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第6章 誰ガ為ニ
37 姉の心妹知らず
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「ほらアリス、どう? アンタの為に大切なお友達が傷ついていくのはさ。アンタが大人しく私に殺されてれば、誰も痛い思いしなくてよかったんじゃない?」
「そ、それは……!」
意地の悪い笑みを浮かべて、アゲハさんは私を見下ろす。
私は千鳥ちゃんに治癒を施しながら、その発言に言葉を詰まらせた。
私のことを守ろうとみんなが戦ってくれている。
果てしなく強いアゲハさんに挑んで、戦うことで傷付いてしまう。
私が抗わなければ、誰も傷つくことはないのかもしれない。
でも、それは…………。
「馬鹿なこと考えるんじゃねぇぞ、アリス!」
アゲハさんの言葉に惑わされていた私の頭は、カノンさんの叫びによって覚醒した。
射殺すような眼でアゲハさんを睨みながら、カノンさんは私の前で力強く木刀を構えている。
「アタシたちはお前を守りたいっていう、自分の意思で戦ってんだ。余計なこと考えんな」
「うん。ありがとう……!」
そうだ。私は守られることを躊躇わないと決めたんだ。
私を想ってくれる友達の気持ちに感謝して、頼ろうって。
その代わり、私も同じように友達を守るんだ。
友達に傷付いて欲しくないから、私もまた同じように友達を守るんだ。
頷くと、カノンさんは私を横目でニカッと口角を上げた。
豪胆で力強く、その背中と言葉はとても頼りになる。
女の子だけれど、その漢らしさはサッパリしていてカッコいい。
そんな私たちを見て、アゲハさんはあからさまな溜息をついた。
「なにそれ友情ってやつ? 暑苦しいしダッサ。そういう偽善の仲良しこよし、ホント腹立つわぁ」
「アゲハさんだって友達ってすぐ言うのに。どうして私たち、こんなにも考え方が違うんでしょうね」
「別に私、そこまで他人に重きを置いてないし。友達はその場で楽しけりゃそれでいいっしょ。赤の他人に入れ込んで、ずぶずぶと身動き取れなくなるなんて真っ平御免なのよ」
その場その場の刹那主義。
楽しい時は友達で、いらないと思えば切り捨てる。
友達であっても敵で、敵であっても友達で。
きっとアゲハさんにとって、その境界線はあってないようなものなんだ。
等しく他人で、決して心を許すようなものじゃないんだ。
それはきっと、同じワルプルギスのレイくんやクロアさんのことも。
だからこそなんの悪びれもなく、自分の目的のために裏切ることができるんだ。
「……私も、似たようなものだったわよ」
そんなアゲハさんに、千鳥ちゃんがゆっくりと体を起こしながら言った。
私の治癒で多少傷が癒えてきたとはいえ、まだまだボロボロなのに。
私の腕の中で体を起こし、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「何にも信じられなくて、他人なんてどうでもいいと思って、自分さえ良ければそれでいいって生きてきた。でも、そうじゃ、ないのよ。人は、やっぱり一人じゃ生きられない。私は、アリスが私を友達と呼んでくれた時、世界の見え方が変わったの……」
「千鳥ちゃん、まだ立っちゃ……」
私の制止を聞かず、千鳥ちゃんはよたよたと立ち上がった。
私も慌てて立ち上がってその身体に手を差し伸べたけれど、千鳥ちゃんはやんわりとそれを拒んだ。
自分の足で立って、自分の意思でアゲハさんに向き合いたいと、そういうように。
「悪いけど私にはわかんない。私には、お姉ちゃんよりもたかが友達を取るアンタは薄情者にすら見えちゃうね」
「アンタが、私の姉貴ぶらないでよ。アンタみたいな最低な奴なんかよりも、アリスの方が何倍も私に寄り添ってくれるんだから! アンタなんかより、アリスの方が大事に決まってるじゃない!」
息も絶え絶え、立っているのだってやっとなのに、千鳥ちゃんは声を張り上げた。
それが、アゲハさんに対する切なる訴えなんだ。
相入れない実の姉よりも、千鳥ちゃんは今ここで友達になった私を大切だと言ってくれている。
それは過去の因縁であるアゲハさんへの決別の言葉だ。
「姉の心妹知らず、なんてね。まぁいいよ。アンタがなにを喚こうが、私を倒せないアンタたちは何にも結果を変えられないんだからね!」
「はい隙あり~!」
千鳥ちゃんの叫びにアゲハさんは苛立ちを隠さず、けれど全てどうでもいいというように言い捨てた。
そして再び膨大な魔力を膨れ上がらせようとした時だった。
カルマちゃんがアゲハさんの懐に飛び込んで大鎌を振るった。
「お話タイムになるとカルマちゃん仲間外れだから退屈なのぉ~! 構って構ってぇ~!」
「カルマ! アンタが一番邪魔臭いんだけど!」
的確にアゲハさんの首を刈り取らんと振るわれた大鎌。
しかし苛立ちをそのまま魔力に押し込んだような、爆発のような暴風がアゲハさんを中心に吹き荒た。
カルマちゃんはその風圧に押し負けてよろけ、大鎌は手元を離れて吹き飛んでしまった。
「そんなに構って欲しいなら、お望み通りに! 一番最初に殺してあげる」
マントをつけているせいか、カルマちゃんがその風圧をもろに受けて完全にバランスを崩していた。
バタバタとマントがはためき、頭の三角帽子が風に煽られて吹き飛んだ。
アゲハさんが怒りをぶちまけるように叫ぶと、蝶の羽のトゲがまるで触手のように伸びた。
両方の羽から伸びたトゲは、生き物のようにうねうねと捩りながらその鋭利な先端をカルマちゃんに伸ばしていく。
弾丸のようなスピードは、体勢を崩しているカルマちゃんを貫かんと、瞬く間に眼前へと迫っていた。
「カルマ!!!」
避ける余裕のないカルマちゃん身体に、二本のトゲが風穴を開けようとした時。
カノンさんがカルマちゃんの目の前に滑り込んだ。
木刀で一本のトゲを弾き飛ばし、もう一本は片手で掴んでその猛攻を押さえ込んだ。
「カノンちゃーん! ちょーカッコイイよヒーローみたーい! カルマちゃんときめいちゃった! 後でチューしてっ!」
「馬鹿言ってねぇで手伝え!」
カノンさんが防いだことによって生まれた時間にカルマちゃんは体勢を立て直し、甲高く黄色い声を上げた。
そんなカルマちゃんに向かって怒鳴るカノンさんに、さっき弾き飛ばしたトゲが再び襲いかかった。
しかしそれはカルマちゃんの鎌によって切断される。
「こんな攻撃屁でもないもんねーん! カルマちゃんとカノンちゃんのコンビ、向かう先に敵なしなのだ!」
「ばーか! 隙だらけじゃん!」
カルマちゃんはカノンさんが押さえているトゲも切断し、得意げにニカッと笑ってピースをした。
しかし、そんなカルマちゃんを嘲笑うようにアゲハさんが叫んだ。
「カノンさん! カルマちゃん! 周り!」
二人がアゲハさんから伸びているトゲと格闘している間に、二人の周囲にキラキラ光る何かが充満していた。
アゲハさんの蝶の羽と同じ蒼く光る粉のようなもの。
その輝き一つひとつには、アゲハさんの禍々しい魔力が込められているのがわかった。
手を伸ばす時間も、剣を振るう時間も、もうなかった。
既に二人の周りに散布されている輝く粉に、もう時間なんて必要ないんだから。
だから、私はなにも間に合わなかった。
蒼が炸裂した。
散布されていた煌めき一つひとつが、その凝縮していた魔力を爆発させ、二人を囲む一帯に蒼い爆発が起きた。
