56 / 984
第2章 正しさの在り方
30 束の間の解決
しおりを挟む
「へ……?」
とても気の抜けた正くんの声が、静寂の中で響いた。
正くんは、粉々に砕けたピアスのかけらを呆然と見下ろして、そして苦悶の叫び声をあげた。
「お、俺の、俺の魔法が……! 俺だけの特別な力が! あぁ! 俺の、俺の……!」
それはもう、誰にも救うことのできない光景だった。
正くんは何もかも、失った。
唯一の頼みの綱である魔法すらも、無残に砕け散ったんだから。
求めるものが離れていって、追いかけても近寄れなくて。
振りがざす力はあまりにも空虚で、それは結局紛い物で。
正しい道を行くはずが、自らの力に溺れて、それを過信した。
力こそが、優れていることこそが正しいことだと見誤って、他のものを取りこぼした。
だから気持ちの伝え方がわからない。
大切なものを、どうやって大切に扱っていいのかわからない。
自分の道を過信した正くんには、他のものへの気持ちの向け方がわからなかったんだ。
蹲る正くんに善子さんはそっと寄り添って、その頭を撫でた。
もう何にをする気力もないのか、正くんは微動だにしなかった。
「……可哀想に。アンタがそんなに不器用だなんて、知らなかった。そんな気持ちを抱えているなんて知らなかった。けどね、正。他人にそれは関係がないんだよ。どんな気持ちを抱えていても、それを伝えられなきゃ意味がないんだよ。だからね、やっぱりアンタは間違ってたんだよ。その気持ちの伝え方をね」
正くんは答えない。けれど、その言葉はきっと届いているって私は信じたい。
何があっても正くんのことを想ってきた善子さんの言葉なら、正くんの心にも届くって信じたかった。
正くんは決して正しくはなかった。
でもその気持ちが間違っていたわけじゃない。
だから彼そのものを否定する気は無い。
だから、正くんを責める気にはなれなかった。
確かにずっと迷惑に思ってた。うざったいと思っていた。
今だってすごく怖かったし、痛かった。
けれど、彼の想いに気づいてあげられなかった私にも、少なからず責任はあると思うから。
「アリスちゃん。本当にごめんね。怖かったでしょ」
善子さんはそう言って、私を優しく抱きしめてくれた。
「私、馬鹿だったよ。私があの時点で気付いてやれれば、正はこんなことにはならなくて、アリスちゃんにも迷惑かけたりしなかったかもしれない。やっぱりあの時、まだ私には余裕なかったんだなぁ」
「善子さんのせいじゃありません。きっと、誰のせいでもないんです。ただ、どこかで何かがずれてしまっただけで」
「アリスちゃんは優しいなぁ。自分の正しいと思うことをしようなんて、格好つけたこと言っておいてこの体たらく。私はまだまだだ」
善子さんはとても色々なものを抱えている人。
正くんのことだけじゃなくて、自分が魔女になった時のこと、レイくんとの因縁もある。
それでも正しくあろうとしている善子さんは、本当にすごい人だ。
沢山の責任や想いを抱えながら、それでも強くあろうとしているんだから。
これが、善子さんにとっての一つの区切りになればいいなって、そう思った。
しばらくの静寂。
蹲る正くんと、それに寄り添う善子さん。
傷という傷こそないけど、私の打ち身などを魔法で治してくれている氷室さん。
そんな時、どんどんと扉を叩く音が聞こえた。
慌ててその方を見てみれば、図書室の入り口の扉を、晴香と創が血相を変えて叩いていた。
それを見た瞬間、サッと血の気が引いた。
一体、いつから見られていたんだろう。
「あ、あの……氷室さん」
「この図書室の扉や窓には、魔術的な施錠がされていて簡単には入れなかった。だから私たちは天井を抜いて入ったのだけれど……」
「見られちゃったよ。どうしよう……」
だとしたら、ずっと前からこの図書室で起きていた光景を見ていたのかもしれない。
開かない扉を必死で叩いて、私のことを助けようと。
「……仕方ない」
氷室さんはそう呟くと、すたすたと入り口まで歩いた。
