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私と彼のお友達【待合わせ編】①
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この世のは、受け取りたくない郵便物がある。
督促状に架空請求、不合格通知に裁判所からの訴状。はたまた不幸の手紙まで。
この世で手紙というのは重要な通信ツールだが、欠点を一つあげるとしたら、受けとる側の意向を何一つ汲まず、送り付けて来ることだ。
さて、前置きが長くなったけど、結論から言えば、受け取りたくない手紙が届いたのだった。
「はぁー・・・はぁー・・・はぁー・・・はぁー」
連続でため息をついても、目の前にある二通の手紙は消えてはくれない。そんな穴が空くほど手紙を見つめている私に、ティリカは淡々とこう言った。
「フリーディア様、ため息をつくと、幸せが逃げていくらしいですよ」
「!?」
嫌だ、それは困る。これ以上、幸せが逃げるのは、笑い事では済まされない。どうせ逃げられるなら、この二通の手紙に逃亡願いたい。
時すでに遅しとわかりつつ、思わず深呼吸をする私にティリカは憐憫の目を向けている。まかり間違っても主人を見る侍女の目つきではない。
けれどそんなティリカを咎めることができる気力がない程、私は追い詰められていた。
さてさて、ここまで私を憂鬱にさせる手紙の内容とはこういうものだった───。
まず、一通目はカロリーナからの手紙。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
やっほー。カロリーナだよ♪
この前はフリーディアと久しぶりに色んなこと、話せて良かった!
なんか後で気付いたけど、私、自分のことばかり喋ってたね。マジごめん。
今度は、いっぱい彼のこと聞かせてね!!
あ、あとこの前言ってた4人のデートだけど来週に決めたから。
よろしくね。じゃ、またねー。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
……軽い。恐ろしいほど軽い。読んだ途端、脱力感に襲われる内容だ。
一方的な内容、かつ【またねー】で締めくくれる神経の太さに圧巻だ。苦笑いしか出てこない。でもこれは、駆け落ち未遂で絶交宣言を受けてから初めて貰う手紙。
色々思うことはあるけれど、手紙のやり取りができる程、友情が復活した証。不平不満は自分の胸の内に留めよう。
ただ、4人で会うという口約束が、まさかこんなに早く実行に移されるなんて考えてもみなかった。
そしてもう一通の手紙は、ルディロークからだった。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
フリーディア殿
前略
もしかしたら既に君の友人から誘いを受けているかもしれないが、
一応私からも連絡をしておく。
私と君。そして私の友人とその婚約者の女性との4人で
急遽、席を設けることにした。
突然の誘いとなるが、あまり気負わないよう、
普段の君を心がけるように。
ルディローク
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
……重い。そして、挨拶すら割愛して用件のみを綴っている文面に胃がしくしくと痛む。もうこれは通達と言っても過言ではないだろう。もしくは召集令状だ。
唯一の救いは、カロリーナの手紙を受け取った後だったこと。順番が逆になっていたら、私の胃は間違いなく血を吹き出していたことだろう。ここで私が倒れるわけにはいかない。健康第一だ。
ただ気になったことが一つある。文末に書いてある【普段の君を心がける】とはどういう意味なのだろうか。
ルディロークが私と会ったのは一回だけ。しかも強制的なお茶会への招集命令で、いざ会ってみれば手土産の菓子にダメ出しされる散々な有り様だった。
彼はあの時のように振る舞えと言っているのか。もちろん、死に急ぐつもりは無い、言われなくても当然そのつもりだ。
そう思いつつも、実はわざわざ書くということは、何か裏の意味があるのではと、悶々と考え込む日々を過ごしてしまい───そして結局、答えが見つからないまま、今日当日を迎えてしまった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
一応私は、既に身支度を整え、後は迎えを待つのみという状況で待機をしている。今日も晴天に恵まれてしまった。なぜこうも天気運だけ良いのだろう。全く持って嬉しくない。すぐにでも別の運に入れ替えてほしいものだ。
そんな悪態を心の中で呟きながらも、今回も家の存続をかけた戦いに挑む覚悟はできている。
ただ不安要素が一つだけある。それは、ルディロークの前で【普段の私を心がける】ということが演じきれるかどうかだということ。
悔しいがどれだけ考えても、答えは見つからない。お手上げ状態の私に残された手段は、他力本願しかない。ということで、すぐ側で控えているティリカに声をかけてみる。
「ねぇ、ティリカ。一つ聞いても良い?」
「はい、何でしょうか?」
「普段の私って、どんなの?」
「……少々お待ちください」
私の問いにティリカはそう言い捨てて部屋から出て行ってしまった。若干面倒くさそうにする唯一の味方である侍女の態度に唖然とする私だったが、ティリカは一冊の本を抱えてすぐに戻ってきた。
「フリーディア様、これをどうぞ」
本のタイトルは【自分の気持ちを診断。スッキリ解決法】。
すぐに合点がいった。なるほど、人に聞くな。これを読んで自分で考えろっということだ。確かにその通りで、ぐうの音も出ない。
でも、迎えの時間は迫って来ている。今すぐ完読するのは到底無理だ。
「ありがとう、ティリカ。後でゆっくり読むわ」
そう言って、本をチェストに置く。
そう言ってみたものの多分、この本は開かれることはないだろう。はなから読む気がない私にティリカはちょっとムッとした様子だったが、我が家の存続がかかっている今日は流してくれたようで、いつも通りの口調で私に声をかけた。
「では、フリーディア様、そろそろお時間です。参りましょう」
待ち合わせ時間には少し早いけど、本日はルディロークが私の屋敷まで迎えに来るという伝言を預かっている。公爵様を待たせることなど、あってはいけないことだ。
私はティリカの言葉に頷き、最後に本日の衣装の最終チェックをする。
今日のドレスは、衿が詰まった上半身にふんだんにレースをあしらった、動きやすいドレスだ。以前のような胸元の空いたドレスは選ばない。なぜかというと、カロリーナが巨乳だからだ。
幼なじみ故、カロリーナは私の胸の大きさを熟知している。今更、見栄を張っても見苦しいだけだ。それに人前で胸のことをイジられた日には、陰惨たる一日になること間違いない。
余談だが、今日のドレスは元婚約者からの慰謝料から捻出したものではなく自前のも。悲しいことに胸元をごまかすドレスはクローゼットに溢れている。
それから髪にも手をやり、乱れがないか確認する。が、そこでふと手を止めた。鏡越しにティリカがポケットにアメを詰め込んでいたからだ。
ティリカ……やめてちょうだい。それ、フラグでしかないから。
けれどつい先日、そのアメに癒された私はそれを止めることはできなかった。
督促状に架空請求、不合格通知に裁判所からの訴状。はたまた不幸の手紙まで。
この世で手紙というのは重要な通信ツールだが、欠点を一つあげるとしたら、受けとる側の意向を何一つ汲まず、送り付けて来ることだ。
さて、前置きが長くなったけど、結論から言えば、受け取りたくない手紙が届いたのだった。
「はぁー・・・はぁー・・・はぁー・・・はぁー」
連続でため息をついても、目の前にある二通の手紙は消えてはくれない。そんな穴が空くほど手紙を見つめている私に、ティリカは淡々とこう言った。
「フリーディア様、ため息をつくと、幸せが逃げていくらしいですよ」
「!?」
嫌だ、それは困る。これ以上、幸せが逃げるのは、笑い事では済まされない。どうせ逃げられるなら、この二通の手紙に逃亡願いたい。
時すでに遅しとわかりつつ、思わず深呼吸をする私にティリカは憐憫の目を向けている。まかり間違っても主人を見る侍女の目つきではない。
けれどそんなティリカを咎めることができる気力がない程、私は追い詰められていた。
さてさて、ここまで私を憂鬱にさせる手紙の内容とはこういうものだった───。
まず、一通目はカロリーナからの手紙。
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やっほー。カロリーナだよ♪
この前はフリーディアと久しぶりに色んなこと、話せて良かった!
なんか後で気付いたけど、私、自分のことばかり喋ってたね。マジごめん。
今度は、いっぱい彼のこと聞かせてね!!
あ、あとこの前言ってた4人のデートだけど来週に決めたから。
よろしくね。じゃ、またねー。
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……軽い。恐ろしいほど軽い。読んだ途端、脱力感に襲われる内容だ。
一方的な内容、かつ【またねー】で締めくくれる神経の太さに圧巻だ。苦笑いしか出てこない。でもこれは、駆け落ち未遂で絶交宣言を受けてから初めて貰う手紙。
色々思うことはあるけれど、手紙のやり取りができる程、友情が復活した証。不平不満は自分の胸の内に留めよう。
ただ、4人で会うという口約束が、まさかこんなに早く実行に移されるなんて考えてもみなかった。
そしてもう一通の手紙は、ルディロークからだった。
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フリーディア殿
前略
もしかしたら既に君の友人から誘いを受けているかもしれないが、
一応私からも連絡をしておく。
私と君。そして私の友人とその婚約者の女性との4人で
急遽、席を設けることにした。
突然の誘いとなるが、あまり気負わないよう、
普段の君を心がけるように。
ルディローク
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……重い。そして、挨拶すら割愛して用件のみを綴っている文面に胃がしくしくと痛む。もうこれは通達と言っても過言ではないだろう。もしくは召集令状だ。
唯一の救いは、カロリーナの手紙を受け取った後だったこと。順番が逆になっていたら、私の胃は間違いなく血を吹き出していたことだろう。ここで私が倒れるわけにはいかない。健康第一だ。
ただ気になったことが一つある。文末に書いてある【普段の君を心がける】とはどういう意味なのだろうか。
ルディロークが私と会ったのは一回だけ。しかも強制的なお茶会への招集命令で、いざ会ってみれば手土産の菓子にダメ出しされる散々な有り様だった。
彼はあの時のように振る舞えと言っているのか。もちろん、死に急ぐつもりは無い、言われなくても当然そのつもりだ。
そう思いつつも、実はわざわざ書くということは、何か裏の意味があるのではと、悶々と考え込む日々を過ごしてしまい───そして結局、答えが見つからないまま、今日当日を迎えてしまった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
一応私は、既に身支度を整え、後は迎えを待つのみという状況で待機をしている。今日も晴天に恵まれてしまった。なぜこうも天気運だけ良いのだろう。全く持って嬉しくない。すぐにでも別の運に入れ替えてほしいものだ。
そんな悪態を心の中で呟きながらも、今回も家の存続をかけた戦いに挑む覚悟はできている。
ただ不安要素が一つだけある。それは、ルディロークの前で【普段の私を心がける】ということが演じきれるかどうかだということ。
悔しいがどれだけ考えても、答えは見つからない。お手上げ状態の私に残された手段は、他力本願しかない。ということで、すぐ側で控えているティリカに声をかけてみる。
「ねぇ、ティリカ。一つ聞いても良い?」
「はい、何でしょうか?」
「普段の私って、どんなの?」
「……少々お待ちください」
私の問いにティリカはそう言い捨てて部屋から出て行ってしまった。若干面倒くさそうにする唯一の味方である侍女の態度に唖然とする私だったが、ティリカは一冊の本を抱えてすぐに戻ってきた。
「フリーディア様、これをどうぞ」
本のタイトルは【自分の気持ちを診断。スッキリ解決法】。
すぐに合点がいった。なるほど、人に聞くな。これを読んで自分で考えろっということだ。確かにその通りで、ぐうの音も出ない。
でも、迎えの時間は迫って来ている。今すぐ完読するのは到底無理だ。
「ありがとう、ティリカ。後でゆっくり読むわ」
そう言って、本をチェストに置く。
そう言ってみたものの多分、この本は開かれることはないだろう。はなから読む気がない私にティリカはちょっとムッとした様子だったが、我が家の存続がかかっている今日は流してくれたようで、いつも通りの口調で私に声をかけた。
「では、フリーディア様、そろそろお時間です。参りましょう」
待ち合わせ時間には少し早いけど、本日はルディロークが私の屋敷まで迎えに来るという伝言を預かっている。公爵様を待たせることなど、あってはいけないことだ。
私はティリカの言葉に頷き、最後に本日の衣装の最終チェックをする。
今日のドレスは、衿が詰まった上半身にふんだんにレースをあしらった、動きやすいドレスだ。以前のような胸元の空いたドレスは選ばない。なぜかというと、カロリーナが巨乳だからだ。
幼なじみ故、カロリーナは私の胸の大きさを熟知している。今更、見栄を張っても見苦しいだけだ。それに人前で胸のことをイジられた日には、陰惨たる一日になること間違いない。
余談だが、今日のドレスは元婚約者からの慰謝料から捻出したものではなく自前のも。悲しいことに胸元をごまかすドレスはクローゼットに溢れている。
それから髪にも手をやり、乱れがないか確認する。が、そこでふと手を止めた。鏡越しにティリカがポケットにアメを詰め込んでいたからだ。
ティリカ……やめてちょうだい。それ、フラグでしかないから。
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