602 / 984
第7章 リアリスティック・ドリームワールド
33 貴女のことなど
しおりを挟む
「ッ────!」
それがホワイトの正義なのかと、善子は息を飲んだ。
魔女の視点から見た、あまりにも一方的な考え。
それを本気で語っているのかと、言葉を失わざるを得なかった。
一見筋が通っているようにもみえる。
しかし善子からしてみれば暴論にも程があった。
もし万が一、魔女になることが救いになるのだとしても、その適性のない人間を蔑ろにする考え方が、正しいとは思えないからだ。
魔女という存在に重きを置き過ぎて、それ以外のことが頭になくなってしまっている。
ワルプルギスの行いが魔女の立場をより良いものにするとしても、そこに辿り着くまでの犠牲があまりにも多すぎる。
愕然としながら、それでも何とか親友から目を背けないように努めて、善子は歯を食いしばった。
「救済……? 何言ってんのよ真奈実。これのどこが救済なのさ! 人が大勢死んでる! 魔女が増えて、死の道を辿る人が増えてる! これのどこが、救済だって……!?」
「相応しきものを新たな世界に導くことが、でございますよ。全ての者は救えませんが、せめて魔女になることのできる者は救済し、共に歩みを進めるのです」
「魔女になったら、死が確定するじゃない。今すぐ死ななくても、近い未来ウィルスに食い潰される。それのどこが救いだって!?」
「心配はご無用。始祖様が再臨なされば、その問題もなくなります。死を乗り越え、転臨まで至ることができればそれも良し。そこまで至らずとも、世界の再編を迎えれば魔女は死に囚われないのです。これは正しく救い」
ホワイトはうっとりと想いを馳せるように恍惚な笑みを浮かべた。
信奉する『始まりの魔女』の敬愛に満ち溢れたその姿は、まるで狂信者のようだった。
それを理解できない善子には、悍しくすら映る。
「わからない……私にはわからないよ真奈実。私は、アンタみたいに魔女が、『魔女ウィルス』がいいものだとは思えない。これは、どうしようもなく死の呪いだ」
顔を引き攣らせながら、善子は何とか反論の言葉を口にした。
いつ訪れるかわからない死に怯える日々。
実際に目にした大切な後輩の死。そして今、次々に倒れる魔女と、それに恐れ慄く人々。
それらを思えば、とてもホワイトのような考え方にはなれなかった。
魔女になんて、ならない越したことはない。
ホワイトの唱える新しい世界がどんなに素晴らしいものだったとしても。
そこに至れば死の呪縛から解き放たれるのだとしても。
その過程に渦巻く苦しみと過酷さを思えば、とても救いだなんて思えない。
「私たちはもう魔女になってしまった。その私たちが生きていく術を模索するのはわかる。虐げられる現状を改善したいのもわかる。でも、関係ない人を巻き込んで魔女にして、魔法使いを滅ぼそうとして。そんなやり方をする意味が、私にはわからないよ……!」
「えぇ、そうでしょう。でもそれは仕方のないこと。貴女は『魔女ウィルス』が、それを広めたドルミーレ様が何たるかを知らないのですから」
呆れることなく、ホワイトは穏やかに微笑んだ。
無知を嘲ることなく、何もわからなぬ子供を見守るように。
「わたくしもあの時まではそうでした。しかし自身の本質を理解し、そして魔女とは何たるかを知ったことで、わたくしの成すべき正義は決まったのです。全ての始まりたるドルミーレ様を現世に再びお迎えし、世界を本来あるべき理想の姿へと創り替える。それこそが、選ばれし者であるわたくしが全うすべき使命だと」
堂々と揺るがぬ意志を示すホワイトは、この世の全てを包み込むように腕を大きく広げる。
純白の衣に燦然とした日の光を受け、その姿はどこか神々しく映る。
他者の意見など受け付けず、自身こそが絶対と信じ、そしてそれを体現する者。
そのあまりにも圧倒的な自信に、もはや口を挟む余地はなかった。
彼女に意見することは、神に意見するにも等しく思えるほどに、その存在は大きく絶対的な存在感を放っている。
