司令官さま、絶賛失恋中の私を口説くのはやめてください!

私、シンシア・カミュレは、つい先日失恋をした。…………しかも、相手には『え?俺たち付き合ってたの!?』と言われる始末。

もうイケメンなんて大っ嫌いっ。こうなったら山に籠ってひっそり生きてやるっ。

そんな自暴自棄になっていた私に母は言った。『山に籠るより、働いてくれ』と。そして私は言い返した『ここに採用されなかったら、山に引き籠ってやるっ』と。

…………その結果、私は採用されてしまった。

ちなみに私が働く職場は、街の外れにある謎の軍事施設。しかも何故か司令官様の秘書ときたもんだ。

そんな謎の司令官様は、これまた謎だけれど私をガンガン口説いてくる。



いやいやいやいや。私、もうイケメンの言うことなんて何一つ信じませんから!!



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