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番外編 すれ違う再プロポーズ
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エグいくらいぐっちゃぐちゃに泣きながイくエロい顔を見るのが本当にクる。
燻っていた俺の中の嗜虐心。じわじわと迫り上がってきたものが、この顔を見ると満たされる。けれどもっと見たいとまたさらに容赦のない動きで彼女の身体を蹂躙する。
彼女の焦点の合ってない瞳の奥を見つめた。両目の奥には俺が映っている。それを認めて俺はホッと安心した。
彩綾には俺だけ。
俺しか見なくていいんだ。
彩綾を俺で満たしている。
汚してる。
支配している。
そんなことを思ったら、自分の中の真っ黒な欲が満たされていくのがわかる。
彩綾が自分で選んだんだもんね?俺と生セックスするってさ。
もう逃げらんないよ。
俺からは逃げられない。
「う、……あ、あ、ぁ…はっ…ん…」
もう意味のある言葉を発することが出来ないほどになってしまった彼女。
ずっと中を俺ので揺さぶられて、ベッドがギシギシとひしめいている。
「いつもセックスの時は手加減してた。彩綾が疲れちゃうかと思って。だけどもう加減なんてしないから。俺の愛情全然伝わってないだもんね?もう本気で抱く。これから毎日、毎日抱くから。結婚してもずっと。子どもができた後もね?彩綾の身体に俺の愛情叩き込んでやるから」
今だって次の日の仕事に支障が出てる彩綾。次の日の朝も身体が疼いて、快感で身体が震えているのを俺は知っている。
彩綾の肩がふるふると震え始めた。
このまま俺に抱かれ続けたらどうなってしまうんだろうと、不安とこれから受け続けるだろう快感に身体が期待して身悶えて震えているんだろう。
「俺が本気で抱き潰したらさ、彩綾すぐに会社行けなくなるかもね。毎日失神してもやめずにセックスし続けるから覚悟して」
「ぁ、…ゃ……ん、ぁ……」
「別に会社やめてもいいよ。ずっと家にいてくれた方が俺も安心できるし。彩綾が他の男に晒されてモヤモヤするより全然いい。俺の稼ぎで2人で十分やっていけるし。子どもが出来ても養っていけるくらいだから」
そう言って震えて言葉も出せない彩綾の身体をずっと愛し続けた。
彩綾に振られて仕事を休んでた時はもう何も考えられなかった。彩綾のことしか。
彩綾が俺の前から消えてしまう前まで仕事は順調だったし、上司とも同僚とも仲が良かったため仕事をしばらく休んで穴を開けても周りがしっかりとカバーしてくれていた。
職場復帰も思ったよりすんなり上手くいってホッとしたけれど、大分休んでしまったのでそのブランクを埋めるのにも必死になった。
必死になって仕事をこなしたのがとんとん拍子に上手くいって業績も元に戻り、仕事をこなす姿をみんなに認めてもらった。
彩綾の職場には今俺の友達の春間が働いている。部署もフロアも違うからあまり頻繁に会うことはないけれど、あいつに言って目を光らせて貰っている。
「お前そんな独占欲強かったっけ?なんか彩綾ちゃんにフラれてから変わったよな」
「大健さんと呼べ」
春間にイライラとしてそう言った。
彩綾ちゃんとか気安く呼ぶなよムカつくな。まぁ、もうすぐ俺と同じ苗字になるけど。
「ほんっとお前変わったよ!」
なんだか嬉しそうに喜んでいる様子が妙にムカついてきた。これ以上こいつの顔を見ているとまたなんか俺が言ってそれにさらにこいつが喜びそうな気がした。だからこれ以上余計なことを口走る前に顔を逸らした。
そんな春間は、一時的に出向してきているだけでずっと彩綾と同じ会社で働くわけではない。春間がいる間はある程度社内の彩綾の様子がわかるが、後何年かしたら春間も本社に戻ってしまう。
そうなる前に彩綾に仕事を辞めさせたい。これ以上余計な男どもの視線に彩綾を晒したくない。職場内で密かに人気になっていると春間から聞いて焦り始めた。
なんの取り柄もない平凡で平均、と彩綾は言うが、そんなことはない。健気で優しくて男をたてて尽くしてくれる。すごく気が利いて一緒にいて楽だし癒されるのだ。
そんな彩綾の魅力に春間と同じ営業部の男どもは気づいたらしい。そりゃそうだ。仕事のできる周りをよく見てる奴らは彩綾のそういった魅力に気づくに決まっている。バリバリ働いて職場でも気を抜かない売上のいい営業マンたちは、家庭的で癒される女性を求めるだろう。
そんなやつらに盗られないように、彼女を言いくるめて婚約指輪を毎日つけるようにお願いしたのだ。
「婚約指輪って高かったでしょ?無くしたら嫌だし、普通特別な時につけるものじゃないの?」
婚約指輪を日常的にはめるのに戸惑う彩綾。
「今は日常的につける人もいるし、彩綾のために頑張って働いて買ったんだ。喜ぶ彩綾を見て嬉しかったし、数回しかつける機会がないなんて悲しいな……」
傷ついた悲しそうな顔を見せたらすぐにつけてくれた。こういう泣き落しに彩綾はすごく弱い。こんな手を男が使うとはあまり思えないが、こんなにもちょろいと心配だ。
指輪で少しは虫除けになっているといいけど。
俺のを中に入れたままくったりと気を失ってしまった彩綾。彼女の指に光り輝くリングがはまっている。そのリングの下にキスをする。
日曜のチェックアウト時間までまだまだ時間はある。ホテルにいる間はずっとセックスして、その後婚姻届出しに行こう。役所は今は土日でも夜でも届を受付てくれるらしいし。
結婚しただけじゃ彩綾は今の仕事を辞めないだろう。中途採用で入って1年も経っていない。だから辞めさせるには彼女の妊娠だろうな。
避妊薬を飲んでいたから今すぐには出来ないかもしれない。けれど毎日注いでいれば近いうちに出来るはずだろう。
ずっと閉じ込めておきたい。
離れていかないよう、ぎゅっと抱きしめて眠った。
燻っていた俺の中の嗜虐心。じわじわと迫り上がってきたものが、この顔を見ると満たされる。けれどもっと見たいとまたさらに容赦のない動きで彼女の身体を蹂躙する。
彼女の焦点の合ってない瞳の奥を見つめた。両目の奥には俺が映っている。それを認めて俺はホッと安心した。
彩綾には俺だけ。
俺しか見なくていいんだ。
彩綾を俺で満たしている。
汚してる。
支配している。
そんなことを思ったら、自分の中の真っ黒な欲が満たされていくのがわかる。
彩綾が自分で選んだんだもんね?俺と生セックスするってさ。
もう逃げらんないよ。
俺からは逃げられない。
「う、……あ、あ、ぁ…はっ…ん…」
もう意味のある言葉を発することが出来ないほどになってしまった彼女。
ずっと中を俺ので揺さぶられて、ベッドがギシギシとひしめいている。
「いつもセックスの時は手加減してた。彩綾が疲れちゃうかと思って。だけどもう加減なんてしないから。俺の愛情全然伝わってないだもんね?もう本気で抱く。これから毎日、毎日抱くから。結婚してもずっと。子どもができた後もね?彩綾の身体に俺の愛情叩き込んでやるから」
今だって次の日の仕事に支障が出てる彩綾。次の日の朝も身体が疼いて、快感で身体が震えているのを俺は知っている。
彩綾の肩がふるふると震え始めた。
このまま俺に抱かれ続けたらどうなってしまうんだろうと、不安とこれから受け続けるだろう快感に身体が期待して身悶えて震えているんだろう。
「俺が本気で抱き潰したらさ、彩綾すぐに会社行けなくなるかもね。毎日失神してもやめずにセックスし続けるから覚悟して」
「ぁ、…ゃ……ん、ぁ……」
「別に会社やめてもいいよ。ずっと家にいてくれた方が俺も安心できるし。彩綾が他の男に晒されてモヤモヤするより全然いい。俺の稼ぎで2人で十分やっていけるし。子どもが出来ても養っていけるくらいだから」
そう言って震えて言葉も出せない彩綾の身体をずっと愛し続けた。
彩綾に振られて仕事を休んでた時はもう何も考えられなかった。彩綾のことしか。
彩綾が俺の前から消えてしまう前まで仕事は順調だったし、上司とも同僚とも仲が良かったため仕事をしばらく休んで穴を開けても周りがしっかりとカバーしてくれていた。
職場復帰も思ったよりすんなり上手くいってホッとしたけれど、大分休んでしまったのでそのブランクを埋めるのにも必死になった。
必死になって仕事をこなしたのがとんとん拍子に上手くいって業績も元に戻り、仕事をこなす姿をみんなに認めてもらった。
彩綾の職場には今俺の友達の春間が働いている。部署もフロアも違うからあまり頻繁に会うことはないけれど、あいつに言って目を光らせて貰っている。
「お前そんな独占欲強かったっけ?なんか彩綾ちゃんにフラれてから変わったよな」
「大健さんと呼べ」
春間にイライラとしてそう言った。
彩綾ちゃんとか気安く呼ぶなよムカつくな。まぁ、もうすぐ俺と同じ苗字になるけど。
「ほんっとお前変わったよ!」
なんだか嬉しそうに喜んでいる様子が妙にムカついてきた。これ以上こいつの顔を見ているとまたなんか俺が言ってそれにさらにこいつが喜びそうな気がした。だからこれ以上余計なことを口走る前に顔を逸らした。
そんな春間は、一時的に出向してきているだけでずっと彩綾と同じ会社で働くわけではない。春間がいる間はある程度社内の彩綾の様子がわかるが、後何年かしたら春間も本社に戻ってしまう。
そうなる前に彩綾に仕事を辞めさせたい。これ以上余計な男どもの視線に彩綾を晒したくない。職場内で密かに人気になっていると春間から聞いて焦り始めた。
なんの取り柄もない平凡で平均、と彩綾は言うが、そんなことはない。健気で優しくて男をたてて尽くしてくれる。すごく気が利いて一緒にいて楽だし癒されるのだ。
そんな彩綾の魅力に春間と同じ営業部の男どもは気づいたらしい。そりゃそうだ。仕事のできる周りをよく見てる奴らは彩綾のそういった魅力に気づくに決まっている。バリバリ働いて職場でも気を抜かない売上のいい営業マンたちは、家庭的で癒される女性を求めるだろう。
そんなやつらに盗られないように、彼女を言いくるめて婚約指輪を毎日つけるようにお願いしたのだ。
「婚約指輪って高かったでしょ?無くしたら嫌だし、普通特別な時につけるものじゃないの?」
婚約指輪を日常的にはめるのに戸惑う彩綾。
「今は日常的につける人もいるし、彩綾のために頑張って働いて買ったんだ。喜ぶ彩綾を見て嬉しかったし、数回しかつける機会がないなんて悲しいな……」
傷ついた悲しそうな顔を見せたらすぐにつけてくれた。こういう泣き落しに彩綾はすごく弱い。こんな手を男が使うとはあまり思えないが、こんなにもちょろいと心配だ。
指輪で少しは虫除けになっているといいけど。
俺のを中に入れたままくったりと気を失ってしまった彩綾。彼女の指に光り輝くリングがはまっている。そのリングの下にキスをする。
日曜のチェックアウト時間までまだまだ時間はある。ホテルにいる間はずっとセックスして、その後婚姻届出しに行こう。役所は今は土日でも夜でも届を受付てくれるらしいし。
結婚しただけじゃ彩綾は今の仕事を辞めないだろう。中途採用で入って1年も経っていない。だから辞めさせるには彼女の妊娠だろうな。
避妊薬を飲んでいたから今すぐには出来ないかもしれない。けれど毎日注いでいれば近いうちに出来るはずだろう。
ずっと閉じ込めておきたい。
離れていかないよう、ぎゅっと抱きしめて眠った。
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