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アルトリーネさんの里帰り・1
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みなさま。
社会の窓とやらを全開して歩かれた事はございますか。
スカートを何かに挟むかしてぱんつまるみえになっているのに気づかないとかございますか。
普段からお尻丸出しで生活しているわたくしどもからすると奇妙ではありますが、そんなわたくしでも完全なすっぽんぽんは流石に誰にでもお見せしたい訳ではありません。もっというと、流石の聖院でも全裸で闊歩する人はいません。約1名以外は。
------------------------------------
「Cariburn. Emergency. This is Chris WordsWorth.JA0425,Geena Wordsworth calling PAN,PAN,」
ちょっと早口でとけいに向かってクリス様が言われてます。
なんかどっかで聞いた言い回しですがよく思い出せません。
確かマリア様が今は思い出してもらうと困る話をしたからって辺りの記憶だと思います。
This is Caliburn.Radio connected.JA0425 FCO.G.Wordsworth.UGH-SMY,Major.
『ヘロー、ディス・イズ・ジーナ。どしたいダーリン』
「こちらクリス。ジーナさん。マリアが例の領主の脳内を探った結果、ハッシシとオイル関係で現物取引したものが判明。火薬です。年代や技術水準から推測すると黒色火薬の可能性あり。あの時代のアラビア半島って銃器ありましたっけ?」
『こちらジーナ。戻らんとわからん。あと、硝石を買ってたら完璧アウト。あれ確かこの時代のインドで取れる。あとAD1600年代のシリアほかで銃持ってる。こっちと技術発展歴史が同じなら火縄かマスケットレベルのはずやけどな』
「爆弾の開発実績はあるのでしょうか?」
『せいぜいマスケットやったら大したものはできてない。むしろ大砲の類を持ってる可能性。しかし、アラビア半島って割と昔から火薬自体は作ってるはずやけどなぁ』
「こちらと我々とは歴史が違うのが影響してますかねぇ」
『もう少し探った方がええやろ。西暦20世紀以降のイスラム世界が大好きな爆弾テロ自爆テロで使えるような安定した爆弾と起爆装置が作れるのは、少なくとも雷管の発明を待たなあかんやんか。例の蒙古の怪人国が来た時も、簡単な手投げ弾だの原始的なロケットレベルやし』
「ただ、大量の火薬調達を考えると、ちょっと怪しいですよね」
『ま、船に積んでる現金代わりの葉っぱとかの量によるが、わざわざ船を仕立てて買いに行くくらいや。結婚式の祝砲で古臭い鉄砲撃つ程度で済まない使用量を計画していた可能性がある。つまり、戦争の支度やな』
「当時のあの辺は…こっちならオスマン帝国の辺り、つまりトルコの影響が強い時代ですね」
『こりゃあ現地視察の必要あるかな。航空偵察だけでは探れん部分が出てきたで。とりあえずもうちょいしたら降りる。予定到着時刻ヒトヨンヨンマル。できたら関係者、レパルスのブリーフィングルームに集めてくれるとありがたい。一旦切るで。オーバー』
「まりあさまー。きいておられましたー?」
(へろー。きいてたー。おとーさんー船のガラ抑えるの罪人頭に手配済みー。騎士突入させるー。あと領主の身柄はマイレーネさんが今そっち行ったから渡してー。そこにいてくれたらレパルスの甲板に飛ばすー。ヘンドリック大佐に甲板の第2エレベーターの上になんか行くから出迎え希望って伝えてー)
「おお、アルトリー「ネ」、これが件の領主ですか」流石にこういう時はマイレーネさん様のような人が頼もしいです。
「はい、マイレーネ様」
「とりあえず裸のままでも何でも良いから確保してしまいましょう」
「マイレーネ、マリアから連絡が入った。あの湖の船の牢屋を貸してくれるそうだ。あと、聖院分院の写真とやらを撮ってきた菅野殿が帰ってくる。ここにいればマリアがれぱるすというその船に送ってくれるそうだ。プラウファーネお役目ご苦労。申し訳ないが、我々はクリス殿と一緒にえぬびーの船に向かう」
「いえ、アレーゼ様。お役に立てたかどうか」
「早急に私からも何かさせて頂く。ではな」
アレーゼ様が言うと、一瞬で景色が変わり…ぎゃああああああああああああああああ!