魔法で解除したのか、扉が開くようになると、晴香と創は転がり込むように飛び込んできた。
そんな二人が私に駆け寄ろうとするのを遮るように、前に立ちはだかった氷室さんは、二人の顔の前に手をかざした。
すると二人は一瞬、ぼけっと気が抜けたように脱力すると、まるで何事もなかったかのようにくるりと図書室から出て行ってしまった。
「あれ、記憶操作だ。確かにしっかりと魔法の現場見られちゃあ、あするしかないなぁ。多少のリスクはあるけど。あの────氷室さん、だっけ? すごい実力者だよ」
善子さんは驚きを隠せずに言った。
「他人の記憶や意識に影響を与える魔法は、高度だからね。相当の実力者じゃないとちゃんとは扱えない。私にはあんなことできないもん」
二人が出ていくのを見送って戻ってきた氷室さんは、どこか申し訳なさそうに私を見た。
「……ごめんなさい。勝手な、ことを。魔法のことを知られたら、あなたが今後困ると思って。記憶操作と暗示をかけて帰らせた……」
「ううん、仕方ないよ。むしろありがとう、氷室さん」
魔女も日常に溶け込もうとするなら、魔法は隠していかなければいけない。
この方法が最善かどうかはわからないけれど、でも今はそうするしかなかったと思うし。
一般人に魔女が魔法を使うリスクはあるけれど、魔法のことを知られて、巻き込んでしまった方がきっと危険だから。
それからは氷室さんと善子さんが手分けして、魔法で散らかった図書室の中を片付けてくれた。
正くんは蹲ったままだったけれど、善子さんが強引に担ぎ上げると素直にその肩を借りて立ち上がった。
きっとまだ間に合う。やり直すことに遅いなんて無い。
気持ちも関係も、いくらだって修復できる。時間はかかってしまうかもしれないけれど。
善子さんがいれば、いつか正くんもまっすぐになるって、私は信じてる。
正くんを引きずるように連れる善子さんと、連れ立って図書室を後にして、校舎から出た時だった。
妙な違和感に気付いた。それは、学校においてあまりあり得ないこと。
誰一人として姿が見えなかったんだ。
時間はまだ部活をしている頃で、普通なら校舎内にも校庭にも生徒はまだまだいて、喧騒に包まれているなずなのに。
学校は静寂に包まれていた。不自然なくらいに、シンと静まり返っている。
途端、氷室さんはぎゅっと私に寄り添った。
「人払いの魔法……!」
「え、どういうこと?」
「学校全体に、人払いの魔法がかけられて、全ての人がこの場から追い払われてる。こんなことを、するのは……」
「────おいおい何だよ、つまんねぇなぁ」
突然、小馬鹿にしたような声が静かに響いた。
校門の方からゆっくりと歩いてくる人がいる。
「少しくらい、何かの役に立つかと思って力貸してやったのによぉ、成果ゼロとは。泣けるぜ」
黒いコートを身にまとった男が、力なく空を仰いでそう言った。
彼が誰なのかは知らない。けれどその黒いコートは知っている。
この男は魔法使い────魔女狩りだ。
とても気の抜けた正くんの声が、静寂の中で響いた。
正くんは、粉々に砕けたピアスのかけらを呆然と見下ろして、そして苦悶の叫び声をあげた。
「お、俺の、俺の魔法が……! 俺だけの特別な力が! あぁ! 俺の、俺の……!」
それはもう、誰にも救うことのできない光景だった。
正くんは何もかも、失った。
唯一の頼みの綱である魔法すらも、無残に砕け散ったんだから。
求めるものが離れていって、追いかけても近寄れなくて。
振りがざす力はあまりにも空虚で、それは結局紛い物で。
正しい道を行くはずが、自らの力に溺れて、それを過信した。
力こそが、優れていることこそが正しいことだと見誤って、他のものを取りこぼした。
だから気持ちの伝え方がわからない。
大切なものを、どうやって大切に扱っていいのかわからない。
自分の道を過信した正くんには、他のものへの気持ちの向け方がわからなかったんだ。
蹲る正くんに善子さんはそっと寄り添って、その頭を撫でた。