爆発が爆発を連鎖し、瞬く間に爆発が広がる。蒼白い閃光がその場全てを埋め尽くす。
粉塵爆発のような、逃げ場のない一瞬の炸裂。
二人に、逃れる時間なんてなかった。
「そ、それは……!」
意地の悪い笑みを浮かべて、アゲハさんは私を見下ろす。
私は千鳥ちゃんに治癒を施しながら、その発言に言葉を詰まらせた。
私のことを守ろうとみんなが戦ってくれている。
果てしなく強いアゲハさんに挑んで、戦うことで傷付いてしまう。
私が抗わなければ、誰も傷つくことはないのかもしれない。
でも、それは…………。
「馬鹿なこと考えるんじゃねぇぞ、アリス!」
アゲハさんの言葉に惑わされていた私の頭は、カノンさんの叫びによって覚醒した。
射殺すような眼でアゲハさんを睨みながら、カノンさんは私の前で力強く木刀を構えている。
「アタシたちはお前を守りたいっていう、自分の意思で戦ってんだ。余計なこと考えんな」
「うん。ありがとう……!」
そうだ。私は守られることを躊躇わないと決めたんだ。
私を想ってくれる友達の気持ちに感謝して、頼ろうって。
その代わり、私も同じように友達を守るんだ。
友達に傷付いて欲しくないから、私もまた同じように友達を守るんだ。
頷くと、カノンさんは私を横目でニカッと口角を上げた。
豪胆で力強く、その背中と言葉はとても頼りになる。
女の子だけれど、その漢らしさはサッパリしていてカッコいい。
そんな私たちを見て、アゲハさんはあからさまな溜息をついた。
「なにそれ友情ってやつ? 暑苦しいしダッサ。そういう偽善の仲良しこよし、ホント腹立つわぁ」
「アゲハさんだって友達ってすぐ言うのに。どうして私たち、こんなにも考え方が違うんでしょうね」
「別に私、そこまで他人に重きを置いてないし。友達はその場で楽しけりゃそれでいいっしょ。赤の他人に入れ込んで、ずぶずぶと身動き取れなくなるなんて真っ平御免なのよ」
その場その場の刹那主義。
楽しい時は友達で、いらないと思えば切り捨てる。
友達であっても敵で、敵であっても友達で。
きっとアゲハさんにとって、その境界線はあってないようなものなんだ。
等しく他人で、決して心を許すようなものじゃないんだ。
それはきっと、同じワルプルギスのレイくんやクロアさんのことも。
だからこそなんの悪びれもなく、自分の目的のために裏切ることができるんだ。
「……私も、似たようなものだったわよ」
そんなアゲハさんに、千鳥ちゃんがゆっくりと体を起こしながら言った。
私の治癒で多少傷が癒えてきたとはいえ、まだまだボロボロなのに。
私の腕の中で体を起こし、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「何にも信じられなくて、他人なんてどうでもいいと思って、自分さえ良ければそれでいいって生きてきた。でも、そうじゃ、ないのよ。人は、やっぱり一人じゃ生きられない。私は、アリスが私を友達と呼んでくれた時、世界の見え方が変わったの……」
「千鳥ちゃん、まだ立っちゃ……」
私の制止を聞かず、千鳥ちゃんはよたよたと立ち上がった。
私も慌てて立ち上がってその身体に手を差し伸べたけれど、千鳥ちゃんはやんわりとそれを拒んだ。
自分の足で立って、自分の意思でアゲハさんに向き合いたいと、そういうように。
「悪いけど私にはわかんない。私には、お姉ちゃんよりもたかが友達を取るアンタは薄情者にすら見えちゃうね」
「アンタが、私の姉貴ぶらないでよ。アンタみたいな最低な奴なんかよりも、アリスの方が何倍も私に寄り添ってくれるんだから! アンタなんかより、アリスの方が大事に決まってるじゃない!」
息も絶え絶え、立っているのだってやっとなのに、千鳥ちゃんは声を張り上げた。
それが、アゲハさんに対する切なる訴えなんだ。
相入れない実の姉よりも、千鳥ちゃんは今ここで友達になった私を大切だと言ってくれている。
それは過去の因縁であるアゲハさんへの決別の言葉だ。
「姉の心妹知らず、なんてね。まぁいいよ。アンタがなにを喚こうが、私を倒せないアンタたちは何にも結果を変えられないんだからね!」
「はい隙あり~!」
千鳥ちゃんの叫びにアゲハさんは苛立ちを隠さず、けれど全てどうでもいいというように言い捨てた。
そして再び膨大な魔力を膨れ上がらせようとした時だった。
カルマちゃんがアゲハさんの懐に飛び込んで大鎌を振るった。
「お話タイムになるとカルマちゃん仲間外れだから退屈なのぉ~! 構って構ってぇ~!」
「カルマ! アンタが一番邪魔臭いんだけど!」
的確にアゲハさんの首を刈り取らんと振るわれた大鎌。
しかし苛立ちをそのまま魔力に押し込んだような、爆発のような暴風がアゲハさんを中心に吹き荒た。
カルマちゃんはその風圧に押し負けてよろけ、大鎌は手元を離れて吹き飛んでしまった。
「そんなに構って欲しいなら、お望み通りに! 一番最初に殺してあげる」
マントをつけているせいか、カルマちゃんがその風圧をもろに受けて完全にバランスを崩していた。
バタバタとマントがはためき、頭の三角帽子が風に煽られて吹き飛んだ。
アゲハさんが怒りをぶちまけるように叫ぶと、蝶の羽のトゲがまるで触手のように伸びた。
両方の羽から伸びたトゲは、生き物のようにうねうねと捩りながらその鋭利な先端をカルマちゃんに伸ばしていく。
弾丸のようなスピードは、体勢を崩しているカルマちゃんを貫かんと、瞬く間に眼前へと迫っていた。
「カルマ!!!」
避ける余裕のないカルマちゃん身体に、二本のトゲが風穴を開けようとした時。
カノンさんがカルマちゃんの目の前に滑り込んだ。
木刀で一本のトゲを弾き飛ばし、もう一本は片手で掴んでその猛攻を押さえ込んだ。
「カノンちゃーん! ちょーカッコイイよヒーローみたーい! カルマちゃんときめいちゃった! 後でチューしてっ!」
「馬鹿言ってねぇで手伝え!」
カノンさんが防いだことによって生まれた時間にカルマちゃんは体勢を立て直し、甲高く黄色い声を上げた。
そんなカルマちゃんに向かって怒鳴るカノンさんに、さっき弾き飛ばしたトゲが再び襲いかかった。
しかしそれはカルマちゃんの鎌によって切断される。
「こんな攻撃屁でもないもんねーん! カルマちゃんとカノンちゃんのコンビ、向かう先に敵なしなのだ!」
「ばーか! 隙だらけじゃん!」
カルマちゃんはカノンさんが押さえているトゲも切断し、得意げにニカッと笑ってピースをした。
しかし、そんなカルマちゃんを嘲笑うようにアゲハさんが叫んだ。
「カノンさん! カルマちゃん! 周り!」
二人がアゲハさんから伸びているトゲと格闘している間に、二人の周囲にキラキラ光る何かが充満していた。
アゲハさんの蝶の羽と同じ蒼く光る粉のようなもの。
その輝き一つひとつには、アゲハさんの禍々しい魔力が込められているのがわかった。
手を伸ばす時間も、剣を振るう時間も、もうなかった。
既に二人の周りに散布されている輝く粉に、もう時間なんて必要ないんだから。
だから、私はなにも間に合わなかった。
蒼が炸裂した。
散布されていた煌めき一つひとつが、その凝縮していた魔力を爆発させ、二人を囲む一帯に蒼い爆発が起きた。
爆発が爆発を連鎖し、瞬く間に爆発が広がる。蒼白い閃光がその場全てを埋め尽くす。
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