そうです。さっきまで我々は何をしていたのか。
そして、わたくしどもの服装習慣を思い出してください。
アレーゼ様やマイレーネ様はまだしも、クレーゼ様と、わたくしどもはどういう状態だったか。
ええ、れぱるすの甲板に裸の集団がですね。そりゃ、いくら何でも向こう様の習慣を存じ上げてますからね、わたくしも。
更にね、向こうのおふねですから英語で聞かれてクリス様がお答えしておられますが、着艦機があるから今えれべーたーとやらを動かせない。降りて来られるのはカンノ氏と奥様です。様のために何か羽織れるものをと艦内に取りにいかせておりますのでお待ち下さいと、派手な色のかぶとを被ったお方に言われています。
後から聞くとかんぱんたんとうしかんといって、ここからとばしたり降りてくるひこうきの整理をする方だそうです。
きいいいいいんと、この世界ではついぞ聞かない高い音がしました。
点滅するあかりを持って先程の色とりどりのかぶとをかぶり、もこもこした上着を着た方々が忙しそうに配置についています。
「艦尾…あちらから降りて来ますね」ぶわっしゅー!と派手な音がして甲板に水が吹き上がっています。
ばんしーの場合、お尻から吐く熱気がすごいのでこうして冷やしておくそうです。風向きが気になります。雨みたいにこっちにかかりそうで。いえ。
やがて、おなか側が灰色でつばさに日の丸を描いたひこうきが降りてきました。えれべーたーの上で震えているわたくしたち…ええ、あまり熱くするとかんぱんを焼かないかと気になります…の横のほうを過ぎていきます。
クリス様によると、おふねの甲板に異常がないかを確かめるために一旦通り過ぎてから、後ろの方から入ってくるのだそうです。
やがてつばさや胴体のあちこちを光らせたばんしーが降りてくると、ひいいいいんという音が一際高くなり、かんぱんの上でじっととまります。
そしてそろーーーーっと着地。
前の車輪のところについているあかりがものすごくまぶしいです。胴体の上では赤い光がくるくるしてますね。
で、へるめっととやらを被った人が近づいてきて、何やらクリス様にお話をしています。あれ…ばんしーをもうすこし違うえれべーたーにのせるからそっちにおうつりください。ゴルディーニ様がお待ちですと。
で、ばんしーです。
前にもなんどか、このじぇーえー0425という番号のばんしーを見ていますが、まぢかで見ると正直おっきいです。
だいたいのはば14m、ながさ20m、にまいあるたてのつばさ…すいちょくびよくというそうすが、これをいっぱいにたてると6mはあるそうです。
マイレーネ様を縦に三人並べたと言えばわかるでしょうか。
そして、今は閉じていますが、こくぴっとという鼻先にある人が乗る場所のすぐうしろに空気取り入れぐちという大きな穴が空いています。
今はふたをしていただいていますが、本当ならえんじんが回っている間は近づいたらだめだそうです。今はわたくしたちのために、上にある小さなあなを開いてくうきを入れてえんじんを冷やしているのだとか。
で、こくぴっとという場所にはとうめいなガラスのようなものでできた丸い屋根がかぶさっています。
何やら文字がいろいろ書いてありますね。
クリス様に読んでいただきましたが、うんてんする人の座る方にはかんのなおしたいい つうしょうですとろいやーと書かれているそうです。
菅野様、これ見てめっちゃ怒ってたそうですが、ジーナ様が「あんたがバンバン壊してたのは伝説的な事実やろ、あきらめろ」とか言ったら黙っておられました。菅野様、どうもだいにほんていこくにいる時はひこうきをこわす天才でもあったそうです。
困った才能ですね。
で、うしろにはジーナたかぎしょうさ 通称だんさー、つまり踊り子さんの意味のあだ名が書かれているそうです。これはあっていますね。本物の踊り子さんでもあるわけですから。
で、ダリアリーネが胴体を触ろうとしてたんとうしかんの人に怒られていました。今は降りてきたばかりなのでまだあついよ、という事だそうです。
音の速さの三倍から六倍で飛んでくると、空気とひこうきがこすれあって数百度…ですか、わたくしたちが戦う時の周りくらいの熱さになるそうです。本当なられぱるすに近づく前に、ある程度ゆっくり飛んで冷やしてから降りるけど、今回はいろいろ起きているからやむをえず熱いままで降ろしたそうです。
このあと、かくのうこにえれべーたーで降ろしてかられいきゃくしゃという車から出たほーすをつなぎ、すいしんざいを兼ねた冷却えきというお汁をじゅんかんさせて冷やすから大丈夫ですけど、まだちょっと熱いからうかつに触らないでくださいねとクリス様。クリス様は機内のジーナ様と連絡を取っています。
(うん、まだラダー出さんでええでー。トーイングカー繋いで待機位置にまで引っ張られてからでかめへんわ)などなど。
クリス様も何度も乗っておられるので、はしごの出し方とかを知っているのでしょう。
ちなみにクリス様も、ジーナ様が必ず後ろにのる前提でこれを飛ばせるそうです。すごいですね。
「難しい飛ばし方は出来ませんけどね。後これ、宇宙空間…高さ300キロくらいと言ってわかるかな、完全に空気のないところまで上がれます。こっちに来た駆逐艦という船で回収するためのギリギリの高さですけどね。ドゥブルヴェならもっとはやく高くあがれますよ」
