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番外・女騎士は見た!地下墓所に潜む闇を!・2
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アルトリーネでございます。
この聖院世界や聖院地球と、ジーナ様の方の皆様に言われてるわたくしどもの世界で「ほも」はまぁ、いなくもないですけど、あまり一般的な性癖ではございません。
しかも、わたくしも花の乙女です。そして日常生活は基本的に聖院の中で完結しております。
つまり、ほもってる方々とは接点がございません。
…ですからね、興味は深々なんですよ!ええ!
----------------------------------------
「ふんふん。とりあえず日頃は八百比丘尼国の男女と罪人技師のみなさまで性欲処理ループしてごまかしてると」
「問題は男色趣味でして…理解はあれど実際に相手は…難しいという事で、同情してくれる女神官が口で時折という有様にございます」
「長年大変やったやろうに。まぁ、この際他の人はええとして、プラウファーネさんに今から色々聞いていきます。言いづらい事とかあったらノーコメントと言って頂いて、質問を飛ばしたい意思表示をしてください。回答は心話でも音声でもどちらでも構いません」
なんか女王様ルックというのですか、黒のてかてか光るもので上から下まで統一したジーナ様が、結構大きいホログラム書類を時計から出して専用のペンで、プラウファーネ様の回答を書き込んでおられます。
流石に恥ずかしいのか、心話で答えておられるようですね。
では、何を聞かれてるんでしょうか。
・自慰行為の見せ合いをしてますか
・男性相手と女性相手、どちらが日頃多いですか
・男性同士の場合、竿受けどちら役が多いですか
・対女性の場合、アナルと膣どちらが良いですか
・打撃系…叩かれ蹴られ鞭打たれたいですか
・流血系は望まれますか
・緊縛や放置は望まれますか
・羞恥(ガン見・チラチラ)は望まれますか
・言葉責め傾向は罵倒・羞恥どちらになりますか
・拡張・フィストプレイは希望されますか
・飲尿・食糞は希望されますか
・おむつ・哺乳瓶は希望されますか
・パンスト着用経過日数希望があれば記入ください
・パンティ着用経過日数希望があれば記入ください
・イチジク・エネマシリンジ・高圧の希望をお選びください
・ディルドサイズをお選びください
……
…理解できるものもありますが、わかりたくないものもあります。というか半分以上、わたくしの頭が理解を拒否しています!
なんなんですかこの質問!
「あー見るな見るな回答書いとんねんから。お客さんのプライバシーやぞこのカルテ」
「…あっ…そうか…ってこれ、一体なんなのでするか?」
「聞かれている私も正直思うのですが、これはかなり専門的かつ微に入り細に渡り過ぎる気が…」
「すみません、これ某SMクラブ、つまり加虐被虐専門店のをベースに、M性感とかフェチクラ…性癖専門とか、オナクラ…自慰補助店などの質問要素で組み上げた新規客事前診察用紙ジーナちゃんスペシャルを、更に今プラウファーネさん用にいじりながら使ってるんですわ。つまり、うちらの世界の大概の変態行為で合法的な内容を網羅した事前質問集ですねん、わはは」
「…じーなさまのせかいのやみをみたきがします。っていうかどんだけ変態いてるんですか変態!」
「やかまし。昔、大阪で本番…まぐわいの店を禁止しやがったせいで変態向けの淫売屋がアホみたいに湧いた名残りでな、叡智の光で焼かれるまではこんなんばっかりやったらしい。今でも新大阪とか京都に何軒かあるぞ、変態屋」
「すごく入りたくない店です」
「…こちらの東方摂界商人国ですとか浪速三三四国も確か変な店が多数あった気が。関八州あずま国は春画や助平歌劇で盛り上がってたな。あとは筑前川中洲泡風呂国とか濃尾多分国とか関八州の吉原堀之内に泡風呂、三河監獄国が、職人向けの尺八屋で有名ですね」
