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魔界編:第8章 現世へ
現世へ
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目を瞑っていても、視界が変わったのが分かった。
あまりの眩しさに目を開けられず、思わず顔を腕で覆った。うっすらと目を開くと、視界に映ったのは鮮やかな青……。
海だった。
「わぁ……」
青い海とトーンの違う青空、見上げれば眩しく輝く太陽。
それは魔界には無いもので、自分が現世へ帰ってきたのだと……そう実感して、胸の奥が熱くなった。
あの世界に行ってからひと月半くらい。
それくらい海を見ないなんてこと、生きていた時は普通だったのに……今はひどく懐かしいような気さえする。
「人気の無いところを選んだからな、こんな場所だが」
ユキを見上げたら、青い背景に白い肌……はっきりとした黒い髪がなんだか浮いている気がして、不思議な感じだ。
それに大きな犬耳が、余計に違和感を引き立てて……。
「あれ!? 耳、なくならないの?」
「真里を迎えに行った時もあっただろ? 人間に擬態するのはこれからだ」
ユキの耳がピクンと動いて、可愛くて思わず笑ってしまった。
周りを確認すれば、海を見渡せる高台で、周りは木々に囲まれているような場所だった。
「すごく綺麗な場所だね」
「街中の時は、廃ビルなんかも使うぞ」
もしかして僕の現世行きに、見晴らしのいい場所を選んでくれたんだろうか……。
なんて、さすがに思い上がりすぎかな?
「廃ビルなんて、幽霊でも出そうで怖いよね」
「まぁ、俺たちがそういう存在なんだけどな」
「あ、そっか」
むしろそういう場所にに現れる方が一般的なのかも!? 稀に擬態前でも見える人が居るって言ってたし……そっちの方が違和感がないのかもしれない。
「じゃあ、感覚を伝えるから、俺と同じように出来るか?」
ユキが僕の頭を撫でるように触れてきたかと思えば、ユキの体が変化していくのが分かった。
髪が風になびくようになって、白い肌が太陽を反射していく。
触れるユキの手の感触が、感覚が変わって、存在感が増して、風景と馴染んで違和感が薄れていく。
ユキの愛らしく大きな犬耳は、人間の耳へと変わって……また見たことない新しいユキを目の前にして、息をするのも忘れていた。
「ほら、出来るだろ?」
見惚れている僕に苦笑するように、ユキに背中を叩かれて、ハッと我にかえった。
「がんばる!」
目を瞑って、全身に魔力を巡らせるように、そこに在るように、強く強く意識した。末端から魔力で形作られていく感覚を、全身に広げていく……中は大雑把でいい、表面だけは狂いなく自分を作っていく。
全部ユキがやった事のトレースだ。
目を開くと、ブワッと風が僕を通り抜けていった。海の潮の匂いに包まれて、気温を感じる。
「うわっ、暑っ……!」
「ハハッ夏だからな! はじめてなのに上手くできたな、さすが真里だ」
ワシワシと僕を撫でるユキは、仕草はいつもと同じなのに、犬耳がなくて、髪型も違って……すごくドキドキする!
ユキを見上げた拍子に、頬から顎にかけて汗が伝って……額を拭うとビッチョリと汗で濡れていた。
なんでこんなに? 暑いから? そんな疑問が浮かぶと同時に、クラッと立ちくらみがした。
「おっと、大丈夫か?」
「ごめん、ありがと……」
ユキが支えてくれて転ばずに済んだけど、なんでこんな急に体調不良みたいな……。
「擬態するのに結構な魔力を使うからな、一度にこれだけ使うのは初めてだろう」
そういえば、ユキが僕の願いを叶えた時、同じような症状だった……あの時のユキは、もっと激しい症状だったけど。
「本当にはじめて? 完成度すごいね」
「わっ!?」
真後ろから突然声をかけられて、驚いて咄嗟に振り向いた。そこにはウェーブのかかった長い髪を後ろに流した、穏やかな顔付きの……ユキとはまた違った雰囲気の美形な男性が立っていた。
誰!? どう考えても関係者だけど……もしかして、天界の神様!?
「なんだもう着いたのか、早くないか?」
「そちらこそ」
ユキの口ぶりからして、神様ではなさそうだ。
だとしたら、今回来ているこの人は……天使長!
「真里さんですね? はじめまして、晃臣)と言います」
「あっ、真里です!」
深々とお辞儀をされて、返すように同じくらい頭を下げた。
「真里は初めてこっちに戻って来たからな、少しゆっくりさせようと思っていたんだが」
「あぁ、それは無粋な事をしてしまいましたね」
晃臣さんがお辞儀で下がって来た髪を耳にかけて、こちらにやわらかくにっこりと笑いかけてくる。
服装は裾が長めの白い襟付きシャツに、薄い青の細身のズボンだ。
髪の色も薄めに見えて、どことなく儚げな雰囲気だ……。全身真っ黒なユキと並ぶと、対になっているようにさえ見える。
「そういえば……お前が寄越したあの"秘策"、とんでもなく魔力を食われたぞ」
「やだなぁ、貴方なら大丈夫だと思って渡したんですよ?」
晃臣さんが口元に手を当てて、クスッと上品に笑う。
「願いは叶えられましたか?」
そう僕に向けて言われて、思わず緊張でピンっと背筋を伸ばしてしまった。
「その節は、ありがとうございました」
「いえいえ、私は何も……頑張ったのはユキさんですよ」
「魔力消費量を知らせてくれてれば、俺は真里の前でぶっ倒れなくて済んだんだがな」
倒れてしまったこと、もしかして恥ずかしかったんだろうか……僕はただ心配しただけだから、気にしなくていいのに。
「いいじゃないですか、おかげで射止められたわけでしょ?」
「よくねーよ!」
ユキが自分より少し背の低い晃臣さんを、ヘッドロックするようにじゃれていて……。
相手は天界の天使長だというのに、あまりにもフランクに接していて、さっきから驚くばっかりだ。
そういえば、ユキも魔界のNo.2なんだから、地位としては対等なのか!?
ユキは誰とでも気軽に接しているけど、魔界の誰とも違う互いに遠慮のない雰囲気に、少し羨ましさを感じてしまう。
「あの、すごく仲が良いんですね」
「なんだ、妬けるか?」
ユキが晃臣さんを離しながら、ニヤッと笑ってくるのに、思わず眉尻が下がった。
少しね……たまには僕にもああやって戯れてくれると嬉しいんだけど。
「ユキさんは昔、まだ生きてる私を勧誘しにしたんですよ」
「えっ」
ってことは、晃臣さんはユキより若いんだろうな……。
「天界からも来て、狭い家に二人が押しかけて来て、めいわ……楽しかったですねぇ」
「おい、余計な話をするな!」
「僕はユキの話が聞けるの嬉しいけど」
思わず本音を言って見上げたら、ユキが少し照れ臭そうに視線を外した。
いつもだったら犬耳が垂れてるとこだけど、耳がなくても照れてるのが隠せないユキは可愛い。
「同じ人を勧誘し合ったりするんですね」
「滅多にないぞ? どっちにも行ける奴なんてそんなに居ないからな」
「本当は真里さんもウチから派遣したかったんですけどね……その魔力量は惜しいです」
眉をしかめて、口惜しそうな表情を作る晃臣さんに、自然と緊張が解けてきた。
今日来るのは神様と天使長だって聞いてたから、すごく緊張してたけど……これなら今日一日乗り越えられそうな気がしてきた。
「おや、到着されましたね」
晃臣さんの目線に合わせて後ろを振り返ると、そこに魔王様がいた。
ただし、いつものような強大な魔力のプレッシャーも感じなければ、頭の角も、長い外套もない。
普通じゃない雰囲気は残しつつも、人に見える魔王様は、僕たちが見えていないかのように、僕たちの後ろを見ていた。
視線を前に戻せば、晃臣さんの後ろに……一眼見ただけで"そう"であると、確信を持てる人物が佇んでいた。
真っ白い髪に真っ白な肌、上下ともに白い服を着たその人物の顔つきは、どことなく魔王様と似ていた。
ただし違うのは目だった、目力だ……! 魔王様の何者も映さないかのような暗い瞳とは正反対で、キラキラと力強く、眩しさを感じるほどの覇気が……!
これが、天界の神様……!
神様は僕らを気にも留めずに、ふわりと優しく目元を柔らげて、全てを包み込むかのように両手を広げた。
「クロ、おいで」
クロ、と呼ばれた僕らの主人は、吸い込まれるようにその胸に飛び込んでいった。
あまりの眩しさに目を開けられず、思わず顔を腕で覆った。うっすらと目を開くと、視界に映ったのは鮮やかな青……。
海だった。
「わぁ……」
青い海とトーンの違う青空、見上げれば眩しく輝く太陽。
それは魔界には無いもので、自分が現世へ帰ってきたのだと……そう実感して、胸の奥が熱くなった。
あの世界に行ってからひと月半くらい。
それくらい海を見ないなんてこと、生きていた時は普通だったのに……今はひどく懐かしいような気さえする。
「人気の無いところを選んだからな、こんな場所だが」
ユキを見上げたら、青い背景に白い肌……はっきりとした黒い髪がなんだか浮いている気がして、不思議な感じだ。
それに大きな犬耳が、余計に違和感を引き立てて……。
「あれ!? 耳、なくならないの?」
「真里を迎えに行った時もあっただろ? 人間に擬態するのはこれからだ」
ユキの耳がピクンと動いて、可愛くて思わず笑ってしまった。
周りを確認すれば、海を見渡せる高台で、周りは木々に囲まれているような場所だった。
「すごく綺麗な場所だね」
「街中の時は、廃ビルなんかも使うぞ」
もしかして僕の現世行きに、見晴らしのいい場所を選んでくれたんだろうか……。
なんて、さすがに思い上がりすぎかな?
「廃ビルなんて、幽霊でも出そうで怖いよね」
「まぁ、俺たちがそういう存在なんだけどな」
「あ、そっか」
むしろそういう場所にに現れる方が一般的なのかも!? 稀に擬態前でも見える人が居るって言ってたし……そっちの方が違和感がないのかもしれない。
「じゃあ、感覚を伝えるから、俺と同じように出来るか?」
ユキが僕の頭を撫でるように触れてきたかと思えば、ユキの体が変化していくのが分かった。
髪が風になびくようになって、白い肌が太陽を反射していく。
触れるユキの手の感触が、感覚が変わって、存在感が増して、風景と馴染んで違和感が薄れていく。
ユキの愛らしく大きな犬耳は、人間の耳へと変わって……また見たことない新しいユキを目の前にして、息をするのも忘れていた。
「ほら、出来るだろ?」
見惚れている僕に苦笑するように、ユキに背中を叩かれて、ハッと我にかえった。
「がんばる!」
目を瞑って、全身に魔力を巡らせるように、そこに在るように、強く強く意識した。末端から魔力で形作られていく感覚を、全身に広げていく……中は大雑把でいい、表面だけは狂いなく自分を作っていく。
全部ユキがやった事のトレースだ。
目を開くと、ブワッと風が僕を通り抜けていった。海の潮の匂いに包まれて、気温を感じる。
「うわっ、暑っ……!」
「ハハッ夏だからな! はじめてなのに上手くできたな、さすが真里だ」
ワシワシと僕を撫でるユキは、仕草はいつもと同じなのに、犬耳がなくて、髪型も違って……すごくドキドキする!
ユキを見上げた拍子に、頬から顎にかけて汗が伝って……額を拭うとビッチョリと汗で濡れていた。
なんでこんなに? 暑いから? そんな疑問が浮かぶと同時に、クラッと立ちくらみがした。
「おっと、大丈夫か?」
「ごめん、ありがと……」
ユキが支えてくれて転ばずに済んだけど、なんでこんな急に体調不良みたいな……。
「擬態するのに結構な魔力を使うからな、一度にこれだけ使うのは初めてだろう」
そういえば、ユキが僕の願いを叶えた時、同じような症状だった……あの時のユキは、もっと激しい症状だったけど。
「本当にはじめて? 完成度すごいね」
「わっ!?」
真後ろから突然声をかけられて、驚いて咄嗟に振り向いた。そこにはウェーブのかかった長い髪を後ろに流した、穏やかな顔付きの……ユキとはまた違った雰囲気の美形な男性が立っていた。
誰!? どう考えても関係者だけど……もしかして、天界の神様!?
「なんだもう着いたのか、早くないか?」
「そちらこそ」
ユキの口ぶりからして、神様ではなさそうだ。
だとしたら、今回来ているこの人は……天使長!
「真里さんですね? はじめまして、晃臣)と言います」
「あっ、真里です!」
深々とお辞儀をされて、返すように同じくらい頭を下げた。
「真里は初めてこっちに戻って来たからな、少しゆっくりさせようと思っていたんだが」
「あぁ、それは無粋な事をしてしまいましたね」
晃臣さんがお辞儀で下がって来た髪を耳にかけて、こちらにやわらかくにっこりと笑いかけてくる。
服装は裾が長めの白い襟付きシャツに、薄い青の細身のズボンだ。
髪の色も薄めに見えて、どことなく儚げな雰囲気だ……。全身真っ黒なユキと並ぶと、対になっているようにさえ見える。
「そういえば……お前が寄越したあの"秘策"、とんでもなく魔力を食われたぞ」
「やだなぁ、貴方なら大丈夫だと思って渡したんですよ?」
晃臣さんが口元に手を当てて、クスッと上品に笑う。
「願いは叶えられましたか?」
そう僕に向けて言われて、思わず緊張でピンっと背筋を伸ばしてしまった。
「その節は、ありがとうございました」
「いえいえ、私は何も……頑張ったのはユキさんですよ」
「魔力消費量を知らせてくれてれば、俺は真里の前でぶっ倒れなくて済んだんだがな」
倒れてしまったこと、もしかして恥ずかしかったんだろうか……僕はただ心配しただけだから、気にしなくていいのに。
「いいじゃないですか、おかげで射止められたわけでしょ?」
「よくねーよ!」
ユキが自分より少し背の低い晃臣さんを、ヘッドロックするようにじゃれていて……。
相手は天界の天使長だというのに、あまりにもフランクに接していて、さっきから驚くばっかりだ。
そういえば、ユキも魔界のNo.2なんだから、地位としては対等なのか!?
ユキは誰とでも気軽に接しているけど、魔界の誰とも違う互いに遠慮のない雰囲気に、少し羨ましさを感じてしまう。
「あの、すごく仲が良いんですね」
「なんだ、妬けるか?」
ユキが晃臣さんを離しながら、ニヤッと笑ってくるのに、思わず眉尻が下がった。
少しね……たまには僕にもああやって戯れてくれると嬉しいんだけど。
「ユキさんは昔、まだ生きてる私を勧誘しにしたんですよ」
「えっ」
ってことは、晃臣さんはユキより若いんだろうな……。
「天界からも来て、狭い家に二人が押しかけて来て、めいわ……楽しかったですねぇ」
「おい、余計な話をするな!」
「僕はユキの話が聞けるの嬉しいけど」
思わず本音を言って見上げたら、ユキが少し照れ臭そうに視線を外した。
いつもだったら犬耳が垂れてるとこだけど、耳がなくても照れてるのが隠せないユキは可愛い。
「同じ人を勧誘し合ったりするんですね」
「滅多にないぞ? どっちにも行ける奴なんてそんなに居ないからな」
「本当は真里さんもウチから派遣したかったんですけどね……その魔力量は惜しいです」
眉をしかめて、口惜しそうな表情を作る晃臣さんに、自然と緊張が解けてきた。
今日来るのは神様と天使長だって聞いてたから、すごく緊張してたけど……これなら今日一日乗り越えられそうな気がしてきた。
「おや、到着されましたね」
晃臣さんの目線に合わせて後ろを振り返ると、そこに魔王様がいた。
ただし、いつものような強大な魔力のプレッシャーも感じなければ、頭の角も、長い外套もない。
普通じゃない雰囲気は残しつつも、人に見える魔王様は、僕たちが見えていないかのように、僕たちの後ろを見ていた。
視線を前に戻せば、晃臣さんの後ろに……一眼見ただけで"そう"であると、確信を持てる人物が佇んでいた。
真っ白い髪に真っ白な肌、上下ともに白い服を着たその人物の顔つきは、どことなく魔王様と似ていた。
ただし違うのは目だった、目力だ……! 魔王様の何者も映さないかのような暗い瞳とは正反対で、キラキラと力強く、眩しさを感じるほどの覇気が……!
これが、天界の神様……!
神様は僕らを気にも留めずに、ふわりと優しく目元を柔らげて、全てを包み込むかのように両手を広げた。
「クロ、おいで」
クロ、と呼ばれた僕らの主人は、吸い込まれるようにその胸に飛び込んでいった。
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