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悪霊の盆踊り? 赤道祭りだワッショイ・7
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「ふーむ。たしかに、あなたたちのきもちもわからなくはありませんね…」
じっ、と並んで座る少年たちを物静かに眺める人物。
で、少年たちとあたしたちがいる場所ですが…ここは聖院学院茸島分校の小講堂兼教室。
音楽・美術教室としても使えるように可搬式の机や椅子などがすみっこに畳まれて置かれている場所です。
そして美術の他、マットを敷いてヨガやエアロビックダンスめいた事をするのにも使えるよう、防水コーティングされた板張りになっています。
でまぁ、闇堕ちマリアの方で既にお話が出ている茸島行政支局庁舎や、その周辺施設の移築改築の結果ですけど、今はこんな感じで各々の建物が並んでいると思ってください。
◇◇◇絶◇◇◇林◇◇◇檎◇◇◇の◇◇◇森◇◇◇
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
一 般| |茸島◇学院◇茸島| ◇貴 賓◇
保養所| |庁舎◇分校◇支社| ◇保養所◇
防砂林◇道◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇道◇◇◇◇防砂林
砂浜ーー道ーーーーーーーーーー道ーーーーー砂浜
海◯◯◯桟◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯桟◯◯◯◯◯◯海
海◯◯◯橋◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯橋◯◯◯◯◯◯海
それと…◇は林や植え込みを示していますが、絶林檎か毒林檎を主に植えているとお考え下さい。
そうです。容易に立ち入ったり抜け出せないようにしたい場所は、塀の代わりに毒林檎と絶林檎を使っているんですよ…。
つまり、茸島分校と寮の建物は一見すると普通の樹木の林で囲われているだけのようですが、実際のところはある程度のステータスランクの痴女種以外は、そう簡単に逃げ出せないようになっています。
(逃げたところで弱性毒林檎の毒と絶林檎の樹液が作用します。男子生徒ならば女を犯さずにはいられなくなりますし、自慰行為をしようにも毒林檎の毒で苦しみますから助けを呼ぶしかないという訳ですね)
(ちなみにこの設計は田中内務局長とジョスリーヌ中仏支部副支部長の発案です)
いくら冷静冷徹が売りの私でも、そこまで非人道的な檻を作れとは言ってませんよと茸島行政支局長様と、そして便乗して茸島警備本部長様が、かつての上司や仲間を売っています。
なんと非人情な。
いくら痴女島への未練断ち切れぬ島流しの身と言っても、これはあんまりな振る舞いでしょう…チクられた立場の雅美さんとジョスリンなら、反論以前に手を出しそうですね。
まぁ、雅美さんとカエル女が茸島の建物群のシクレッツァに意見した話は事実なので、二人がオリューレさんとディードリアーネさんを逆恨みしない事を祈っておきましょう。
さて、一夜明けた茸島。
朝食後に呼び出された少年たち…この時点ではまだ8月でお盆前ですからね、夏休みなのですよ…を眺めるあたしとアルトさん。背後にはアンヌマリーちゃんと、暫定人事で茸島分校長を務めるオリューレさんが立って待機しています。
(教育役が欲しいところですけど、この分校の在籍生徒の性質を考えると、エリート騎士と…そして福祉精神と熱意がある女官を各1名要しますか…両方を兼ね備えた人材であれば、他でも引く手あまたでしょうしねぇ…)と、人は欲しいけど難しいだろーなーという思いをオリューレさんがよこしてきます。
ええ、この少年たち、今でこそ大人しく座ってますけど、聖院学院の中では暴れるか悪知恵を使うか、はたまたその両方だったようです。もしくは反抗的にも程があったと。
ただ…アンヌマリーちゃんやオリューレさん、そしてあたしはともかくですね、今まさに少年たちの目の前にいる人物にまず、彼らは逆らえるのか。
「ですが、あなたたちの中でひとを殺したかず、ひとりですむのはだれもいませんね?」
ええそうです。少年たちに問いかけるのはアルトさん。
その威圧感は、アルトさんの腰に提げられた特異な刀と相まって…普通の人にはかなりのものでしょう。
事実、少年たちはこの人物が痴女皇国でかなりの上位職にあって、怒らせると真剣に命に関わる部類の女性だと認識しているようです。
