9 / 23
第9章《カラヴィブのお笑い担当》
しおりを挟む
リベリタス共和国の市場通り――
焼き菓子や果物、香辛料の匂いが漂う中、
なぎは露店に並ぶパイをじっと見つめていた。
なぎ
「うーん、絶対美味しそうやん……。」
彼女の目はキラキラと輝いていたが、
財布の中身を思い出して現実に戻る。
異世界に来てから、ここで使える
通貨など一枚も手にしていないのだ。
なぎ
「食べたいけど……
お金ないし……ああ、切ないわ。」
溜息をつきながら振り返ると、
そこに見覚えのある姿が立っていた。
アポストロフィ楼酢
「よう、なぎ。何してんだ?」
突然の声に、なぎは驚いて後ろに跳び上がった。
なぎ
「オマガッ⁉ ロスさん!? なんでここにおるん?」
アポストロフィ楼酢
「それはこっちのセリフだ。
お前こそこんなところで何してんだよ?」
楼酢は腕を組み、興味深そうに彼女を見つめた。
なぎはパイを見つめながら答える。
なぎ
「何って……見てわかるやろ!
美味しそうやから食べたいだけや。」
アポストロフィ楼酢
「……いや、金持ってんのか?」
なぎ
「持ってへん。」
彼女は即答した。その様子を見て、
楼酢はため息をつきながら頭を掻いた。
アポストロフィ楼酢
「俺もだよ。何軒か見て回ったけど、
この世界の通貨がないとどうにもならない。」
なぎ
「ロスさんでも無理なんか……
せやけど、お金ないなら
どうしたらええんやろな?」
二人は顔を見合わせた後、小さく首を傾げた。
アポストロフィ楼酢
「なぎ、ステータスとか確認したか?
なんか役に立ちそうな
スキルでもあれば話は早いんだけどな。」
なぎ
「一応見たけど……
あんまり使えそうなもんはなかった気がする。」
アポストロフィ楼酢
「俺も似たようなもんだな。確認してみるか。」
二人は少し離れた場所に移動し、
それぞれのステータスを開いた。
謎の声
「ステータスオープン。」
目の前に透明なステータス画面が
浮かび上がり、内容が表示される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ステータス】
名前: なぎ
種族: ???(※正確な種族は不明)
レベル: Lv. 1
職業: 無職
称号: 異世界人、元実況者
【スキル一覧】
E級: 包丁さばきLv.1
S級: 鑑定Lv.1
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ステータス】
名前: アポストロフィ楼酢
種族: ???(※正確な種族は不明)
レベル: Lv. 1
職業: 無職
称号: 異世界人、編集者
【スキル一覧】
E級: 装飾デザインLv.1
S級: 鑑定Lv.1
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なぎ
「包丁さばき……うーん、
これでどうやってお金稼ぐねんって感じやわ。」
アポストロフィ楼酢
「俺の『装飾デザイン』も似たようなもんだ。
お前のスキルの方がまだ役立つ気がするな。」
なぎ
「え、ほんま?どっちも地味やし、微妙やろ……
せめて、もうちょっと派手なスキルほしかったわ。」
アポストロフィ楼酢
「いや、包丁さばきがあるなら、
食い物を作るとか考えられるだろ。」
なぎ
「それや!料理して売ったら、
お金稼げるんちゃうか?」
突然明るい表情になったなぎを見て、
楼酢は少し笑った。
アポストロフィ楼酢
「まあ、問題は材料をどう手に入れるかだな。」
なぎ
「あ……それがあったな。
材料も金がないと無理やん……。」
彼女の表情が再び曇る。二人は顔を見合わせ、
しばらく無言で市場の通りを歩いた。
アポストロフィ楼酢
「とにかく、まずはこの辺で情報を集めよう。
他の仲間を見つけるヒントが
得られるかもしれない。」
なぎ
「せやな……それと、
なんか食べられるもんが見つかったら最高やわ。」
市場での探索を終え、
なぎとアポストロフィ楼酢は
人通りの少ない外れの道に足を踏み入れていた。
市場では特に目立った情報を得られず、
手がかりを求めてさらに進むことを選んだのだ。
なぎ
「ロスさん、ここ、ちょっと薄暗ない?……
大丈夫やろな?」
アポストロフィ楼酢
「さっき市場の人が、
この先に古い廃道があるって言ってたんだ。
そこに何か手がかりがあるかもしれない。」
なぎ
「廃道って、なんか危険な匂いするなぁ……。
ほんま、モンスターとかおったらどうすんねん?」
アポストロフィ楼酢
「そういう時のための鑑定だろう?