「なんやねん三河監獄国て…三◯田原どころか渥美半島まるごと強制労働施設にしてそうな国名は…」ジーナ様が呆然としています。
「文字だけで何してる店か分かるのが悲しい…つか、こっちでも日本人、未来に生きてたんかい…」
「というより比丘尼国の聖院、連絡所に毛が生えた規模であまり女官詰めてないのが理解できた気がします。東方諸国全国規模で色街になってるような…」
「まぁ、比丘尼国は友好国やろ?商売の邪魔はせんときや。それよりプラウファーネさん、こんなんいてませんの。みこさん れいむ あーるじゅうはち」例によってジーナ様が何か見せてます。
「ああ、女神官ですね。だいたいこんな感じですが、かなりお布施を頂きます。そうしないと色街衆が怒って一揆をですね」
「…あたしさー、今、歴史的に一番後世に伝えたくない理由の一揆を知った気がする…」
「じーなさま。にほんじんというか東方人は変態ばかりなのでしょうか」
「知らん!つか比丘尼国から来た奴の接客内容記録さしとこ。多分、平民向け風俗だと世界の最先端走ってるやろな」
「東方人=変態と見られるのは悲しいのですが、確かに、都市部に独り者が集まるので変な店が出来やすいのですよ…」
「プラウファーネさん、アルトくん、今から、こちらの東方諸国に将来現れるかも知れない変態について予言しておくで。まず早射ちマック。老女から幼女まで、町行く女とみれば隙を見て摩羅を取り出し、電光石火の早技で子種汁をかけて逃げ去る」
「なんですかその狂気に満ちた罪人」
「あたくし…そっち行ってそれ斬っていいですか?」
「いや。まだこれ序の口や。道の雨水流す溝にな、延々と何刻も隠れ潜んで、通る女の下帯をひたすら眺めていたやつとかな」
「忍びの者ですか、そやつ」
「これまた斬りたくなりますね」
「いや、普通に平民なのよ。で、こちらの東方は国が狭い事もあり、自転車なる二輪人力車がある。まず、この画像で作りをみてくれ」わたくしたちが頷くと、ジーナ様はものすごく嫌そうな顔でさどる はんざいと呟きます。
「これはその二輪人力車の尻乗せだが、女が乗ってそうな尻乗せだけを集めていた平民の犯罪や」
「ダリアリーネの母親と真逆の危なさを感じます」
「更に、女の乗りそうな二輪人力車ばかりを狙い、尻乗せに子種汁をかけて回っていた若い平民が捕まったが、やな。アルトくん。あたくしの体の祖国の汚点にして肥溜めと痰壷と蠱毒壺の中身ぶちまけたような時期あるやろ。北方赤色人民共和国」
「ええ、あのろりやの国ですね」
「で、ウチらの場合、平民政治の時代が続いとるが、そこに毒されて赤色な政治集団がいた時期があってな。さっきの尻乗せ種付け男な。この赤色政党の所属のいなか政治家やねん」
「そやつを何がなんでも斬りたい気分です」
「うむ。我々がこの地で、環境被害だけでなく、文化汚染に気をつけている理由をわかって頂きたい」
(既に手遅れという気もしますが…)
「えー、高木様…ですか。先代をはじめ金衣の皆様よりお話があるそうです」
「はぁ。まぁ、お伺いしましょう」
「ジーナ様、特に驚かれないのですか。おばけですよおばけ」
「我々日本人は、きちんと祀られた死者と、そこらの魑魅魍魎を区別する民族である。そこはきちんと分けるのよ」
(とりあえず騎士として控えのポーズとっとき)
(了解にございます)
「まず先代様より。うちの不肖の娘共の世話を頂き感謝に耐えぬ。特にクレーゼについては心労お察し申し上げる、と」
「は、まぁ…とりあえず伝え聞く以前の義妹よりはましにはなっておるかと存じます」
「そこでまぁ、先程の上での話の中でだが。万一あの姉妹にまた何かあった際に、度々そちらを煩わせるのも心苦しい。これは朕のみならず、歴代金銀衣の総意とお聞き頂きたい」
「ふむふむ」
「で、そこに控えておる騎士。何やらあのうつけ、無理矢理白金衣の正装を与えたようだが…これ騎士よ。心して聞け。確かにお主は強いが、白金衣を召すにはまだまだとは心得よ。これはお主の身を案じての忠告である。力足らぬものが白金衣を召せば、黒金剛石より危うい事になりかねぬのだ…あの馬鹿娘、引き継ぎしたのにこんな重大事を忘れてほいほい白金衣を与えよってからに…」
