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本編
山神様との生活
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次の日
結局、昨日は一緒に添い寝して終わった
食べられずに済んでよかったが・・・
山神「ほら!おいしそうだろう?」
と森の中を連れまわされている
こんな山奥まで人間は入ってこない
いや、神聖な場所だから入ってはいけないと小さなころから言われているから誰も来ないのだ
呪われると言い伝えられている
山神「これは山ぶどうだ!うまいんだぞ!食うか?」
「はい。いただきます」
そういうと一口食べた
「!!おいしい!」
山神「だろう!」
と嬉しそうにしている山神様
山神「これは栗っていってな、焼くとうまいんだよ!」
知ってるけど・・・言わないでおこう・・・
山神「知ってるかw」
「!?」
また読まれた・・・のかな?
「すみません・・・」
山神「言っておくが心は読んでないぞ?」
「え、じゃあなんでわかったんですか?」
山神「栗ぐらい誰でも知ってるだろうw山ぶどうはここにしかないからわからないだろうけどな!」
そうなんだ
まぁそうだよね
山神「秋はいろんな食べ物が実るから食いすぎちまうんだよな~」
(それは冬に備えて身体に脂肪を蓄える・・・と言う・・・)
山神「冬眠の準備じゃないからな!」
「!!」
山神「冬に備えてないからな!」
「心を読まないでください」
山神「読んでない。顔に出てた!冬眠って!」
そんな顔してたのかな?
失礼なこと言ったな・・・
いや、言ってないけど・・・
山神「人間は冬は食料を蓄えて住処に籠るんだろう?」
「そうですね・・・完璧に籠るわけではないですが・・・山神様は・・・やっぱり冬眠するんですか?」
山神「だから冬眠はしないって・・・俺も同じようなものだ。食料を蓄えて住処に籠る」
「今までおひとりで?」
山神「ああ。神仲間はいるがな」
「神仲間ですか?」
山神「ああ。俺はここら辺の山の神様でほかにも水の神、風の神、炎の神なんかがいるぞ?」
「そうなんですか?その神様方も・・・その・・・獣・・・なんですか?」
山神「獣・・・その言い方は心に刺さるな・・・間違ってないけど・・・」
「すみません・・・」
山神「まぁいいけどな!みんな俺みたいな感じだ!」
「そうなんですね」
山神「まぁ!みんないいやつだよ!変わってるけどな!」
そういうと手を握ってきた
「・・・」
山神「ほら!あんな高いところに柿がなってるぞ!」
そういい手を伸ばす山神様
でも、あと少しなのに届かない
山神「・・・お前、えっと・・・名前は?」
「ハルトです」
山神「そうか!ハルト!肩車するから取ってくれ!」
そういうとぼくを持ち上げ肩車した
僕は柿を取った
山神「もう一つ!隣にもあるだろう?それも!」
そういわれ僕は柿をもう一つ取った
そして降ろされた
山神「食べよう!」
そういい一つ僕の手から取ると口に頬張った
山神「うん!甘くてうまい!ほらほら!食べてみろって!」
そういわれ僕は食べた
「甘い・・・こんな甘いの初めて・・・」
山神「ここは山の頂に近いからな。栄養もいいから!」
「でも、人間が生きていくには厳しい感じですね・・・」
山神「そうだな・・・なかなか厳しいだろうな・・・冬は特に厳しいからな・・・」
やっぱり、山の生活って大変なんだな・・・
それを一人で・・・神様ってすごいな・・・
山神「まぁ春から秋はとても過ごしやすくていいんだけどな!」
「冬だけ厳しいって事ですか?」
山神「ああ。雪は積もるし、山頂に近いからな。極寒・・・て言うのかな?」
そんなに・・・
僕・・・生きていける自信ないな・・・
山神「大丈夫だ!俺が守るから!」
「・・・はい」
守る・・・
その言葉がすごく嬉しい
今まで・・・言われたことなかった・・・
???「そうなのよね~。ここは寒いし、歩きにくいし・・・大変なのよね~」
どこからか声が聞こえたと思ったらすごい突風が巻き起こった・・・
その風はものすごく、僕の身体が吹き飛ばされるんじゃないかと思うほどだった・・・
結局、昨日は一緒に添い寝して終わった
食べられずに済んでよかったが・・・
山神「ほら!おいしそうだろう?」
と森の中を連れまわされている
こんな山奥まで人間は入ってこない
いや、神聖な場所だから入ってはいけないと小さなころから言われているから誰も来ないのだ
呪われると言い伝えられている
山神「これは山ぶどうだ!うまいんだぞ!食うか?」
「はい。いただきます」
そういうと一口食べた
「!!おいしい!」
山神「だろう!」
と嬉しそうにしている山神様
山神「これは栗っていってな、焼くとうまいんだよ!」
知ってるけど・・・言わないでおこう・・・
山神「知ってるかw」
「!?」
また読まれた・・・のかな?
「すみません・・・」
山神「言っておくが心は読んでないぞ?」
「え、じゃあなんでわかったんですか?」
山神「栗ぐらい誰でも知ってるだろうw山ぶどうはここにしかないからわからないだろうけどな!」
そうなんだ
まぁそうだよね
山神「秋はいろんな食べ物が実るから食いすぎちまうんだよな~」
(それは冬に備えて身体に脂肪を蓄える・・・と言う・・・)
山神「冬眠の準備じゃないからな!」
「!!」
山神「冬に備えてないからな!」
「心を読まないでください」
山神「読んでない。顔に出てた!冬眠って!」
そんな顔してたのかな?
失礼なこと言ったな・・・
いや、言ってないけど・・・
山神「人間は冬は食料を蓄えて住処に籠るんだろう?」
「そうですね・・・完璧に籠るわけではないですが・・・山神様は・・・やっぱり冬眠するんですか?」
山神「だから冬眠はしないって・・・俺も同じようなものだ。食料を蓄えて住処に籠る」
「今までおひとりで?」
山神「ああ。神仲間はいるがな」
「神仲間ですか?」
山神「ああ。俺はここら辺の山の神様でほかにも水の神、風の神、炎の神なんかがいるぞ?」
「そうなんですか?その神様方も・・・その・・・獣・・・なんですか?」
山神「獣・・・その言い方は心に刺さるな・・・間違ってないけど・・・」
「すみません・・・」
山神「まぁいいけどな!みんな俺みたいな感じだ!」
「そうなんですね」
山神「まぁ!みんないいやつだよ!変わってるけどな!」
そういうと手を握ってきた
「・・・」
山神「ほら!あんな高いところに柿がなってるぞ!」
そういい手を伸ばす山神様
でも、あと少しなのに届かない
山神「・・・お前、えっと・・・名前は?」
「ハルトです」
山神「そうか!ハルト!肩車するから取ってくれ!」
そういうとぼくを持ち上げ肩車した
僕は柿を取った
山神「もう一つ!隣にもあるだろう?それも!」
そういわれ僕は柿をもう一つ取った
そして降ろされた
山神「食べよう!」
そういい一つ僕の手から取ると口に頬張った
山神「うん!甘くてうまい!ほらほら!食べてみろって!」
そういわれ僕は食べた
「甘い・・・こんな甘いの初めて・・・」
山神「ここは山の頂に近いからな。栄養もいいから!」
「でも、人間が生きていくには厳しい感じですね・・・」
山神「そうだな・・・なかなか厳しいだろうな・・・冬は特に厳しいからな・・・」
やっぱり、山の生活って大変なんだな・・・
それを一人で・・・神様ってすごいな・・・
山神「まぁ春から秋はとても過ごしやすくていいんだけどな!」
「冬だけ厳しいって事ですか?」
山神「ああ。雪は積もるし、山頂に近いからな。極寒・・・て言うのかな?」
そんなに・・・
僕・・・生きていける自信ないな・・・
山神「大丈夫だ!俺が守るから!」
「・・・はい」
守る・・・
その言葉がすごく嬉しい
今まで・・・言われたことなかった・・・
???「そうなのよね~。ここは寒いし、歩きにくいし・・・大変なのよね~」
どこからか声が聞こえたと思ったらすごい突風が巻き起こった・・・
その風はものすごく、僕の身体が吹き飛ばされるんじゃないかと思うほどだった・・・
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