そして、あたしの後ろに立って控えている青薔薇騎士服姿のオリューレさんと、赤薔薇姿のアンヌマリーちゃんの位置で、あたしが名乗る以前に、アルトさんよりも上の立場だと察する程度の知恵は回っている模様。
(確か、聖院学院本校入校時の挨拶であたしの顔を見てるはずなんですけどねぇ…)
(壇上におられた上に、陛下は正装なさっていたでしょう。その白金衣仕様マイクロビキニとやらのお姿よりも遥かに威厳がある姿でご臨席なさってましたから、彼らが覚えていなくても仕方ないとは思います。不敬は働かせませんので何卒ご容赦を)
で、アルトさんがこうして少年たちの前にいるのは、何も脅したり罰を与えるためではありません。
アルトさんがあなたがたから現在の学院生活の不満や不安の聞き取りをするのは公式のお仕事であり、少年たちに直訴請願の機会を与えるためですよ~という事をあたしが教えます。
「皆さん。ここに連れて来られた際に説明を受けたと思いますが、我が痴女皇国では人を殺したからと言って、すぐ死刑にする訳ではありません。しかし…皆さんの犯したことは犯罪と言う悪いことになります。そして、あたしを含めた多くの大人が知ったが最後、あなたがたが何かの罰を受ける定めになる事ばかりなのです。そうですね、そこのあなた」と、あたしは適当な男の子を選んで問いかけます。
「今、仮に誰かがあなたを犯すか殺そうとすると、どうしますか」
(逃げるか戦います)
「ですよね。それは防衛本能と言って、人だけでなく生き物は全て敵に食べられたり殺される事を嫌がるようにできています。では、あなたが人を殺したり犯す権利があるとしましょう」
その言葉に、うんうんと頷く少年たち。
「しかし、そうなると…あなたが殺した人も戦って自分を守るか、逃げるか…そして逆にあなたを犯したり殺す権利があることになってしまいますよ。そして…人の生活で毎日毎日、そんな殺し犯し奪うことばかりをしているようでは無意味に人同士で争うばかり。更に、そんなことを来る日も来る日も続けてしまうと、人は殺し合いをして最後には滅びるだけになってしまうでしょう。あたしの言うこと、間違っているでしょうか?」と、諭してみます。
えええええ、と驚く彼ら。
しかし、アルトさんが正面で睨んでいます。皇帝陛下が優しく教え諭しているこの場の上に、あたくしの前で騒いだらどうなるかわかっておりますね、と心話で威圧まで入れています。
で、そこはアルトさん。
(それにあなたがた、れいせいに考えてごらんなさい。かりにあたくしや皇帝へいかがうばうばかりの事をしていたら、あなたがたがいちおくにん…ひとが生きているとちをうめつくすほどのかずがいてもたりませんよ。あなたたちだって、むかしははたけをたがやしたりおこめをつくったり、はたまたさかなやけものをとってくらしていたからわかるでしょう。たべる分いじょうにとればすぐになくなりますよね?)
と、海女さん時代の生活の記憶を見せて少年たちに説いて聞かせるアルトさん。
うーむ、確かにこの女の人たちの言うことにはすぐ言い返せない、という反応多数。
つまり、逆に言えばもう少し頭が回るなら、まだ言い返す気は満々というところですね。
で。
「ただ…」と、ここでアルトさんは改めて少年たちを見据えます。
「わたくしが生まれそだった村では、目には目を歯には歯をというおきてがありました。人のものをぬすめば、ぬすまれただけのものを返すか、さもなくばぬすんだもののあたいに等しいおかねを返すか、はたらく。そして人を傷つけたばあいはおなじばしょをきずつけるならわしでした。では、このおきてにしたがうとすれば、あなたはどうなりますか」
と、ここで目にも止まらぬ速さで立ち上がって、リトルクロウを抜くアルトさん。
その一瞬の動きに少年たちが唖然としていますが、同時に「絶対この人に勝てないだけじゃない、この人がその気なら次の瞬間に斬られている」と認識してくれたようです。
で、突きつけられた刀剣に怯える少年たちですが…。
「あんしんなさい。しけいにはしないとマリアヴェッラさまが言われたでしょう。ぎゃくに痴女皇国では皇帝へいかのめいれいにそむくものはしけいか、たいへんに重いつみになりますから。ただ…皇帝へいかがしけいと言うと、ほんとうにあなたは死刑になりますよ」
と、再び刀を鞘に収めながらあたしを立ててくださるアルトさん。
「で、わたしのふるさとなら、あなたはしけいです。なんかいも死んでもらうことはできませんから、なるべくざんこくで長く苦しみながらしぬ方法でころされます…しかし、ここは痴女皇国です。人をころしたならば、ころした数だけ人をうんでそだてるか、おとこのこならどこかで生まれた誰かのためにはたらきなさいといわれましたよね?」