「か、かしこまりました!たたた直ちにご返却をば!」
「まぁ待て待て、今脱いでも替えがあるまい。で、高木殿。国難の有事襲いし際に、白金衣に相応しい力をその騎士に貸し与える事我ら一同やぶさかではない…が、アレーゼやクレーゼを見ても、金衣や銀衣が我を忘れた危うさはお分かり頂けよう」
「まー、怪獣大決戦の仲裁は正直勘弁させていただければとは思いますねー」
「そこで、だ。騎士よ。お前が我らが力を借りたい荒事に面した際は。孫娘マリアか、高木殿に伺いを立てるが良い。我ら一同が賛じれば、一時的にではあるが白金衣の力量に登らせる。ただし期限は一刻。高木殿の基準では一時間、か。それに至る前に必ずその衣を脱げ。脱がねば、衣が黒う染まる。染まる意味は…わかるな?そうなれば、その黒衣をこの部屋に仕舞えるか、さもなくばこの地は滅ぶと心得よ」
「ははっ。過ぎたる話なれど心得ましてございます」
(きゃーアルトくんかっこいーぱちぱちー)
(な、何を茶化しておられるのですか!正直白金衣って、先代様がこんな話する程度に危ない服とは聞かされましたから…マリア様が先程、その服は早めに脱いだ方が良い、とも)
「まぁ、白金衣の扱いについてはマリアリーゼに聞くがよい。あと、出来れば伽服に使わないでくれ。全くあのたわけは…」
(あー、アルトくんが真っ赤になった理由なんとなくわかるなー)
(聞かれたらお教えしますが、クレーゼ様がいらん事考えられた結果ですよこれ着てるの…)
(皆までゆーな)
「とりあえず此度の黒絹の使い道、我らも貸し与えるにやぶさかにあらず、一枚持って行くがよい」
「了解いたしました。アルトくん後で一枚借りていき」
「あと、一旦は扉を開けるが、常々墓所を掃き清め整えておるプラウファーネ、我らが褒美を与えようにもなかなか難しいのでな。後で春を与えてくれると重畳である」
「承知しました(まーあんだけ色々聞いてなんもせんのもなー)…で、こちらからも一つ、お願いというか提案がありまして。我々日本人はやはり、祖先を祀り春秋には墓参をする習慣がございまして」
「クレーゼの墓参禁止の件か。マリアまたは高木殿同道に限り許可しよう。マリアに伝えておく」
「ご無理申しましてあいすみません」おお、さらっとクレーゼ様の出禁が解かれているではありませんか!
「いやいや、我らこそ気遣い頂き恐縮千万。では、後はプラウファーネに任せる。よしなに頼む、ジーナ・タカギ・ワーズワース殿並びに騎士アルトリーネよ」
あら。また勝手に扉が。
「はいプラウファーネさんお疲れ様。やりとり聞いてた?」
「ええ。大丈夫ですよ。とりあえずこれ黒絹です。アルトリーネ様が持たれた方がよい物なのでご注意を。あと使用後は絹なので手洗いして返して頂ければと」
「そーゆーの聞いたら、ほんまに呪いのふんどしなんか疑わしくなるな。とりあえず出よ出よ」
「しかし、ジーナ様、おばけ苦手な割には気にされないんですね。あたくしはやはり…」
「まー、悪霊や怨霊と成仏霊の違いやな。あとクリスおったら絶対にめっちゃ喜んでた。イギリス人幽霊好きやから。わら。あ、プラウファーネさん、ここって出てからトイレ…厠ある?ちゃちゃっとですまんけどうちの便器使わしたるわ」
----------------------------------------
ジーナ「そーいえばー、プラウファーネさんってぬーはーふなのか島○くんなのか絶対にみんな気にしてるやろーなー」
アルトリーネ「にゅーはーふとし○かぜ君の違いとは何なのでしょう」
ジーナ「聞くと戻れぬ質問を…まぁよい。まず、君らの世界で今から200年から300年くらい後の、聖院の西北ビルマのとな~り~にある泰拳仏象国にですね、主に徴兵を逃れるとか男でも売春して稼ぎたいと、見目麗しい少年を改造する流れが起きるかも知れません。つまりちんこもちちもある、またはちんこきってるの。これニューハーフな」
アルトくん「ふむふむ」(拳握ってる)
ジーナ「で、東方のチェストな場所と多分バレまくってる黒火山武君国。ここの風習で、見目麗しい美少年におなごの服を着せておなごの代わりをするのを経験させてる事がありました。まー、昔のあそこは助平大好きな癖に頭おかしくて血の気の多い人が多かったから、若い二人が逢引きとかしてたら女々しかー!とか言って殴る蹴るどころか首の骨折られるから」
アルトくん「…なんですかそのマイアーレ様かアレーゼ樣向けの国」
ジーナ「あそこは色々ありすぎてな(遠い目)。で、若い野郎に、牝の代用品として仲間の美少年をあてがうのを考えたアホがおった。これがのちの○風くん」
アルトくん「要するに女装した殿方ですね」
ジーナ「そーそー。で、あと、純粋なホモホモしい美少年、つまりクリスのようなのだが」
アルトくん「おおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ジーナ「あ、うちの旦那ホモでもバイでもないからな。女専やからな!」
ジーナ「で、天の声が今後出すかも知れない言うてる餡掛鯖挟国。どんな名前付けとんねん。せめて蒸気泡風呂国とか串本海難国とかにしたれや。まぁよろし。この国に、昔、外国人の捕虜の少年を集めて兵士に仕立てる風習があった」
アルトくん「むむむ、美少年軍団ですか」
ジーナ「どっかの飛んで淋しい里におる下膨れの国王が率いてるような想像しとるな。で、こいつらにホモを教えた」
アルトくん「なるほど。軍内でお尻にちん○ぽ入れ放題」
ジーナ「露骨やなぁ…ま、事実や。で、こいつらは同じ鍋の飯を食い、その鍋を旗にして結束を高めていた。ちなみにこいつらのカブトの中心に、その鍋から直で飯をすくうおさじを入れる箱ついてるから、興味あるアルトくんは時計にイェニチェリ ホモと聞きなさい」
アルトくん「なんですかそのひどいけんさくきーわーどは!」
ジーナ「親日国だから悪くは言いたくないが、この国の因縁付けである業種が改名してな…(遠くを見る目)」
プラウファーネ「なるほど…なんか私、そちらの世界に赴任した方が強く生きれそうな気がします」
2021.5.15
プラウファーネ「なお私どもの女神官へのお布施を高めにさせて頂いてる理由なんですが、あまり安くしすぎますと色街のお客様を持って行きかねないのですよ。いえ、実際にかつて「巫女さん安く提供したげたらみんなハッピーじゃーんみこみこ○ースいえー♪」と考えた女神主が私どもにいましてね…」
アルトリーネ「で、色街の皆様が何さらしとんねんと八で九で三な方とか薩意みなぎる目でお越しになったと」
ジーナ「ところで色街の一揆ってどんなん?うちらやったら丸い連番状とかむしろ旗とか竹槍とかクワとか」
プラウファーネ「えっと、やらかしたのはうちの第三新江戸分社でして」
ジーナ「だいたい場所わかった。ようあの山登って攻めたな」
プラウファーネ「しかも、色街の近所の神社の神輿を横倒しにして突進してきまして」
ジーナ「…あのさー。そのみこし、なんか桃色の摩羅型ちゃう?もしかして…んで普段は陰間とか男色で担いでるやつ」
プラウファーネ「よくご存じで。ええ、何でも本当の御神体の御神輿もありますよね。あっちだと壊すのまずいから尊い犠牲になってくれと忘八が陰間を説き伏せて突撃隊を編成」
ジーナ「ほもが斬り込み隊長…あたし今長島征伐してる天魔王の顔してると思う。つまり頭抱えてる」
アルトリーネ「かげまとは何でしょうか」
ジーナ「一言で言うと売春してるをかま。春画も残ってる。それも…確か、大英博物館にな…」
アルト「そういう職種が遥か昔からいてるお国も凄いと思いますが、その絵を博物館で展示しているクリス様のご先祖様のお国…」
クリス「僕の趣味じゃないです。あとあれ集めたの大英帝国であってNBじゃありません!(血涙)」
この聖院世界や聖院地球と、ジーナ様の方の皆様に言われてるわたくしどもの世界で「ほも」はまぁ、いなくもないですけど、あまり一般的な性癖ではございません。
しかも、わたくしも花の乙女です。そして日常生活は基本的に聖院の中で完結しております。
つまり、ほもってる方々とは接点がございません。
…ですからね、興味は深々なんですよ!ええ!
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「ふんふん。とりあえず日頃は八百比丘尼国の男女と罪人技師のみなさまで性欲処理ループしてごまかしてると」
「問題は男色趣味でして…理解はあれど実際に相手は…難しいという事で、同情してくれる女神官が口で時折という有様にございます」
「長年大変やったやろうに。まぁ、この際他の人はええとして、プラウファーネさんに今から色々聞いていきます。言いづらい事とかあったらノーコメントと言って頂いて、質問を飛ばしたい意思表示をしてください。回答は心話でも音声でもどちらでも構いません」
なんか女王様ルックというのですか、黒のてかてか光るもので上から下まで統一したジーナ様が、結構大きいホログラム書類を時計から出して専用のペンで、プラウファーネ様の回答を書き込んでおられます。
流石に恥ずかしいのか、心話で答えておられるようですね。
では、何を聞かれてるんでしょうか。
・自慰行為の見せ合いをしてますか
・男性相手と女性相手、どちらが日頃多いですか
・男性同士の場合、竿受けどちら役が多いですか
・対女性の場合、アナルと膣どちらが良いですか
・打撃系…叩かれ蹴られ鞭打たれたいですか
・流血系は望まれますか
・緊縛や放置は望まれますか
・羞恥(ガン見・チラチラ)は望まれますか
・言葉責め傾向は罵倒・羞恥どちらになりますか
・拡張・フィストプレイは希望されますか
・飲尿・食糞は希望されますか
・おむつ・哺乳瓶は希望されますか
・パンスト着用経過日数希望があれば記入ください
・パンティ着用経過日数希望があれば記入ください
・イチジク・エネマシリンジ・高圧の希望をお選びください
・ディルドサイズをお選びください
……
…理解できるものもありますが、わかりたくないものもあります。というか半分以上、わたくしの頭が理解を拒否しています!
なんなんですかこの質問!
「あー見るな見るな回答書いとんねんから。お客さんのプライバシーやぞこのカルテ」
「…あっ…そうか…ってこれ、一体なんなのでするか?」
「聞かれている私も正直思うのですが、これはかなり専門的かつ微に入り細に渡り過ぎる気が…」
「すみません、これ某SMクラブ、つまり加虐被虐専門店のをベースに、M性感とかフェチクラ…性癖専門とか、オナクラ…自慰補助店などの質問要素で組み上げた新規客事前診察用紙ジーナちゃんスペシャルを、更に今プラウファーネさん用にいじりながら使ってるんですわ。つまり、うちらの世界の大概の変態行為で合法的な内容を網羅した事前質問集ですねん、わはは」
「…じーなさまのせかいのやみをみたきがします。っていうかどんだけ変態いてるんですか変態!」
「やかまし。昔、大阪で本番…まぐわいの店を禁止しやがったせいで変態向けの淫売屋がアホみたいに湧いた名残りでな、叡智の光で焼かれるまではこんなんばっかりやったらしい。今でも新大阪とか京都に何軒かあるぞ、変態屋」
「すごく入りたくない店です」
「…こちらの東方摂界商人国ですとか浪速三三四国も確か変な店が多数あった気が。関八州あずま国は春画や助平歌劇で盛り上がってたな。あとは筑前川中洲泡風呂国とか濃尾多分国とか関八州の吉原堀之内に泡風呂、三河監獄国が、職人向けの尺八屋で有名ですね」
「なんやねん三河監獄国て…三◯田原どころか渥美半島まるごと強制労働施設にしてそうな国名は…」ジーナ様が呆然としています。
「文字だけで何してる店か分かるのが悲しい…つか、こっちでも日本人、未来に生きてたんかい…」
「というより比丘尼国の聖院、連絡所に毛が生えた規模であまり女官詰めてないのが理解できた気がします。東方諸国全国規模で色街になってるような…」
「まぁ、比丘尼国は友好国やろ?商売の邪魔はせんときや。それよりプラウファーネさん、こんなんいてませんの。みこさん れいむ あーるじゅうはち」例によってジーナ様が何か見せてます。
「ああ、女神官ですね。だいたいこんな感じですが、かなりお布施を頂きます。そうしないと色街衆が怒って一揆をですね」
