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ただいまと言える場所
しおりを挟む
クリスタルシティを出て約四時間
道中特にモンスターなどが出ることもなく、家にたどり着くことができた
クルス「ふぅ・・・何事もなくつけてよかった~」
クルスさんは大きく伸びをする
緊張していたんだろうな
「お疲れ様です!」
クルス「ああ!」
ジェット「おかえりなさいませ!どうでしたか?」
家に入るとジェットが出迎えてくれた
「すごかったよ!」
僕はジェットにクリスタルシティでの出来事などを話した
ジェットは相槌を挟みながら聞いてくれて、クルスさんはお茶を飲みながら様子を見てくれていた
ジェット「お友達もできて何よりです。勉学もしっかり励んでくださいね?」
「は~い」
ジェット「では私は夕飯の下準備をしますね。買ってきていただいた食材を早速使わせいただきます!」
そういうとジェットは食材をもってキッチンに向かった
「じゃあ、僕はちょっと外に行ってくるね!」
ジェット「あまり遠くに行ってはいけませんよ?もうじき暗くなりますので」
「わかってるよ!」
僕は作物の種をもって外に出た
「どこに畑を作ろうかな・・・」
僕は携帯端末で先生に教わった事を見ていた
「えっと・・・」
土の状態を確認しその作物にあった土を探す・・・か
「う~ん・・・」
ジャガイモとトマトは肥えている土が適しているみたい
「・・・ここがいいかも!」
家の裏にちょうどいい感じの土を見つけた
「後は・・・クワで耕す・・・」
クワ・・・
買うのを忘れてた・・・
「・・・スコップでいいよね!」
スコップで土を耕した
でも・・・
「全然進まない・・・」
畝を作らないと水はけ、風による被害を防げない・・・
まぁ・・・スコップでもできないことはないけど・・・
「・・・頑張ろう!」
クルス「クワ、買い忘れてたな」
「!?クルスさん」
クルスさんが後ろから話しかけてきた
クルス「気になってな!」
「そうですか」
クルス「スコップでできるのか?」
「クワより時間はかかると思いますが、出来なくはないですよ。スコップの方が深く掘ることができますし」
クルス「そうだな。・・・手伝うよ」
「え、いいんですか?」
クルス「ああ。子供のお前がスコップを扱うのは難しいだろう?」
「そ、そんな事・・・」
ないとは言えなかった
現に今、スコップを扱えていない
クルス「俺に任せろって!で、どうすればいいんだ?」
「えっと・・・まず、土を耕して・・・」
僕が指示を出してクルスさんが土を耕していく
クルスさんは力が強そうだからあっという間に畑が完成した
クルス「ふぅ・・・思ったより大変だな・・・」
「お疲れ様です!すみません・・・任せてしまって・・・」
クルス「いいんだよ!このくらいいくらでも頼ってくれ!」
「はい!」
あとは種を蒔くだけだ
ジャガイモは「種イモ」と言われる種を蒔くし、トマトは普通の種だ
「クルスさん。ナイフありませんか?」
クルス「え、あるけど・・・なにに使うんだ?」
「種イモを半分に切るんです」
クルス「危ないから俺がやる」
そういうとクルスさんは種イモを半分に切っていく
僕はトマトの種を蒔いていく
クルス「そういえば、季節はいいのか?」
「作物のですか?」
クルス「ああ」
「核戦争が起こってから季節が変わらなくなったって先生から聞きました」
クルス「そうなのか?」
「はい。核の影響かはわかりませんが、作物は大体の物は一年中育てられるみたいです」
クルス「へ~。そうなのか。・・・よし!切り終わったぞ!」
「ありがとうございます!」
僕は種イモを受け取り畑に植えて行った
そしてトマトだけに水を蒔いた
クルス「ジャガイモに水はいいのか?」
「ジャガイモは芽が出るまでそのままでいいみたいですよ?」
クルス「そうなのか」
「はい。水をあげすぎると根腐れするらしいです」
クルス「よく勉強してるな!」
「僕達の生活のためですから!」
クルス「そうだな!でも、ここまで大きな畑を作る必要あったのか?」
畑はかなり大きなものになった
「売ったりすることも考えて大きくしました!クリスタルシティでは食糧不足で困ってるって言うし」
クルス「そうだな。たくさん作って町にもっていこう!」
「はい!」
クルス「もう終わったのか?」
「はい。もう終わりました」
クルス「じゃあ、お前は先に家に入ってろ」
「クルスさんは?」
クルス「俺は水道に汚染除去装置を付けるから!」
そういわれ僕は家に入った
ジェット「坊ちゃん。お疲れさまです!畑はどうですか?」
「いい感じだよ!」
ジェット「それはよかったですね!」
「おいしい作物ができるといいな~」
ジェット「きっとできますよ!私もお手伝いします!」
「ありがとう!」
しばらくするとクルスさんが帰ってきた
「おかえりなさい!」
クルス「おう!ただいま!ジェット、水道の汚染レベルを調べてくれないか?」
ジェット「かしこまりました」
ジェットが水道水を確認する
ジェット「・・・問題ありません!そのまま飲むことができます!」
クルス「そうか!これですぐ飲めるな!」
ジェット「はい!でも、交換はいつですか?」
クルス「約一ヵ月らしい」
ジェット「では、私のタイマー機能に登録しておきますね」
クルス「ああ」
そして夕ご飯・・・
ジェット「お待たせいたしました!」
「おいしそうだね!」
クルス「そうだな!」
ジェット「いい食材があると作り甲斐がありますね!」
僕達は夕ご飯を食べた
クルス「・・・」
「どうしましたか?」
クルス「いや、少し暗いなと思って」
クリスタルシティとは違いここに電気はない
だから、ロウソクで生活をする
「仕方ないですよ。電気がないんですから」
クルス「そうだな。・・・」
クルスさんはなにか考えていた
「大丈夫ですか?」
クルス「ああ、心配するな」
「は、はい・・・」
そして食事を終え僕は寝室に向かった
ベッドに横になり天井を見た
やっぱり一番落ち着くのはここだな・・・と実感する
コンコン
扉の叩く音が聞こえた
「は~い」
返事をすると
クルス「入るぞ?」
クルスさんが入ってきた
「どうしましたか?」
クルス「いや、特に用事があるわけじゃないんだ。少し・・・話したいなって・・・」
そういうとベッドに腰を下ろした
クルス「・・・」
「・・・」
話したいというわりに何も話さない・・・
クルス「・・・なぁ」
「はい?」
クルス「お前は・・・その・・・」
「???」
クルス「・・・俺と一緒でいいのか?」
「え・・・?」
クルス「俺と無理に一緒に居なくてもいいと思うんだ」
なんで・・・そんなことを?
クルス「生き残りを見つけたし、お前には友達もできた。なら、クリスタルシティで暮らす道もあると思うんだ」
「・・・」
クルス「俺は一人でも平気だ。大人だからな。でも、お前は子供だ。こんな周りに誰もいない場所で暮らすより、人が大勢いる町で暮らした方がいいと思うんだ」
「・・・」
クルス「実は市長と話したんだ」
「なにをですか?」
クルス「ハルトがクリスタルシティで暮らすなら最大限の援助をしてくれるって」
「え・・・」
クルス「だから、お前はクリスタルシティで暮らせ。その方が安全だ」
「・・・」
クルス「大丈夫だ。俺はここで暮らす。もちろん畑も俺がやる。お前は何も心配しないでいいんだ!な?そうしろよ」
「・・・嫌です」
クルス「・・・」
「僕はここに居たいです」
クルス「でも、ここは安全じゃない。クリスタルシティなら24時間警備もいる。だから・・・」
「僕の帰る場所はここです」
クルス「・・・」
「僕は・・・ここに居たい・・・」
クルス「でもな・・・」
「僕が・・・邪魔・・・ですか?」
クルス「そんなことはない!ただ・・・お前の安全を考えてだな・・・」
「僕と居たくないですか?」
クルス「・・・居たいよ・・・」
クルスさんは小さく言う
クルス「できれば一緒に居たいよ・・・でも、危険な目に会わせるなら・・・」
「僕も一緒に居たいです」
そういいクルスさんの大きな背中に抱き着いた
クルスさんは一瞬ビクッとなった
「たとえ危険でもクルスさんと居たい」
クルス「・・・」
「それに・・・」
クルス「???」
「僕の帰る場所はここです!」
クルス「!!」
クルスさんは僕を見て少し驚いているようだった
クルス「ハルト・・・すまないな。勝手なことを言って・・・」
「いいんですよ。僕のことを思っての事なんですから」
クルス「ああ・・・」
クルスさんは僕に向き合って・・・
クルス「お帰り!ハルト!」
「ただいま!クルスさん!」
僕たちは笑いあった
そしてクルスさんは寝室を出て自室に向かった・・・
道中特にモンスターなどが出ることもなく、家にたどり着くことができた
クルス「ふぅ・・・何事もなくつけてよかった~」
クルスさんは大きく伸びをする
緊張していたんだろうな
「お疲れ様です!」
クルス「ああ!」
ジェット「おかえりなさいませ!どうでしたか?」
家に入るとジェットが出迎えてくれた
「すごかったよ!」
僕はジェットにクリスタルシティでの出来事などを話した
ジェットは相槌を挟みながら聞いてくれて、クルスさんはお茶を飲みながら様子を見てくれていた
ジェット「お友達もできて何よりです。勉学もしっかり励んでくださいね?」
「は~い」
ジェット「では私は夕飯の下準備をしますね。買ってきていただいた食材を早速使わせいただきます!」
そういうとジェットは食材をもってキッチンに向かった
「じゃあ、僕はちょっと外に行ってくるね!」
ジェット「あまり遠くに行ってはいけませんよ?もうじき暗くなりますので」
「わかってるよ!」
僕は作物の種をもって外に出た
「どこに畑を作ろうかな・・・」
僕は携帯端末で先生に教わった事を見ていた
「えっと・・・」
土の状態を確認しその作物にあった土を探す・・・か
「う~ん・・・」
ジャガイモとトマトは肥えている土が適しているみたい
「・・・ここがいいかも!」
家の裏にちょうどいい感じの土を見つけた
「後は・・・クワで耕す・・・」
クワ・・・
買うのを忘れてた・・・
「・・・スコップでいいよね!」
スコップで土を耕した
でも・・・
「全然進まない・・・」
畝を作らないと水はけ、風による被害を防げない・・・
まぁ・・・スコップでもできないことはないけど・・・
「・・・頑張ろう!」
クルス「クワ、買い忘れてたな」
「!?クルスさん」
クルスさんが後ろから話しかけてきた
クルス「気になってな!」
「そうですか」
クルス「スコップでできるのか?」
「クワより時間はかかると思いますが、出来なくはないですよ。スコップの方が深く掘ることができますし」
クルス「そうだな。・・・手伝うよ」
「え、いいんですか?」
クルス「ああ。子供のお前がスコップを扱うのは難しいだろう?」
「そ、そんな事・・・」
ないとは言えなかった
現に今、スコップを扱えていない
クルス「俺に任せろって!で、どうすればいいんだ?」
「えっと・・・まず、土を耕して・・・」
僕が指示を出してクルスさんが土を耕していく
クルスさんは力が強そうだからあっという間に畑が完成した
クルス「ふぅ・・・思ったより大変だな・・・」
「お疲れ様です!すみません・・・任せてしまって・・・」
クルス「いいんだよ!このくらいいくらでも頼ってくれ!」
「はい!」
あとは種を蒔くだけだ
ジャガイモは「種イモ」と言われる種を蒔くし、トマトは普通の種だ
「クルスさん。ナイフありませんか?」
クルス「え、あるけど・・・なにに使うんだ?」
「種イモを半分に切るんです」
クルス「危ないから俺がやる」
そういうとクルスさんは種イモを半分に切っていく
僕はトマトの種を蒔いていく
クルス「そういえば、季節はいいのか?」
「作物のですか?」
クルス「ああ」
「核戦争が起こってから季節が変わらなくなったって先生から聞きました」
クルス「そうなのか?」
「はい。核の影響かはわかりませんが、作物は大体の物は一年中育てられるみたいです」
クルス「へ~。そうなのか。・・・よし!切り終わったぞ!」
「ありがとうございます!」
僕は種イモを受け取り畑に植えて行った
そしてトマトだけに水を蒔いた
クルス「ジャガイモに水はいいのか?」
「ジャガイモは芽が出るまでそのままでいいみたいですよ?」
クルス「そうなのか」
「はい。水をあげすぎると根腐れするらしいです」
クルス「よく勉強してるな!」
「僕達の生活のためですから!」
クルス「そうだな!でも、ここまで大きな畑を作る必要あったのか?」
畑はかなり大きなものになった
「売ったりすることも考えて大きくしました!クリスタルシティでは食糧不足で困ってるって言うし」
クルス「そうだな。たくさん作って町にもっていこう!」
「はい!」
クルス「もう終わったのか?」
「はい。もう終わりました」
クルス「じゃあ、お前は先に家に入ってろ」
「クルスさんは?」
クルス「俺は水道に汚染除去装置を付けるから!」
そういわれ僕は家に入った
ジェット「坊ちゃん。お疲れさまです!畑はどうですか?」
「いい感じだよ!」
ジェット「それはよかったですね!」
「おいしい作物ができるといいな~」
ジェット「きっとできますよ!私もお手伝いします!」
「ありがとう!」
しばらくするとクルスさんが帰ってきた
「おかえりなさい!」
クルス「おう!ただいま!ジェット、水道の汚染レベルを調べてくれないか?」
ジェット「かしこまりました」
ジェットが水道水を確認する
ジェット「・・・問題ありません!そのまま飲むことができます!」
クルス「そうか!これですぐ飲めるな!」
ジェット「はい!でも、交換はいつですか?」
クルス「約一ヵ月らしい」
ジェット「では、私のタイマー機能に登録しておきますね」
クルス「ああ」
そして夕ご飯・・・
ジェット「お待たせいたしました!」
「おいしそうだね!」
クルス「そうだな!」
ジェット「いい食材があると作り甲斐がありますね!」
僕達は夕ご飯を食べた
クルス「・・・」
「どうしましたか?」
クルス「いや、少し暗いなと思って」
クリスタルシティとは違いここに電気はない
だから、ロウソクで生活をする
「仕方ないですよ。電気がないんですから」
クルス「そうだな。・・・」
クルスさんはなにか考えていた
「大丈夫ですか?」
クルス「ああ、心配するな」
「は、はい・・・」
そして食事を終え僕は寝室に向かった
ベッドに横になり天井を見た
やっぱり一番落ち着くのはここだな・・・と実感する
コンコン
扉の叩く音が聞こえた
「は~い」
返事をすると
クルス「入るぞ?」
クルスさんが入ってきた
「どうしましたか?」
クルス「いや、特に用事があるわけじゃないんだ。少し・・・話したいなって・・・」
そういうとベッドに腰を下ろした
クルス「・・・」
「・・・」
話したいというわりに何も話さない・・・
クルス「・・・なぁ」
「はい?」
クルス「お前は・・・その・・・」
「???」
クルス「・・・俺と一緒でいいのか?」
「え・・・?」
クルス「俺と無理に一緒に居なくてもいいと思うんだ」
なんで・・・そんなことを?
クルス「生き残りを見つけたし、お前には友達もできた。なら、クリスタルシティで暮らす道もあると思うんだ」
「・・・」
クルス「俺は一人でも平気だ。大人だからな。でも、お前は子供だ。こんな周りに誰もいない場所で暮らすより、人が大勢いる町で暮らした方がいいと思うんだ」
「・・・」
クルス「実は市長と話したんだ」
「なにをですか?」
クルス「ハルトがクリスタルシティで暮らすなら最大限の援助をしてくれるって」
「え・・・」
クルス「だから、お前はクリスタルシティで暮らせ。その方が安全だ」
「・・・」
クルス「大丈夫だ。俺はここで暮らす。もちろん畑も俺がやる。お前は何も心配しないでいいんだ!な?そうしろよ」
「・・・嫌です」
クルス「・・・」
「僕はここに居たいです」
クルス「でも、ここは安全じゃない。クリスタルシティなら24時間警備もいる。だから・・・」
「僕の帰る場所はここです」
クルス「・・・」
「僕は・・・ここに居たい・・・」
クルス「でもな・・・」
「僕が・・・邪魔・・・ですか?」
クルス「そんなことはない!ただ・・・お前の安全を考えてだな・・・」
「僕と居たくないですか?」
クルス「・・・居たいよ・・・」
クルスさんは小さく言う
クルス「できれば一緒に居たいよ・・・でも、危険な目に会わせるなら・・・」
「僕も一緒に居たいです」
そういいクルスさんの大きな背中に抱き着いた
クルスさんは一瞬ビクッとなった
「たとえ危険でもクルスさんと居たい」
クルス「・・・」
「それに・・・」
クルス「???」
「僕の帰る場所はここです!」
クルス「!!」
クルスさんは僕を見て少し驚いているようだった
クルス「ハルト・・・すまないな。勝手なことを言って・・・」
「いいんですよ。僕のことを思っての事なんですから」
クルス「ああ・・・」
クルスさんは僕に向き合って・・・
クルス「お帰り!ハルト!」
「ただいま!クルスさん!」
僕たちは笑いあった
そしてクルスさんは寝室を出て自室に向かった・・・
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