慎重に進めば大丈夫だ。」
楼酢は淡々と答えるが、
なぎは少し不安そうな顔をして彼の後についていく。
二人が廃道へ足を踏み入れると、
周囲の空気がひんやりと冷たくなった。
なぎ
「なんか、雰囲気変わったな……
静かすぎて逆に怖いわ。」
アポストロフィ楼酢
「注意しろ。こういう場所は
何かが潜んでる可能性が高い。」
彼がそう言い終わる前に、
遠くから微かな羽ばたき音が聞こえた。
音は次第に近づき、
やがて視界の端に大きな蛾のような影が現れる。
なぎ
「ロスさん、あれ、なんか嫌な感じせぇへん?」
アポストロフィ楼酢
「止まれ。鑑定する。」
楼酢はスキルを発動し、
モンスターの情報を確認した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【鑑定結果】
ブレイドモス
種族: 昆虫種
危険度: D級
特徴: 羽を振るうことで刃状の風を飛ばし攻撃する。
群れで行動する習性がある。光に弱い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
アポストロフィ楼酢
「ブレイドモス……危険度D級だ。
羽の攻撃が厄介そうだな。」
なぎ
「うわ、なんやその名前……
めっちゃ嫌な予感しかせぇへん!」
二人が話している間に、
さらに2匹のブレイドモスが現れ、
合計で3匹になった。彼らは羽を広げると、
鋭い風の刃を飛ばしてきた。
アポストロフィ楼酢
「なぎ、伏せろ!」
楼酢が叫ぶと同時に、
二人は地面に伏せて攻撃をかわした。
風の刃は廃道の壁を削り、鋭い音を立てる。
なぎ
「ロスさん、これどうすんの!?
武器もないのに戦えるわけないやん!」
アポストロフィ楼酢
「俺も同感だ。逃げるぞ!こっちだ!」
楼酢は後ろの道を指差し、
なぎの手を引いて走り出した。
ブレイドモスたちは羽ばたきながら二人を追いかけ、
さらに攻撃を繰り出してくる。
なぎ
「これ、ほんまヤバいやん……
どうやったら振り切れんの!?」
アポストロフィ楼酢
「明るい場所を探すんだ!
こいつらは光に弱いって書いてあった!」
なぎ
「光……光なぁ……
あ、あそこ!出口みたいやで!」
彼女が指差した先には、
廃道の出口らしき場所が見える。
外から漏れる光が二人の希望となった。
アポストロフィ楼酢
「よし、全速力で行くぞ!」
二人は全力で廃道を抜け、光の下に飛び出した。
追いかけてきたブレイドモスたちは、
外の光を浴びた瞬間に動きを鈍らせ、
そのまま森の中へと飛び去っていった。
なぎ
「……助かったんか?ほんまギリギリやったな。」
アポストロフィ楼酢
「ああ、危なかった。
でも、光が弱点だってわかってたから助かったな。」
二人はその場に座り込み、大きく息をついた。
周囲の安全を確認した後、なぎがふと楼酢に尋ねた。
なぎ
「なぁ、ロスさん。これからどないするん?」
アポストロフィ楼酢
「とりあえず、他の仲間を探す手がかりを集める。
それに、この辺りをもう少し調べておかないと、
また同じ目に遭うかもしれない。」
なぎ
「せやな……。
でも、今はちょっと休ませてな……。」
彼女の言葉に、楼酢は小さく頷いた。
二人は光の差し込む廃道の出口で、
しばしの安息を得た。この出会いと経験が、
次なる冒険への布石となるのは間違いなかった――。
焼き菓子や果物、香辛料の匂いが漂う中、
なぎは露店に並ぶパイをじっと見つめていた。
なぎ
「うーん、絶対美味しそうやん……。」
彼女の目はキラキラと輝いていたが、
財布の中身を思い出して現実に戻る。
異世界に来てから、ここで使える
通貨など一枚も手にしていないのだ。
なぎ
「食べたいけど……
お金ないし……ああ、切ないわ。」
溜息をつきながら振り返ると、
そこに見覚えのある姿が立っていた。
アポストロフィ楼酢
「よう、なぎ。何してんだ?」
突然の声に、なぎは驚いて後ろに跳び上がった。
なぎ
「オマガッ⁉ ロスさん!? なんでここにおるん?」
アポストロフィ楼酢
「それはこっちのセリフだ。
お前こそこんなところで何してんだよ?」
楼酢は腕を組み、興味深そうに彼女を見つめた。
なぎはパイを見つめながら答える。
なぎ
「何って……見てわかるやろ!
