幼馴染みの不良と優等生

ジャム

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誘拐

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「はぁ・・・はぁ・・・」

獅子丸「イ、イク!!」

何度目だろう・・・
僕のお腹にヒロちゃんの液体が飛び散る

獅子丸「う・・・ん・・・」

「いっぱい・・・」

獅子丸「はぁはぁ・・・またたくさん出たなw」

僕のお腹は二人の液でベトベトだった

「シャワー浴びよう?」

そういうと二人でシャワーを浴びた

獅子丸「・・・はぁ・・・」

「どうしたの?」

獅子丸「家に帰りづれぇなって・・・」

「そうだね・・・」

獅子丸「今日はいいけど・・・明日はどうするか・・・」

「・・・」

獅子丸「このままここで暮らそうかなw」

「いつかはねw」

シャワーからあがったらもう夜中の1時だった
僕たちは寝室に向かいベッドで添い寝をして眠りについた

カシャン・・・

「・・・ん?」

なにかの物音がした気がした
僕はスマホで時間を確認したら6時だった

「一階?」

僕はヒロちゃんを起こさないようにして一階に向かった
キッチンから物音がする
僕は警戒しながら向かった
そこには・・・

猫「やぁ!おはよう!」

「!?」

そこには猫獣人がいた

「だ、誰ですか・・・」

猫「この間会ったじゃんw」

「この間・・・あの時の・・・」

猫「思い出してくれた?w」

「な、なんで・・・不法侵入ですよ!通報しますよ!」

猫「そうだねwでも・・・そんなことできるかな?w」

「え?」

そういうと僕に近づいて来た
そして僕の首を片手で触ってきた

猫「君が・・・獅子丸を変えたんだよね?」

そういうと手に力が入って僕の首を絞める

「う!」

そして僕は持ち上げられた

猫「君がいなければ・・・君が獅子丸と出会ってなければ・・・ずっと楽しかったのに・・・お前がいなければ!」

さらに力が強くなる

「!!!」

僕は暴れたが手の力は増していく

猫「あと、2分で君の命は尽きるねw」

「っ!!!」

猫「獅子丸は俺と同じ・・・『同類』なんだよw」

「・・・」

意識が・・・

猫「君には消えてもらうw大丈夫w獅子丸は俺が面倒みるからさw」

僕の意識が薄れて行きこの人がなにを言っているのか聞き取りづらくなっていた

獅子丸「春斗!!」

「・・・ヒ、ロ・・・」

猫「おや?いたのか?」

そういうと僕を放した

「ゲホッ!ゲホッ!」

獅子丸「猫又・・・テメェ・・・」

猫又「なんだよwそんな怖い顔してw」

獅子丸「手を出すなと言ったはずだ!」

猫又「ああ、言ってたなwでも、猫は気まぐれだからなwこいつを消そうと思ったんだよw」

そういうとナイフを取り出し僕の首に当てた

獅子丸「やめろ!」

猫又「やっぱり、こいつがお前を変えたんだな・・・」

獅子丸「・・・」

猫又「一緒に来てもらうよ?wどうせ逃げても追いかけてくるだろうからねw」

そう言うと僕にナイフを突き立てながら移動した・・・

・・・獅子丸父視点・・・
・・・8時頃・・・
俺は春斗君の家に来た

「会いづらいけど・・・仕方ない」

ピンポーン

『・・・』

ピンポーン

『・・・』

おかしいな・・・
この時間なら起きてるはずだけど・・・
俺はドアノブに手を掛けた

「!開いてる・・・」

俺は中に入ったが人の気配を感じない

「博昭!春斗くん!いるか!」

『・・・』

俺は勝手で申し訳ないけどお邪魔することにした

「!?」

リビングの窓が割られていた

「一体・・・なにが・・・」

それ以外は何も変わったところはない

「なにが・・・」

俺はほかの部屋を調べた
最後に春斗君の寝室に入った
そこには博昭の服と春斗君の服が散乱していた

「・・・博昭ならわかるが・・・春斗君の服も?」

二人の関係を考えればそこは問題じゃない
問題なのは服じゃなく・・・

「スマホやお財布・・・」

この二つを置いていくはずがない・・・
と、なると・・・

「さらわれた?」

でも、博昭がいるからそう簡単には・・・
いや、春斗君が人質に取られていたら・・・

「・・・どこに行ったんだ・・・」

俺には証拠を集めるほどの能力がない・・・

「・・・頼るしかないか・・・」

俺はある人に電話した

プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ

???『はい』

「あの。お久しぶりです・・・」

???『うん!久しぶりだね!どうしたんだい?」

「それが・・・」

俺は状況を説明した・・・

・・・春斗視点・・・
僕達は知らない場所に連れて来られた

猫「ここは俺たちのアジトなんだよw」

そう言うと電気がついた
そこはどこかの倉庫みたいでたくさんの獣人が鉄パイプとかバットをもっていた
僕は怖くてヒロちゃんにしがみ付いた

猫又「そういう関係なのか・・・そんな気はしたんだよな~w」

獅子丸「だったらどうなんだ」

猫又「そいつが居なくなったら戻ってきてくれるか?」

獅子丸「ふざけるな!」

猫又「ふざけてないよw真面目だよw」

ヒロちゃんは僕を後ろから抱きしめながら牙を剥き出しにしている

猫又「その顔だよwその顔がお前にはお似合いだよw」

獅子丸「グルルル・・・」

「ヒロ・・・ちゃん?」

猫又「昔みたいに楽しく暮らそうぜ?」

獅子丸「断る!」

猫又「・・・じゃあ、選択肢を与えてやるよw」

獅子丸「選択肢?」

猫又「そいつを見逃す代わりにお前はこっちに戻って来る。それか、そいつが死んで俺たちのところに戻って来る・・・どっちがいい?」

獅子丸「・・・」

「・・・」

獅子丸「・・・俺が戻ればこいつは見逃してくれるんだな」

「!?」

猫又「ああ!お前が居るなら手を出す必要がないからなw」

獅子丸「わかっ!?」

僕はヒロちゃんの口を塞いだ

「ダメ・・・」

猫又「・・・」

「ヒロちゃんを犠牲にするぐらいなら、僕は・・・死ぬ」

獅子丸「春斗・・・」

猫又「ほうw自己犠牲ってやつか?wいいねw」

「・・・」

猫又「じゃあ、死んでもらおうかなw」

そういうと指を鳴らした
獣人たちが全員近づいてくる

獅子丸「っ!」

「・・・」

猫又「狙うのは人間だけだ。獅子丸は殺すなよw」

そういうと獣人たちが一斉に襲い掛かってきた
それをヒロちゃんが相手をする
何人かは僕に殴りかかってきた・・・
僕はそれをかわした

猫又「たかが一人相手に時間をかけるなよw」

戦闘は激化していく

獅子丸「春斗!逃げろ!」

「ヒロちゃんを置いて行けないよ!」

その時後ろから

獣人「もらった!!」

「!?」

もうダメだ!
そう思ったとき

???「ひっさ~~~~つ!!両脚落とし!」

と僕に襲い掛かってきた獣人の真上から誰かが勢いよく降りてきた
その獣人の上には正座の状態のフードを被った人がいた

???「間に合ったね~よかった~」

この人は・・・誰・・・?
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