聞くと、同じようなこんちゅうの目がついててもばんしーとどぅぶるゔぇは全然違うことに使うそうです。
ばんしーはわたくしたちの地球をせめるような事に使うので、るどうたぶるのような大きな金まらや、今積んでいるていさつぽっどという大きなお目々がついた機械をおなかに1つぶら下げておけるのだとか。
ここに自分をまもったり敵のひこうきを落とすための金まらが左と右で五発ずつ入ってますよと、えんじんの横辺りのしたがちょっとふくらんだ辺りを指してクリス様。
まぁ、ご自身で何回も飛ばしている上に、ひこうまえてんけんと言ってばんしーのまわりを一周しておかしなところはないか確かめてから、はしごで上がってあの狭い穴に乗るのだそうです。これをやると嫌でも詳しくなるそうです。
こくぴっとはマイレーネ様より更に上の場所…さんめーとるからよんめーとるくらいの高さにあるので、わたし達からジーナ様や菅野様の姿がよく見えません。これはどぅぶるゔぇも同じくらいですね。
逆にどぅぶるゔぇはうちゅうぐんというところでおもに使っていて、逆にせめてくる敵を撃ち落とすのに使うひこうきだそうです。
ジーナ様曰く、ちょくせんばんちょうでじょうしょうばんちょうだとか。菅野様のような人には絶対乗せたくないときあいを込めていっておられました。
「ジーナさん、ドゥブルヴェにはいい思い出ないって言ってたからなぁ」
そうです。
三機のばんしーをげきついしたのはジーナ様自身だったんですよねぇ。
ばんしーは金まらのるどぅたぶるを積んでなくても結構あぶないひこうきだそうです。
ひょうじゅんで積んでいる大型こうせんほうは大勢の人を殺すのに使えないそうですが、てりぶるという金まら十発、これだけでもそれなりにきょうりょくな太陽より熱い爆発で穢れを撒き散らすんだそうです。
「操られてるから脱出操作も出来へんかったんやろなぁ」と残念そうに言っておられました。
あとでぐんぽうかいぎというさいばんに出た際でも「撃墜は止むを得ない。現地住民への被害を鑑みると高木少佐の行動に不当性なし」という結論だったそうです。
がこん、と音がしてあたくしたちごとばんしーがれぱるすの格納庫に降りて行きます。
ものすごい複雑そうな作りの穴を抜けると、広くて長い場所に下ろされました。壁といわず床といわず灰色に塗られており、ところどころに強力なあかりが光っています。
(アルト様は落ち着いてらっしゃいますね)
「あー、ダリアリーネは初めてでしたね。あたくしはあーくろいやると言うのですが、このれぱるすと大体同じおふねを知っていますから。ちゃんとえれべーたーが床に着いて、そこの隅にみどり色の光が灯るまでは動いてはなりませんよ」
今、降りようとしたら困った事になりますから。で、迎えに来られた人に誘われてばんしーから離れます。
マリア様が頑張って集めて来られたのでしょう、銀衣正装が届けられていました。
リトルクロウもありますが、まぁクリス様の関係者という事で持っていてもいいと判断されたのでしょう。初めてあーくろいやるに乗った時には剣を預ける事になりましたね。
ばんしーの前にとーいんぐとらくたーという、ひこうきを引っ張るくるまが連結されています。これもあーくろいやると同じです。もう少ししたらえんじんを止めてジーナ様と菅野様が降りて来られるはずですが、とりあえずわたくしたちだけ先にぶりーふぃんぐるーむというお部屋に行くそうです。
あ、そうそう。あーくろいやるではごはんを頂いたこともあります。おいしかったです。ジーナ様は一口目を口に運ぶ時に、毒を食べるのかというくらい死にそうな顔でおさじを口に入れていたのですが。
で、ぶりーふぃんぐるーむに着くと、適当に座って待っていて欲しいと言われました。
いす、燃えませんかね。大丈夫でしょうか。そろー。
透明なボトルという入れ物に入った飲み物が配られました。紅茶と言うのだそうです。
で、それとすこーんとか言うおかしを頂いていると、ひこうふくという服を来たままのジーナ様と菅野様が入ってこられました。ジーナ様と菅野様では着ている服が違っていて、ちゃんとしたパイロットスーツというつなぎ服を着ているのがジーナ様、げすとすーつと言って体をかいぞうしていない人が着る服なのが菅野様だそうです。
げすとすーつを着てそうじゅうすると、ばんしーの飛び方がかなり変わってしまい、あまり派手に飛ばせなくなるのは以前にクリス様からお聞きしています。
そして、げすとすーつの人だけでは飛ばすことができないので、必ずちゃんとした服を着た人と一緒に乗る必要があるということもその時に伺っていました。
「皆さんお疲れ様です。で、早速ですが」と言ってジーナ様がお部屋のおく方の席に座って何かされると、奥の壁に何枚もの写真がひょうじされました。
聖炎宮の画像が出た時はジーナ様が大慌てで消していました。ええ、後でちゃんとさくじょしておいてくださいね。
「えー、まずこれがラオス・ビルマ北部の状況です。偵察衛星からの植生パターンと照合しますと、それなりに大規模な栽培の痕跡が窺えます」クリス様の隣にいるので(地図のオレンジ色がぽぴーをうえているか勝手に生えていると思われる場所ですよ)などなど教えてもらえます。
