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悲しみを乗り越えて
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あれから三か月がたった
豹谷はずっと学校を休んで部屋に引き籠っている
「豹谷・・・」
僕は豹谷の部屋の前にいる
返事はない・・・
ルームメイトの狼里も入れてもらえないらしく
今は犬山先輩の部屋で生活している
「豹谷・・・もう三か月だよ?」
豹谷「・・・」
中にはいるらしい
気配は感じる
「ちゃんとご飯食べてる?」
豹谷「・・・」
「・・・ねぇ・・・出てきてよ・・・返事してよ・・・」
豹谷「・・・」
この三か月、毎日ここで声をかけているが返事がない・・・
このままでは豹谷が・・・
誠「豹谷はどうだ?」
「相変わらず・・・」
兄「そうか・・・お前もあまり気にするとお腹の子供に影響するぞ?」
「わかってるけど・・・」
誠「今はそっとしておこう・・・」
「うん・・・」
さらに四か月がたった・・・
「豹谷・・・そろそろさ・・・」
豹谷「・・・」
誠「豹谷。晴斗はお前が出てくるまで毎日話しかけてるんだから、少しは返事をしろよ・・・」
豹谷「・・・」
兄「豹谷・・・もういい加減出てこないか?」
豹谷「・・・」
狼里「豹谷・・・せめて声だけども聞かせてくれないか?一ノ瀬も心配してるし」
豹谷「・・・」
「・・・」
そろそろ限界・・・
もう出てきてよ・・・
「豹谷・・・お前がその気ならこっちにも考えがあるからね」
そういうと僕は扉を蹴った
みんなびっくりしている
僕は構わず蹴り続けた
そして扉を壊し部屋に入った
部屋はすごい状態だった
衣類は散らかり、ボロボロになっているものもある
豹谷は枕に顔を埋めている
「・・・」
僕は豹谷の腕を掴むと部屋の外へと放り投げた
豹谷「!?」
「・・・」
そして豹谷に馬乗りになり両耳を掴んだ
「いい加減にしろ!!!いつまでくよくよしてるんだ!!!男だろ!!!しっかりしろよ!!!!!」
豹谷も周りのみんなも部屋にいたほかの人たちも驚いている
でも僕は気にしない
それより今は豹谷が心配だ
「いつまで部屋に閉じこもってだんまりを決め込むつもりだ!!いい加減シャキッとしろよ!!!」
僕は豹谷の耳を掴みながら豹谷の頭を振った
「お前はいつも明るくて元気で前向きでバカみたいに正直が取り柄だろう!!!」
豹谷「・・・」
「僕はそういう豹谷が好きなんだ!!」
豹谷「!?」
「でも、今のお前は嫌いだ!大っっっ嫌いだ!!!!」
豹谷「・・・」
「僕は・・・」
そこで僕は泣いてしまった
涙は豹谷の頬に落ち流れていく
「もう・・・失いたくない・・・友を・・・親友を・・・」
豹谷「・・・」
「だから・・・前を向いてよ・・・友達として・・・隣にいてよ・・・」
豹谷「・・・一ノ瀬・・・」
誠が僕を豹谷から引き剥がし部屋へと抱えて行った
もう・・・豹谷には届かないのかな・・・
~豹谷視点~
初めてだった・・・
ここまで落ち込むのは・・・
俺は・・・失恋した・・・
いままでも失恋はたくさんしてきた
でも、ここまで落ち込んだことはなかった
一ノ瀬が声を荒げたのも初めてみた
俺の顔を・・・俺の目を真っすぐみて俺に叫んでいた
その目には涙が浮かびそれが俺の頬に落ちてくる
「・・・一ノ瀬・・・」
俺は驚きと戸惑いで名前しか言えなかった
獅子丸先輩が泣いてる一ノ瀬を抱えて部屋に向かった
「俺・・・また泣かせたんだ・・・」
頬に残っている一ノ瀬の涙を手で触り後悔を感じる・・・
俺・・・なにしてるんだろう・・・
友達として側にいるって約束したのに・・・
あいつを泣かせないと傷つけないと誓ったのに・・・
俺は廊下に転がった状態で泣いた
「一ノ瀬・・・ごめん・・・」
右腕で顔を覆い泣いた
この七か月・・・毎日部屋の前に来てくれていた一ノ瀬を、俺は・・・
「ほんとに・・・いつまでくよくよしてるんだ・・・」
このままではいけない・・・
わかってる・・・
でも、俺は一ノ瀬への思いを断ち切れない・・・
あの時、キスしたときの感覚がまだ残っている・・・
やわらかい唇、一ノ瀬の香り・・・
「うぅ・・・」
やっぱり・・・俺は・・・まだあいつが好きなんだ・・・
狼里「豹谷・・・」
「ごめん・・・俺・・・どうかしてた・・・また、あいつを傷つけた・・・」
熊岡「豹谷、そろそろ前を見て進め・・・想いを断ち切れないのはわかる・・・その想いはあいつの兄としてとてもうれしい。だからこそ、お前にはしっかりしてほしい・・・」
「俺に・・・そんなことできない・・・」
熊岡「できる・・・俺や獅子丸になにかあったとき頼りになるのはお前だけだ。晴斗を任せられるのはお前だけなんだ・・・」
「なにかってなんですか・・・」
熊岡「それはわからない・・・事故で死ぬかもしれない・・・その時、晴斗のそばにいてやってほしい・・・」
「俺には無理ですよ・・・あいつへの想いを断ち切れない俺には・・・」
熊岡「そう簡単に断ち切れるようなもんじゃないだろう・・・それが恋ってやつだろう・・・」
「・・・」
熊岡「お前がほかに好きな人ができるまでは晴斗のそばにいてやってほしい・・・これは俺個人の頼みだ」
「・・・」
なんで・・・俺なんだよ・・・
ほかのやつじゃだめなのかよ・・・
狼里「一ノ瀬がなんでここまでしたかわからないのか?」
「・・・」
狼里「これを見てみろ」
狼里が指さす方向を見た
そこには扉がバラバラになっていた
そしていたるところに血がついている
「!?」
狼里「いま一ノ瀬は出産が近づいている・・・それなのにここまでしてお前を外に出した・・・なぜだと思う?」
なんでここまで?
ケガをしてまで・・・
よくよく見ると俺の着ている服にも血がついている
狼里「ここまでやるのは今の一ノ瀬にはリスクが高すぎる・・・それはあいつが一番理解している・・・それを承知でやったんだ・・・なぜだか考えてみろ」
子供が危険かもしれないのにここまで・・・
なぜだ・・・
「わからない・・・」
犬山「それは・・・お前を大切に思ってるからだろう・・・」
俺を大切に?
子供より?
そんなはずない・・・
「俺を子供より大切に思っているわけない・・・」
猫間「一ノ瀬にとって子供も獅子丸も豹谷も同じくらい大切なんだよ。だからこんなことをしたんだ。」
俺は本当にバカだな・・・
こんな簡単なことにも気づけないなんて・・・
子供のことでも大変だろうに・・・
「俺・・・俺・・・」
俺はこういうときこそ笑顔で側にいてやるべきなのに・・・
子供を喜んであげるべきなのに・・・
その時獅子丸先輩が慌ててこっちに来た
獅子丸「晴斗が!!!」
「!?」
俺は飛び起き一ノ瀬の部屋に向かった
俺だけじゃなく全員・・・
~晴斗視点~
僕は足や手をケガしていた
たぶん扉を蹴破ったときに切ったんだろう・・・
誠が手当してくれている
誠「無茶をするなんて・・・」
「ごめん・・・」
誠「お腹の子になにかあったらどうするんだ?」
「それはわかってるよ・・・でも、豹谷をほっておけなかった・・・」
誠「はぁ・・・」
「・・・」
誠「お前があそこまでやるとは思わなかった」
「ごめん・・・」
誠「正直驚いた。扉を蹴破るとは思わなかったし」
「・・・」
誠「でも、もうやめてくれよ?お前も、子供も失いたくない・・・」
「うん・・・」
後悔はしていない・・・
でも、豹谷との関係ももう終わりかな・・・
明日には寮を出るし・・・
それまでにはちゃんと話したかった
でも、もう無理だろうな・・・
僕はしばらく学校に行けなくなりそうだし・・・
この七か月、豹谷に会えないだけでこんなに寂しいなんて・・・
あの嵐をも吹き飛ばすかのような笑顔はもう見れないのかな・・・
「っ!!!」
な、なに!?
誠「ごめん!痛かったか?」
「ち、ちが、う・・・お腹が痛い・・・」
誠「は!?!?陣痛!?予定日はまだ先だろう!?」
「暴れたのが・・・いけ・・・なかった・・・か・・・も」
痛い!!話には聞いてたけどこんなに痛いなんて・・・
誠「ま、まってろ!今熊岡先輩を呼んでくるから!」
そういうと誠は慌てて出て行った
しばらくすると誰よりも先に豹谷が駆け込んできた
豹谷「一ノ瀬!!!」
豹谷はずっと学校を休んで部屋に引き籠っている
「豹谷・・・」
僕は豹谷の部屋の前にいる
返事はない・・・
ルームメイトの狼里も入れてもらえないらしく
今は犬山先輩の部屋で生活している
「豹谷・・・もう三か月だよ?」
豹谷「・・・」
中にはいるらしい
気配は感じる
「ちゃんとご飯食べてる?」
豹谷「・・・」
「・・・ねぇ・・・出てきてよ・・・返事してよ・・・」
豹谷「・・・」
この三か月、毎日ここで声をかけているが返事がない・・・
このままでは豹谷が・・・
誠「豹谷はどうだ?」
「相変わらず・・・」
兄「そうか・・・お前もあまり気にするとお腹の子供に影響するぞ?」
「わかってるけど・・・」
誠「今はそっとしておこう・・・」
「うん・・・」
さらに四か月がたった・・・
「豹谷・・・そろそろさ・・・」
豹谷「・・・」
誠「豹谷。晴斗はお前が出てくるまで毎日話しかけてるんだから、少しは返事をしろよ・・・」
豹谷「・・・」
兄「豹谷・・・もういい加減出てこないか?」
豹谷「・・・」
狼里「豹谷・・・せめて声だけども聞かせてくれないか?一ノ瀬も心配してるし」
豹谷「・・・」
「・・・」
そろそろ限界・・・
もう出てきてよ・・・
「豹谷・・・お前がその気ならこっちにも考えがあるからね」
そういうと僕は扉を蹴った
みんなびっくりしている
僕は構わず蹴り続けた
そして扉を壊し部屋に入った
部屋はすごい状態だった
衣類は散らかり、ボロボロになっているものもある
豹谷は枕に顔を埋めている
「・・・」
僕は豹谷の腕を掴むと部屋の外へと放り投げた
豹谷「!?」
「・・・」
そして豹谷に馬乗りになり両耳を掴んだ
「いい加減にしろ!!!いつまでくよくよしてるんだ!!!男だろ!!!しっかりしろよ!!!!!」
豹谷も周りのみんなも部屋にいたほかの人たちも驚いている
でも僕は気にしない
それより今は豹谷が心配だ
「いつまで部屋に閉じこもってだんまりを決め込むつもりだ!!いい加減シャキッとしろよ!!!」
僕は豹谷の耳を掴みながら豹谷の頭を振った
「お前はいつも明るくて元気で前向きでバカみたいに正直が取り柄だろう!!!」
豹谷「・・・」
「僕はそういう豹谷が好きなんだ!!」
豹谷「!?」
「でも、今のお前は嫌いだ!大っっっ嫌いだ!!!!」
豹谷「・・・」
「僕は・・・」
そこで僕は泣いてしまった
涙は豹谷の頬に落ち流れていく
「もう・・・失いたくない・・・友を・・・親友を・・・」
豹谷「・・・」
「だから・・・前を向いてよ・・・友達として・・・隣にいてよ・・・」
豹谷「・・・一ノ瀬・・・」
誠が僕を豹谷から引き剥がし部屋へと抱えて行った
もう・・・豹谷には届かないのかな・・・
~豹谷視点~
初めてだった・・・
ここまで落ち込むのは・・・
俺は・・・失恋した・・・
いままでも失恋はたくさんしてきた
でも、ここまで落ち込んだことはなかった
一ノ瀬が声を荒げたのも初めてみた
俺の顔を・・・俺の目を真っすぐみて俺に叫んでいた
その目には涙が浮かびそれが俺の頬に落ちてくる
「・・・一ノ瀬・・・」
俺は驚きと戸惑いで名前しか言えなかった
獅子丸先輩が泣いてる一ノ瀬を抱えて部屋に向かった
「俺・・・また泣かせたんだ・・・」
頬に残っている一ノ瀬の涙を手で触り後悔を感じる・・・
俺・・・なにしてるんだろう・・・
友達として側にいるって約束したのに・・・
あいつを泣かせないと傷つけないと誓ったのに・・・
俺は廊下に転がった状態で泣いた
「一ノ瀬・・・ごめん・・・」
右腕で顔を覆い泣いた
この七か月・・・毎日部屋の前に来てくれていた一ノ瀬を、俺は・・・
「ほんとに・・・いつまでくよくよしてるんだ・・・」
このままではいけない・・・
わかってる・・・
でも、俺は一ノ瀬への思いを断ち切れない・・・
あの時、キスしたときの感覚がまだ残っている・・・
やわらかい唇、一ノ瀬の香り・・・
「うぅ・・・」
やっぱり・・・俺は・・・まだあいつが好きなんだ・・・
狼里「豹谷・・・」
「ごめん・・・俺・・・どうかしてた・・・また、あいつを傷つけた・・・」
熊岡「豹谷、そろそろ前を見て進め・・・想いを断ち切れないのはわかる・・・その想いはあいつの兄としてとてもうれしい。だからこそ、お前にはしっかりしてほしい・・・」
「俺に・・・そんなことできない・・・」
熊岡「できる・・・俺や獅子丸になにかあったとき頼りになるのはお前だけだ。晴斗を任せられるのはお前だけなんだ・・・」
「なにかってなんですか・・・」
熊岡「それはわからない・・・事故で死ぬかもしれない・・・その時、晴斗のそばにいてやってほしい・・・」
「俺には無理ですよ・・・あいつへの想いを断ち切れない俺には・・・」
熊岡「そう簡単に断ち切れるようなもんじゃないだろう・・・それが恋ってやつだろう・・・」
「・・・」
熊岡「お前がほかに好きな人ができるまでは晴斗のそばにいてやってほしい・・・これは俺個人の頼みだ」
「・・・」
なんで・・・俺なんだよ・・・
ほかのやつじゃだめなのかよ・・・
狼里「一ノ瀬がなんでここまでしたかわからないのか?」
「・・・」
狼里「これを見てみろ」
狼里が指さす方向を見た
そこには扉がバラバラになっていた
そしていたるところに血がついている
「!?」
狼里「いま一ノ瀬は出産が近づいている・・・それなのにここまでしてお前を外に出した・・・なぜだと思う?」
なんでここまで?
ケガをしてまで・・・
よくよく見ると俺の着ている服にも血がついている
狼里「ここまでやるのは今の一ノ瀬にはリスクが高すぎる・・・それはあいつが一番理解している・・・それを承知でやったんだ・・・なぜだか考えてみろ」
子供が危険かもしれないのにここまで・・・
なぜだ・・・
「わからない・・・」
犬山「それは・・・お前を大切に思ってるからだろう・・・」
俺を大切に?
子供より?
そんなはずない・・・
「俺を子供より大切に思っているわけない・・・」
猫間「一ノ瀬にとって子供も獅子丸も豹谷も同じくらい大切なんだよ。だからこんなことをしたんだ。」
俺は本当にバカだな・・・
こんな簡単なことにも気づけないなんて・・・
子供のことでも大変だろうに・・・
「俺・・・俺・・・」
俺はこういうときこそ笑顔で側にいてやるべきなのに・・・
子供を喜んであげるべきなのに・・・
その時獅子丸先輩が慌ててこっちに来た
獅子丸「晴斗が!!!」
「!?」
俺は飛び起き一ノ瀬の部屋に向かった
俺だけじゃなく全員・・・
~晴斗視点~
僕は足や手をケガしていた
たぶん扉を蹴破ったときに切ったんだろう・・・
誠が手当してくれている
誠「無茶をするなんて・・・」
「ごめん・・・」
誠「お腹の子になにかあったらどうするんだ?」
「それはわかってるよ・・・でも、豹谷をほっておけなかった・・・」
誠「はぁ・・・」
「・・・」
誠「お前があそこまでやるとは思わなかった」
「ごめん・・・」
誠「正直驚いた。扉を蹴破るとは思わなかったし」
「・・・」
誠「でも、もうやめてくれよ?お前も、子供も失いたくない・・・」
「うん・・・」
後悔はしていない・・・
でも、豹谷との関係ももう終わりかな・・・
明日には寮を出るし・・・
それまでにはちゃんと話したかった
でも、もう無理だろうな・・・
僕はしばらく学校に行けなくなりそうだし・・・
この七か月、豹谷に会えないだけでこんなに寂しいなんて・・・
あの嵐をも吹き飛ばすかのような笑顔はもう見れないのかな・・・
「っ!!!」
な、なに!?
誠「ごめん!痛かったか?」
「ち、ちが、う・・・お腹が痛い・・・」
誠「は!?!?陣痛!?予定日はまだ先だろう!?」
「暴れたのが・・・いけ・・・なかった・・・か・・・も」
痛い!!話には聞いてたけどこんなに痛いなんて・・・
誠「ま、まってろ!今熊岡先輩を呼んでくるから!」
そういうと誠は慌てて出て行った
しばらくすると誰よりも先に豹谷が駆け込んできた
豹谷「一ノ瀬!!!」
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