神に同情された転生者物語

６話 ギルドでは

【ギルド買取受付】

  ここでは、冒険者が倒した魔獣の魔石や素材を買い取ったりする。

 ここで働いている職員の話。

「ねえねえ、最近登録してきた新人冒険者のハルトさんの事知ってるー？」

「ミミカったら、またタイプの子をみつけたのー？いい加減にしなさいよ！仕事しなさい！」

「だってー、その子可愛いんだよ～！スーシーだって見たらそう思うよ！！」

  （ミミカは、あんな事いってるけど冒険者なんてみんな一緒よ。）

 そんな事を、思っていると受付に男の子が来た。

「あら？可愛い子が来たわ」

ボソッと言う。

「スーシー！！私が、さっき話してた子だよ」

ミミカが私の耳元で囁いた。

「えっ！この子が！？」

（私、可愛い子って思っちゃったじゃん……）

「スーシーどうしたの？顔が真っ赤になってるよ？」

ミミカが話しかけてきて現実に戻る。

「何でもないわよ！！可愛い子だなんて思ってないんだからー！」

 ニヤニヤ。

「そうなんだー」

「もうー！仕事しないとー！」

「素材の買い取りでよろしいですか？」








 




「「何これ…………えぇぇぇぇぇぇぇー！」」

「ミミカ！！あの子新人冒険者って言ってたよね！？」

「新人冒険者だよ！登録してるのみたし！」

「これ、ブラックボアとファンティングベアだよ……」

私たちの、叫び声で休憩中だった職員までが来てしまった。


「「どうしたの？わー、すごい素材が入ったね！解体も上手だから素材が新鮮だし！職員にこんなに上手く解体する人はいたんだねー！」」


「調べたら、これあそこにいる新人冒険者の子が自分で討伐して解体もやったみたいですよ。」

職員の言葉に誰もが固まった。


ギルドマスターに報告した方がいいかもね！

ボソッという。