アルトリーネさんのいけない修行の日々

すずめのおやど

文字の大きさ
上 下
371 / 404

弥助の大冒険 -少年は巴里を目指す- 6.4

しおりを挟む
さて、時と場所は変わりまして、江戸城の西側にあります日枝神社ひえじんじゃ

八百比丘尼国にほんの大江山朝廷・京都朝廷の江戸における実質的な出先機関です。

(ああ、えらいめにあいました…)

(アルトさんにおなじく…)

(理恵さんに同じく…)

(これこれ、かの茨木様ともあろうお方があれしきのらんこうぱーてぃーで音を上げるなどとは…)

(あのー、おまつ様、私、千手観音じゃあるまいし、まら100本以上出して奥女中を全員、犯して種付けしたんですよ?)

(ほほほほほ、そして弥助の母も妹にも…でしたわねぇ)

ええ、プラウファーネさんが言う通りでして、あの後の江戸城御殿向ごてんむき…つまり将軍家邸宅区画の大広間、とんでもないことになってたんです。

そして、事情を察した徳川家光さんはさっさと逃げ出されるし、私やアルトさんはおまつさんやプラウファーネさんと犯し犯されでしたしぃっ。

しかも、プラウファーネさんは南米行政局…つまり淫化帝国のマンコラ保養所に所属するリュネ魔族のレプタ司教の能力を譲ってもらったおかげで、ちんぽを100本以上出して同時に複数の女を犯せるようになっていました。

(現状では最大で256本だそうです。なぜ、その数字かはわかりませんが)

(しかし、交代で女中さんを犯していて疲れないのですか)

(痴女種としての力と体ももろうておりますからね、日枝の巫女の生気しょうきのみならず、慈母観音像からも精気を頂けると…あと、この御殿向の地下にとうとう苗床、できましたよね…あれと繋いでおりましたから)

ええ、そうです…プラウファーネさんの鬼細胞精液で孕んだ女中さんたちの受精卵子、速攻で苗床が触手を伸ばして回収していたのです。

ただ、鬼族のなかでも最強級のプラウファーネさんです。

その、血液や皮膚などの体組織…いわゆる鬼細胞は、普通の人が触るだけでも鬼化しかねないものです。

つまり、痴女種はもちろん、かつての上級女官種以上に「少しの間近くにいただけでも相手を同族に変えてしまう」危険な存在なのです。

(アルトさんと理恵さんの白金衣能力で、その辺は制御頂きましたし…言うなれば、田野瀬さんが姉の鬼細胞をもらっていたでしょう。あれや、今の痴女種女官に組み込まれている鬼細胞由来の能力程度の力を持ったお子の卵になっているはずですよ)

そして、この江戸城地下の苗床。

ある程度以上のIFFステータスランクの痴女種女官による制御を受け付けるタイプかつ、魔毒による放射能汚染を更に低減したタイプの新型苗床が投入されています。

そう…言うなれば、プラウファーネさんが女中さんたちを片端から犯していたのは、この苗床への餌供給のためでもあったのです。

で、昼間の大広間での乱交の際に、庄司甚内くんも呼ばれておりましたでしょう。

彼も、種付けに参加していたのですよ…。

で、誰にその、女たらしな偽女種ちんぽを突っ込んで中出ししていたかは、後でちゃんとお話しします。

(室見様、僕のけつめどや小太郎殿のおめこまでご存知なのは内緒で)

(吉原の工事の時に迫られたから仕方なくちんぽ突っ込んだだけじゃないですか…それに、二人とも私のおめこで3分と保たなかったのは内緒で。ひひひ)

(あががががが)

(こ、このカマトトホトトギス、比丘尼国でもちんぽを咥え込んでるわよ…)

(うるさい雅美さんですね。夜の大名屋敷街で穢多陰間えたかげまの偽女種を買う格好をして穢多の少年たちを貪っていたのをバラしますよっ)

(あががががが)

