりに、私とレイくんは驚きを隠せなかった。
プライドが高く怒りを決して躊躇わない彼女が、そこまで譲歩するなんて。
それほどまでに、先ほど晴香が見せた覚悟が彼女に何かを思わせたの、かな……?
『帰りましょう』
戸惑いを覚えつつもこれ以上の諍いがないことに安堵していると、青い光が私の周りを包む様に回りながら言った。
『私が、この領域の外まで誘導するから。あなたは、現実に戻って、目を覚まして』
「うん、わかった。ありがとう」
私のお礼に青い光は微笑む様に瞬いて、私とレイくんをその輝きで強く包み込んだ。
ドルミーレには聞きたいこと、話したいことは沢山あるし、それにケリだってつけなきゃけない。
けれど今はそれよりも、早く目覚めて現実のことを済ませないといけない。
氷室さんのことも心配だし、それにまだ魔女と魔法使いの戦いは続いているはずだ。
不安も疑問も残るけれど、やっぱりドルミーレとは全ての問題を片付けてから向き合わないと。
今は自分自身の問題よりも、守らなくちゃいけないものが多すぎる。
だから今は、レイくんと無事に現実へ戻ることを優先しよう。
「少し待ちなさい」
そう思って青い光に身を委ねていると、ドルミーレが静かに呼び止めてきた。
大きな黒い椅子に浅く座り、肘置きに頬杖をついた気怠そうな様子で。
「その子は預かりましょう」
「あっ……!」
ドルミーレがスッと手を伸ばした瞬間、晴香の微かな輝きが私の手の中からふわりとこぼれた。
それはまるで風に拐われたかの様に不規則に揺らめいて宙を流れ、そしてドルミーレの手元に行き着いた。
「晴香を返して!」
「ダメよ。面白そうだから少し観察させてもらうわ。返して欲しかったら、もっと強くなることね」
「な、何を────!」
晴香の輝きを手の中で転がしながら、ドルミーレはコロコロと笑う。
頭に血が上った私は彼女に飛びかかろうと身を乗り出したけれど、青い光の輝きがそれを阻んだ。
今行けば消されると、そう言わんばかりに。
「心配しなくても、取って食ったりはしないわ。あなたとの繋がりとやらを観察させてもらうだけよ」
「っ………………」
「その間は大人しく眠っていてあげる。力も好きな様に使えばいいわ。邪魔はしない。だから精々足掻きなさい。混沌には、あなたが立ち向かうのよ。私は御免」
今すぐドルミーレの手から晴香を奪い返したい。
けれどそれをしようとしればきっと、彼女は嘲笑と共に私をいとも簡単に踏み潰すんだろう。
それは決して誰も望まない結末だ。私も、みんなも、そして彼女も。
だから私はせめてもの反抗として、彼女の言葉に無言で返した。
『行きましょう』
そんな私に冷たい笑みで返すドルミーレの視線を受けながら、青い光が促した。
その輝きが私たちを優しく包み、そしてふわりと持ち上げる。
漆黒に塗れた暗闇の森の中で、光は闇を掻き分けて上へと目指していく。
そんな中、私はドルミーレから決して目を離さなかった。
しかし対する彼女は私のことなんて興味がないとでいうように、既に視線を下ろしていて。
私は感情が暴れそうになるのを必死で堪えながら、暗闇の中に埋もれていくその姿を見続けた。
『大丈夫、だから……』
暗闇を登っていく中で、青い光が優しく言った。
『あなたのことは、私が、守る。あなたが大切にしているものも……。だから、私を感じ続けて、ほしい。どこにいても、現実でも、夢でも。私はいつも、側にいるから……』
「……うん。ありがとう」
優しい心に包まれながら私は噛み締める様に頷いて、身を委ねた。
多くの問題を残しながらも、前に進むために。
いつの日か必ず、ドルミーレと決着をつけるために。
「………………」
その憎々しげな表情とは裏腹に、ドルミーレの言葉はやけに寂しげだった。
今目にしたものを否定しようとして、けれどしきれないのがもどかしい様な。
「……大切なのは、信じることだと、私は思う」
手を伸ばし、今にも消えそうな光を掬い取りながら私は言った。
「何があっても信じる心、信じ続ける心が、強い繋がりを生むんだよ。相手を信じる心は想いになって、お互いを強く結ぶから」
「………………例えそうだとしても、私は信じない。それは、あなただから得たもの。それこそ、夢の中にしかあり得ない幻なのよ」
「そんなことは…………」
ないと、強く言い切ってやりたかった。実際そう思うから。
けれど確かに、どうしようもないすれ違いや、ぶつかり合いというものはある。
恐らくそれの最たるものを経験したであろう彼女に、私の立場で押し付けるのは酷なんじゃないかと、そう思ってしまった。
私はドルミーレが見ている夢。
そんな私が彼女とはあまりにも正反対の存在である理由。
私が私という自我を確立して、こういうふうに育った理由は、きっとあるはずだから。
何故だか、今唐突にそう思ってしまった。
「────まぁいいわ。何だか興が削がれたし。あなたの相手は、いつも疲れるのよ」
「え…………?」
ドルミーレは大きな溜息をつくと、急に肩を落として椅子の上で姿勢を崩した。
唐突な意志の変化に戸惑っていると、ドルミーレはうざったそうに唸った。
「私はもう少しだけ眠ることにするわ。あなたは好きになさい」
「でも、それでいいの……? あなたは、もう目を覚まそうとしたんじゃ……」
「元々今ではなかったのよ。あなたの馬鹿みたいな感情を向けられ続けるのもうんざりするし、それに……あなたは一応彼女の娘だもの。もう少しだけ様子を見ていてあげるわ」
「………………?」
唐突の心境の変化についていけず、私は思いっきり戸惑ってしまった。
彼女の頑なさからすれば、私が多少抵抗を見せたところでそれを嬉々として覆してきそうなものなのに。
それとも、繋がりを持って抗ったことを証明したから、許してくれた……?
いや、ドルミーレに限ってそんな甘くはないと思うけれど。
「それでも、僕は殺さないと気が済まないんだろ? 僕だけ残るのが、アリスちゃんを見逃す条件かい?」
「…………」
手のひらで弱く輝く晴香の光を胸に抱きながら頭を巡らせていると、レイくんが張り詰めた表情で尋ねた。
しかし対するドルミーレはさして興味なさそうな視線を返す。
「レイ。あなたの狼藉を許すつもりはないわ。けれど今ここであなたに手を出せば、その子は黙っていないでしょう。相手をするのは面倒だから、もういいわ」
あまりの無気力っぷりに、私とレイくんは驚きを隠せなかった。
プライドが高く怒りを決して躊躇わない彼女が、そこまで譲歩するなんて。
それほどまでに、先ほど晴香が見せた覚悟が彼女に何かを思わせたの、かな……?
『帰りましょう』
戸惑いを覚えつつもこれ以上の諍いがないことに安堵していると、青い光が私の周りを包む様に回りながら言った。
『私が、この領域の外まで誘導するから。あなたは、現実に戻って、目を覚まして』
「うん、わかった。ありがとう」
私のお礼に青い光は微笑む様に瞬いて、私とレイくんをその輝きで強く包み込んだ。
ドルミーレには聞きたいこと、話したいことは沢山あるし、それにケリだってつけなきゃけない。
けれど今はそれよりも、早く目覚めて現実のことを済ませないといけない。
氷室さんのことも心配だし、それにまだ魔女と魔法使いの戦いは続いているはずだ。
不安も疑問も残るけれど、やっぱりドルミーレとは全ての問題を片付けてから向き合わないと。
今は自分自身の問題よりも、守らなくちゃいけないものが多すぎる。
だから今は、レイくんと無事に現実へ戻ることを優先しよう。
「少し待ちなさい」
そう思って青い光に身を委ねていると、ドルミーレが静かに呼び止めてきた。
大きな黒い椅子に浅く座り、肘置きに頬杖をついた気怠そうな様子で。
「その子は預かりましょう」
「あっ……!」
ドルミーレがスッと手を伸ばした瞬間、晴香の微かな輝きが私の手の中からふわりとこぼれた。
それはまるで風に拐われたかの様に不規則に揺らめいて宙を流れ、そしてドルミーレの手元に行き着いた。
「晴香を返して!」
「ダメよ。面白そうだから少し観察させてもらうわ。返して欲しかったら、もっと強くなることね」
「な、何を────!」
晴香の輝きを手の中で転がしながら、ドルミーレはコロコロと笑う。
頭に血が上った私は彼女に飛びかかろうと身を乗り出したけれど、青い光の輝きがそれを阻んだ。
今行けば消されると、そう言わんばかりに。
「心配しなくても、取って食ったりはしないわ。あなたとの繋がりとやらを観察させてもらうだけよ」
「っ………………」
「その間は大人しく眠っていてあげる。力も好きな様に使えばいいわ。邪魔はしない。だから精々足掻きなさい。混沌には、あなたが立ち向かうのよ。私は御免」
今すぐドルミーレの手から晴香を奪い返したい。
けれどそれをしようとしればきっと、彼女は嘲笑と共に私をいとも簡単に踏み潰すんだろう。
それは決して誰も望まない結末だ。私も、みんなも、そして彼女も。
だから私はせめてもの反抗として、彼女の言葉に無言で返した。
『行きましょう』
そんな私に冷たい笑みで返すドルミーレの視線を受けながら、青い光が促した。
その輝きが私たちを優しく包み、そしてふわりと持ち上げる。
漆黒に塗れた暗闇の森の中で、光は闇を掻き分けて上へと目指していく。
そんな中、私はドルミーレから決して目を離さなかった。
しかし対する彼女は私のことなんて興味がないとでいうように、既に視線を下ろしていて。
私は感情が暴れそうになるのを必死で堪えながら、暗闇の中に埋もれていくその姿を見続けた。
『大丈夫、だから……』
暗闇を登っていく中で、青い光が優しく言った。
『あなたのことは、私が、守る。あなたが大切にしているものも……。だから、私を感じ続けて、ほしい。どこにいても、現実でも、夢でも。私はいつも、側にいるから……』
「……うん。ありがとう」
優しい心に包まれながら私は噛み締める様に頷いて、身を委ねた。
多くの問題を残しながらも、前に進むために。
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