「で、これがインド北部。こちらも、明らかに栽培しているらしい密度の可能性があります」赤い小さな光が出る棒でジーナ様が写真に映っている問題点はここですよーと示しながら話を進めています。
「で、これがカイバル峠からアフガニスタン北部。こちらは水の便があまり良くないせいもあると思うのですが、それほど大規模な栽培痕跡は認められていません。ただし今回は南部を偵察していませんので、なるべく早急に再度の偵察を行うか、衛星画像の分析をかけて栽培地域を割り出しておく方が良いと思われます」こういう場だとジーナ様はジーナ語で話されませんね。
(あれは公式の場だとマナー違反に近いのです。もっとも同じ辺りに住んでいる人ばかりだとマナーになるので困ったものなのですが。正直、僕たちの英語とおーすとらりあ…昔。イギリスで悪い事をした人をGODAIGOした場所の英語くらい違いますから、ジーナさんの日本語って)とクリス様が遠い目をしています。
(昔、黒火山ちぇすと国ですか、向こうの地球のあの辺、僕たちの艦隊と喧嘩をしたことがあるんですよ。で、当時の僕たちは世界最強でした。ところが油断して、その艦隊の司令官がものすごく怒られるくらい大損害を出したことがありまして…で、色々調べたり本国で話し合いをした結果「あそこと殴り合うのはやめとこう。最後の一人になってもころしの目で襲ってくる」という結論が出て、ぼうえきという商売の取引をする事にしたそうです。当時のイギリスは割と蛮族で、野蛮な薩摩ごとき赤ちゃんの手をひねるようにキャンと言わせられると思っていたそうですが、きらー汗国が攻めた時と同じ種類のあまりにも野蛮でありえない反撃を受けてびびりまして。「こいつらはまともじゃなさすぎる」とあの当時のイギリスに思わせるのはかなり大変な事だったのですよ)
(そのさつまという国はどんな国なのですか)
(あー、簡単だ。当時の日本の武士は刀を抜く前になんか話をしようとする。で、薩摩だと問答無用で刀を抜いてくる。そして示現流とかタイ捨とか変な剣の技を駆使して猿のように叫びながら襲ってくる。これがチェストというやつだ。あと、ものすごく下らん事で腹を切ったり、いつ発射するかわからん火縄銃を縄で縛ってくるくる回してる周りを囲んでみんなで飯食ったり、罪人をみんなで追いかけて内臓を奪い合う鍛え方をしていた。あそこと徳之島という島は日本の基準で考えない方がいいぞ。あの辺の出身のやつはとにかく喧嘩になると、すぐ命の取り合いをしようとするので昔から有名だから)
菅野様の話を聞くと、日本以外のどこかに行ってもらう方がいいと思いましたが、よーろっぱとかに行ったら行ったでものすごい戦争をしそうですね。
「真珠の市場状況は画像だけでは不明ですが、バーレーンのムハッラク島に該当すると思われる島です。概ねこちらの状況と大差ない建物や船舶が集まっております。ここで、参加者の中に当該地域近辺の出身者がおりますので、私の方から二三点お尋ねさせて頂く時間をとらせて頂ければと。騎士のアルトリーネさん、すみませんが座ったままで構いませんので、よろしくお願い致します」
いきなりジーナ様から指名されてびっくりです。しかも、失礼ですがお仕事モードのジーナ様ですよ。ちゃんと答えられるかしら、どきどき。
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アルトリーネ「んもー、いきなり指名しないでくださいよー」
ジーナ「つーかああいう場所で私語すんな私語。口に出してないから怒らなかっただけで喋ってたら懲罰やぞー軍はー」
クリス「まぁジーナさんは特に、そういう事を注意する立場でしたからねぇ」
ジーナ「もっとも注意する立場なのに、夜に酒飲んで騒いでた奴もいたな…まぁ、あれはまだ明日死ぬかもしれんから不問やったようやけど」
バカヤロウ「あれくらいおおめにみろー」
ジーナ「ちなみに本物のバーレーンの真珠取りの潜水夫の境遇は結構大変だったようですわ。一言で言うと帝○愛地下王国建設現場」
アルト「それ聞くと、あたくしまだ恵まれてたのかしら」
ジーナ「次回、ふんどし海女好色祭り・アラビア湾編にズームイン!」
社会の窓とやらを全開して歩かれた事はございますか。
スカートを何かに挟むかしてぱんつまるみえになっているのに気づかないとかございますか。
普段からお尻丸出しで生活しているわたくしどもからすると奇妙ではありますが、そんなわたくしでも完全なすっぽんぽんは流石に誰にでもお見せしたい訳ではありません。もっというと、流石の聖院でも全裸で闊歩する人はいません。約1名以外は。
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「Cariburn. Emergency. This is Chris WordsWorth.JA0425,Geena Wordsworth calling PAN,PAN,」
ちょっと早口でとけいに向かってクリス様が言われてます。
なんかどっかで聞いた言い回しですがよく思い出せません。
確かマリア様が今は思い出してもらうと困る話をしたからって辺りの記憶だと思います。
This is Caliburn.Radio connected.JA0425 FCO.G.Wordsworth.UGH-SMY,Major.
