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名前を言えない謎のリゾート「マン◯ラ:愛の波しぶき」・4.1

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皆様お久しぶりです。

忘れられたかも知れない感のある、淫化いんか帝国皇妃のコイリュルです。

で、私たちはアニーとサキスなる名をつけてもらっていた女官たちの溜まり場というべき場所にお邪魔、しております。

でまぁ、まずはということで、一応は今回の視察のおつとめの内容の一つ、ここでのタチンボ売春とやらについて実情をお聞きしておるところ。

「ふむ…そなたたちにしても、やはり千卒神官…すなわち司祭以上を目指すのは狭き門となるのか…」

「ですね…聖母教会ひとつを管理するための研修を受けることになりますから、実際に教会に配属されて事務方を含めた実務を経験しないと無理っすわ…」

「マンコラの分校でもそれを教えてはくれるのですけど…」

浮かぬ顔のアニーとサキス、そして他、数名の女官たち。

「とにかく助祭と司祭の間には簡単に乗り越えられない壁があると思って頂けますと」

そう、我々はまずはというわけで、トラック運転手を相手に客引きをしていた尼僧女官に話を聞いておる最中。

そして、淫化の神官でも今はそうなのですが、千卒神官とそれ未満の間の格差が相応に問題になっているとは聞いております。

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南米行政支局神殿神官階級・聖母教会階級対比

聖母教会  淫化神殿

(聖母)  太陽神(代理)淫化では聖イリヤ
(聖女)  月神(代理) 淫化では聖ロッテ
(教皇)  淫化皇帝   太陽神血統世襲
枢機卿   百万神官   百万卒以上
大司教   十万神官   十万卒以上
司教    万卒神官   一万卒以上
司祭    千卒神官   千人卒以上 ↑ちんぽ有
-------------------------------------------------------
助祭    百卒神官   百人卒以上 ↓ちんぽ無
修道司祭  ※      十人卒以上    
修道助祭  ※      一人卒以上
-------------------------------------------------------
                   ↓学生身分
修練士  太陽処女・侍従候補(男子・偽女種含む)
助修士  太陽処女・侍従候補(男子・偽女種含む)

※太陽乙女・月乙女・偽女種侍従
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でまぁ、アナワルキがその辺りの実態を記録してくれるのですが。

ここでわたくしコイリュル、ちょっと試したい事があったのが、ここに来た本来の理由であると皆に告げます。

そしてですねぇ。

「良いですかクシ…これは人助けの意味もあってやるのです…」

「む、むぅ…確かにその考えはわかるのだが…」

「しかし、偽女種になれるとは申せど、仮にも淫化皇帝たるクシに無理を強いるのも良くはない話。ここは一つ、この私が何をするかをごうじろ」

で、かつてエマネ様から与えられた服…元々は国土局長の室見様の持ち物であったという、ヤマンバ服なるものに瞬間更衣する私です。

ええ、この服、そのど派手な色合いや、更には蛍のように光ることもあって夜目にも目立つのです。

そしてですねぇ…私が試したかったこと。

まずはこの私が道端に立って、男を誘うだけで止まってくれるものか。

なにせ、昼夜を分かたず走っているという荷車。

ここでこうして待っておれば、くるまは絶対に来るはずなのです。

(一応ここ、昼間も視察されたと思うのですけれどね、女官が待機しておりますと、くるまの運転席に売春担当の女官がおるぞという注意を促す仕掛けが動くようになっておりますから…)
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/254/

(しかし、皇妃殿下も大胆というか…大丈夫なんですか…)

不安そうに見守る女官たち。

何分にも、昼間に見た時同様、それなりの速度で走ってくる巨大な荷車です。

くるまは急には停まれないというのも、何かで教わりました。

それだからこそ、我々を肉眼で見れる遥か手前から「この先売春婦あり」という具合の注意を荷車の御者席で出すようになっておるのでしょう。

やがて、前方から明るい光が近づいて来ました。

(夜は品定めをしやすいように、速度を緩めて近づくはずですわ…)

そして、とらっくの前で光る橙色の点滅…これは「その方向に曲がるよ」という意味の合図であるのを存じております。

ぷしゅーぷっしゅーという音と共に、我々の前で歩むような速度まで減速した大きなとらっく。

むぅ…やはりこの、室見様の、夜には目立つようですね。

ふっふふふ、離魔でも経験しましたが、私の体型でも十分に客寄せになるのですよ…。

そして、この派手な服に惹かれて近寄って来た男、今度はエマネ様の身体を見て悩みよるのです。

(皇妃殿下、ここは私が)

で、助祭の一人が進み出て、慣れた感じでとらっくの誘導を始めます。

これが連携ぷれーというもの。

で、そのとらっくは更に前へ進むと、路肩の駐車すぺーすにつけて…進み出た女官ともう一人が、御者席に向かいます。

(一応は割り当て順が決まってんですよ。仕切り役兼、交通安全監視の騎士様が見張ってますのでね)

(好き勝手に立っておるわけでもないのですね…)

(何せ、ろーどとれいんは見ての通りに長大な代物。ただその道で停止するだけでも、他のくるまの障害になりかねないのです…ただ、男たちには好みがありますから…その辺りの交渉、とりあえずは道の端に寄せさせてから、なのですよ…)

これも、もしかすると要・改善ではあるかも知れません。

確かに、御者の感情を読んでおりますと、実際に女を買うかどうかは別として、いわゆる助平とは少し違う感情を読み取れます。

こうして街道脇に立つ女たちを眺めて品定めをするだけでも、この御者たちのような性分の男には一種の楽しみとなるのでしょう。

つまり、この路肩で立って男の気を引くような売春。

それ自体は割と効き目がある宣伝のようなのです。

ですから、効能があるならば続けたい。

しかし、普通の荷車よりも更に長大で、停める場所にも事欠くとやら。

このくるまに対して、普通のくるま同様の売春宣伝、果たして安全のためにも良いものやら。

そして、私がこのの御者に対してちょっと気になったのが、普通のとらっくを動かすよりも難しい代物であるがゆえに、仕事に対する一種の誇りや優越感があるようなのです。

(免状もろーどとれいん用のものがあるのですよ…彼らは御者の世界ではいわゆる、とかいう部類のようなのです…)

ううむ。ではなおさら、こうした路肩での客引きではなく、とらっくたーみなる付近で女を選ばせてやる方が良い気もしましたが。

あそこならば、仕事が終わって、別の御者にとらっくを引き渡すか、くるまの溜まり場にとらっくを仕舞い込めば、あとは自由な時間となるのですから、別に他のとらっくを気遣わなくとも女が買えるのではないでしょうか。

(それがねぇ…あいつら、仕事で疲れてたりするんで、一旦とらっくを降りると宿舎に帰ってしまったら尻が重くなる習性があるようなんです…つまり、女を買わせるにはチンボテならチンボテに行く途中か、こうして終点に着く前…しかも、あまり急がないか、到着の刻限をきちっと決められてはいないこの包茎の手前で女を買わせる方が面倒がないみたいなのですよ…)

と、アニーなる助祭からも助言と指摘をもらう羽目になります。

で、ここらの道路横にくるまを寄せてアレをせずとも、一緒に包茎まで乗って行った後で宿舎か、その付近の姦淫公園で青姦という手もあるそうなのです。

なるほど、停める場所がなければ、そういう手もありなのですね。

では…。

という訳で、私はクシを偽女種に変えた上で、強制更衣させます。

ええ、これも人助けのうち。

私とクシがここで助平行為に耽っておれば、なんじゃなんじゃと、とらっくの速度を緩めて覗き込む輩が増えるかも知れません。

そして、そこで女官たちが似たような事が出来るぞと売春交渉を持ちかけやすくなるならばしめたもの。

あとは…私とクシの頑張り次第でしょう。

つまり、私とクシの、生えろほんをとらっくの連中に見せることが、私の成績にならないか。

これで精気授受量や、何より私の助平の度合い採点が上がらぬかも、この路肩性交で試したかった事なのです。

こんな異様な場所でのオメコ、元来は私とてやりたくはありま…いえいえちょっとは興味があります。

しかし、淫化の帝妃となってしまったからには、例えば離魔の姦淫公園のような場所、お忍びでなくば絶対に利用できないのですよ、もはや。

で、とりあえずはクシを呼んで…まぁ、予想通りの反応です。

(さ、流石に余と言えどこれは…コイリュル、そなたやエマネ殿、ようこれを着ておれたな…)

ええそうですよ、ヤマンバ服でもじもじとしているクシですが、このど派手な姿でなんぞしておれば、必ずや人目を引くはずなのです。

ただ…室見様の助平服、忍耐の効く男たるクシでも嫌がるしろもの。

しかも、偽女種状態ですよ…見た目が女と変わらんのですから、私はいけると思ったのですけどねぇ。

ですが、色気のない女と言われ思われるのも癪な話なのですよ。

いいですねクシ。

こんなこと、皇帝衣装で出来るわけないじゃないですか。

この場所だからこそできるズルなのですっ。

そしてですねぇ。

女装しとるクシに対して私がちんぽ咥えたりしてたら、明らかに偽女種も千人卒以上のちんぽ持ち痴女種も立ってないはずのここでは異質に見えるはずなのです。

そしてアナワルキ先生、いえアナワルキ…あなたにも協力してもらいまっせ。

(いやああああああああ)

安心なさい…私にも慈悲の心はあります…。

そう、アナワルキの年齢なら、一応は月乙女の衣装、選べたはずなのです。

そして私の蛾我の腕輪から、無理からにアナワルキの服装を着替えさせることも…。

(ぐふふふふふ、確か試作品の月乙女仕様の新型服、それも淫化尼僧尊対応の試験着用者を募る回覧、回っておったはず…)

そうです、銀色の紐服とか申すしろもので、尼僧尊の暑く雨が多い地域でも快適に過ごせるとかいう触れ込み。

(というかそれ、川に飛び込んで水浴びしても布が少なすぎるからすぐ乾くってだけじゃない…)

(ふほほほほほほ、エマネ様…でかちちのアナワルキ先生には恐らく似合うであろうから試着頂くまでなのです!)