善子は、もしかしたら自分が間違っているのではないかと、そう思ってしまいそうな自分がいることに気付いた。
彼女の考え方、この現状を受け入れられない自分がおかしく、悪なのではないかと。
あそこまでの揺るがぬ自信と言葉を向けられると、そう思ってしまいそうだった。
自分の理解が及ばないだけで、本当は彼女の思想こそが正義を成すのに相応しいのではないか。
そんな思いに飲み込まれそうになるのを、首を振って必死に振り払う。
全てにおいて完璧な正しさなど存在しない。
彼女の考え方の中に正しさがあったとしても、その中にも間違った考え方、やり方が沢山ある。
それを見誤って、彼女に気圧され飲み込まれてはいけない。
正しさに正解はないけれど、多くの犠牲をよしとする正義があってたまるかと、善子は自分を奮い立たせた。
「…………やっぱり、私にはアンタの正義を受け入れることはできない。どうしても、理解できないよ!」
「そうでしょう。だからはじめから申し上げたではありませんか。善子さん、貴女にわたくしの正義を受け止めることなど、できはしないと」
無駄な時間を過ごしたとでもいうように、ホワイトは溜息をついた。
「昔から、貴女はそうだったではありませんか。わたくしがどんなに正しさを説こうと、その耳に届いたことなどなかった。その結果の尻拭いを、わたくしが何度したことか」
「確かに昔の私は馬鹿だった。アンタに沢山迷惑をかけたのだって認める。でも、今のこれは関係ないでしょ。こんなの……」
「同じことですとも。貴女とわたくしは所詮相入れぬ存在なのです。貴女を正すことの無意味さを、わたくしはあの時思い知らされました。不毛な時を過ごしたと、後悔しない日はありませんでした」
「…………!」
善子に向けられたのは、冷え切った鋭い瞳。
とても友に、人に対して向けるものではない。
唾棄すべきものだと拒絶する、見下した視線。
汚物に向けるようなその表情に、善子は身震いした。
そんな彼女など気に留めず、ホワイトは冷徹な言葉を続けた。
「わたくしの想いを理解せず、足を引っ張り、そしてこうして邪魔をする。それのどこが、友といえましょうか」
「…………友達だからって、全てを肯定するわけじゃない。私は、アンタの親友としてその間違いを────」
「親友……はて。わたくしは、貴女のことを親友などと思ったことはございませんが」
「────────」
眉を寄せ、キョトンと首を傾げるホワイトに善子は息を詰まらせた。
心臓が締め付けられ、思考が停止する。
指一本すら動かせないほどに、全身が強張った。
「友であるかも疑わしい相入れぬ貴女を、どうして親しく思えるのでしょうか。わたしくしは、貴女となど出会わなければ良かったとすら思っているのに……」
「────ふ────ざ────けんなぁぁぁああああぁあぁぁあああああ!!!!!」
思考が吹き飛び、感情が破裂する。
理性は蒸発し、ただ衝動的な感情が心と体を支配する。
それは悲しみか、それとも怒りか。あるいはその両方か。
善子を満たした荒れ狂う感情が、彼女の魔力を爆発させた。
ただ感情に任せ、全身から光の魔力を撒き散らし、善子は自身を拘束している鎖を吹き飛ばした。
この世の全てをその輝きで覆い尽くさんばかりの、新星の如き閃光。
しかしその輝きは、渦巻く感情によってやや陰りを孕んでいた。
「もういい! なんとでも言えばいい!」
自由を取り戻した善子は、空中に作り出した足場に震える足で踏ん張って、声を荒げた。
「アンタはもう、私の知ってる真奈実じゃないんだ。でも、アンタをそうしてしまった原因は、私にある。私は……私はアンタを親友だと思ってるから! だから私が、責任を持ってアンタの目を覚まさせる。例え、刺し違えることになっても。それが、私の正しさだ!!!」
「……貴女は本当に、愚かな人」
親友を想うが故に、覚悟を決める善子。
わかり合うことは叶わず、足掻いても交わることができないのなら。
変わり果てた親友を正すのは、自分の役目だと。
例え当人から拒絶されても。何を言われたとしても。
