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第4章 死が二人を分断つとも
22 永遠の誓い
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晴香はあまり長い間は泣かなかった。
わっと声を上げて泣いて、でもすぐに泣き止んでごめんねと弱い笑顔を向けてきた。
私はそんな晴香の顔を見て言葉を返すことができなくて、ただその頭をそっと撫でた。
抱き締めていた腕を解いて、私もベッドに身を落とす。
晴香と二人で狭いシングルベッドの上で横になって、手を繋いで向かい合う。
今こうしてここにいて、確かに温かくて、息遣いも感じて。
なのにその晴香がもうすぐ死んでしまう。
やっぱりそんな現実が受け入れられなかった。
「ごめんね、アリス」
「……なんで、晴香が謝るの?」
私の指に自らの指を絡めて、晴香は何度目かの言葉を述べる。
晴香が謝る必要なんて、これっぽっちもない。
「アリスに、悲しい思いをさせてるから」
「そんなの、どうでもいいよ。私のことなんてどうでもいいよ。今は、晴香は自分のことだけ考えてよ。謝らなきゃいけないのは私の方なんだから。だって晴香は、私のせいで……」
私を守るために魔女になった晴香。
いずれ死ぬことを知っていて、そしてそれまでの時間が決して長くないものだと知っていて。
それでも魔女になることを選んだ晴香。
私のせいで人生を狂わせたもの同然なのに。
なのに晴香が謝る。晴香は何一つとして悪いことなんてしていないのに。
「私がお姫様だから、魔法使いがここまでやって来た。だから晴香も巻き込まれて、魔女なんかに……。全部私のせいだよ」
「まぁ、そうだねぇ」
晴香はぽろっと軽く頷いた。
なんてことないと言った風に。まるで世間話でもしているように。
「アリスがもしお姫様じゃなかったら、確かに私の所にあの人は来なかっただろうし、私が魔女になることもなかったね。そしたら私も、死ぬことはなかった」
「でしょ? だから全部悪いの。だから晴香は私を────」
「でもね、アリス」
人差し指でちょんと、私の唇を抑える晴香。
私の目をまっすぐな見て、優しく微笑んだ。
「でもね、それがアリスじゃなかったら、私はそんなことしなかったよ。それがアリスだったからこそ、私は命をかけてでもその役目を受けようと決めたの。もしそれが他の誰かだったら、鍵を守ることはできなかったかもしれないよ?」
「そんなこと、言ったって……」
それは結果論というか、屁理屈というか。
正直私は鍵を誰かに奪われてしまうことよりも、晴香が死んでしまうことの方がよっぽど一大事だった。
晴香が生きていてくれるのなら、鍵なんて誰にだってくれてやるくらいの気持ちだ。
「アリス。目の前のことだけじゃなくて、その先やもっと広いものを見ないと。私なんかよりもよっぽど大変なものをアリスは抱えてるでしょ? 私はそれに力を貸してあげたいって思ったの。ほんの少しかもしれないけれど、アリスの助けになりたいって」
自分のことなんてどうでもいいって言っているみたいで、すごく嫌だった。
晴香の気持ちはとても嬉しいけれど、自分を蔑ろにしているその考え方が、とても嫌だった。
「私には二つに一つだった。私が魔女になることでアリスに平穏を与えるのか、自分の命恋しさにアリスに危険な運命を背負わせたままにするのか。そんなの、考えるまでもないでしょ?」
「そんなこと、ないよ。自分の命大切にしてよ。自分のこと考えてよ。晴香はいつも人のことばっかりで、自分の気持ち押し殺して……私、晴香のそういう所嫌い」
思ってもいない言葉が口に出た。
嘘だ。寧ろ大好きだ。そんな優しい晴香が大好きだ。
でも、この気持ちのやり場がなくて、言葉が正しく紡げない。
「ありがとうアリス。怒ってくれて」
なのに晴香は微笑んでそんなことを言うんだ。
「私はね、アリスのことが大好きなんだよ。ずっとずっと大好きだった。だから自分のことよりアリスのことを優先するのは、気を使っているわけでも見栄を張っているわけでも善意でもなくて、本当に心からアリスの方が大切だって思うからだよ」
「そんなこと、言わないでよぉ……」
泣きそうになるのを必死で堪えて、でも堪らなくて晴香に抱きついた。
晴香はそれを優しく受け入れてくれて、そっと私の頭を包む。
「私だってアリスともう会えなくなるのは嫌だよ。もっともっと一緒にいたいし、ずっと毎日アリスの顔を見ていたかった。私は、アリスがお嫁に行くのを見届けるまでは、アリス離れする気なんてなかったんだから」
ふふっと微笑む晴香の気の抜けた言葉に、反論するように私は抱きつく腕に力を込めた。
胸に顔を埋めてその存在をまじまじと感じる。
「でも、私が守らないとアリスに平穏が訪れないのなら、私はそうするよ。アリスと一緒にいられなくても、アリスが笑っていられる未来を作れるのなら、それでいい」
「晴香がいないと私、笑えないよ……」
「大丈夫。アリスは友達作るのうまいから。アリスを笑顔にしてくれる人は沢山いる」
「いないよ……晴香の代わりなんて……」
「…………」
自分が晴香を困らせているのはわかっている。
晴香はとっくに覚悟を決めていて、この五年間それを抱いてきた。
私がいくらわがままを言ったってもう何も変わらなくて、ただただ晴香を困らせてしまうだけなんだ。
「晴香を助けることは、できないのかな……?」
「『魔女ウィルス』の侵食による死はどんな手段でも回避できない、みたいだね。魔女を魔女たらしめているのが『魔女ウィルス』だから、それに魔法なんて通用しないだろうし。その辺りはまぁ、不治の病と一緒だね」
「そんなの、やだ……」
「わがまま言わないの」
まるで甘える子供を諭す母親のような口調で言いながら、優しく頭を撫でてくれる晴香。
でも私が子供みたいなわがままを言っているのは事実だ。
けど仕方ないよ。だって、私だって晴香のことが大切なんだから。
はいそうですかって受け入れられるはずがない。
「晴香が私のことを想ってくれているのと同じように、私だって晴香のこと想ってるんだよ? 私は今、晴香が生きてくれるのなら私なんてどうなってもいいって思ってる」
晴香が望んでいる言葉はそんなものじゃない。
わかってる。わかってるけど、もう言わずにはいられないんだ。
「うん。知ってる。だから私が死ぬんだよ」
穏やかな笑みで私を優しく抱きしめながら、落ち着いた声で晴香は言う。
「アリスがそう思ってくれてるって知ってるから。お互いにそう想い合えてるってわかってるからこそ、私はアリスが幸せになる道を選んだ。お互いに気持ちが同じで、でもどっちかしか選べないのなら、私はやっぱりアリスを選ぶから」
もう、何を言っても意味はない。
最初からわかっていたことだけれど、でも改めてそう思った。
晴香のこの気持ちは、私が何を言っても変わらない。
大好きだ。大好きだ大好きだ大好きだ。
どうしようもなく晴香が大好きだ。
本気で心の底から、命をかけて私を想ってくれている晴香が、大好きだ。
代われるものなら代わりたい。晴香のために私が死にたい。
でも過ぎた時間は帰ってこなくて、起きた現実は覆らない。
ここまで来てしまった私は、もう晴香の死を受け入れるしかないんだ。
「大丈夫だよアリス。もっと短いと思っていた私の命。今日まで生きてこられただけで私は幸せなの。私はね、いつだってアリスと一緒だよ。アリスの心の中に私をいさせて」
口を開いたら泣いてしまいそうで、私はぎゅっと口を締めて晴香の顔を見上げて頷いた。
そんな私を見て晴香はまた私の頭を撫でる。
そして私を抱きしめる腕をふと緩めると、私の手を取って小指を絡めて指切りの形を作った。
「私はアリスが、健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、いつだってアリスを愛し、慰め、常にこの心をアリスに寄り添い続けることをここに、誓います」
「もう……なにそれ」
それはどこかで聞いたことのある永遠を誓う言葉だ。
らしくない、カッコつけて。でも、その言葉に嘘がないことはよく伝わってきた。
「何があっても、どんなに時間が経っても、アリスが私を思い出せなくなっても、私はいつだってアリスの心にいるから。だから、寂しくないよ」
「……私も、誓う」
小指をぎゅっと強く結んで、私は声を振り絞った。
「この先何があっても、私は晴香を忘れない。ずっとずっとこの心に抱き続ける。私はずっといつまでも、晴香の心と共に生きると、誓います……」
晴香は何も言わなかった。
ただ、その瞳を潤わせて静かに頷いた。
指切りを解いて、全部の指を絡めて手を繋ぐ。
繋がった手を胸に抱いて、私たちは身を寄せた。
ずっと一緒だと、そう示すように。
「大好き」
この言葉を、深く胸に刻む。
わっと声を上げて泣いて、でもすぐに泣き止んでごめんねと弱い笑顔を向けてきた。
私はそんな晴香の顔を見て言葉を返すことができなくて、ただその頭をそっと撫でた。
抱き締めていた腕を解いて、私もベッドに身を落とす。
晴香と二人で狭いシングルベッドの上で横になって、手を繋いで向かい合う。
今こうしてここにいて、確かに温かくて、息遣いも感じて。
なのにその晴香がもうすぐ死んでしまう。
やっぱりそんな現実が受け入れられなかった。
「ごめんね、アリス」
「……なんで、晴香が謝るの?」
私の指に自らの指を絡めて、晴香は何度目かの言葉を述べる。
晴香が謝る必要なんて、これっぽっちもない。
「アリスに、悲しい思いをさせてるから」
「そんなの、どうでもいいよ。私のことなんてどうでもいいよ。今は、晴香は自分のことだけ考えてよ。謝らなきゃいけないのは私の方なんだから。だって晴香は、私のせいで……」
私を守るために魔女になった晴香。
いずれ死ぬことを知っていて、そしてそれまでの時間が決して長くないものだと知っていて。
それでも魔女になることを選んだ晴香。
私のせいで人生を狂わせたもの同然なのに。
なのに晴香が謝る。晴香は何一つとして悪いことなんてしていないのに。
「私がお姫様だから、魔法使いがここまでやって来た。だから晴香も巻き込まれて、魔女なんかに……。全部私のせいだよ」
「まぁ、そうだねぇ」
晴香はぽろっと軽く頷いた。
なんてことないと言った風に。まるで世間話でもしているように。
「アリスがもしお姫様じゃなかったら、確かに私の所にあの人は来なかっただろうし、私が魔女になることもなかったね。そしたら私も、死ぬことはなかった」
「でしょ? だから全部悪いの。だから晴香は私を────」
「でもね、アリス」
人差し指でちょんと、私の唇を抑える晴香。
私の目をまっすぐな見て、優しく微笑んだ。
「でもね、それがアリスじゃなかったら、私はそんなことしなかったよ。それがアリスだったからこそ、私は命をかけてでもその役目を受けようと決めたの。もしそれが他の誰かだったら、鍵を守ることはできなかったかもしれないよ?」
「そんなこと、言ったって……」
それは結果論というか、屁理屈というか。
正直私は鍵を誰かに奪われてしまうことよりも、晴香が死んでしまうことの方がよっぽど一大事だった。
晴香が生きていてくれるのなら、鍵なんて誰にだってくれてやるくらいの気持ちだ。
「アリス。目の前のことだけじゃなくて、その先やもっと広いものを見ないと。私なんかよりもよっぽど大変なものをアリスは抱えてるでしょ? 私はそれに力を貸してあげたいって思ったの。ほんの少しかもしれないけれど、アリスの助けになりたいって」
自分のことなんてどうでもいいって言っているみたいで、すごく嫌だった。
晴香の気持ちはとても嬉しいけれど、自分を蔑ろにしているその考え方が、とても嫌だった。
「私には二つに一つだった。私が魔女になることでアリスに平穏を与えるのか、自分の命恋しさにアリスに危険な運命を背負わせたままにするのか。そんなの、考えるまでもないでしょ?」
「そんなこと、ないよ。自分の命大切にしてよ。自分のこと考えてよ。晴香はいつも人のことばっかりで、自分の気持ち押し殺して……私、晴香のそういう所嫌い」
思ってもいない言葉が口に出た。
嘘だ。寧ろ大好きだ。そんな優しい晴香が大好きだ。
でも、この気持ちのやり場がなくて、言葉が正しく紡げない。
「ありがとうアリス。怒ってくれて」
なのに晴香は微笑んでそんなことを言うんだ。
「私はね、アリスのことが大好きなんだよ。ずっとずっと大好きだった。だから自分のことよりアリスのことを優先するのは、気を使っているわけでも見栄を張っているわけでも善意でもなくて、本当に心からアリスの方が大切だって思うからだよ」
「そんなこと、言わないでよぉ……」
泣きそうになるのを必死で堪えて、でも堪らなくて晴香に抱きついた。
晴香はそれを優しく受け入れてくれて、そっと私の頭を包む。
「私だってアリスともう会えなくなるのは嫌だよ。もっともっと一緒にいたいし、ずっと毎日アリスの顔を見ていたかった。私は、アリスがお嫁に行くのを見届けるまでは、アリス離れする気なんてなかったんだから」
ふふっと微笑む晴香の気の抜けた言葉に、反論するように私は抱きつく腕に力を込めた。
胸に顔を埋めてその存在をまじまじと感じる。
「でも、私が守らないとアリスに平穏が訪れないのなら、私はそうするよ。アリスと一緒にいられなくても、アリスが笑っていられる未来を作れるのなら、それでいい」
「晴香がいないと私、笑えないよ……」
「大丈夫。アリスは友達作るのうまいから。アリスを笑顔にしてくれる人は沢山いる」
「いないよ……晴香の代わりなんて……」
「…………」
自分が晴香を困らせているのはわかっている。
晴香はとっくに覚悟を決めていて、この五年間それを抱いてきた。
私がいくらわがままを言ったってもう何も変わらなくて、ただただ晴香を困らせてしまうだけなんだ。
「晴香を助けることは、できないのかな……?」
「『魔女ウィルス』の侵食による死はどんな手段でも回避できない、みたいだね。魔女を魔女たらしめているのが『魔女ウィルス』だから、それに魔法なんて通用しないだろうし。その辺りはまぁ、不治の病と一緒だね」
「そんなの、やだ……」
「わがまま言わないの」
まるで甘える子供を諭す母親のような口調で言いながら、優しく頭を撫でてくれる晴香。
でも私が子供みたいなわがままを言っているのは事実だ。
けど仕方ないよ。だって、私だって晴香のことが大切なんだから。
はいそうですかって受け入れられるはずがない。
「晴香が私のことを想ってくれているのと同じように、私だって晴香のこと想ってるんだよ? 私は今、晴香が生きてくれるのなら私なんてどうなってもいいって思ってる」
晴香が望んでいる言葉はそんなものじゃない。
わかってる。わかってるけど、もう言わずにはいられないんだ。
「うん。知ってる。だから私が死ぬんだよ」
穏やかな笑みで私を優しく抱きしめながら、落ち着いた声で晴香は言う。
「アリスがそう思ってくれてるって知ってるから。お互いにそう想い合えてるってわかってるからこそ、私はアリスが幸せになる道を選んだ。お互いに気持ちが同じで、でもどっちかしか選べないのなら、私はやっぱりアリスを選ぶから」
もう、何を言っても意味はない。
最初からわかっていたことだけれど、でも改めてそう思った。
晴香のこの気持ちは、私が何を言っても変わらない。
大好きだ。大好きだ大好きだ大好きだ。
どうしようもなく晴香が大好きだ。
本気で心の底から、命をかけて私を想ってくれている晴香が、大好きだ。
代われるものなら代わりたい。晴香のために私が死にたい。
でも過ぎた時間は帰ってこなくて、起きた現実は覆らない。
ここまで来てしまった私は、もう晴香の死を受け入れるしかないんだ。
「大丈夫だよアリス。もっと短いと思っていた私の命。今日まで生きてこられただけで私は幸せなの。私はね、いつだってアリスと一緒だよ。アリスの心の中に私をいさせて」
口を開いたら泣いてしまいそうで、私はぎゅっと口を締めて晴香の顔を見上げて頷いた。
そんな私を見て晴香はまた私の頭を撫でる。
そして私を抱きしめる腕をふと緩めると、私の手を取って小指を絡めて指切りの形を作った。
「私はアリスが、健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、いつだってアリスを愛し、慰め、常にこの心をアリスに寄り添い続けることをここに、誓います」
「もう……なにそれ」
それはどこかで聞いたことのある永遠を誓う言葉だ。
らしくない、カッコつけて。でも、その言葉に嘘がないことはよく伝わってきた。
「何があっても、どんなに時間が経っても、アリスが私を思い出せなくなっても、私はいつだってアリスの心にいるから。だから、寂しくないよ」
「……私も、誓う」
小指をぎゅっと強く結んで、私は声を振り絞った。
「この先何があっても、私は晴香を忘れない。ずっとずっとこの心に抱き続ける。私はずっといつまでも、晴香の心と共に生きると、誓います……」
晴香は何も言わなかった。
ただ、その瞳を潤わせて静かに頷いた。
指切りを解いて、全部の指を絡めて手を繋ぐ。
繋がった手を胸に抱いて、私たちは身を寄せた。
ずっと一緒だと、そう示すように。
「大好き」
この言葉を、深く胸に刻む。
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