椅子に座り直し、説いて聞かせるアルトさんの言葉には少年たち、全員がうなずきます。
これは聖院学院への入校時や、罪人寮への入寮研修の際に必ず教える事ですし、このお話の中で何度も出てきた聖院規律ですから、覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。
人を殺したなら、殺した分だけ生かせという、あれです。
そして痴女皇国では人を生かすための生産事業をしていますから、罪人工場などで働かせるか…最悪は性転換して女性として生きてもらいます…ええ、文字通り、殺した数だけ産んでくださいと語りかけます。
「でもみなさん。女の子になりたいですか」と、ここで意地悪くもあたしは問いかけます。
もちろん、この子たちの大半が強姦経験者で…しかも特別に選抜された理由の一つなんですが…何らかの形で捕まって痴女皇国に連れて来られた時点で既に「童貞じゃなかった」のを知った上での話です。
そして、幹部候補生たちは彼らの行状を理由にアナルを犯して開発しているのも。
これはさすがに全員、即答。
お尻を掘られるだけでも抵抗があるのに、この上女の子になるのは嫌ですとお返事が返ってきます。
まぁ、無理はありません。
この子たちと絡まされている罪人女官扱いの少女たちへの売春教育の実態、同じ校舎にいるだけに男子にも知れ渡っていますから。
学習時間以外はほぼ、ぶっ続けで犯されて性奴隷になるための調教漬けになっていますからね。
女の子にされるという問いかけが、その罪人女官化だと彼らは理解しています。
「でも、このままではあなたたちはひとごろしと一生言われて生きる事になりますよ。はんせいしているのに、いつまでもそんなことをえんえんと言われるのもいやですよね?」と、少年の一人に近づいて頬を撫でるアルトさん。
そして次の瞬間。
その聖院将軍騎士服の胸部がパージされ、おっぱい丸見えに。
その裸の胸で少年の顔が埋まるようにしただけではありません。
少年の上に座り、お尻を振ります。
(あなたがまじめにつとめてくれるなら、女のひとはこんなふうにあなたをかわいいかわいいとよしよししてくれます。そのためにおんなのこに間違われてもおかしくないすがたになってもらったのですよ)
と、色仕掛け全開で説得していきます。
そのバインとはみ出たお乳を揉ませ吸わせ。
お尻を触らせたり、あまつさえクロッチ部に穴を開けて、性器の濡れ具合まで確かめさせています。
ええ、あの片目が髪の毛に隠れたゲームキャラ、あんなバインバインのスタイルでしかもアラブ系の浅黒いお色気女がアルトさんです。
しかも、この間、茸島の部落長から貢がれた香木を使った香袋、香水やムスクの代わりにしておられるのは生まれ育った国の大人をよく見ておられたのでしょうね…。
(べらこへいかも香水をお使いではないですか…)
ええ、分体使用時も含めて学校がない時はっ。
あ、そうそう。あたしのMIDI仕様擬体も含め、痴女種になると体臭はほぼ、なくなります。
ですが、それでは女性の興奮を伝えるアドレナリンやフェロモンの分泌も止めてしまう話になり、売春や性交の際に支障を来しますよね。
で、今現在は女官種時代の身体同様、発情状態の分泌物はある程度の匂いが出るようになっています。
ただ…バルトリン腺液だけは元来の強酸性だと特有の臭いと刺激性がありますから、これは中性の疑似体液を任意に分泌する事もできるようになっています。
この辺の説明が、実はクリスおじさまからの受け売りなのは内緒で…。
(ふふふふふ、たしかにあなたたちがたばになっても、ふつうに戦えばあたくしをなかすことはできません。しかし、あなたたちのまたぐらのじまんのかたなをつかえば、あたくしをなかせることができるかもしれませんよ…)
はい、色仕掛け全開です。しかも…のしかかっている少年の感覚を他の子たちに共有させながら、あなたたちもこうして欲しかろうと煽る煽る。
で、あたしも加勢。この色小姓化計画における成績最優秀とされる男の子の上に座ります。
実はこれ、ジュネスの一階…皆様の世界ですと桜川の銀色のビルの地下でチップと引き換えに味わえる行為だそうです。
あるいはアメリカのそういうパブでも。
(みなさんが任地…派遣された場所で頑張ってくださるなら、アルトさんだけじゃないのですよ…あたしを鳴かせる機会も巡ってくるかも知れませんからね…)
これは本当です。
例えばイタリア派遣だと、少年僧侶やデステ伯母様付きのお小姓への道がありますから。
つまり、欧州配属ならば夜の爛れ会または類似の、紳士淑女の会合。これの竿役に選ばれますと本当にあたしとのオポルトニータがありえるんですよ。
更には、欧州作戦で各地の貴族を籠絡する手段として、フランス王国制圧後に本格実施する予定の「夜の舞踏会」の面子を作るためでもあるのですよ、女官の増員…。
ええ、おわかりでしょう。
この説得面談、少年たちを単なる色小姓として各地に派遣するだけでなく、痴女皇国の夜の戦略の尖兵として頑張ってくれないかと言うお話を「身体で」するために行っているんですよ…。
そして、オリューレさんの合図で…警務局の騎士と、行政支局の女官が入って来ます。
これ、実は幹部候補女官にやらせようかという案もあったのですが、アルトさんとあたしが強硬に主張。
敢えて、大人の女を思わせる女性陣で行く。
そして、まだまだ子供な部分もある少年たちをよしよしして、数年我慢して大人になれば道は開けるよと教え諭すのが今やってることの骨子です。
更には、ですね。
あの…ジャッ○ク・オーのポーズってのがあるでしょう。ギルティなんとかっていう格闘ゲームの女性キャラクターが四つん這いになるあれ。
あれをアルトさんがしてるんですよ。
なんちゅうポーズを知ってるんですか。
(アンジェがたまになおみさんとあそんでいるのです。で、ひょうばんになっているというので、聖院ではあれをしておとこや女官をさそうというのがはやったことがありまして…)
はぁ、いいんでしょうか、聖院。
ところでアルトさんは聖院のアルトさんです。痴女皇国のアルトさんも実はこれを知っているし、できるのですが…。
で、さっきのアルトさんとあたしのお説教。
実は、あたしの聖院勤務時代に罪人…わけても少年を叱ったりする時に二人で組んだ場合の内容まんまだったんですよ。
いかにも手慣れているかのようにアルトさんが喋ってましたけど、実際に手慣れてたんです。
そして、自身の股間の穴を使って男たちを懐柔する方法も。
ただ、ですねぇ。
アルトさんの痴女種身体はちょっと特殊なの、覚えておいででしょうか。
ほらほら、アルトさんといくらおめこしても昇格実績になかなか繋がらないというあれですよ、あれ。
ただ、その代わりにこういう時には効果を発揮します。
美少年化されているとは言えどほぼ人間に近い罪人女官種を男性化した身体の少年たちが、百億卒のあたしはもちろん、十億卒のアルトさんとおめこしてしまえば、通常の場合は少年たちの生命はありません。
絶頂時に過剰吸引となるか、さもなくば還流精気を受け止め切れずに死んでしまいます。
ですが、アルトさんの場合はいわゆる性交リミッターを使わなくても、普通に一般男性とおめこできてしまうのです。
(ただし、おに細胞や女官化ぼうし細胞を持っていただくひつようはありますよ…でないと女官になってしまいますから…)
で、女官種化の上で性別を戻している少年たちならば問題は全くありません。
そして、そんな卑猥なポーズでお尻を向けて挿入を許可されています。浅黒く日焼けした上に、卑猥な水着の跡がついたお尻です。
更には将軍服の股間に穴が開き、性器丸見え。
(い、いいんですか…)唾を飲み込む音。
アルトさんに誘われているこの少年、確か成績は序列二位…つまり、買春する女官や女性たちからの指名実績や、オリューレさんの調教と教育査定の結果ではこの色小姓化少年性奴隷の中で第二位の子のはずです。
そう、元々この子たちは通常の少年教育の過程ではなく、女官やファインテック女性社員の性欲処理に特化した教育を受けている存在。
いわば女性慣れしているだけに、女性に対して食傷気味になっているのではないかとあたしとアルトさんは推測していました。
そして、アルトさんの立場では、普段は聖院学院の男の子たちとはほとんど接触がありません。
つまり、彼らにとっては目新しい部類の女性。
(ほほほほほ、痴女皇国のしょうぐんにちんぽをつっこめるまたとないきかいですよ。さぁ、えんりょせずにいれていいですよ。じぶんのすきなようについてみなさい)
でねぇ。
二位をアルトさんが相手するってことはですねぇ。
一位の子、どないすんのか。
あたしが相手すると、事前に決まってました。
しかし、一位の子は…。
彼は思い詰めた表情であたしを見ます。
その考えは口を開く前からわかっていましたが、敢えて聞きましょう。
この子は好きだった子と無理からに別れさせられた恨みで、寝入った家族を惨殺して村から逃亡、盗賊の集団に拾われた経歴持ちです。
(本当は、俺はアニサと結ばれたかったんだ…皇帝さま…ですよね…もし、できることならお願いがあります。アニサのその後だけでも知りたいんです。いつも気にしていたんです…何とかならないでしょうか…)
じっ、と並んで座る少年たちを物静かに眺める人物。
で、少年たちとあたしたちがいる場所ですが…ここは聖院学院茸島分校の小講堂兼教室。
音楽・美術教室としても使えるように可搬式の机や椅子などがすみっこに畳まれて置かれている場所です。
そして美術の他、マットを敷いてヨガやエアロビックダンスめいた事をするのにも使えるよう、防水コーティングされた板張りになっています。
でまぁ、闇堕ちマリアの方で既にお話が出ている茸島行政支局庁舎や、その周辺施設の移築改築の結果ですけど、今はこんな感じで各々の建物が並んでいると思ってください。
◇◇◇絶◇◇◇林◇◇◇檎◇◇◇の◇◇◇森◇◇◇
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一 般| |茸島◇学院◇茸島| ◇貴 賓◇
保養所| |庁舎◇分校◇支社| ◇保養所◇
防砂林◇道◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇道◇◇◇◇防砂林
砂浜ーー道ーーーーーーーーーー道ーーーーー砂浜
海◯◯◯桟◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯桟◯◯◯◯◯◯海
海◯◯◯橋◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯橋◯◯◯◯◯◯海
それと…◇は林や植え込みを示していますが、絶林檎か毒林檎を主に植えているとお考え下さい。
そうです。容易に立ち入ったり抜け出せないようにしたい場所は、塀の代わりに毒林檎と絶林檎を使っているんですよ…。
つまり、茸島分校と寮の建物は一見すると普通の樹木の林で囲われているだけのようですが、実際のところはある程度のステータスランクの痴女種以外は、そう簡単に逃げ出せないようになっています。
(逃げたところで弱性毒林檎の毒と絶林檎の樹液が作用します。男子生徒ならば女を犯さずにはいられなくなりますし、自慰行為をしようにも毒林檎の毒で苦しみますから助けを呼ぶしかないという訳ですね)
(ちなみにこの設計は田中内務局長とジョスリーヌ中仏支部副支部長の発案です)
いくら冷静冷徹が売りの私でも、そこまで非人道的な檻を作れとは言ってませんよと茸島行政支局長様と、そして便乗して茸島警備本部長様が、かつての上司や仲間を売っています。
なんと非人情な。
いくら痴女島への未練断ち切れぬ島流しの身と言っても、これはあんまりな振る舞いでしょう…チクられた立場の雅美さんとジョスリンなら、反論以前に手を出しそうですね。
まぁ、雅美さんとカエル女が茸島の建物群のシクレッツァに意見した話は事実なので、二人がオリューレさんとディードリアーネさんを逆恨みしない事を祈っておきましょう。
さて、一夜明けた茸島。
朝食後に呼び出された少年たち…この時点ではまだ8月でお盆前ですからね、夏休みなのですよ…を眺めるあたしとアルトさん。背後にはアンヌマリーちゃんと、暫定人事で茸島分校長を務めるオリューレさんが立って待機しています。
(教育役が欲しいところですけど、この分校の在籍生徒の性質を考えると、エリート騎士と…そして福祉精神と熱意がある女官を各1名要しますか…両方を兼ね備えた人材であれば、他でも引く手あまたでしょうしねぇ…)と、人は欲しいけど難しいだろーなーという思いをオリューレさんがよこしてきます。
ええ、この少年たち、今でこそ大人しく座ってますけど、聖院学院の中では暴れるか悪知恵を使うか、はたまたその両方だったようです。もしくは反抗的にも程があったと。
ただ…アンヌマリーちゃんやオリューレさん、そしてあたしはともかくですね、今まさに少年たちの目の前にいる人物にまず、彼らは逆らえるのか。
「ですが、あなたたちの中でひとを殺したかず、ひとりですむのはだれもいませんね?」
ええそうです。少年たちに問いかけるのはアルトさん。
その威圧感は、アルトさんの腰に提げられた特異な刀と相まって…普通の人にはかなりのものでしょう。
事実、少年たちはこの人物が痴女皇国でかなりの上位職にあって、怒らせると真剣に命に関わる部類の女性だと認識しているようです。
そして、あたしの後ろに立って控えている青薔薇騎士服姿のオリューレさんと、赤薔薇姿のアンヌマリーちゃんの位置で、あたしが名乗る以前に、アルトさんよりも上の立場だと察する程度の知恵は回っている模様。
(確か、聖院学院本校入校時の挨拶であたしの顔を見てるはずなんですけどねぇ…)
(壇上におられた上に、陛下は正装なさっていたでしょう。その白金衣仕様マイクロビキニとやらのお姿よりも遥かに威厳がある姿でご臨席なさってましたから、彼らが覚えていなくても仕方ないとは思います。不敬は働かせませんので何卒ご容赦を)
で、アルトさんがこうして少年たちの前にいるのは、何も脅したり罰を与えるためではありません。
アルトさんがあなたがたから現在の学院生活の不満や不安の聞き取りをするのは公式のお仕事であり、少年たちに直訴請願の機会を与えるためですよ~という事をあたしが教えます。
「皆さん。ここに連れて来られた際に説明を受けたと思いますが、我が痴女皇国では人を殺したからと言って、すぐ死刑にする訳ではありません。しかし…皆さんの犯したことは犯罪と言う悪いことになります。そして、あたしを含めた多くの大人が知ったが最後、あなたがたが何かの罰を受ける定めになる事ばかりなのです。そうですね、そこのあなた」と、あたしは適当な男の子を選んで問いかけます。
「今、仮に誰かがあなたを犯すか殺そうとすると、どうしますか」
(逃げるか戦います)
「ですよね。それは防衛本能と言って、人だけでなく生き物は全て敵に食べられたり殺される事を嫌がるようにできています。では、あなたが人を殺したり犯す権利があるとしましょう」
その言葉に、うんうんと頷く少年たち。
「しかし、そうなると…あなたが殺した人も戦って自分を守るか、逃げるか…そして逆にあなたを犯したり殺す権利があることになってしまいますよ。そして…人の生活で毎日毎日、そんな殺し犯し奪うことばかりをしているようでは無意味に人同士で争うばかり。更に、そんなことを来る日も来る日も続けてしまうと、人は殺し合いをして最後には滅びるだけになってしまうでしょう。あたしの言うこと、間違っているでしょうか?」と、諭してみます。
えええええ、と驚く彼ら。
しかし、アルトさんが正面で睨んでいます。皇帝陛下が優しく教え諭しているこの場の上に、あたくしの前で騒いだらどうなるかわかっておりますね、と心話で威圧まで入れています。
で、そこはアルトさん。
(それにあなたがた、れいせいに考えてごらんなさい。かりにあたくしや皇帝へいかがうばうばかりの事をしていたら、あなたがたがいちおくにん…ひとが生きているとちをうめつくすほどのかずがいてもたりませんよ。あなたたちだって、むかしははたけをたがやしたりおこめをつくったり、はたまたさかなやけものをとってくらしていたからわかるでしょう。たべる分いじょうにとればすぐになくなりますよね?)
と、海女さん時代の生活の記憶を見せて少年たちに説いて聞かせるアルトさん。
うーむ、確かにこの女の人たちの言うことにはすぐ言い返せない、という反応多数。
つまり、逆に言えばもう少し頭が回るなら、まだ言い返す気は満々というところですね。
で。
「ただ…」と、ここでアルトさんは改めて少年たちを見据えます。
「わたくしが生まれそだった村では、目には目を歯には歯をというおきてがありました。人のものをぬすめば、ぬすまれただけのものを返すか、さもなくばぬすんだもののあたいに等しいおかねを返すか、はたらく。そして人を傷つけたばあいはおなじばしょをきずつけるならわしでした。では、このおきてにしたがうとすれば、あなたはどうなりますか」
と、ここで目にも止まらぬ速さで立ち上がって、リトルクロウを抜くアルトさん。
その一瞬の動きに少年たちが唖然としていますが、同時に「絶対この人に勝てないだけじゃない、この人がその気なら次の瞬間に斬られている」と認識してくれたようです。
で、突きつけられた刀剣に怯える少年たちですが…。
「あんしんなさい。しけいにはしないとマリアヴェッラさまが言われたでしょう。ぎゃくに痴女皇国では皇帝へいかのめいれいにそむくものはしけいか、たいへんに重いつみになりますから。ただ…皇帝へいかがしけいと言うと、ほんとうにあなたは死刑になりますよ」
と、再び刀を鞘に収めながらあたしを立ててくださるアルトさん。
「で、わたしのふるさとなら、あなたはしけいです。なんかいも死んでもらうことはできませんから、なるべくざんこくで長く苦しみながらしぬ方法でころされます…しかし、ここは痴女皇国です。人をころしたならば、ころした数だけ人をうんでそだてるか、おとこのこならどこかで生まれた誰かのためにはたらきなさいといわれましたよね?」
椅子に座り直し、説いて聞かせるアルトさんの言葉には少年たち、全員がうなずきます。
これは聖院学院への入校時や、罪人寮への入寮研修の際に必ず教える事ですし、このお話の中で何度も出てきた聖院規律ですから、覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。
人を殺したなら、殺した分だけ生かせという、あれです。
そして痴女皇国では人を生かすための生産事業をしていますから、罪人工場などで働かせるか…最悪は性転換して女性として生きてもらいます…ええ、文字通り、殺した数だけ産んでくださいと語りかけます。
「でもみなさん。女の子になりたいですか」と、ここで意地悪くもあたしは問いかけます。
もちろん、この子たちの大半が強姦経験者で…しかも特別に選抜された理由の一つなんですが…何らかの形で捕まって痴女皇国に連れて来られた時点で既に「童貞じゃなかった」のを知った上での話です。
そして、幹部候補生たちは彼らの行状を理由にアナルを犯して開発しているのも。
これはさすがに全員、即答。
お尻を掘られるだけでも抵抗があるのに、この上女の子になるのは嫌ですとお返事が返ってきます。
まぁ、無理はありません。
この子たちと絡まされている罪人女官扱いの少女たちへの売春教育の実態、同じ校舎にいるだけに男子にも知れ渡っていますから。
学習時間以外はほぼ、ぶっ続けで犯されて性奴隷になるための調教漬けになっていますからね。
女の子にされるという問いかけが、その罪人女官化だと彼らは理解しています。
「でも、このままではあなたたちはひとごろしと一生言われて生きる事になりますよ。はんせいしているのに、いつまでもそんなことをえんえんと言われるのもいやですよね?」と、少年の一人に近づいて頬を撫でるアルトさん。
そして次の瞬間。
その聖院将軍騎士服の胸部がパージされ、おっぱい丸見えに。
その裸の胸で少年の顔が埋まるようにしただけではありません。
少年の上に座り、お尻を振ります。
(あなたがまじめにつとめてくれるなら、女のひとはこんなふうにあなたをかわいいかわいいとよしよししてくれます。そのためにおんなのこに間違われてもおかしくないすがたになってもらったのですよ)
と、色仕掛け全開で説得していきます。
そのバインとはみ出たお乳を揉ませ吸わせ。
お尻を触らせたり、あまつさえクロッチ部に穴を開けて、性器の濡れ具合まで確かめさせています。
ええ、あの片目が髪の毛に隠れたゲームキャラ、あんなバインバインのスタイルでしかもアラブ系の浅黒いお色気女がアルトさんです。
しかも、この間、茸島の部落長から貢がれた香木を使った香袋、香水やムスクの代わりにしておられるのは生まれ育った国の大人をよく見ておられたのでしょうね…。
(べらこへいかも香水をお使いではないですか…)
ええ、分体使用時も含めて学校がない時はっ。
あ、そうそう。あたしのMIDI仕様擬体も含め、痴女種になると体臭はほぼ、なくなります。
ですが、それでは女性の興奮を伝えるアドレナリンやフェロモンの分泌も止めてしまう話になり、売春や性交の際に支障を来しますよね。
で、今現在は女官種時代の身体同様、発情状態の分泌物はある程度の匂いが出るようになっています。
ただ…バルトリン腺液だけは元来の強酸性だと特有の臭いと刺激性がありますから、これは中性の疑似体液を任意に分泌する事もできるようになっています。
この辺の説明が、実はクリスおじさまからの受け売りなのは内緒で…。
(ふふふふふ、たしかにあなたたちがたばになっても、ふつうに戦えばあたくしをなかすことはできません。しかし、あなたたちのまたぐらのじまんのかたなをつかえば、あたくしをなかせることができるかもしれませんよ…)
はい、色仕掛け全開です。しかも…のしかかっている少年の感覚を他の子たちに共有させながら、あなたたちもこうして欲しかろうと煽る煽る。
で、あたしも加勢。この色小姓化計画における成績最優秀とされる男の子の上に座ります。
実はこれ、ジュネスの一階…皆様の世界ですと桜川の銀色のビルの地下でチップと引き換えに味わえる行為だそうです。
あるいはアメリカのそういうパブでも。
(みなさんが任地…派遣された場所で頑張ってくださるなら、アルトさんだけじゃないのですよ…あたしを鳴かせる機会も巡ってくるかも知れませんからね…)
これは本当です。
例えばイタリア派遣だと、少年僧侶やデステ伯母様付きのお小姓への道がありますから。
つまり、欧州配属ならば夜の爛れ会または類似の、紳士淑女の会合。これの竿役に選ばれますと本当にあたしとのオポルトニータがありえるんですよ。
更には、欧州作戦で各地の貴族を籠絡する手段として、フランス王国制圧後に本格実施する予定の「夜の舞踏会」の面子を作るためでもあるのですよ、女官の増員…。
ええ、おわかりでしょう。
この説得面談、少年たちを単なる色小姓として各地に派遣するだけでなく、痴女皇国の夜の戦略の尖兵として頑張ってくれないかと言うお話を「身体で」するために行っているんですよ…。
そして、オリューレさんの合図で…警務局の騎士と、行政支局の女官が入って来ます。
これ、実は幹部候補女官にやらせようかという案もあったのですが、アルトさんとあたしが強硬に主張。
敢えて、大人の女を思わせる女性陣で行く。
そして、まだまだ子供な部分もある少年たちをよしよしして、数年我慢して大人になれば道は開けるよと教え諭すのが今やってることの骨子です。
更には、ですね。
あの…ジャッ○ク・オーのポーズってのがあるでしょう。ギルティなんとかっていう格闘ゲームの女性キャラクターが四つん這いになるあれ。
あれをアルトさんがしてるんですよ。
なんちゅうポーズを知ってるんですか。
(アンジェがたまになおみさんとあそんでいるのです。で、ひょうばんになっているというので、聖院ではあれをしておとこや女官をさそうというのがはやったことがありまして…)
はぁ、いいんでしょうか、聖院。
ところでアルトさんは聖院のアルトさんです。痴女皇国のアルトさんも実はこれを知っているし、できるのですが…。
で、さっきのアルトさんとあたしのお説教。
実は、あたしの聖院勤務時代に罪人…わけても少年を叱ったりする時に二人で組んだ場合の内容まんまだったんですよ。
いかにも手慣れているかのようにアルトさんが喋ってましたけど、実際に手慣れてたんです。
そして、自身の股間の穴を使って男たちを懐柔する方法も。
ただ、ですねぇ。
アルトさんの痴女種身体はちょっと特殊なの、覚えておいででしょうか。
ほらほら、アルトさんといくらおめこしても昇格実績になかなか繋がらないというあれですよ、あれ。
ただ、その代わりにこういう時には効果を発揮します。
美少年化されているとは言えどほぼ人間に近い罪人女官種を男性化した身体の少年たちが、百億卒のあたしはもちろん、十億卒のアルトさんとおめこしてしまえば、通常の場合は少年たちの生命はありません。
絶頂時に過剰吸引となるか、さもなくば還流精気を受け止め切れずに死んでしまいます。
ですが、アルトさんの場合はいわゆる性交リミッターを使わなくても、普通に一般男性とおめこできてしまうのです。
(ただし、おに細胞や女官化ぼうし細胞を持っていただくひつようはありますよ…でないと女官になってしまいますから…)
で、女官種化の上で性別を戻している少年たちならば問題は全くありません。
そして、そんな卑猥なポーズでお尻を向けて挿入を許可されています。浅黒く日焼けした上に、卑猥な水着の跡がついたお尻です。
更には将軍服の股間に穴が開き、性器丸見え。
(い、いいんですか…)唾を飲み込む音。
アルトさんに誘われているこの少年、確か成績は序列二位…つまり、買春する女官や女性たちからの指名実績や、オリューレさんの調教と教育査定の結果ではこの色小姓化少年性奴隷の中で第二位の子のはずです。
そう、元々この子たちは通常の少年教育の過程ではなく、女官やファインテック女性社員の性欲処理に特化した教育を受けている存在。
いわば女性慣れしているだけに、女性に対して食傷気味になっているのではないかとあたしとアルトさんは推測していました。
そして、アルトさんの立場では、普段は聖院学院の男の子たちとはほとんど接触がありません。
つまり、彼らにとっては目新しい部類の女性。
(ほほほほほ、痴女皇国のしょうぐんにちんぽをつっこめるまたとないきかいですよ。さぁ、えんりょせずにいれていいですよ。じぶんのすきなようについてみなさい)
でねぇ。
二位をアルトさんが相手するってことはですねぇ。
一位の子、どないすんのか。
あたしが相手すると、事前に決まってました。
しかし、一位の子は…。
彼は思い詰めた表情であたしを見ます。
その考えは口を開く前からわかっていましたが、敢えて聞きましょう。
この子は好きだった子と無理からに別れさせられた恨みで、寝入った家族を惨殺して村から逃亡、盗賊の集団に拾われた経歴持ちです。
(本当は、俺はアニサと結ばれたかったんだ…皇帝さま…ですよね…もし、できることならお願いがあります。アニサのその後だけでも知りたいんです。いつも気にしていたんです…何とかならないでしょうか…)
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