美味しそうやから食べたいだけや。」
アポストロフィ楼酢
「……いや、金持ってんのか?」
なぎ
「持ってへん。」
彼女は即答した。その様子を見て、
楼酢はため息をつきながら頭を掻いた。
アポストロフィ楼酢
「俺もだよ。何軒か見て回ったけど、
この世界の通貨がないとどうにもならない。」
なぎ
「ロスさんでも無理なんか……
せやけど、お金ないなら
どうしたらええんやろな?」
二人は顔を見合わせた後、小さく首を傾げた。
アポストロフィ楼酢
「なぎ、ステータスとか確認したか?
なんか役に立ちそうな
スキルでもあれば話は早いんだけどな。」
なぎ
「一応見たけど……
あんまり使えそうなもんはなかった気がする。」
アポストロフィ楼酢
「俺も似たようなもんだな。確認してみるか。」
二人は少し離れた場所に移動し、
それぞれのステータスを開いた。
謎の声
「ステータスオープン。」
目の前に透明なステータス画面が
浮かび上がり、内容が表示される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ステータス】
名前: なぎ
種族: ???(※正確な種族は不明)
レベル: Lv. 1
職業: 無職
称号: 異世界人、元実況者
【スキル一覧】
E級: 包丁さばきLv.1
S級: 鑑定Lv.1
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ステータス】
名前: アポストロフィ楼酢
種族: ???(※正確な種族は不明)
レベル: Lv. 1
職業: 無職
称号: 異世界人、編集者
【スキル一覧】
E級: 装飾デザインLv.1
S級: 鑑定Lv.1
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なぎ
「包丁さばき……うーん、
これでどうやってお金稼ぐねんって感じやわ。」
アポストロフィ楼酢
「俺の『装飾デザイン』も似たようなもんだ。
お前のスキルの方がまだ役立つ気がするな。」
なぎ
「え、ほんま?どっちも地味やし、微妙やろ……
せめて、もうちょっと派手なスキルほしかったわ。」
アポストロフィ楼酢
「いや、包丁さばきがあるなら、
食い物を作るとか考えられるだろ。」
なぎ
「それや!料理して売ったら、
お金稼げるんちゃうか?」
突然明るい表情になったなぎを見て、
楼酢は少し笑った。
アポストロフィ楼酢
「まあ、問題は材料をどう手に入れるかだな。」
なぎ
「あ……それがあったな。
材料も金がないと無理やん……。」
彼女の表情が再び曇る。二人は顔を見合わせ、
しばらく無言で市場の通りを歩いた。
アポストロフィ楼酢
「とにかく、まずはこの辺で情報を集めよう。
他の仲間を見つけるヒントが
得られるかもしれない。」
なぎ
「せやな……それと、
なんか食べられるもんが見つかったら最高やわ。」
市場での探索を終え、
なぎとアポストロフィ楼酢は
人通りの少ない外れの道に足を踏み入れていた。
市場では特に目立った情報を得られず、
手がかりを求めてさらに進むことを選んだのだ。
なぎ
「ロスさん、ここ、ちょっと薄暗ない?……
大丈夫やろな?」
アポストロフィ楼酢
「さっき市場の人が、
この先に古い廃道があるって言ってたんだ。
そこに何か手がかりがあるかもしれない。」
なぎ
「廃道って、なんか危険な匂いするなぁ……。
ほんま、モンスターとかおったらどうすんねん?」
アポストロフィ楼酢
「そういう時のための鑑定だろう?
慎重に進めば大丈夫だ。」
楼酢は淡々と答えるが、
なぎは少し不安そうな顔をして彼の後についていく。
二人が廃道へ足を踏み入れると、
周囲の空気がひんやりと冷たくなった。
なぎ
「なんか、雰囲気変わったな……
静かすぎて逆に怖いわ。」
アポストロフィ楼酢
「注意しろ。こういう場所は
何かが潜んでる可能性が高い。」
彼がそう言い終わる前に、
遠くから微かな羽ばたき音が聞こえた。
音は次第に近づき、
やがて視界の端に大きな蛾のような影が現れる。
なぎ
「ロスさん、あれ、なんか嫌な感じせぇへん?」
アポストロフィ楼酢
「止まれ。鑑定する。」
楼酢はスキルを発動し、
モンスターの情報を確認した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【鑑定結果】
ブレイドモス
種族: 昆虫種
危険度: D級
特徴: 羽を振るうことで刃状の風を飛ばし攻撃する。
群れで行動する習性がある。光に弱い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
アポストロフィ楼酢
「ブレイドモス……危険度D級だ。
羽の攻撃が厄介そうだな。」
なぎ
「うわ、なんやその名前……
めっちゃ嫌な予感しかせぇへん!」
二人が話している間に、
さらに2匹のブレイドモスが現れ、
合計で3匹になった。彼らは羽を広げると、
鋭い風の刃を飛ばしてきた。
アポストロフィ楼酢
「なぎ、伏せろ!」
楼酢が叫ぶと同時に、
二人は地面に伏せて攻撃をかわした。
風の刃は廃道の壁を削り、鋭い音を立てる。
なぎ
「ロスさん、これどうすんの!?
武器もないのに戦えるわけないやん!」
アポストロフィ楼酢
「俺も同感だ。逃げるぞ!こっちだ!」
楼酢は後ろの道を指差し、
なぎの手を引いて走り出した。
ブレイドモスたちは羽ばたきながら二人を追いかけ、
さらに攻撃を繰り出してくる。
なぎ
「これ、ほんまヤバいやん……
どうやったら振り切れんの!?」
アポストロフィ楼酢
「明るい場所を探すんだ!
こいつらは光に弱いって書いてあった!」
なぎ
「光……光なぁ……
あ、あそこ!出口みたいやで!」
彼女が指差した先には、
廃道の出口らしき場所が見える。
外から漏れる光が二人の希望となった。
アポストロフィ楼酢
「よし、全速力で行くぞ!」
二人は全力で廃道を抜け、光の下に飛び出した。
追いかけてきたブレイドモスたちは、
外の光を浴びた瞬間に動きを鈍らせ、
そのまま森の中へと飛び去っていった。
なぎ
「……助かったんか?ほんまギリギリやったな。」
アポストロフィ楼酢
「ああ、危なかった。
でも、光が弱点だってわかってたから助かったな。」
二人はその場に座り込み、大きく息をついた。
周囲の安全を確認した後、なぎがふと楼酢に尋ねた。
なぎ
「なぁ、ロスさん。これからどないするん?」
アポストロフィ楼酢
「とりあえず、他の仲間を探す手がかりを集める。
それに、この辺りをもう少し調べておかないと、
また同じ目に遭うかもしれない。」
なぎ
「せやな……。
でも、今はちょっと休ませてな……。」
彼女の言葉に、楼酢は小さく頷いた。
二人は光の差し込む廃道の出口で、
しばしの安息を得た。この出会いと経験が、
次なる冒険への布石となるのは間違いなかった――。
41
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~
芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。
駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。
だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。
彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。
経験値も金にもならないこのダンジョン。
しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。
――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる