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魔界編:第4章 与太話
その名前
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ユキは生前の話をあまりしたがらない、その話を避けるようにしたり、はぐらかしたりする……。
それでも最近は少しずつ話してくれていて、僕もユキの事を知りたいと思っているのだけど、やっぱりこうして辛そうな顔をするんだ。
「ごめん……生前の話は、嫌だった?」
「すまない、色々思い出してしまった……だけなんだ」
そのままユキが僕を引き寄せて、ぎゅっと強く抱きしめる。まるで助けを求めるように、許しを乞うように……なんでそんな辛そうな顔をしているのか、僕には分からない。
「真里と居ると幸せすぎて……忘れてはいけないことを忘れてしまいそうになるんだ」
その背中に腕を回して抱きしめ返すと、ユキが僕の首元に顔を埋めて、泣き出しそうに震えた。必死に感情を押さえ込んだのか、揺れる呼吸につられて僕まで泣きそうになる。
僕はユキの事を何も知らない、何を思い出したのか想像もつかない……もっと安心させてあげたい、慰めてあげたい、忘れさせてあげたいなんて思うのは、おこがましい事だろうか。
「辛い事は忘れてしまってもいいんだよ」
そう言ってもユキはただ首を振った。
「大丈夫だよ、大丈夫」
何も分からない僕がそんな事を言ったら怒るだろうか……何も知らないくせにって、僕ならそう思う。ユキの背中を撫でるように、落ち着かせるように、あやす様に……優しく触れていくと、ユキが僕を抱きしめる腕が強くなる。
「……っ、しょ……じゅ」
泣き出しそうなユキの声が、僕の知らない名前を呼んだ……その名前に、胸が張り裂けそうな程感情が揺さぶられた気がした。
ーーーー
「すまない……」
少し落ち着いたユキが腕を緩めて、いつの間にか上に乗るようになっていた僕の背中を撫でていく。
ユキの胸に頬をあてて心臓の音を聞く……いつもより少し速い。
「ごめんね、僕が昔の名前なんて呼んだからだよね」
ユキに昔を思い出させるような発言は、控えた方がいいだろうか……ユキの事も、過去のことも、もっと沢山知りたいのに。
「真里に名前を呼ばれるのは嬉しい……俺は真里に呼ばれるから、自分の名前を好きになれそうなんだ」
ユキが起き上がって、僕を膝の上に横抱きにする。頬に触れてから、触れたそこに今度は唇で触れて、キスされたそこが熱くなるような気がした。
「本当に……真里には頭が上がらないな」
「そう?」
クスクスと二人で笑うと、甘くて優しい空気に安心する。
「好きだよ……ユキ、昔だけじゃなくて今のユキも大好きなんだ、毎日どんどん好きになってるよ」
「真里……」
キスしたい……けど、何故か今日はユキが唇にキスしてくれない。わざと避けてるような意図を感じて、僕からしてもいいものか悩む。
「今日はユキの保護者にも認めて貰ったしね! これはもうユキは僕の好きにしていいってことだよね?」
「保護者って"雪代"の事か? アイツは犬だぞ?」
「でもずっとユキの事守ってくれてる神様でしょ?」
二人で笑い合いながら、僕がユキの唇の側まで顔を寄せる。ユキがそのままキスしようとして、ギリギリでピタッと止まった……やっぱり、なんで?
「キス……したくない?」
「——っ! 違う! 今日は真里を怒らせたから……そういうのは嫌かと思って」
もしかして僕に気を使ってた? いつも強引なくらいエッチな事ばかりしてくるのに。散々色んな人を口説き落としてきたであろうユキが、僕なんかに気を使ってキスも出来なくなるなんて、なんだか可愛くてたまらない。
「もう、怒ってないって言った」
僕からチュッと唇にキスすると、ユキが少し戸惑うように、角度を変えて唇を重ねてきて……ペロッと下唇を舐められて、受け入れるように口を開くと、遠慮がちに舌が差し込まれる……可愛い。
ユキの舌に自分のを絡ませて……僕からユキの口内に舌を差し入れると、チュッと強めに吸いつかれる。ゾクゾクッと背中に快感が走って……あぁ、すごくその気になってしまう。
「可愛いな真里、好きだ……ずっと一緒に居て」
「ん……ずっと一緒にいるよ」
ユキにしがみ付くように抱きしめるとユキが抱きしめ返して、体を擦り付けるようにぎゅっぎゅっと甘えてくる。可愛い、もう愛しくてたまらない。
「今日は真里とゆっくりお喋りでもしようかと思ってたんだが」
「じゃあ、お喋りしようよ!」
「えっ……するのか!? お喋り……この流れで!?」
ユキが耳を伏せて困惑している、うん……今のはそのままエッチの流れだよねーでも、実はこの少し困った顔のユキを見るのも、僕は大好きなんだ。
「ユキの誕生日っていつなのかな? お祝いしたいんだけど」
「俺の誕生日……? そう言えば知らないな、気にしたこともなかった」
「子供の頃に誕生日をお祝いしたりしなかったんだ?」
「……ないな! つい最近まで数え年で歳を数えてただろ?」
つい最近と言われましても……数え年って、お正月にみんな一斉に歳を取るってやつだよね? 僕の最近ではそんな風習はない。
「俺の魔界の名簿を見れば分かるかもしれないが……俺でも見せて貰えてない、真里も見れるか怪しいぞ? 魔王様なら知ってるかもしれないが」
「そっか……」
これは魔王様に会いにいかなくちゃいけない案件だろうか……現代人の僕としては、恋人の誕生日はやっぱりお祝いしたい一大イベントだ。
「じゃあ誕生日は置いといて、ユキの好きな食べ物は? 何かない?」
「食べ物か……俺は食べること自体好きじゃないからな、思い当たるものが無いな」
誕生日にお祝いするための食事のヒントも無しか……。
「まぁ、真里を食べるのは好きだけど」
ユキが僕の頬をベロッと舐めて、それから自分の口元を舌舐めずりする。
「——っ、犬みたいだ!」
「真里を舐め回せるなら犬で構わないな」
ワン、ワンなんて鳴きまねをしながら、僕の顔をあちこちチュッチュッとキスしてくる。
くすぐったいし可愛い……! 笑いながらユキを抱きしめると、首元にヂュッと強く吸いつかれて……またキスマーク付けられてる! ユキの独占欲を感じて、ちょっとドキドキしてしまう。お喋りするって言ってたのに、すぐこうやって甘い雰囲気に持っていかれてしまう……まぁ、僕も好きなんだけど。
なんて事を思いながらユキの頭を撫でると、黒い耳がピクンと動くのが目に入った。
「……そういえば、"ゆきしろ"って白い犬のイメージあるけど、真っ黒だったね」
ユキからのキスの嵐の中、ふと思ったことを口に出した。するとユキがピタッと止まって、可笑しそうに笑いはじめる。
「真里は語感で捉えるところがあるよな、昔俺の名前を聞いた時も、まるっとしてて可愛いって言ってた」
「えっ……そんな事言った!?」
「言った! 最後の丸しか聞いてないだろって思った」
二人で笑い合うと、どんどん昔の僕たちに戻っていくような気がする。
「そうだな、雪代が生きてた時は白い大犬だったって伝承だぞ?」
「そ、そうなんだ!? 伝承って……一体どのくらい前の話なんだろう」
「俺の代で既に神話みたいな扱いだったからな……凄く古い話なんだろう」
ユキが遠くを見るように話している、結構真面目な話だと思うのだけど……さっきから横抱きにされたお尻の下が……硬い……。
「ユキ……あの、お尻の下が……座り心地が悪いんだけど」
もじっとお尻を動かすと、ユキがはぁ……と甘い吐息を漏らす。あぁ、ヤバイ……これは僕も我慢の限界かもしれない。
「今の話にそんな要素なかったよね?」
実はキスされてる時から気付いてたんだけど……素知らぬふりをしていたら、もう分からないじゃ済まされないくらいになってしまっていた。
「真里が俺に乗ってるだけで要素しかないだろ?」
スルッと服の中に手が入り込んできて、背中を直接優しく撫でられて……また首元にチュッと強く吸いつかれる。
「真里……触ってもいい?」
ユキが僕の前をズボン越しに撫でる……恥ずかしい事に、僕のそこもユキと同じくらいになってしまっていた。直接触って欲しい、僕もユキの肌に触りたいし、甘い声が聞きたい、愛されたい……。
「ん……ベッドがいい」
「そうだな……今日は意地悪したから優しくする」
頬や額にキスしながら、ユキに抱かれて寝室へと誘われる。ユキに抱かれる夜は今日で三日目だ……それでもやっぱり、今から抱かれるんだって時は酷く緊張する。
ユキはその晩、宣言通り凄く優しく甘やかすように僕を抱いた。指を絡めて、手を握って、耳元で何度も愛を囁かれて……ユキに愛される暖かさに、不安なことなんて全て消えてしまったような気がした。
それでも最近は少しずつ話してくれていて、僕もユキの事を知りたいと思っているのだけど、やっぱりこうして辛そうな顔をするんだ。
「ごめん……生前の話は、嫌だった?」
「すまない、色々思い出してしまった……だけなんだ」
そのままユキが僕を引き寄せて、ぎゅっと強く抱きしめる。まるで助けを求めるように、許しを乞うように……なんでそんな辛そうな顔をしているのか、僕には分からない。
「真里と居ると幸せすぎて……忘れてはいけないことを忘れてしまいそうになるんだ」
その背中に腕を回して抱きしめ返すと、ユキが僕の首元に顔を埋めて、泣き出しそうに震えた。必死に感情を押さえ込んだのか、揺れる呼吸につられて僕まで泣きそうになる。
僕はユキの事を何も知らない、何を思い出したのか想像もつかない……もっと安心させてあげたい、慰めてあげたい、忘れさせてあげたいなんて思うのは、おこがましい事だろうか。
「辛い事は忘れてしまってもいいんだよ」
そう言ってもユキはただ首を振った。
「大丈夫だよ、大丈夫」
何も分からない僕がそんな事を言ったら怒るだろうか……何も知らないくせにって、僕ならそう思う。ユキの背中を撫でるように、落ち着かせるように、あやす様に……優しく触れていくと、ユキが僕を抱きしめる腕が強くなる。
「……っ、しょ……じゅ」
泣き出しそうなユキの声が、僕の知らない名前を呼んだ……その名前に、胸が張り裂けそうな程感情が揺さぶられた気がした。
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「すまない……」
少し落ち着いたユキが腕を緩めて、いつの間にか上に乗るようになっていた僕の背中を撫でていく。
ユキの胸に頬をあてて心臓の音を聞く……いつもより少し速い。
「ごめんね、僕が昔の名前なんて呼んだからだよね」
ユキに昔を思い出させるような発言は、控えた方がいいだろうか……ユキの事も、過去のことも、もっと沢山知りたいのに。
「真里に名前を呼ばれるのは嬉しい……俺は真里に呼ばれるから、自分の名前を好きになれそうなんだ」
ユキが起き上がって、僕を膝の上に横抱きにする。頬に触れてから、触れたそこに今度は唇で触れて、キスされたそこが熱くなるような気がした。
「本当に……真里には頭が上がらないな」
「そう?」
クスクスと二人で笑うと、甘くて優しい空気に安心する。
「好きだよ……ユキ、昔だけじゃなくて今のユキも大好きなんだ、毎日どんどん好きになってるよ」
「真里……」
キスしたい……けど、何故か今日はユキが唇にキスしてくれない。わざと避けてるような意図を感じて、僕からしてもいいものか悩む。
「今日はユキの保護者にも認めて貰ったしね! これはもうユキは僕の好きにしていいってことだよね?」
「保護者って"雪代"の事か? アイツは犬だぞ?」
「でもずっとユキの事守ってくれてる神様でしょ?」
二人で笑い合いながら、僕がユキの唇の側まで顔を寄せる。ユキがそのままキスしようとして、ギリギリでピタッと止まった……やっぱり、なんで?
「キス……したくない?」
「——っ! 違う! 今日は真里を怒らせたから……そういうのは嫌かと思って」
もしかして僕に気を使ってた? いつも強引なくらいエッチな事ばかりしてくるのに。散々色んな人を口説き落としてきたであろうユキが、僕なんかに気を使ってキスも出来なくなるなんて、なんだか可愛くてたまらない。
「もう、怒ってないって言った」
僕からチュッと唇にキスすると、ユキが少し戸惑うように、角度を変えて唇を重ねてきて……ペロッと下唇を舐められて、受け入れるように口を開くと、遠慮がちに舌が差し込まれる……可愛い。
ユキの舌に自分のを絡ませて……僕からユキの口内に舌を差し入れると、チュッと強めに吸いつかれる。ゾクゾクッと背中に快感が走って……あぁ、すごくその気になってしまう。
「可愛いな真里、好きだ……ずっと一緒に居て」
「ん……ずっと一緒にいるよ」
ユキにしがみ付くように抱きしめるとユキが抱きしめ返して、体を擦り付けるようにぎゅっぎゅっと甘えてくる。可愛い、もう愛しくてたまらない。
「今日は真里とゆっくりお喋りでもしようかと思ってたんだが」
「じゃあ、お喋りしようよ!」
「えっ……するのか!? お喋り……この流れで!?」
ユキが耳を伏せて困惑している、うん……今のはそのままエッチの流れだよねーでも、実はこの少し困った顔のユキを見るのも、僕は大好きなんだ。
「ユキの誕生日っていつなのかな? お祝いしたいんだけど」
「俺の誕生日……? そう言えば知らないな、気にしたこともなかった」
「子供の頃に誕生日をお祝いしたりしなかったんだ?」
「……ないな! つい最近まで数え年で歳を数えてただろ?」
つい最近と言われましても……数え年って、お正月にみんな一斉に歳を取るってやつだよね? 僕の最近ではそんな風習はない。
「俺の魔界の名簿を見れば分かるかもしれないが……俺でも見せて貰えてない、真里も見れるか怪しいぞ? 魔王様なら知ってるかもしれないが」
「そっか……」
これは魔王様に会いにいかなくちゃいけない案件だろうか……現代人の僕としては、恋人の誕生日はやっぱりお祝いしたい一大イベントだ。
「じゃあ誕生日は置いといて、ユキの好きな食べ物は? 何かない?」
「食べ物か……俺は食べること自体好きじゃないからな、思い当たるものが無いな」
誕生日にお祝いするための食事のヒントも無しか……。
「まぁ、真里を食べるのは好きだけど」
ユキが僕の頬をベロッと舐めて、それから自分の口元を舌舐めずりする。
「——っ、犬みたいだ!」
「真里を舐め回せるなら犬で構わないな」
ワン、ワンなんて鳴きまねをしながら、僕の顔をあちこちチュッチュッとキスしてくる。
くすぐったいし可愛い……! 笑いながらユキを抱きしめると、首元にヂュッと強く吸いつかれて……またキスマーク付けられてる! ユキの独占欲を感じて、ちょっとドキドキしてしまう。お喋りするって言ってたのに、すぐこうやって甘い雰囲気に持っていかれてしまう……まぁ、僕も好きなんだけど。
なんて事を思いながらユキの頭を撫でると、黒い耳がピクンと動くのが目に入った。
「……そういえば、"ゆきしろ"って白い犬のイメージあるけど、真っ黒だったね」
ユキからのキスの嵐の中、ふと思ったことを口に出した。するとユキがピタッと止まって、可笑しそうに笑いはじめる。
「真里は語感で捉えるところがあるよな、昔俺の名前を聞いた時も、まるっとしてて可愛いって言ってた」
「えっ……そんな事言った!?」
「言った! 最後の丸しか聞いてないだろって思った」
二人で笑い合うと、どんどん昔の僕たちに戻っていくような気がする。
「そうだな、雪代が生きてた時は白い大犬だったって伝承だぞ?」
「そ、そうなんだ!? 伝承って……一体どのくらい前の話なんだろう」
「俺の代で既に神話みたいな扱いだったからな……凄く古い話なんだろう」
ユキが遠くを見るように話している、結構真面目な話だと思うのだけど……さっきから横抱きにされたお尻の下が……硬い……。
「ユキ……あの、お尻の下が……座り心地が悪いんだけど」
もじっとお尻を動かすと、ユキがはぁ……と甘い吐息を漏らす。あぁ、ヤバイ……これは僕も我慢の限界かもしれない。
「今の話にそんな要素なかったよね?」
実はキスされてる時から気付いてたんだけど……素知らぬふりをしていたら、もう分からないじゃ済まされないくらいになってしまっていた。
「真里が俺に乗ってるだけで要素しかないだろ?」
スルッと服の中に手が入り込んできて、背中を直接優しく撫でられて……また首元にチュッと強く吸いつかれる。
「真里……触ってもいい?」
ユキが僕の前をズボン越しに撫でる……恥ずかしい事に、僕のそこもユキと同じくらいになってしまっていた。直接触って欲しい、僕もユキの肌に触りたいし、甘い声が聞きたい、愛されたい……。
「ん……ベッドがいい」
「そうだな……今日は意地悪したから優しくする」
頬や額にキスしながら、ユキに抱かれて寝室へと誘われる。ユキに抱かれる夜は今日で三日目だ……それでもやっぱり、今から抱かれるんだって時は酷く緊張する。
ユキはその晩、宣言通り凄く優しく甘やかすように僕を抱いた。指を絡めて、手を握って、耳元で何度も愛を囁かれて……ユキに愛される暖かさに、不安なことなんて全て消えてしまったような気がした。
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