もう何にをする気力もないのか、正くんは微動だにしなかった。
「……可哀想に。アンタがそんなに不器用だなんて、知らなかった。そんな気持ちを抱えているなんて知らなかった。けどね、正。他人にそれは関係がないんだよ。どんな気持ちを抱えていても、それを伝えられなきゃ意味がないんだよ。だからね、やっぱりアンタは間違ってたんだよ。その気持ちの伝え方をね」
正くんは答えない。けれど、その言葉はきっと届いているって私は信じたい。
何があっても正くんのことを想ってきた善子さんの言葉なら、正くんの心にも届くって信じたかった。
正くんは決して正しくはなかった。
でもその気持ちが間違っていたわけじゃない。
だから彼そのものを否定する気は無い。
だから、正くんを責める気にはなれなかった。
確かにずっと迷惑に思ってた。うざったいと思っていた。
今だってすごく怖かったし、痛かった。
けれど、彼の想いに気づいてあげられなかった私にも、少なからず責任はあると思うから。
「アリスちゃん。本当にごめんね。怖かったでしょ」
善子さんはそう言って、私を優しく抱きしめてくれた。
「私、馬鹿だったよ。私があの時点で気付いてやれれば、正はこんなことにはならなくて、アリスちゃんにも迷惑かけたりしなかったかもしれない。やっぱりあの時、まだ私には余裕なかったんだなぁ」
「善子さんのせいじゃありません。きっと、誰のせいでもないんです。ただ、どこかで何かがずれてしまっただけで」
「アリスちゃんは優しいなぁ。自分の正しいと思うことをしようなんて、格好つけたこと言っておいてこの体たらく。私はまだまだだ」
善子さんはとても色々なものを抱えている人。
正くんのことだけじゃなくて、自分が魔女になった時のこと、レイくんとの因縁もある。
それでも正しくあろうとしている善子さんは、本当にすごい人だ。
沢山の責任や想いを抱えながら、それでも強くあろうとしているんだから。
これが、善子さんにとっての一つの区切りになればいいなって、そう思った。
しばらくの静寂。
蹲る正くんと、それに寄り添う善子さん。
傷という傷こそないけど、私の打ち身などを魔法で治してくれている氷室さん。
そんな時、どんどんと扉を叩く音が聞こえた。
慌ててその方を見てみれば、図書室の入り口の扉を、晴香と創が血相を変えて叩いていた。
それを見た瞬間、サッと血の気が引いた。
一体、いつから見られていたんだろう。
「あ、あの……氷室さん」
「この図書室の扉や窓には、魔術的な施錠がされていて簡単には入れなかった。だから私たちは天井を抜いて入ったのだけれど……」
「見られちゃったよ。どうしよう……」
だとしたら、ずっと前からこの図書室で起きていた光景を見ていたのかもしれない。
開かない扉を必死で叩いて、私のことを助けようと。
「……仕方ない」
氷室さんはそう呟くと、すたすたと入り口まで歩いた。
魔法で解除したのか、扉が開くようになると、晴香と創は転がり込むように飛び込んできた。
そんな二人が私に駆け寄ろうとするのを遮るように、前に立ちはだかった氷室さんは、二人の顔の前に手をかざした。
すると二人は一瞬、ぼけっと気が抜けたように脱力すると、まるで何事もなかったかのようにくるりと図書室から出て行ってしまった。
「あれ、記憶操作だ。確かにしっかりと魔法の現場見られちゃあ、あするしかないなぁ。多少のリスクはあるけど。あの────氷室さん、だっけ? すごい実力者だよ」
善子さんは驚きを隠せずに言った。
「他人の記憶や意識に影響を与える魔法は、高度だからね。相当の実力者じゃないとちゃんとは扱えない。私にはあんなことできないもん」
二人が出ていくのを見送って戻ってきた氷室さんは、どこか申し訳なさそうに私を見た。
「……ごめんなさい。勝手な、ことを。魔法のことを知られたら、あなたが今後困ると思って。記憶操作と暗示をかけて帰らせた……」
「ううん、仕方ないよ。むしろありがとう、氷室さん」
魔女も日常に溶け込もうとするなら、魔法は隠していかなければいけない。
この方法が最善かどうかはわからないけれど、でも今はそうするしかなかったと思うし。
一般人に魔女が魔法を使うリスクはあるけれど、魔法のことを知られて、巻き込んでしまった方がきっと危険だから。
それからは氷室さんと善子さんが手分けして、魔法で散らかった図書室の中を片付けてくれた。
正くんは蹲ったままだったけれど、善子さんが強引に担ぎ上げると素直にその肩を借りて立ち上がった。
きっとまだ間に合う。やり直すことに遅いなんて無い。
気持ちも関係も、いくらだって修復できる。時間はかかってしまうかもしれないけれど。
善子さんがいれば、いつか正くんもまっすぐになるって、私は信じてる。
正くんを引きずるように連れる善子さんと、連れ立って図書室を後にして、校舎から出た時だった。
妙な違和感に気付いた。それは、学校においてあまりあり得ないこと。
誰一人として姿が見えなかったんだ。
時間はまだ部活をしている頃で、普通なら校舎内にも校庭にも生徒はまだまだいて、喧騒に包まれているなずなのに。
学校は静寂に包まれていた。不自然なくらいに、シンと静まり返っている。
途端、氷室さんはぎゅっと私に寄り添った。
「人払いの魔法……!」
「え、どういうこと?」
「学校全体に、人払いの魔法がかけられて、全ての人がこの場から追い払われてる。こんなことを、するのは……」
「────おいおい何だよ、つまんねぇなぁ」
突然、小馬鹿にしたような声が静かに響いた。
校門の方からゆっくりと歩いてくる人がいる。
「少しくらい、何かの役に立つかと思って力貸してやったのによぉ、成果ゼロとは。泣けるぜ」
黒いコートを身にまとった男が、力なく空を仰いでそう言った。
彼が誰なのかは知らない。けれどその黒いコートは知っている。
この男は魔法使い────魔女狩りだ。
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
異世界大日本帝国
暇人先生
ファンタジー
1959年1939年から始まった第二次世界大戦に勝利し大日本帝国は今ではナチス並ぶ超大国になりアジア、南アメリカ、北アメリカ大陸、ユーラシア大陸のほとんどを占領している、しかも技術も最先端で1948年には帝国主義を改めて国民が生活しやすいように民主化している、ある日、日本海の中心に巨大な霧が発生した、漁船や客船などが行方不明になった、そして霧の中は……
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
ファンタジー
異世界💞推し活💞ファンタジー、開幕!
人気ソーシャルゲーム『ゴッド・オブ・ブレイビア』。
古参プレイヤー・加賀谷裕太(かがや・ゆうた)は、学校の階段を踏み外したと思ったら、なぜか大浴場にドボンし、ゲームに出てくるツンデレ美少女アリエッタ(俺の推し)の胸を鷲掴みしていた。
ふにょんっ♪
「ひあんっ!」
ふにょん♪ ふにょふにょん♪
「あんっ、んっ、ひゃん! って、いつまで胸を揉んでるのよこの変態!」
「ご、ごめん!」
「このっ、男子禁制の大浴場に忍び込むだけでなく、この私のむ、む、胸を! 胸を揉むだなんて!」
「ちょっと待って、俺も何が何だか分からなくて――」
「問答無用! もはやその行い、許し難し! かくなる上は、あなたに決闘を申し込むわ!」
ビシィッ!
どうやら俺はゲームの中に入り込んでしまったようで、ラッキースケベのせいでアリエッタと決闘することになってしまったのだが。
なんと俺は最高位職のLv99神騎士だったのだ!
この世界で俺は最強だ。
現実世界には未練もないし、俺はこの世界で推しの子アリエッタにリアル推し活をする!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
よろしくお願いいたします。
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる