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アスカ編 バッドエンド

※虫姦注意 バッドエンド2(第7話分岐) 末路

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 ハエをテーザー銃で撃ち落とし、アスカはほっと胸を撫で下ろしていた。
 かなりの数のハエが飛び掛かって来ていたが思っていたよりも動きが遅く、簡単に対処できた。
 ポラリスの居ない今、取りつかれていたら大変な事になっていただろう。
 水に浸かっていてはバリアも使えない。
 通信をオンにしてポラリスに状況を説明しようとしたその時、左足に鋭い痛みが走った。

 「痛っ!」

 アスカはバランスを崩し、下水の中へと尻もちをついてしまう。
 手をついた先にはぐにゅっという柔らかい感触。
 濁って見えない水の先、そこで何かが蠢いている。
 水面から膝の先と胸、顔を出した状態で座りこむアスカの視線の先には、赤く濁る下水が見えた。
 左膝から下の感覚が無い。
 下水の赤が自分の血によるものだという事は理解した。
 しかし、そうなった原因がわからない。
 ポラリスを呼ぼうと水面から急いで左手を出しバイザーへと伸ばす。
 引き上げられた左腕には、うぞうぞと口を動かす巨大なハエがついていた。

 ずぶりと、まるでバターに熱い棒を突き刺すようにしてハエの口がアスカの左腕へと沈んでいく。
 途端にアスカの左腕は上がらなくなり感覚を失っていく。
 見るからに激痛を伴いそうなその行為も、アスカにはちくっと何かが刺さった程度の痛みにしか感じられない。
 
 「うそっ……」

 再度水中へと沈む自身の左腕を見て、アスカは絶望していた。
 左腕は動かせず、もし右腕を動かせば体は下水に沈む。
 しかし感覚の無い左足は踏ん張る事が出来ず、使えるのは右腕と右足のみ。
 力を込めようにも、右手の下は不気味に蠢く謎の何かだ。
 アスカは一瞬のうちに決意を固め、立ち上がろうと右手と右足に力を込める。
 ぶちりと、右手の下で何かが潰れた。
 直後、右手に焼けるような痛みが走る。

 「うぁ! っ、ぶぁ……」

 あまりの痛みに、思わず右手を水面から出してしまう。
 支えを失ったアスカの体は下水へと沈み、視界が濁った水に埋め尽くされる。
 伸ばした右手を体の後ろへと戻し、何とか体を起こしたアスカは、更に絶望的な物を見た。
 自身の胸、腹、膝に巨大なハエが止まっている。
 翅を失ったハエたちは水中に身を潜め、反撃の機会を窺っていたのだ。

 「え、ちょっ……」

 ハエの口がアスカを襲う。
 しかしアーマーに阻まれ、それがアスカの体に届くことは無い。
 それに安堵したのもつかの間、アスカの体を不思議な感覚が襲っていた。
 
 「なんっでぇ……♡」

 アーマーに隠れたインナーの更に奥。
 アスカの体が熱を帯びている。
 体中をハエにたかられ、下水に汚された最悪の状態だというのに。
 原因がわからず困惑するアスカの上で、ハエたちはその肢体を犯そうと懸命に口を動かしている。
 
 原因は下水と虫の体液の混合物にあった。
 この下水と体液は少しずつあの共生生物を含んでおり、それが混ざり合う事で働きを強める性質がある。
 つまり今アスカの体は、あの生物の媚毒に再び侵されつつあった。

 「うそっ、なんでこんなぁ♡」

 胸に、腹に。
 そのストローの様な口から噴出される消化液を浴び、アスカは体を悶えさせていた。
 膨らんだ乳首がインナーの下からアーマーへと擦り付けられ、甘い痺れを生じさせる。
 その快感に腰が上がり、頭が下がる。
 水面ギリギリになったアスカの口を下水が撫で、その生臭い匂いが脳内いっぱいに広がっていく。
 その気持ち悪さに頭を上げようと力を入れた時、アスカの秘部を激しい快感が襲った。

 「んんっ♡ っ……ぶはぁ!」

 一瞬何が起きたかわからなくなるような強い快感。
 大きく跳ねた腰の勢いで頭が下がり、気付くとアスカは下水へと頭を沈めていた。
 鼻の穴から下水が入り込み、痛みとひどい臭いがこみ上げてくる。
 急いで体を起こしたアスカは、自身の秘部へと腹を擦りつけるハエの姿を見た。
 大きく膨らんだ腹部からは半透明の管のような物が伸びている。
 それが何かわからないアスカは怯え、引きつった顔をした。
 ハエはそれをあざ笑うかのように、その中身を吹き付ける。
 数センチはある、薄黄色の楕円形の物体。
 卵だ。

 「い……いっや……♡ ごぶっ……」
 
 快感による悲鳴を上げる間もなく、アスカは再度下水へと沈む。
 快感で跳ね上がる腰がアスカを水中へと引きずり込み、悲鳴すら上げさせない。
 アスカは快感で真っ白になる頭と酸素不足に襲われて、あっさりと意識を手放してしまった。


 「アスカ? どこですか?」

 あらかたの虫の駆除を終えたポラリスはアスカを探していた。
 バイザーの反応を追ってきたものの、下水に転がっているのが見つかっただけでアスカの姿は無い。
 アスカにはもう一つ伝えないといけない事がある。
 下水に濡れた体で虫の体液を浴びたなら、正気ではいられないという事だ。


 「いやっ、だぁ……♡ こんな……産みたく、ないぃぃぃぃぃ♡」

 意識を失っている内にハエに連れ去られたアスカは下水道の奥深く、センサーも届かないような場所で床に寝かされていた。
 両脇を下水が流れる僅かな陸地。
 地上へと上がるための梯子のその下で、全身をハエやら蛆虫やらに犯されている。
 四肢には消化液を受け、もう指の一本も動かせない。
 アーマーとインナーの間から器用に挿入される管たちはアスカの秘部を卵と精液で満たし、その温かさと蠢きが連続した弱い絶頂へと誘っていた。
 
 数回挿入したかと思うとハエたちはアスカの元を離れ、どこかに行ってしまった。
 希望が目の前にあるにもかかわらず、アスカにはどうする事も出来ない。
 全身を撫でる蛆虫の柔らかな感触と、自身の秘部を責め続ける卵と精液の感触に身を震わせるしかない。
 
 「あ……♡ あ……♡ あ……♡」

 まるで焦らされ続けるかのような弱い快感を浴び続け、アスカはもう微かに喘ぎ声を漏らすだけの人形のようになっていた。
 全身を蛆虫に覆われ、腹部を卵と精液で膨らませ、時々快感に鳴くだけの哀れな姿。
 下水かも体液かもわからないどろどろの液体にまみれたその姿は、まさに末路といった所だろう。
 そんな絶望的な状態のアスカを、更なる絶望が襲う。
 
 「あっ♡ うそっ、産まれ、って……いやぁぁぁぁぁぁ♡」

 卵が強く震え出したかと思うと、中から新たな生命が誕生する。
 種が種なら感動的な光景だっただろう。
 しかし、アスカの秘部から生まれてくるのは数cmはある蛆虫で、それもおびただしい数が我先にと出口を求めて殺到していた。

 アスカは気を失っていた。
 強い絶頂と共に、感覚でわかる、自らの絶望的な状況を悟ったのだ。
 自らの秘部から産まれ出た大量の蛆虫が、餌を求めて蜜壺と乳首を啜る光景はどれだけの地獄だろう。
 アーマーもインナーも、その物量に負けてもうアスカの体を守ってはくれない。
 
 「あ……♡ あ……♡ あ……♡」

 光を失った瞳でアスカは小さく喘ぎ続ける。
 もう何も考える力は無い。
 ただ与えられる快楽に身を震わせ、次の快楽を待ち続けた。

 ポラリスが変わり果てたアスカを見つけたのは、姿を消してからほんの1時間程度の事だった。
 残念な事に、異常な成長を遂げたとしても虫の命のサイクルは短い。
 そのたった1時間の間に、アスカは幾度となく卵を産み付けられ、精液を吐き出され、出産を経験した。
 濃縮されたその地獄の体験はアスカの精神を壊し、廃人へと変えてしまった。
 ポラリスは涼しい顔でステーションへと連絡し、変わり果てたアスカをクレイドルへ運ぶ。
 アンドロイドであるポラリスには所有者が死亡、または存命不可能となった場合、自動で所有者の記憶を消すようプログラムされている。
 
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