ええ、この室見理恵のもとには、なぜか皆の醜聞が集まるのです。

別に私、紫薔薇騎士団…女郎蜘蛛でエロメスカマキリな田中雅美・内務局長が団長の痴女皇国におけるCIAとかMI6のようなスパイ組織騎士団の所属じゃないんですけどね…。

(フレミング機関やアレン・ダレス記念財団とも提携してるんだけど…)

そう、英国またはNBやアメリカ由来のスパイ組織と繋がり、あるんですよ。

まぁそれはともかく、夜の日枝神社です。

んで。

私らに用意された服装。

紫色の頭巾に、法被はっぴと助平褌と言う名前の、例の偽女種にも痴女種にも男にも機能するユニセックスかつ股間に数珠よろしく玉がいくつも通っているタイプのどすけべTバックパンティです。

そして白いさらし布風のチューブトップブラ。

ええ、元来ならばこれ、品川の畜肉加工処理センターで働いている穢多身分の偽女種少年たちの服装のはずです。

ですが、元来ならば彼らが着用して、この江戸城の西側から西南にかけて日枝神社周辺に広がる国主屋敷街に夜な夜な名目売春をしに訪れる際の制服である黄色ではないのです。

(ばりえーしょんができましてね…)

これは、解説役めいた役柄で呼ばれている井伊直澄なおすみくんという、実は偽女種の少年。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/190/

この子も、穢多陰間えたかげま装束しょうぞくですが、その色は紫色なのです。

で、直澄くん。

お父さんの井伊直孝さんが、連邦世界の地位で言えば滋賀県知事兼・彦根市長。

痴女皇国世界の比丘尼国基準で申しますと、近江彦根招猫牛味噌漬国というふざけた国名の国主だそうです。

近江彦根招猫ひこにゃん国だけで…)

まぁ、国名を強制的に幕府か朝廷か、どこかに決められた嘆き悲しみはわかります。

それはともかく、この井伊直澄くん。

現状ではお父様が幕府大老ってことで、いわば大臣にくっついてる政策秘書官みたいな立場で江戸城に登城して執務のお手伝いをする立場なのだそうです。

そして、実のところは四代目将軍である徳川家綱くんのお父さんの家光さんはもちろん、家綱くん自身ともだそうです…。

(いや、最近は偽女種同士ですとか、衆道ほもはあまり流行らないんですよ…表立ってはお触れでやるなってことにしているのもあるんですけど、実際にはってるとかをする余裕がないのも実情でして…)

んで、その理由。

直澄くんの江戸城での執務の際には、幕府から派遣された奥女中が秘書として付き添います。

(今の幕政については、大老や老中の寄り合いではなく、年寄職ごとに年貢や普請、あるいは鉄の道や街道のあらためですとか、あるいは寺社奉行勘定奉行を兼ねるような形となっておりまする。たとえば我が父である直孝ですと、普請担当大老ですね)

つまり、連邦世界の日本政府他でやっているような部門別・政策別の担当大臣制度に移行しつつあるとお考えください。

ですから、松平信綱さんとか酒井忠勝さんのような老中職の方でも、専任分野のお仕事を主にするような感じになっているそうです。

そして、年寄職ごとに本丸に執務室が与えられているような状況。

で、この室見、その個室を設ける改築工事の担当部署のトップでしたのでね、事情はよぉーく知ってんですよっ。

そして、今の江戸城本丸。

外装はどでかい和風屋敷ですけど、洋装での登城もOKになったそうです…しかも、年寄職執務室は洋風のこしらえになりました…。

幕府の時代からすでに、文明開化を進めるようなこの政策方針転換ですが、実のところは英国で推進中の中世から近代への服装流行転換と連動しとるそうです、まりりいわく。

ですから、秘書役の奥女中さんも、スカートというかスーツ姿なのです…。

(フランスでも切り替えが進んでますわ…マリアリーゼ陛下いわく、女官のオメコに向いた服装にしたいからとか)

(スペインも同じですね…確かにパニエを装着して云々ですと、正直、タンゴやフラメンコの際に邪魔なことこの上なしですから、服装カイゼン自体はまあ、容認できる話ですけど…)

と、フランス凹凸コンビとして最近は知られるテレーズ殿下とフラメンシア殿下から、事情とご意見をお聞きしております。

で、本来ならば江戸幕府って、奥女中は将軍様のお手つき候補で、他の大名や旗本といった男性の方々との接触は厳しく規制されていたんじゃ…という程度の知識は、わたくし室見も持ち合わせておりました。

しかし、江戸幕府大奥の売りの一つである「将軍家におめかけさんを献上する」名誉に預かれるだけでなく、差し出した娘さんなり奥さんなりが大奥での厳しい教育を受けた後で実家に戻って嫁入り云々の際の箔付けにもいいんじゃないかという話になっとるのが、比丘尼国における江戸城大奥の位置付け。

つまりは、中央政府の秘書官なり女性官僚候補として雇用しているとお考え下さい。

そして奥での奉公期間が終われば、その時点で大奥の幹部または将軍寵妃として残るか、国許に帰るかの二択だそうです。

わたくし室見、この大奥女中さんたちの現状は、大学生を兼ねて政府のアルバイト事務官兼江戸城の女中さんになってると認識しております。

そしてですね…本人はもちろん、上役も痴女種化している場合、隠し事ができなくなります。

連邦世界の将軍様であれば、お手つきされた奥女中さんとのおめこの最中について、隣の部屋で「お清」と呼ばれる、まだお手つきされていなくてお手つき候補の奥女中さんが一晩中聞き耳を立てて、その内容を翌朝に担当老中にきっちり報告していたそうです。

これは、将軍様にお手付きされた女中さんが、例の智泉院事件のお美代さんのように「ねぇねぇ上様ぁ~♪」と、おねだりに及ぶのを防止する対策なのだそうですけどね。

痴女種化された女官…特に、今の痴女皇国日本行政支局長であるおまつさんのお膝元で、そんなおねだりをぶっかませば一発でバレます。

ただ、このメリットもありましてね。

そんな仰々しい聞き耳をいちいち立てたり、厳重な警戒をしなくともいいんじゃないかということにもなっております。

そして、家綱くんや直澄くんが着用している紫の陰間装束。

元来の陰間装束は、穢多少年たちの売春名目で着用するものであり、夜目にも目立つ上に痴女皇国の奴隷色でもある黄色がデフォルトでした。

しかし、今は色分けがなされており「国主屋敷街での名目偽女種売春」を隠れ蓑にした逢引きおめこを黙認どころかスムーズに逢引きできるための目印になっているそうなのです。

まず、元来の目的である穢多少年たちの肉体慰労を担当する国主の奥様方や娘さんたち。

この方々の着用する陰間に変装している建前の偽女種装束は、オレンジ色です。

つまり、偽女種を買いたい女ですよという意味があります。

で、相手が偽女種でなくてもええわという場合は、白色の陰間装束。

では、紫色は…。

その意味を知るためにも、井伊直澄くんと、徳川家綱くんには日枝神社の境内で待ち合わせをしてもらいましょう。

では、誰と待ち合わせているのか。

まず、直澄くん。

(父の執務介添女中、加奈様なんですよね…)

(ほほほほほ、旦那と死に分かれて尼になるとか申すので、それならばと江戸へ引っ張ったのですよ…で、加奈の紹介で、さる国主の娘というお夏と申すおなごがおりましてね…このお夏と、直澄殿がいま、よろしい仲のようで…)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サディストの私がM男を多頭飼いした時のお話

トシコ
ファンタジー
素人の女王様である私がマゾの男性を飼うのはリスクもありますが、生活に余裕の出来た私には癒しの空間でした。結婚しないで管理職になった女性は周りから見る目も厳しく、私は自分だけの城を作りまあした。そこで私とM男の週末の生活を祖紹介します。半分はノンフィクション、そして半分はフィクションです。

処理中です...