『ヘロー、ディス・イズ・ジーナ。どしたいダーリン』
「こちらクリス。ジーナさん。マリアが例の領主の脳内を探った結果、ハッシシとオイル関係で現物取引したものが判明。火薬です。年代や技術水準から推測すると黒色火薬の可能性あり。あの時代のアラビア半島って銃器ありましたっけ?」
『こちらジーナ。戻らんとわからん。あと、硝石を買ってたら完璧アウト。あれ確かこの時代のインドで取れる。あとAD1600年代のシリアほかで銃持ってる。こっちと技術発展歴史が同じなら火縄かマスケットレベルのはずやけどな』
「爆弾の開発実績はあるのでしょうか?」
『せいぜいマスケットやったら大したものはできてない。むしろ大砲の類を持ってる可能性。しかし、アラビア半島って割と昔から火薬自体は作ってるはずやけどなぁ』
「こちらと我々とは歴史が違うのが影響してますかねぇ」
『もう少し探った方がええやろ。西暦20世紀以降のイスラム世界が大好きな爆弾テロ自爆テロで使えるような安定した爆弾と起爆装置が作れるのは、少なくとも雷管の発明を待たなあかんやんか。例の蒙古の怪人国が来た時も、簡単な手投げ弾だの原始的なロケットレベルやし』
「ただ、大量の火薬調達を考えると、ちょっと怪しいですよね」
『ま、船に積んでる現金代わりの葉っぱとかの量によるが、わざわざ船を仕立てて買いに行くくらいや。結婚式の祝砲で古臭い鉄砲撃つ程度で済まない使用量を計画していた可能性がある。つまり、戦争の支度やな』
「当時のあの辺は…こっちならオスマン帝国の辺り、つまりトルコの影響が強い時代ですね」
『こりゃあ現地視察の必要あるかな。航空偵察だけでは探れん部分が出てきたで。とりあえずもうちょいしたら降りる。予定到着時刻ヒトヨンヨンマル。できたら関係者、レパルスのブリーフィングルームに集めてくれるとありがたい。一旦切るで。オーバー』
「まりあさまー。きいておられましたー?」
(へろー。きいてたー。おとーさんー船のガラ抑えるの罪人頭に手配済みー。騎士突入させるー。あと領主の身柄はマイレーネさんが今そっち行ったから渡してー。そこにいてくれたらレパルスの甲板に飛ばすー。ヘンドリック大佐に甲板の第2エレベーターの上になんか行くから出迎え希望って伝えてー)
「おお、アルトリー「ネ」、これが件の領主ですか」流石にこういう時はマイレーネさん様のような人が頼もしいです。
「はい、マイレーネ様」
「とりあえず裸のままでも何でも良いから確保してしまいましょう」
「マイレーネ、マリアから連絡が入った。あの湖の船の牢屋を貸してくれるそうだ。あと、聖院分院の写真とやらを撮ってきた菅野殿が帰ってくる。ここにいればマリアがれぱるすというその船に送ってくれるそうだ。プラウファーネお役目ご苦労。申し訳ないが、我々はクリス殿と一緒にえぬびーの船に向かう」
「いえ、アレーゼ様。お役に立てたかどうか」
「早急に私からも何かさせて頂く。ではな」
アレーゼ様が言うと、一瞬で景色が変わり…ぎゃああああああああああああああああ!
そうです。さっきまで我々は何をしていたのか。
そして、わたくしどもの服装習慣を思い出してください。
アレーゼ様やマイレーネ様はまだしも、クレーゼ様と、わたくしどもはどういう状態だったか。
ええ、れぱるすの甲板に裸の集団がですね。そりゃ、いくら何でも向こう様の習慣を存じ上げてますからね、わたくしも。
更にね、向こうのおふねですから英語で聞かれてクリス様がお答えしておられますが、着艦機があるから今えれべーたーとやらを動かせない。降りて来られるのはカンノ氏と奥様です。様のために何か羽織れるものをと艦内に取りにいかせておりますのでお待ち下さいと、派手な色のかぶとを被ったお方に言われています。
後から聞くとかんぱんたんとうしかんといって、ここからとばしたり降りてくるひこうきの整理をする方だそうです。
きいいいいいんと、この世界ではついぞ聞かない高い音がしました。
点滅するあかりを持って先程の色とりどりのかぶとをかぶり、もこもこした上着を着た方々が忙しそうに配置についています。
「艦尾…あちらから降りて来ますね」ぶわっしゅー!と派手な音がして甲板に水が吹き上がっています。
ばんしーの場合、お尻から吐く熱気がすごいのでこうして冷やしておくそうです。風向きが気になります。雨みたいにこっちにかかりそうで。いえ。
やがて、おなか側が灰色でつばさに日の丸を描いたひこうきが降りてきました。えれべーたーの上で震えているわたくしたち…ええ、あまり熱くするとかんぱんを焼かないかと気になります…の横のほうを過ぎていきます。
クリス様によると、おふねの甲板に異常がないかを確かめるために一旦通り過ぎてから、後ろの方から入ってくるのだそうです。
やがてつばさや胴体のあちこちを光らせたばんしーが降りてくると、ひいいいいんという音が一際高くなり、かんぱんの上でじっととまります。
そしてそろーーーーっと着地。
前の車輪のところについているあかりがものすごくまぶしいです。胴体の上では赤い光がくるくるしてますね。
で、へるめっととやらを被った人が近づいてきて、何やらクリス様にお話をしています。あれ…ばんしーをもうすこし違うえれべーたーにのせるからそっちにおうつりください。ゴルディーニ様がお待ちですと。
で、ばんしーです。
前にもなんどか、このじぇーえー0425という番号のばんしーを見ていますが、まぢかで見ると正直おっきいです。
だいたいのはば14m、ながさ20m、にまいあるたてのつばさ…すいちょくびよくというそうすが、これをいっぱいにたてると6mはあるそうです。
マイレーネ様を縦に三人並べたと言えばわかるでしょうか。
そして、今は閉じていますが、こくぴっとという鼻先にある人が乗る場所のすぐうしろに空気取り入れぐちという大きな穴が空いています。
今はふたをしていただいていますが、本当ならえんじんが回っている間は近づいたらだめだそうです。今はわたくしたちのために、上にある小さなあなを開いてくうきを入れてえんじんを冷やしているのだとか。
で、こくぴっとという場所にはとうめいなガラスのようなものでできた丸い屋根がかぶさっています。
何やら文字がいろいろ書いてありますね。
クリス様に読んでいただきましたが、うんてんする人の座る方にはかんのなおしたいい つうしょうですとろいやーと書かれているそうです。
菅野様、これ見てめっちゃ怒ってたそうですが、ジーナ様が「あんたがバンバン壊してたのは伝説的な事実やろ、あきらめろ」とか言ったら黙っておられました。菅野様、どうもだいにほんていこくにいる時はひこうきをこわす天才でもあったそうです。
困った才能ですね。
で、うしろにはジーナたかぎしょうさ 通称だんさー、つまり踊り子さんの意味のあだ名が書かれているそうです。これはあっていますね。本物の踊り子さんでもあるわけですから。
で、ダリアリーネが胴体を触ろうとしてたんとうしかんの人に怒られていました。今は降りてきたばかりなのでまだあついよ、という事だそうです。
音の速さの三倍から六倍で飛んでくると、空気とひこうきがこすれあって数百度…ですか、わたくしたちが戦う時の周りくらいの熱さになるそうです。本当なられぱるすに近づく前に、ある程度ゆっくり飛んで冷やしてから降りるけど、今回はいろいろ起きているからやむをえず熱いままで降ろしたそうです。
このあと、かくのうこにえれべーたーで降ろしてかられいきゃくしゃという車から出たほーすをつなぎ、すいしんざいを兼ねた冷却えきというお汁をじゅんかんさせて冷やすから大丈夫ですけど、まだちょっと熱いからうかつに触らないでくださいねとクリス様。クリス様は機内のジーナ様と連絡を取っています。
(うん、まだラダー出さんでええでー。トーイングカー繋いで待機位置にまで引っ張られてからでかめへんわ)などなど。
クリス様も何度も乗っておられるので、はしごの出し方とかを知っているのでしょう。
ちなみにクリス様も、ジーナ様が必ず後ろにのる前提でこれを飛ばせるそうです。すごいですね。
「難しい飛ばし方は出来ませんけどね。後これ、宇宙空間…高さ300キロくらいと言ってわかるかな、完全に空気のないところまで上がれます。こっちに来た駆逐艦という船で回収するためのギリギリの高さですけどね。ドゥブルヴェならもっとはやく高くあがれますよ」
聞くと、同じようなこんちゅうの目がついててもばんしーとどぅぶるゔぇは全然違うことに使うそうです。
ばんしーはわたくしたちの地球をせめるような事に使うので、るどうたぶるのような大きな金まらや、今積んでいるていさつぽっどという大きなお目々がついた機械をおなかに1つぶら下げておけるのだとか。
ここに自分をまもったり敵のひこうきを落とすための金まらが左と右で五発ずつ入ってますよと、えんじんの横辺りのしたがちょっとふくらんだ辺りを指してクリス様。
まぁ、ご自身で何回も飛ばしている上に、ひこうまえてんけんと言ってばんしーのまわりを一周しておかしなところはないか確かめてから、はしごで上がってあの狭い穴に乗るのだそうです。これをやると嫌でも詳しくなるそうです。
こくぴっとはマイレーネ様より更に上の場所…さんめーとるからよんめーとるくらいの高さにあるので、わたし達からジーナ様や菅野様の姿がよく見えません。これはどぅぶるゔぇも同じくらいですね。
逆にどぅぶるゔぇはうちゅうぐんというところでおもに使っていて、逆にせめてくる敵を撃ち落とすのに使うひこうきだそうです。
ジーナ様曰く、ちょくせんばんちょうでじょうしょうばんちょうだとか。菅野様のような人には絶対乗せたくないときあいを込めていっておられました。
「ジーナさん、ドゥブルヴェにはいい思い出ないって言ってたからなぁ」
そうです。
三機のばんしーをげきついしたのはジーナ様自身だったんですよねぇ。
ばんしーは金まらのるどぅたぶるを積んでなくても結構あぶないひこうきだそうです。
ひょうじゅんで積んでいる大型こうせんほうは大勢の人を殺すのに使えないそうですが、てりぶるという金まら十発、これだけでもそれなりにきょうりょくな太陽より熱い爆発で穢れを撒き散らすんだそうです。
「操られてるから脱出操作も出来へんかったんやろなぁ」と残念そうに言っておられました。
あとでぐんぽうかいぎというさいばんに出た際でも「撃墜は止むを得ない。現地住民への被害を鑑みると高木少佐の行動に不当性なし」という結論だったそうです。
がこん、と音がしてあたくしたちごとばんしーがれぱるすの格納庫に降りて行きます。
ものすごい複雑そうな作りの穴を抜けると、広くて長い場所に下ろされました。壁といわず床といわず灰色に塗られており、ところどころに強力なあかりが光っています。
(アルト様は落ち着いてらっしゃいますね)
「あー、ダリアリーネは初めてでしたね。あたくしはあーくろいやると言うのですが、このれぱるすと大体同じおふねを知っていますから。ちゃんとえれべーたーが床に着いて、そこの隅にみどり色の光が灯るまでは動いてはなりませんよ」
今、降りようとしたら困った事になりますから。で、迎えに来られた人に誘われてばんしーから離れます。
マリア様が頑張って集めて来られたのでしょう、銀衣正装が届けられていました。
リトルクロウもありますが、まぁクリス様の関係者という事で持っていてもいいと判断されたのでしょう。初めてあーくろいやるに乗った時には剣を預ける事になりましたね。
ばんしーの前にとーいんぐとらくたーという、ひこうきを引っ張るくるまが連結されています。これもあーくろいやると同じです。もう少ししたらえんじんを止めてジーナ様と菅野様が降りて来られるはずですが、とりあえずわたくしたちだけ先にぶりーふぃんぐるーむというお部屋に行くそうです。
あ、そうそう。あーくろいやるではごはんを頂いたこともあります。おいしかったです。ジーナ様は一口目を口に運ぶ時に、毒を食べるのかというくらい死にそうな顔でおさじを口に入れていたのですが。
で、ぶりーふぃんぐるーむに着くと、適当に座って待っていて欲しいと言われました。
いす、燃えませんかね。大丈夫でしょうか。そろー。
透明なボトルという入れ物に入った飲み物が配られました。紅茶と言うのだそうです。
で、それとすこーんとか言うおかしを頂いていると、ひこうふくという服を来たままのジーナ様と菅野様が入ってこられました。ジーナ様と菅野様では着ている服が違っていて、ちゃんとしたパイロットスーツというつなぎ服を着ているのがジーナ様、げすとすーつと言って体をかいぞうしていない人が着る服なのが菅野様だそうです。
げすとすーつを着てそうじゅうすると、ばんしーの飛び方がかなり変わってしまい、あまり派手に飛ばせなくなるのは以前にクリス様からお聞きしています。
そして、げすとすーつの人だけでは飛ばすことができないので、必ずちゃんとした服を着た人と一緒に乗る必要があるということもその時に伺っていました。
「皆さんお疲れ様です。で、早速ですが」と言ってジーナ様がお部屋のおく方の席に座って何かされると、奥の壁に何枚もの写真がひょうじされました。
聖炎宮の画像が出た時はジーナ様が大慌てで消していました。ええ、後でちゃんとさくじょしておいてくださいね。
「えー、まずこれがラオス・ビルマ北部の状況です。偵察衛星からの植生パターンと照合しますと、それなりに大規模な栽培の痕跡が窺えます」クリス様の隣にいるので(地図のオレンジ色がぽぴーをうえているか勝手に生えていると思われる場所ですよ)などなど教えてもらえます。
「で、これがインド北部。こちらも、明らかに栽培しているらしい密度の可能性があります」赤い小さな光が出る棒でジーナ様が写真に映っている問題点はここですよーと示しながら話を進めています。
「で、これがカイバル峠からアフガニスタン北部。こちらは水の便があまり良くないせいもあると思うのですが、それほど大規模な栽培痕跡は認められていません。ただし今回は南部を偵察していませんので、なるべく早急に再度の偵察を行うか、衛星画像の分析をかけて栽培地域を割り出しておく方が良いと思われます」こういう場だとジーナ様はジーナ語で話されませんね。
(あれは公式の場だとマナー違反に近いのです。もっとも同じ辺りに住んでいる人ばかりだとマナーになるので困ったものなのですが。正直、僕たちの英語とおーすとらりあ…昔。イギリスで悪い事をした人をGODAIGOした場所の英語くらい違いますから、ジーナさんの日本語って)とクリス様が遠い目をしています。
(昔、黒火山ちぇすと国ですか、向こうの地球のあの辺、僕たちの艦隊と喧嘩をしたことがあるんですよ。で、当時の僕たちは世界最強でした。ところが油断して、その艦隊の司令官がものすごく怒られるくらい大損害を出したことがありまして…で、色々調べたり本国で話し合いをした結果「あそこと殴り合うのはやめとこう。最後の一人になってもころしの目で襲ってくる」という結論が出て、ぼうえきという商売の取引をする事にしたそうです。当時のイギリスは割と蛮族で、野蛮な薩摩ごとき赤ちゃんの手をひねるようにキャンと言わせられると思っていたそうですが、きらー汗国が攻めた時と同じ種類のあまりにも野蛮でありえない反撃を受けてびびりまして。「こいつらはまともじゃなさすぎる」とあの当時のイギリスに思わせるのはかなり大変な事だったのですよ)
(そのさつまという国はどんな国なのですか)
(あー、簡単だ。当時の日本の武士は刀を抜く前になんか話をしようとする。で、薩摩だと問答無用で刀を抜いてくる。そして示現流とかタイ捨とか変な剣の技を駆使して猿のように叫びながら襲ってくる。これがチェストというやつだ。あと、ものすごく下らん事で腹を切ったり、いつ発射するかわからん火縄銃を縄で縛ってくるくる回してる周りを囲んでみんなで飯食ったり、罪人をみんなで追いかけて内臓を奪い合う鍛え方をしていた。あそこと徳之島という島は日本の基準で考えない方がいいぞ。あの辺の出身のやつはとにかく喧嘩になると、すぐ命の取り合いをしようとするので昔から有名だから)
菅野様の話を聞くと、日本以外のどこかに行ってもらう方がいいと思いましたが、よーろっぱとかに行ったら行ったでものすごい戦争をしそうですね。
「真珠の市場状況は画像だけでは不明ですが、バーレーンのムハッラク島に該当すると思われる島です。概ねこちらの状況と大差ない建物や船舶が集まっております。ここで、参加者の中に当該地域近辺の出身者がおりますので、私の方から二三点お尋ねさせて頂く時間をとらせて頂ければと。騎士のアルトリーネさん、すみませんが座ったままで構いませんので、よろしくお願い致します」
いきなりジーナ様から指名されてびっくりです。しかも、失礼ですがお仕事モードのジーナ様ですよ。ちゃんと答えられるかしら、どきどき。
------------------------------------
アルトリーネ「んもー、いきなり指名しないでくださいよー」
ジーナ「つーかああいう場所で私語すんな私語。口に出してないから怒らなかっただけで喋ってたら懲罰やぞー軍はー」
クリス「まぁジーナさんは特に、そういう事を注意する立場でしたからねぇ」
ジーナ「もっとも注意する立場なのに、夜に酒飲んで騒いでた奴もいたな…まぁ、あれはまだ明日死ぬかもしれんから不問やったようやけど」
バカヤロウ「あれくらいおおめにみろー」
ジーナ「ちなみに本物のバーレーンの真珠取りの潜水夫の境遇は結構大変だったようですわ。一言で言うと帝○愛地下王国建設現場」
アルト「それ聞くと、あたくしまだ恵まれてたのかしら」
ジーナ「次回、ふんどし海女好色祭り・アラビア湾編にズームイン!」
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