ええ、やはり、私の蛾我の腕輪からの操作であれば、強制更衣指示が効きました。

ちなみにこの機能でクシも無理からに着替えさせたの、敢えて申し上げるまでもないでしょう。

そして、アナワルキのどすけべ月乙女衣装…そもそもワイナピチュと挿入器具市くすこの月乙女の制服が現行のものでさえ「どすけべえろさきゅばす」なるしろものであるのを知るこのコイリュル。

ぜぇええええええええったいにクシがアナワルキに反応しない訳はないと思うたのですっ。

(ちなみにこの服、この後実際に淫化尼僧尊のみならず、尻出帝国…尻出尼僧尊側でも女官制服になったのですよ…)
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/273/

(更には偽女種用も開発されてるのよね…)

更には、ニスカとワヤチャ。

(ここここここコイリュルさまぁああああああ)

(なんですかこのひものうえにもひもっ)

(お黙りなさいっ。この姿でどっちかのちんぽを咥えるならば、なんで女がちんぽとか以前にその変態助平な姿でとらっくが寄ってくるのは間違いありません!そこでここの女官の皆様に客を取ってもらうのです!)

で。

蛾我の腕輪の着せ替え機能って、強力なのですね。

きゃああああとかひいいいいとかあんぎゃああああって声が方々で上がりましたが、気にしません。

どうせならこの、助平服の試験にもよいでしょう。

恥ずかしい事はクシと私だけでなく、従者のあなたがた…いえ、包茎と猿見舎の女官の皆様にもやってもらいますからね!

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べらこ「むちゃをしますね…」

こい「むちゃしました」

くし「むちゃにも程がある…あるのだが…」

あにー「この後ですね、陛下たちの渾身の助平に気を取られて」

べらこ「まさか事故」

さきす「いえ…大渋滞が。仕方なく、南米縦割街道をもう1車線封鎖して駐車帯に使うわ、なんと猿見舎さるみーじゃどころか、マンコラの手空きの女官にまで応援に来てもらうハメになったのですよ…」

あにー「更には、包茎も猿見舎もマンコラも、精気授受成績がどかっと乗っかることに」

しさい「猿見舎聖母教会の者ですが、おかげで私にも近々、名を授けて頂ける運びとなりました…」

あにー「ただ、問題があります」

さきす「この、尼僧尊仕様策定に向けての試作助平制服とやら」

あにー「包茎と猿見舎、更にはマンコラの売春担当女官の制服としても公式採用されるそうです…」

さきす「尼僧尊ならまだしも絶頂悪取いくあどるでこれは、と私たちは抵抗しました」

へるみ「しかし、抵抗虚しく…エマネ様他につきつけられた精気授受成績の前にあっては、助平姿に甘んじるしかなかったのです…」

えまね「私を悪者にせんといてください。実は、この通称・尻出尼僧尊紐服ですがね」

べんで「離魔愛隣会館のベンディーネです。離魔の聖母教会関係者もこれにされるとか。当然、我々はエマネ支部長を経由して挿入器具くすこ行政神殿に文句を言いました。この服で執務とか、正気の沙汰かと」

えまね「恐ろしい話の極みを申します。現状、淫化仕様の聖母教会尼僧服が前から割れとるどころではないでという助平服なのはご存じですね」

べんで「ええ。ええ加減にせぇよ教皇庁本庁と本国という思いで、皆の心はひとつ」

えまね「しかし、その尼僧服の下、公式ではこの紐服となるそうです」

べんで(額に血管が浮く)

いりや「ひひひひひひひひひ、これでエマネも名実ともにエロフ!」

えまね「笑い事かつ他人事だと思ってますね、おばさま…ロッテさん」

ろって「あのなイリヤ。今では淫化の太陽乙女と月乙女、私たちのような上の位のものはともかく、司祭までだと対応する聖母教会の位階も与えられる制度になったのは知ってるよな」

えまね「この制度、地方派遣の淫化神官に聖母教会の制度も利用できるようにって事で施行されたんですよ」

いりや「それが何か」

ろって「イリヤ、お前の努力は理解しているけどな、司教試験…合格できたか」

いりや「…ま、まさか…」

ろって「うむ…つまりお前はまだ司祭か助教のはず。すなわち…紐服だ」

えまね「安心してくださいおばさま。私とロッテさんも着用試験のために紐服が強制となったのです」

ろって「そればかりじゃないぞイリヤ…淫化高地神界の気候での紐服を試験ということで、挿入器具くすこの女も偽女種も強制でこうなるはず。つまりクイリョル他、行政神官たちですら紐服試用からは逃げられんのだ…」

えまね「死ぬ時は離魔りま挿入器具くすこの皆と一蓮托生で」

いりや「やめてぇえええええええ(泣)」

えまね(ふふふふふ、数字と成績のためには同胞も…)

べらこ(エマネちゃんが悪い顔なのですが…)

こい(数字と成績のためには支部長すら)

べらこ(…つまりこの紐服、コイちゃんも普及に加担したのですね…)

えまね(その内幕は次回で明らかにされるかも知れないのです…)
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