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◆◇第一幕◇◆ 時空の監視者の愛情は伝わらない
あなたからの贈り物②
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箱に収められていたチョーカーはとても綺麗なものだった。そして元の世界で冷やかし程度に覗いたジュエリーショップでは取り扱いがない程の、超が付くほどの高級品だった。宝石などまったく興味がない私でもわかる程に。
銀の細い糸を編みこんだ鎖はまるで繊細なレースのよう。そして中央に嵌められた宝石は、見ているだけで吸い込まれそうな混ざり気のない純粋な色。
この宝石にどれほどの価値があるのだろう。一つわかるのは、まかりまちがっても、私なんかが受け取って良い品ではないということ。
目もくらむような高級品を前に思わず眩暈を覚えてしまい、ベッドから上半身を起こしたままの私は、ぐらりとよろめいてしまう。
「アカリ、大丈夫か!?」
どの角度から倒れ込んでも柔らかいマットが私を受け止めてくれるのに、バルドゥールは、ひどく慌てた様子で私を自分の腕に抱きかかえた。
そして私の背後に回り、そのままふわりと抱きしめる。次いでとんでもないことを口にした。
「………………やっぱり、あの体勢はまだ厳しかったか?」
「………………っ!?」
そんなことを真面目に聞かないで欲しい。あと私がよろめいたのは、そのせいではない。
ということを口に出して言えない私は、身体を捻ってバルドゥールを見上げて、これ以上何も言わないでという意思表示の為に、人差し指を口元に当てる。そうすれば、彼は軽く眉を上げた後、目を細めて頷いてくれた。
それからバルドゥールは、手にしていた化粧箱からチョーカーを取りあげると、私の目の前にかざす。あの時の思い詰めていた心情を語りながら。
「実はな、本当はこれは折り紙のお礼ではない。もっと前にお前に似合うと思って作らせたものなんだ」
「…………嘘」
「本当だ」
ぽつりと呟いたら、バルドゥールもぽつりと返してくれた。そして、再び語り出す。
「完成したらすぐに渡そうと思っていた。だが…………なぜか渡せなかった。今では無いと漠然とした思いに捕らわれて、ずっと渡すことができなかった」
バルドゥールは手にしていたチョーカーを一旦私の膝に置くと、私の手に指を絡ませた。反対の手は私の髪を優しく撫でる。
「今ならそう思った自分の気持ちが良くわかる。きっとあの状態では、アカリは受け取らなかっただろう。まぁ過ちを犯していたあの頃の自分なら強引に渡していたのかもしれないがな」
そんなことないです、とは言えない。というか、間違いなく受け取らなかっただろう。しかもチョーカーは首に嵌めるもの。
すれ違っていたあの時、私はバルドゥールにとって家畜のような存在だとすら思っていた。だから、家畜に首輪を嵌めるのかと嫌味の一つは口にしていただろう。
タラレバは苦手だったはずなのに、あっさりとその未来を想像できることに胸が痛かった。そんな私より遥かに辛そうな声が頭上から振り返ってきた。
「あの時、その答えに気付いていれば、もっと深く考えていれば………………お前を………あんなふうには………アカリ、本当にすまなかった」
バルドゥールの声は震えていた。私の髪を撫でていた手は、今は見えない。見えないけれどわかる。バルドゥールが自身の顔を覆っているのだろう。
まるで嗚咽を堪えるように、絞り出した声。そして私の指に絡ませている手を引き抜いた彼は、ぎゅっと片腕で私を抱きしめた。
バルドゥールに強く抱きしめられて、私はとても苦しかった。それは体の苦痛ではなくて、胸が。
今、辛そうに表情を浮かべているであろうこの人が、そんなことを考えてくれている間、私はこの人に対して悩むこともなく、ただひたすらに憎んでいた。逃げることばかり考えていた。
あの時の状況を思い出せば、それは仕方がないと思う自分がいる。けれど、後悔する気持ちはどうしたって消すことはできない。そして、本当に私達は出会い方を間違えてしまったのだとつくづく思ってしまう。
「…………あの頃のバルドゥールさんは…………」
そこまで言ったとたん、名を出されたその人はびくりと身体が強張った。きっと私があの頃のことを摘まみだして詰られると思ったのだろう。ひどい勘違いだ。
今私を抱く彼のことを私は詰るつもりはない。でもルークに伝えた通り、許すつもりも、ない。
きっと『もう良いよ』その一言を口にすれば、彼の憂いも苦しみも和らぐことは知っているけれど。過去を無いものとして進むのではなく、起こった出来事の全てを積み重ねていきたいと思う私は、それを口にすることができないのだ。
でも、ちょっとだけ表現を変えれば、過去の出来事はほんの少し柔らかいものになるはずだ。
「いいえ、バルドゥールさんだけじゃないです。あの頃の私達は、ちょっとだけ、こじらせていただけなんです」
元の世界では当たり前のように使われていた言葉だけれど、この世界で伝わるのだろうか。それがちょっと心配だったけれど、バルドゥールは少し間をおいて、くすりと笑ってくれた。
「こじらせていた…………か」
「はい。こじらせていたんです」
声に出してみると、まさにその通りだと、すとんと胸に落ちるような気がした。そして、バルドゥールの腕が緩んだと思ったら、その手が私の膝裏に入れられる。次いでふわりと身体が浮き、バルドゥールの膝の上で横抱きにされた。
「俺はあといくつ、アカリに救われるのだろうな」
じっと見降ろされる金色の瞳は少し潤んでいて、まるでバルドゥールが泣いているようだった。
なんとなく見てはいけないような気がして、こつんと彼の胸に額を当てれば、大きな手が私の髪を梳く。そしてそのまま、静かな声音が耳朶に響いた。
「折り紙のお礼だなんてズルい言い方をしてしまって、すまなかった。ただ単にこれを渡したかった口実だ」
バルドゥールの口調が普段の落ち着いたものに戻って、ほっと安堵の息を吐く。そして顔を上げれば、自然と目が合った。
「情けないが、こういう言い訳でもしないと、お前に渡す勇気がなかったんだ。だが、これは俺の一方的な気持ちだから聞き流してくれ。それでもな…………」
息を吐くことで言葉を止めたバルドゥールは、私の膝の上にある宝石を手に取って、再び口を開いた。
「我儘な俺は、お前にこれを受け取って欲しい」
柔らかい声音の中に、必死な思いが込められていた。
……………でも、私はこれを受け取れないし、身に付けることはできない。
「バルドゥールさんの気持ちは嬉しいです。ありがとうございます。でも…………こんな高価なもの、受け取れません。それに…………」
言葉を濁した私に、バルドゥールは目線だけで問うてくる。急かすことなどせず、ただ穏やかに。
そんな包み込むような眼差しを向ける彼に、私の全てを話してしまいたくなる衝動に駆られてしまう。
きっと彼は受け止めてくれるだろう。そうなのかと言って、優しく抱きしめてくれるだろう。でも、私の心が嫌だと叫んでいる。
それは心を丸裸にすることに抵抗があるからではない。この世界を逃げ場所とした自分を知られるのが嫌なのだ。
この世界で触れ合った人々は、すれ違っていたことさえ省けば、皆、私に優しかった。傷付く言葉を吐かれたりも、殴られたりも、突き放すようなこともされなかった。
何の取り得も無いこんな私の為に、心を砕き、手を差し伸べてくれる。そんな人達がいる優しい世界を私は否定し続けたのだ。これは消せない事実なのだ。
そんな醜悪な気持ちを抱えていた私には、これを受け取る視覚なんてないし、もっというなら、この感情を隠そうとする卑怯者の私には一生その資格はないだろう。
「ほかのものが良かったか?」
伺うように問いかけるバルドゥールの口調は、どこまでも優しい。そんな彼に私は、これを受け取れない理由の一つを口にした。
「私、首に何かが触れるのが苦手なんです。だから私が貰っても宝の持ち腐れになっちゃいます」
意を決して伝えた途端、バルドゥールは小さく息を吐いてこう言った。
「やっぱり、そうか」と。
銀の細い糸を編みこんだ鎖はまるで繊細なレースのよう。そして中央に嵌められた宝石は、見ているだけで吸い込まれそうな混ざり気のない純粋な色。
この宝石にどれほどの価値があるのだろう。一つわかるのは、まかりまちがっても、私なんかが受け取って良い品ではないということ。
目もくらむような高級品を前に思わず眩暈を覚えてしまい、ベッドから上半身を起こしたままの私は、ぐらりとよろめいてしまう。
「アカリ、大丈夫か!?」
どの角度から倒れ込んでも柔らかいマットが私を受け止めてくれるのに、バルドゥールは、ひどく慌てた様子で私を自分の腕に抱きかかえた。
そして私の背後に回り、そのままふわりと抱きしめる。次いでとんでもないことを口にした。
「………………やっぱり、あの体勢はまだ厳しかったか?」
「………………っ!?」
そんなことを真面目に聞かないで欲しい。あと私がよろめいたのは、そのせいではない。
ということを口に出して言えない私は、身体を捻ってバルドゥールを見上げて、これ以上何も言わないでという意思表示の為に、人差し指を口元に当てる。そうすれば、彼は軽く眉を上げた後、目を細めて頷いてくれた。
それからバルドゥールは、手にしていた化粧箱からチョーカーを取りあげると、私の目の前にかざす。あの時の思い詰めていた心情を語りながら。
「実はな、本当はこれは折り紙のお礼ではない。もっと前にお前に似合うと思って作らせたものなんだ」
「…………嘘」
「本当だ」
ぽつりと呟いたら、バルドゥールもぽつりと返してくれた。そして、再び語り出す。
「完成したらすぐに渡そうと思っていた。だが…………なぜか渡せなかった。今では無いと漠然とした思いに捕らわれて、ずっと渡すことができなかった」
バルドゥールは手にしていたチョーカーを一旦私の膝に置くと、私の手に指を絡ませた。反対の手は私の髪を優しく撫でる。
「今ならそう思った自分の気持ちが良くわかる。きっとあの状態では、アカリは受け取らなかっただろう。まぁ過ちを犯していたあの頃の自分なら強引に渡していたのかもしれないがな」
そんなことないです、とは言えない。というか、間違いなく受け取らなかっただろう。しかもチョーカーは首に嵌めるもの。
すれ違っていたあの時、私はバルドゥールにとって家畜のような存在だとすら思っていた。だから、家畜に首輪を嵌めるのかと嫌味の一つは口にしていただろう。
タラレバは苦手だったはずなのに、あっさりとその未来を想像できることに胸が痛かった。そんな私より遥かに辛そうな声が頭上から振り返ってきた。
「あの時、その答えに気付いていれば、もっと深く考えていれば………………お前を………あんなふうには………アカリ、本当にすまなかった」
バルドゥールの声は震えていた。私の髪を撫でていた手は、今は見えない。見えないけれどわかる。バルドゥールが自身の顔を覆っているのだろう。
まるで嗚咽を堪えるように、絞り出した声。そして私の指に絡ませている手を引き抜いた彼は、ぎゅっと片腕で私を抱きしめた。
バルドゥールに強く抱きしめられて、私はとても苦しかった。それは体の苦痛ではなくて、胸が。
今、辛そうに表情を浮かべているであろうこの人が、そんなことを考えてくれている間、私はこの人に対して悩むこともなく、ただひたすらに憎んでいた。逃げることばかり考えていた。
あの時の状況を思い出せば、それは仕方がないと思う自分がいる。けれど、後悔する気持ちはどうしたって消すことはできない。そして、本当に私達は出会い方を間違えてしまったのだとつくづく思ってしまう。
「…………あの頃のバルドゥールさんは…………」
そこまで言ったとたん、名を出されたその人はびくりと身体が強張った。きっと私があの頃のことを摘まみだして詰られると思ったのだろう。ひどい勘違いだ。
今私を抱く彼のことを私は詰るつもりはない。でもルークに伝えた通り、許すつもりも、ない。
きっと『もう良いよ』その一言を口にすれば、彼の憂いも苦しみも和らぐことは知っているけれど。過去を無いものとして進むのではなく、起こった出来事の全てを積み重ねていきたいと思う私は、それを口にすることができないのだ。
でも、ちょっとだけ表現を変えれば、過去の出来事はほんの少し柔らかいものになるはずだ。
「いいえ、バルドゥールさんだけじゃないです。あの頃の私達は、ちょっとだけ、こじらせていただけなんです」
元の世界では当たり前のように使われていた言葉だけれど、この世界で伝わるのだろうか。それがちょっと心配だったけれど、バルドゥールは少し間をおいて、くすりと笑ってくれた。
「こじらせていた…………か」
「はい。こじらせていたんです」
声に出してみると、まさにその通りだと、すとんと胸に落ちるような気がした。そして、バルドゥールの腕が緩んだと思ったら、その手が私の膝裏に入れられる。次いでふわりと身体が浮き、バルドゥールの膝の上で横抱きにされた。
「俺はあといくつ、アカリに救われるのだろうな」
じっと見降ろされる金色の瞳は少し潤んでいて、まるでバルドゥールが泣いているようだった。
なんとなく見てはいけないような気がして、こつんと彼の胸に額を当てれば、大きな手が私の髪を梳く。そしてそのまま、静かな声音が耳朶に響いた。
「折り紙のお礼だなんてズルい言い方をしてしまって、すまなかった。ただ単にこれを渡したかった口実だ」
バルドゥールの口調が普段の落ち着いたものに戻って、ほっと安堵の息を吐く。そして顔を上げれば、自然と目が合った。
「情けないが、こういう言い訳でもしないと、お前に渡す勇気がなかったんだ。だが、これは俺の一方的な気持ちだから聞き流してくれ。それでもな…………」
息を吐くことで言葉を止めたバルドゥールは、私の膝の上にある宝石を手に取って、再び口を開いた。
「我儘な俺は、お前にこれを受け取って欲しい」
柔らかい声音の中に、必死な思いが込められていた。
……………でも、私はこれを受け取れないし、身に付けることはできない。
「バルドゥールさんの気持ちは嬉しいです。ありがとうございます。でも…………こんな高価なもの、受け取れません。それに…………」
言葉を濁した私に、バルドゥールは目線だけで問うてくる。急かすことなどせず、ただ穏やかに。
そんな包み込むような眼差しを向ける彼に、私の全てを話してしまいたくなる衝動に駆られてしまう。
きっと彼は受け止めてくれるだろう。そうなのかと言って、優しく抱きしめてくれるだろう。でも、私の心が嫌だと叫んでいる。
それは心を丸裸にすることに抵抗があるからではない。この世界を逃げ場所とした自分を知られるのが嫌なのだ。
この世界で触れ合った人々は、すれ違っていたことさえ省けば、皆、私に優しかった。傷付く言葉を吐かれたりも、殴られたりも、突き放すようなこともされなかった。
何の取り得も無いこんな私の為に、心を砕き、手を差し伸べてくれる。そんな人達がいる優しい世界を私は否定し続けたのだ。これは消せない事実なのだ。
そんな醜悪な気持ちを抱えていた私には、これを受け取る視覚なんてないし、もっというなら、この感情を隠そうとする卑怯者の私には一生その資格はないだろう。
「ほかのものが良かったか?」
伺うように問いかけるバルドゥールの口調は、どこまでも優しい。そんな彼に私は、これを受け取れない理由の一つを口にした。
「私、首に何かが触れるのが苦手なんです。だから私が貰っても宝の持ち腐れになっちゃいます」
意を決して伝えた途端、バルドゥールは小さく息を吐いてこう言った。
「やっぱり、そうか」と。
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