善子にとっては、彼女と過ごしたかつての日々は掛け替えのないものであり、彼女はどうしようもなく親友なのだから。
心のどこかで、言葉を交わせばわかり合えると思っていた。
かつて心を通わせていたはずの親友なのだからと。
けれど、もう言葉に意味はないとわかってしまった。
力に身を任せ、傷つけ合うしかないのなら、そうするしかない。
かつて何度も繰り返し自分を叱ってくれた親友を、今度は自分が正す番だと。
そしてその果てに、かつての愛おしき親友を取り戻すのだと。
善子はそう決意した。
力強くそう猛る善子に、ホワイトはただ溜息をつく。
「その誤った正しさで、何を成せるというのです。正義は我にあり。その証明をご覧に入れましょう」
ホワイトがそう口にした瞬間、彼女を中心に身の毛もよだつ魔力が渦巻いた。
それが何なのか、善子にはもうわかる。
「偉大なる始祖様へと至る道行。最果てへと手を伸ばした上位の存在の証。これこそが世界に君臨するべき、ドルミーレ様に連なる者の姿です……!」
後光の如き燦然とした輝きをまといながら、ホワイトの姿が異形へと歪む。
善子は親友の悍しい変貌に、ただただ嫌悪感を覚えた。
────────────
キャラクター/左:ホワイト(白純 真奈実) 右:金盛 善子
イラスト:SSS様
それがホワイトの正義なのかと、善子は息を飲んだ。
魔女の視点から見た、あまりにも一方的な考え。
それを本気で語っているのかと、言葉を失わざるを得なかった。
一見筋が通っているようにもみえる。
しかし善子からしてみれば暴論にも程があった。
もし万が一、魔女になることが救いになるのだとしても、その適性のない人間を蔑ろにする考え方が、正しいとは思えないからだ。
魔女という存在に重きを置き過ぎて、それ以外のことが頭になくなってしまっている。
ワルプルギスの行いが魔女の立場をより良いものにするとしても、そこに辿り着くまでの犠牲があまりにも多すぎる。
愕然としながら、それでも何とか親友から目を背けないように努めて、善子は歯を食いしばった。
「救済……? 何言ってんのよ真奈実。これのどこが救済なのさ! 人が大勢死んでる! 魔女が増えて、死の道を辿る人が増えてる! これのどこが、救済だって……!?」
「相応しきものを新たな世界に導くことが、でございますよ。全ての者は救えませんが、せめて魔女になることのできる者は救済し、共に歩みを進めるのです」
「魔女になったら、死が確定するじゃない。今すぐ死ななくても、近い未来ウィルスに食い潰される。それのどこが救いだって!?」
「心配はご無用。始祖様が再臨なされば、その問題もなくなります。死を乗り越え、転臨まで至ることができればそれも良し。そこまで至らずとも、世界の再編を迎えれば魔女は死に囚われないのです。これは正しく救い」
ホワイトはうっとりと想いを馳せるように恍惚な笑みを浮かべた。
信奉する『始まりの魔女』の敬愛に満ち溢れたその姿は、まるで狂信者のようだった。
それを理解できない善子には、悍しくすら映る。
「わからない……私にはわからないよ真奈実。私は、アンタみたいに魔女が、『魔女ウィルス』がいいものだとは思えない。これは、どうしようもなく死の呪いだ」
顔を引き攣らせながら、善子は何とか反論の言葉を口にした。
いつ訪れるかわからない死に怯える日々。
実際に目にした大切な後輩の死。そして今、次々に倒れる魔女と、それに恐れ慄く人々。
それらを思えば、とてもホワイトのような考え方にはなれなかった。
魔女になんて、ならない越したことはない。
ホワイトの唱える新しい世界がどんなに素晴らしいものだったとしても。
そこに至れば死の呪縛から解き放たれるのだとしても。
その過程に渦巻く苦しみと過酷さを思えば、とても救いだなんて思えない。
「私たちはもう魔女になってしまった。その私たちが生きていく術を模索するのはわかる。虐げられる現状を改善したいのもわかる。でも、関係ない人を巻き込んで魔女にして、魔法使いを滅ぼそうとして。そんなやり方をする意味が、私にはわからないよ……!」
「えぇ、そうでしょう。でもそれは仕方のないこと。貴女は『魔女ウィルス』が、それを広めたドルミーレ様が何たるかを知らないのですから」
呆れることなく、ホワイトは穏やかに微笑んだ。
無知を嘲ることなく、何もわからなぬ子供を見守るように。
「わたくしもあの時まではそうでした。しかし自身の本質を理解し、そして魔女とは何たるかを知ったことで、わたくしの成すべき正義は決まったのです。全ての始まりたるドルミーレ様を現世に再びお迎えし、世界を本来あるべき理想の姿へと創り替える。それこそが、選ばれし者であるわたくしが全うすべき使命だと」
堂々と揺るがぬ意志を示すホワイトは、この世の全てを包み込むように腕を大きく広げる。
純白の衣に燦然とした日の光を受け、その姿はどこか神々しく映る。
他者の意見など受け付けず、自身こそが絶対と信じ、そしてそれを体現する者。
そのあまりにも圧倒的な自信に、もはや口を挟む余地はなかった。
彼女に意見することは、神に意見するにも等しく思えるほどに、その存在は大きく絶対的な存在感を放っている。
善子は、もしかしたら自分が間違っているのではないかと、そう思ってしまいそうな自分がいることに気付いた。
彼女の考え方、この現状を受け入れられない自分がおかしく、悪なのではないかと。
あそこまでの揺るがぬ自信と言葉を向けられると、そう思ってしまいそうだった。
自分の理解が及ばないだけで、本当は彼女の思想こそが正義を成すのに相応しいのではないか。
そんな思いに飲み込まれそうになるのを、首を振って必死に振り払う。
全てにおいて完璧な正しさなど存在しない。
彼女の考え方の中に正しさがあったとしても、その中にも間違った考え方、やり方が沢山ある。
それを見誤って、彼女に気圧され飲み込まれてはいけない。
正しさに正解はないけれど、多くの犠牲をよしとする正義があってたまるかと、善子は自分を奮い立たせた。
「…………やっぱり、私にはアンタの正義を受け入れることはできない。どうしても、理解できないよ!」
「そうでしょう。だからはじめから申し上げたではありませんか。善子さん、貴女にわたくしの正義を受け止めることなど、できはしないと」
無駄な時間を過ごしたとでもいうように、ホワイトは溜息をついた。
「昔から、貴女はそうだったではありませんか。わたくしがどんなに正しさを説こうと、その耳に届いたことなどなかった。その結果の尻拭いを、わたくしが何度したことか」
「確かに昔の私は馬鹿だった。アンタに沢山迷惑をかけたのだって認める。でも、今のこれは関係ないでしょ。こんなの……」
「同じことですとも。貴女とわたくしは所詮相入れぬ存在なのです。貴女を正すことの無意味さを、わたくしはあの時思い知らされました。不毛な時を過ごしたと、後悔しない日はありませんでした」
「…………!」
善子に向けられたのは、冷え切った鋭い瞳。
とても友に、人に対して向けるものではない。
唾棄すべきものだと拒絶する、見下した視線。
汚物に向けるようなその表情に、善子は身震いした。
そんな彼女など気に留めず、ホワイトは冷徹な言葉を続けた。
「わたくしの想いを理解せず、足を引っ張り、そしてこうして邪魔をする。それのどこが、友といえましょうか」
「…………友達だからって、全てを肯定するわけじゃない。私は、アンタの親友としてその間違いを────」
「親友……はて。わたくしは、貴女のことを親友などと思ったことはございませんが」
「────────」
眉を寄せ、キョトンと首を傾げるホワイトに善子は息を詰まらせた。
心臓が締め付けられ、思考が停止する。
指一本すら動かせないほどに、全身が強張った。
「友であるかも疑わしい相入れぬ貴女を、どうして親しく思えるのでしょうか。わたしくしは、貴女となど出会わなければ良かったとすら思っているのに……」
「────ふ────ざ────けんなぁぁぁああああぁあぁぁあああああ!!!!!」
思考が吹き飛び、感情が破裂する。
理性は蒸発し、ただ衝動的な感情が心と体を支配する。
それは悲しみか、それとも怒りか。あるいはその両方か。
善子を満たした荒れ狂う感情が、彼女の魔力を爆発させた。
ただ感情に任せ、全身から光の魔力を撒き散らし、善子は自身を拘束している鎖を吹き飛ばした。
この世の全てをその輝きで覆い尽くさんばかりの、新星の如き閃光。
しかしその輝きは、渦巻く感情によってやや陰りを孕んでいた。
「もういい! なんとでも言えばいい!」
自由を取り戻した善子は、空中に作り出した足場に震える足で踏ん張って、声を荒げた。
「アンタはもう、私の知ってる真奈実じゃないんだ。でも、アンタをそうしてしまった原因は、私にある。私は……私はアンタを親友だと思ってるから! だから私が、責任を持ってアンタの目を覚まさせる。例え、刺し違えることになっても。それが、私の正しさだ!!!」
「……貴女は本当に、愚かな人」
親友を想うが故に、覚悟を決める善子。
わかり合うことは叶わず、足掻いても交わることができないのなら。
変わり果てた親友を正すのは、自分の役目だと。
例え当人から拒絶されても。何を言われたとしても。
善子にとっては、彼女と過ごしたかつての日々は掛け替えのないものであり、彼女はどうしようもなく親友なのだから。
心のどこかで、言葉を交わせばわかり合えると思っていた。
かつて心を通わせていたはずの親友なのだからと。
けれど、もう言葉に意味はないとわかってしまった。
力に身を任せ、傷つけ合うしかないのなら、そうするしかない。
かつて何度も繰り返し自分を叱ってくれた親友を、今度は自分が正す番だと。
そしてその果てに、かつての愛おしき親友を取り戻すのだと。
善子はそう決意した。
力強くそう猛る善子に、ホワイトはただ溜息をつく。
「その誤った正しさで、何を成せるというのです。正義は我にあり。その証明をご覧に入れましょう」
ホワイトがそう口にした瞬間、彼女を中心に身の毛もよだつ魔力が渦巻いた。
それが何なのか、善子にはもうわかる。
「偉大なる始祖様へと至る道行。最果てへと手を伸ばした上位の存在の証。これこそが世界に君臨するべき、ドルミーレ様に連なる者の姿です……!」
後光の如き燦然とした輝きをまといながら、ホワイトの姿が異形へと歪む。
善子は親友の悍しい変貌に、ただただ嫌悪感を覚えた。
────────────
キャラクター/左:ホワイト(白純 真奈実) 右:金盛 善子
イラスト:SSS様
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
ファンタジー
異世界💞推し活💞ファンタジー、開幕!
人気ソーシャルゲーム『ゴッド・オブ・ブレイビア』。
古参プレイヤー・加賀谷裕太(かがや・ゆうた)は、学校の階段を踏み外したと思ったら、なぜか大浴場にドボンし、ゲームに出てくるツンデレ美少女アリエッタ(俺の推し)の胸を鷲掴みしていた。
ふにょんっ♪
「ひあんっ!」
ふにょん♪ ふにょふにょん♪
「あんっ、んっ、ひゃん! って、いつまで胸を揉んでるのよこの変態!」
「ご、ごめん!」
「このっ、男子禁制の大浴場に忍び込むだけでなく、この私のむ、む、胸を! 胸を揉むだなんて!」
「ちょっと待って、俺も何が何だか分からなくて――」
「問答無用! もはやその行い、許し難し! かくなる上は、あなたに決闘を申し込むわ!」
ビシィッ!
どうやら俺はゲームの中に入り込んでしまったようで、ラッキースケベのせいでアリエッタと決闘することになってしまったのだが。
なんと俺は最高位職のLv99神騎士だったのだ!
この世界で俺は最強だ。
現実世界には未練もないし、俺はこの世界で推しの子アリエッタにリアル推し活をする!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
よろしくお願いいたします。
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる