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終焉の始まり
★彼女に向かう気持ち(レナザード視点)②
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もしまだ、ユズリの意識が残っているなら、望むことがある。ユズリが抱えていた闇を自分にも分けて欲しいと。
息の根を止めることでしか闇に落ちたユズリを救うことができないのなら、せめて自分に間違いなく妹という存在がいたという証を残して欲しい。
痛みでも、辛さでも、消えない傷を残して欲しい。それは何もできなかった兄としての純粋な願いであった。
そんな想いを胸にレナザードは、腕に巻きつけてあった腕輪を外した。刹那、それはうねるような炎を巻き上げ、レナザードを本来の姿へと誘う。紫紅の髪と瞳、本来の姿に戻ったレナザードを、宵の闇が歓迎するかのように、その髪を優しく嬲る。
そして、冷酷な笑みと共に、呪具で押さえつけられていた力が一気に開放され、黒い力に満たされていく。
「主、それは……」
それは、決して人の目に触れてはいけないもの。怯えにも似たケイノフの表情に、レナザードは低く喉を鳴らす。
「この姿を覚えている者がいれば、の話だろう?時間が無い。急ぐぞ」
紫紅色の瞳の奥には、業火のような黒味を帯びた深紅の色。何色にも染まることがないその瞳が、ケイノフを射抜くように見据える。
レナザードは血を吐く様な決断したのだ。そしてケイノフはその側近であり、主を支える為の存在。ここで狼狽えて、引き留めるなど、その名に恥じること。
「主が、決めたことならば、自分はその意思に従うまで」
ケイノフはレナザードに向かい膝を付き、首を垂れる。少し離れた場所で同じようにダーナも臣下の礼を取った。
そしてケイノフは、おもむろに片手を天にかざした。
「風葉に乗せ、我がケイノフの名のもとに命ずる───おいで、コトノハ」
詠唱したと同時に、ケイノフは鮮やかな若葉色の髪と瞳の本来の姿となる。そして新緑の葉が舞ったと同時に、空に掲げた手を取ったのはケイノフの身に潜むもの。名はコトノハ。
「ねぇケイノフ、私は何をしたらいいの?」
ほっそりとした白い指をケイノフの手に絡ませながら、小首を傾げるコトノハも、ケイノフと同じ鮮やかな若葉色の髪と瞳の可憐な美女。
そんな美女の髪を手櫛ですきながら、ケイノフはこう囁いた。
「あれが邪魔なんだ」
そう言うと、ケイノフは降り注ぐ火矢に向かって静かに、だがレナザードよりも冷酷な笑みを浮かべた。
「わかったわ。まかせてケイノフ、弓矢は私が引き受けるからね」
命令を受けたのが嬉しかったのか、コトノハは破顔するとケイノフの手から離れた。そして、花びらのようにひらりと屋根へと舞い上がる直前、そっと耳打ちした。
「あのね、上手くいったら、ご褒美に私をスラリスに会わせてくれる?」
「良いよ。でもスラリスが怯えないように、こっそりとだよ」
「嬉しい!ありがとうケイノフ。大好き」
最後のコトノハの言葉は屋根の上からだった。
そして、瞬く間に灰と化した花壇から、目が覚めるような鮮やかな若葉色の蔦が産まれると、一瞬で屋敷を囲む鉄壁の盾へと変わった。止めどなく降り注ぐ火矢は、蔦の結界に弾かれ無残にも敵兵へと降り注いでいく。
「ケイノフやるねぇ」
それを見ていたダーナは、ひゅう、と軽く口笛を吹きながら賞賛の声を上げた。
「当然です」
「当然じゃない」
ダーナの言葉に、ケイノフとコトノハは同時に髪をかきあげながら、面倒くさそうに答える。どうやらケイノフは身の内に潜むものと、素晴らしく調和が取れているらしい。
「さいですかっ……さて、じゃ、俺もやるか!」
つれなささ倍増の返答にダーナは苦笑を浮かべるが、すぐに袖を乱暴にまくり上げると、ケイノフと同じように片手を天に掲げた。
「全てを切り裂く白刃よ、我が名はダーナ。我の名の元に命ずる───来い、セイラン」
元の姿である銀色の髪と瞳に戻ったダーナが、その名を呼べば、漆黒の霧と共にダーナの髪と瞳の色と同じ艶やかな美女、ダーナの身の内に潜むセイランが姿を現した。
「ダーナ、何も言わなくてもいいわ。お掃除のお時間なんでしょ?」
ダーナの太い首に腕を回しながら、そう問うたセイランに、ダーナは思わず苦い笑みを浮かべた。
嬌声を上げながら人間の命を奪うことに快楽を覚えるセイランから、まさかそんな可愛らしい言葉を聞くとは思いもよらなかった。
きっとセイランは、ダーナを通してスラリスを見て、その言葉が気に入ったのだろう。けれど、スラリスが掃うのは塵や埃で、セイランは人間の命という違いはあるけれど。
「ああ、そうだ。でも、今日は本気のセイランでお願いしたいな」
「うふふっ、いいわよ。今日は特別に見せてあげる。でもその代わり、私もスラリスに会わせてね。約束よ」
片眼を瞑って、ダーナに妖艶な笑みを送ると、セイランはくるりと宙返りをしてダーナの背丈ほどの大剣へと姿を変えた。
ダーナは、その場で大剣を両手で構え、頭上に振り上げた。
「頼むぞ、セイラン!」
「オッケー、まかせて。ダーナ」
嬉々としたセイランの声と共に、怒りに任せた一閃は、疾風迅雷と呼ぶにふさわしいもの。空気すら振るわせ、屋敷の塀ごと敵兵を粉砕した。
ダーナは武闘派らしく、一撃で半分近くのバイドライル国の兵を減らした。けれど───。
「ダーナ、あなたは加減を知らなすぎます」
「ダーナ、もう少し加減してっ」
「ダーナ、久しぶりだからってそんなに乱暴に扱わないでよね」
ケイノフとコトノハのキツイ一言と、セイランの苦情に、ダーナは決まり悪そうに、がしがしと頭を掻いた。
毎度の事ながら、元の姿となり身の内に潜むものを召喚すると、何故かダーナにだけ風当たりが強くなる。それはいつものことではあるが、釈然としないダーナであった。
そんな二人の側近達の見事な戦いぶりに、レナザードの身に潜むものが、大人しくしているわけがない。今か今かと急き立てるように、レザナードに向かい口を開いた。
「主さま、そろそろ私にも命じてくださいませ」
普段はゆったりとした笑みを浮かべる紫紅の髪と瞳のこの青年は、今はレナザードの命令を待ち望み、そわそわとしている。
けれどレナザードは、自分の身の内に潜むものに向かい、そっけなく口を開いた。
「とりあえず、お前はリオンの傷の手当てをしろ」
「ちょっ、ちょっとお待ちください。私だけその命令とはなんとも────」
「うるさい、早く傷の手当てをしろ」
ぎろりとレナザードに睨みつけられた、青年はしぶしぶといった感じでリオンの傍に片膝を付き、そっとその丸みを帯びた小さな体を撫で上げた。
「人の身体に潜んで幾星霜……まさか妖獣の傷の手当てをさせられるハメになろうとは……」
溜息交じりに、そうぽつりと呟いた青年ではあったが、再びレナザードに睨まれ慌てて口を噤んだ。それから数拍後───。
「傷の手当ては終わりました………さて、主さま、今一度ご命令を下さいませ」
仕切り直しにと咳ばらいをしても、若干不機嫌さを滲ませているもう一人の自分に、レナザードは顎で指し示す。
「アレを始末しろ。道を作りたい」
指示した先は、百を超える敵兵の塊。青年は怯むどころか、待ってましたと言わんばかりに嬉しそうに目を細めた。
「御意に。それでは、しばしお待ちを」
青年はレナザードに向かって優雅に一礼すると、とんっと地面を軽く蹴った。
途端、その体は、敵兵の真上に浮動する。
そして艶やかに笑みを浮かべ、敵兵に向かい両手を地上に降ろし、紅蓮の炎を一気に放出させた。瞬く間に、炎に飲み込まれた敵兵は跡形もなく灰へと変わった。
「主さま、道ができました」
青年は愉快そうに喉を鳴らすと、再びレナザードの元へ跪いた。
けれど命令を遂行した青年を労うこともなく、レナザードはある一点だけを凝視していた。視線の先には闇夜に真っすぐ伸びた、一本の蜘蛛糸。糸を辿ると、そこは夜襲を仕掛けた張本人、バイドライルの国王の元へと続いていた。
この持ち主が、誰なのかと考えると、強い憤りと胸の痛みを感じる。それを抑え込みレナザードは、一気に距離を詰め、蜘蛛糸の先にあるものに対して口を開いた。
「随分と面白いことをしてくれたな」
反対にバイドライル国の王の身体は、恐怖で一歩も動くことができない。体が既に、この先にある死を確信しているのだ。
王は声にならない悲鳴が喉の奥から迫り出してくる。が、それでも足はその場に根が生えたように動かない。そんな中───。
「お前に一つ聞きたい」
突然、低く擦れる声が王の耳元を優しく嬲る。それは、睦言を囁いているような甘い響きがあるが、背筋を凍らせるものが含まれていた。
「花は好きか?」
穏かに声の主が、王に囁く。そして数拍置いて是と頷いた王に、レナザードは目を細め、すぐさま片手で蜘蛛糸を引きちぎり、剣を構えた。
「そうか、ならば花の如く───散れ」
その言葉通り、闇夜に深紅の花びらが舞い散った。
そしてレナザードはそのまま駆け出した。
愛するものを護る為に。そして、唯一の肉親である妹を、断罪するために。
息の根を止めることでしか闇に落ちたユズリを救うことができないのなら、せめて自分に間違いなく妹という存在がいたという証を残して欲しい。
痛みでも、辛さでも、消えない傷を残して欲しい。それは何もできなかった兄としての純粋な願いであった。
そんな想いを胸にレナザードは、腕に巻きつけてあった腕輪を外した。刹那、それはうねるような炎を巻き上げ、レナザードを本来の姿へと誘う。紫紅の髪と瞳、本来の姿に戻ったレナザードを、宵の闇が歓迎するかのように、その髪を優しく嬲る。
そして、冷酷な笑みと共に、呪具で押さえつけられていた力が一気に開放され、黒い力に満たされていく。
「主、それは……」
それは、決して人の目に触れてはいけないもの。怯えにも似たケイノフの表情に、レナザードは低く喉を鳴らす。
「この姿を覚えている者がいれば、の話だろう?時間が無い。急ぐぞ」
紫紅色の瞳の奥には、業火のような黒味を帯びた深紅の色。何色にも染まることがないその瞳が、ケイノフを射抜くように見据える。
レナザードは血を吐く様な決断したのだ。そしてケイノフはその側近であり、主を支える為の存在。ここで狼狽えて、引き留めるなど、その名に恥じること。
「主が、決めたことならば、自分はその意思に従うまで」
ケイノフはレナザードに向かい膝を付き、首を垂れる。少し離れた場所で同じようにダーナも臣下の礼を取った。
そしてケイノフは、おもむろに片手を天にかざした。
「風葉に乗せ、我がケイノフの名のもとに命ずる───おいで、コトノハ」
詠唱したと同時に、ケイノフは鮮やかな若葉色の髪と瞳の本来の姿となる。そして新緑の葉が舞ったと同時に、空に掲げた手を取ったのはケイノフの身に潜むもの。名はコトノハ。
「ねぇケイノフ、私は何をしたらいいの?」
ほっそりとした白い指をケイノフの手に絡ませながら、小首を傾げるコトノハも、ケイノフと同じ鮮やかな若葉色の髪と瞳の可憐な美女。
そんな美女の髪を手櫛ですきながら、ケイノフはこう囁いた。
「あれが邪魔なんだ」
そう言うと、ケイノフは降り注ぐ火矢に向かって静かに、だがレナザードよりも冷酷な笑みを浮かべた。
「わかったわ。まかせてケイノフ、弓矢は私が引き受けるからね」
命令を受けたのが嬉しかったのか、コトノハは破顔するとケイノフの手から離れた。そして、花びらのようにひらりと屋根へと舞い上がる直前、そっと耳打ちした。
「あのね、上手くいったら、ご褒美に私をスラリスに会わせてくれる?」
「良いよ。でもスラリスが怯えないように、こっそりとだよ」
「嬉しい!ありがとうケイノフ。大好き」
最後のコトノハの言葉は屋根の上からだった。
そして、瞬く間に灰と化した花壇から、目が覚めるような鮮やかな若葉色の蔦が産まれると、一瞬で屋敷を囲む鉄壁の盾へと変わった。止めどなく降り注ぐ火矢は、蔦の結界に弾かれ無残にも敵兵へと降り注いでいく。
「ケイノフやるねぇ」
それを見ていたダーナは、ひゅう、と軽く口笛を吹きながら賞賛の声を上げた。
「当然です」
「当然じゃない」
ダーナの言葉に、ケイノフとコトノハは同時に髪をかきあげながら、面倒くさそうに答える。どうやらケイノフは身の内に潜むものと、素晴らしく調和が取れているらしい。
「さいですかっ……さて、じゃ、俺もやるか!」
つれなささ倍増の返答にダーナは苦笑を浮かべるが、すぐに袖を乱暴にまくり上げると、ケイノフと同じように片手を天に掲げた。
「全てを切り裂く白刃よ、我が名はダーナ。我の名の元に命ずる───来い、セイラン」
元の姿である銀色の髪と瞳に戻ったダーナが、その名を呼べば、漆黒の霧と共にダーナの髪と瞳の色と同じ艶やかな美女、ダーナの身の内に潜むセイランが姿を現した。
「ダーナ、何も言わなくてもいいわ。お掃除のお時間なんでしょ?」
ダーナの太い首に腕を回しながら、そう問うたセイランに、ダーナは思わず苦い笑みを浮かべた。
嬌声を上げながら人間の命を奪うことに快楽を覚えるセイランから、まさかそんな可愛らしい言葉を聞くとは思いもよらなかった。
きっとセイランは、ダーナを通してスラリスを見て、その言葉が気に入ったのだろう。けれど、スラリスが掃うのは塵や埃で、セイランは人間の命という違いはあるけれど。
「ああ、そうだ。でも、今日は本気のセイランでお願いしたいな」
「うふふっ、いいわよ。今日は特別に見せてあげる。でもその代わり、私もスラリスに会わせてね。約束よ」
片眼を瞑って、ダーナに妖艶な笑みを送ると、セイランはくるりと宙返りをしてダーナの背丈ほどの大剣へと姿を変えた。
ダーナは、その場で大剣を両手で構え、頭上に振り上げた。
「頼むぞ、セイラン!」
「オッケー、まかせて。ダーナ」
嬉々としたセイランの声と共に、怒りに任せた一閃は、疾風迅雷と呼ぶにふさわしいもの。空気すら振るわせ、屋敷の塀ごと敵兵を粉砕した。
ダーナは武闘派らしく、一撃で半分近くのバイドライル国の兵を減らした。けれど───。
「ダーナ、あなたは加減を知らなすぎます」
「ダーナ、もう少し加減してっ」
「ダーナ、久しぶりだからってそんなに乱暴に扱わないでよね」
ケイノフとコトノハのキツイ一言と、セイランの苦情に、ダーナは決まり悪そうに、がしがしと頭を掻いた。
毎度の事ながら、元の姿となり身の内に潜むものを召喚すると、何故かダーナにだけ風当たりが強くなる。それはいつものことではあるが、釈然としないダーナであった。
そんな二人の側近達の見事な戦いぶりに、レナザードの身に潜むものが、大人しくしているわけがない。今か今かと急き立てるように、レザナードに向かい口を開いた。
「主さま、そろそろ私にも命じてくださいませ」
普段はゆったりとした笑みを浮かべる紫紅の髪と瞳のこの青年は、今はレナザードの命令を待ち望み、そわそわとしている。
けれどレナザードは、自分の身の内に潜むものに向かい、そっけなく口を開いた。
「とりあえず、お前はリオンの傷の手当てをしろ」
「ちょっ、ちょっとお待ちください。私だけその命令とはなんとも────」
「うるさい、早く傷の手当てをしろ」
ぎろりとレナザードに睨みつけられた、青年はしぶしぶといった感じでリオンの傍に片膝を付き、そっとその丸みを帯びた小さな体を撫で上げた。
「人の身体に潜んで幾星霜……まさか妖獣の傷の手当てをさせられるハメになろうとは……」
溜息交じりに、そうぽつりと呟いた青年ではあったが、再びレナザードに睨まれ慌てて口を噤んだ。それから数拍後───。
「傷の手当ては終わりました………さて、主さま、今一度ご命令を下さいませ」
仕切り直しにと咳ばらいをしても、若干不機嫌さを滲ませているもう一人の自分に、レナザードは顎で指し示す。
「アレを始末しろ。道を作りたい」
指示した先は、百を超える敵兵の塊。青年は怯むどころか、待ってましたと言わんばかりに嬉しそうに目を細めた。
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青年は愉快そうに喉を鳴らすと、再びレナザードの元へ跪いた。
けれど命令を遂行した青年を労うこともなく、レナザードはある一点だけを凝視していた。視線の先には闇夜に真っすぐ伸びた、一本の蜘蛛糸。糸を辿ると、そこは夜襲を仕掛けた張本人、バイドライルの国王の元へと続いていた。
この持ち主が、誰なのかと考えると、強い憤りと胸の痛みを感じる。それを抑え込みレナザードは、一気に距離を詰め、蜘蛛糸の先にあるものに対して口を開いた。
「随分と面白いことをしてくれたな」
反対にバイドライル国の王の身体は、恐怖で一歩も動くことができない。体が既に、この先にある死を確信しているのだ。
王は声にならない悲鳴が喉の奥から迫り出してくる。が、それでも足はその場に根が生えたように動かない。そんな中───。
「お前に一つ聞きたい」
突然、低く擦れる声が王の耳元を優しく嬲る。それは、睦言を囁いているような甘い響きがあるが、背筋を凍らせるものが含まれていた。
「花は好きか?」
穏かに声の主が、王に囁く。そして数拍置いて是と頷いた王に、レナザードは目を細め、すぐさま片手で蜘蛛糸を引きちぎり、剣を構えた。
「そうか、ならば花の如く───散れ」
その言葉通り、闇夜に深紅の花びらが舞い散った。
そしてレナザードはそのまま駆け出した。
愛するものを護る為に。そして、唯一の肉親である妹を、断罪するために。
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