「…あたしさー、今、歴史的に一番後世に伝えたくない理由の一揆を知った気がする…」
「じーなさま。にほんじんというか東方人は変態ばかりなのでしょうか」
「知らん!つか比丘尼国から来た奴の接客内容記録さしとこ。多分、平民向け風俗だと世界の最先端走ってるやろな」
「東方人=変態と見られるのは悲しいのですが、確かに、都市部に独り者が集まるので変な店が出来やすいのですよ…」
「プラウファーネさん、アルトくん、今から、こちらの東方諸国に将来現れるかも知れない変態について予言しておくで。まず早射ちマック。老女から幼女まで、町行く女とみれば隙を見て摩羅を取り出し、電光石火の早技で子種汁をかけて逃げ去る」
「なんですかその狂気に満ちた罪人」
「あたくし…そっち行ってそれ斬っていいですか?」
「いや。まだこれ序の口や。道の雨水流す溝にな、延々と何刻も隠れ潜んで、通る女の下帯をひたすら眺めていたやつとかな」
「忍びの者ですか、そやつ」
「これまた斬りたくなりますね」
「いや、普通に平民なのよ。で、こちらの東方は国が狭い事もあり、自転車なる二輪人力車がある。まず、この画像で作りをみてくれ」わたくしたちが頷くと、ジーナ様はものすごく嫌そうな顔でさどる はんざいと呟きます。
「これはその二輪人力車の尻乗せだが、女が乗ってそうな尻乗せだけを集めていた平民の犯罪や」
「ダリアリーネの母親と真逆の危なさを感じます」
「更に、女の乗りそうな二輪人力車ばかりを狙い、尻乗せに子種汁をかけて回っていた若い平民が捕まったが、やな。アルトくん。あたくしの体の祖国の汚点にして肥溜めと痰壷と蠱毒壺の中身ぶちまけたような時期あるやろ。北方赤色人民共和国」
「ええ、あのろりやの国ですね」
「で、ウチらの場合、平民政治の時代が続いとるが、そこに毒されて赤色な政治集団がいた時期があってな。さっきの尻乗せ種付け男な。この赤色政党の所属のいなか政治家やねん」
「そやつを何がなんでも斬りたい気分です」
「うむ。我々がこの地で、環境被害だけでなく、文化汚染に気をつけている理由をわかって頂きたい」
(既に手遅れという気もしますが…)
「えー、高木様…ですか。先代をはじめ金衣の皆様よりお話があるそうです」
「はぁ。まぁ、お伺いしましょう」
「ジーナ様、特に驚かれないのですか。おばけですよおばけ」
「我々日本人は、きちんと祀られた死者と、そこらの魑魅魍魎を区別する民族である。そこはきちんと分けるのよ」
(とりあえず騎士として控えのポーズとっとき)
(了解にございます)
「まず先代様より。うちの不肖の娘共の世話を頂き感謝に耐えぬ。特にクレーゼについては心労お察し申し上げる、と」
「は、まぁ…とりあえず伝え聞く以前の義妹よりはましにはなっておるかと存じます」
「そこでまぁ、先程の上での話の中でだが。万一あの姉妹にまた何かあった際に、度々そちらを煩わせるのも心苦しい。これは朕のみならず、歴代金銀衣の総意とお聞き頂きたい」
「ふむふむ」
「で、そこに控えておる騎士。何やらあのうつけ、無理矢理白金衣の正装を与えたようだが…これ騎士よ。心して聞け。確かにお主は強いが、白金衣を召すにはまだまだとは心得よ。これはお主の身を案じての忠告である。力足らぬものが白金衣を召せば、黒金剛石より危うい事になりかねぬのだ…あの馬鹿娘、引き継ぎしたのにこんな重大事を忘れてほいほい白金衣を与えよってからに…」
「か、かしこまりました!たたた直ちにご返却をば!」
「まぁ待て待て、今脱いでも替えがあるまい。で、高木殿。国難の有事襲いし際に、白金衣に相応しい力をその騎士に貸し与える事我ら一同やぶさかではない…が、アレーゼやクレーゼを見ても、金衣や銀衣が我を忘れた危うさはお分かり頂けよう」
「まー、怪獣大決戦の仲裁は正直勘弁させていただければとは思いますねー」
「そこで、だ。騎士よ。お前が我らが力を借りたい荒事に面した際は。孫娘マリアか、高木殿に伺いを立てるが良い。我ら一同が賛じれば、一時的にではあるが白金衣の力量に登らせる。ただし期限は一刻。高木殿の基準では一時間、か。それに至る前に必ずその衣を脱げ。脱がねば、衣が黒う染まる。染まる意味は…わかるな?そうなれば、その黒衣をこの部屋に仕舞えるか、さもなくばこの地は滅ぶと心得よ」
「ははっ。過ぎたる話なれど心得ましてございます」
(きゃーアルトくんかっこいーぱちぱちー)
(な、何を茶化しておられるのですか!正直白金衣って、先代様がこんな話する程度に危ない服とは聞かされましたから…マリア様が先程、その服は早めに脱いだ方が良い、とも)
「まぁ、白金衣の扱いについてはマリアリーゼに聞くがよい。あと、出来れば伽服に使わないでくれ。全くあのたわけは…」
(あー、アルトくんが真っ赤になった理由なんとなくわかるなー)
(聞かれたらお教えしますが、クレーゼ様がいらん事考えられた結果ですよこれ着てるの…)
(皆までゆーな)
「とりあえず此度の黒絹の使い道、我らも貸し与えるにやぶさかにあらず、一枚持って行くがよい」
「了解いたしました。アルトくん後で一枚借りていき」
「あと、一旦は扉を開けるが、常々墓所を掃き清め整えておるプラウファーネ、我らが褒美を与えようにもなかなか難しいのでな。後で春を与えてくれると重畳である」
「承知しました(まーあんだけ色々聞いてなんもせんのもなー)…で、こちらからも一つ、お願いというか提案がありまして。我々日本人はやはり、祖先を祀り春秋には墓参をする習慣がございまして」
「クレーゼの墓参禁止の件か。マリアまたは高木殿同道に限り許可しよう。マリアに伝えておく」
「ご無理申しましてあいすみません」おお、さらっとクレーゼ様の出禁が解かれているではありませんか!
「いやいや、我らこそ気遣い頂き恐縮千万。では、後はプラウファーネに任せる。よしなに頼む、ジーナ・タカギ・ワーズワース殿並びに騎士アルトリーネよ」
あら。また勝手に扉が。
「はいプラウファーネさんお疲れ様。やりとり聞いてた?」
「ええ。大丈夫ですよ。とりあえずこれ黒絹です。アルトリーネ様が持たれた方がよい物なのでご注意を。あと使用後は絹なので手洗いして返して頂ければと」
「そーゆーの聞いたら、ほんまに呪いのふんどしなんか疑わしくなるな。とりあえず出よ出よ」
「しかし、ジーナ様、おばけ苦手な割には気にされないんですね。あたくしはやはり…」
「まー、悪霊や怨霊と成仏霊の違いやな。あとクリスおったら絶対にめっちゃ喜んでた。イギリス人幽霊好きやから。わら。あ、プラウファーネさん、ここって出てからトイレ…厠ある?ちゃちゃっとですまんけどうちの便器使わしたるわ」
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ジーナ「そーいえばー、プラウファーネさんってぬーはーふなのか島○くんなのか絶対にみんな気にしてるやろーなー」
アルトリーネ「にゅーはーふとし○かぜ君の違いとは何なのでしょう」
ジーナ「聞くと戻れぬ質問を…まぁよい。まず、君らの世界で今から200年から300年くらい後の、聖院の西北ビルマのとな~り~にある泰拳仏象国にですね、主に徴兵を逃れるとか男でも売春して稼ぎたいと、見目麗しい少年を改造する流れが起きるかも知れません。つまりちんこもちちもある、またはちんこきってるの。これニューハーフな」
アルトくん「ふむふむ」(拳握ってる)
ジーナ「で、東方のチェストな場所と多分バレまくってる黒火山武君国。ここの風習で、見目麗しい美少年におなごの服を着せておなごの代わりをするのを経験させてる事がありました。まー、昔のあそこは助平大好きな癖に頭おかしくて血の気の多い人が多かったから、若い二人が逢引きとかしてたら女々しかー!とか言って殴る蹴るどころか首の骨折られるから」
アルトくん「…なんですかそのマイアーレ様かアレーゼ樣向けの国」
ジーナ「あそこは色々ありすぎてな(遠い目)。で、若い野郎に、牝の代用品として仲間の美少年をあてがうのを考えたアホがおった。これがのちの○風くん」
アルトくん「要するに女装した殿方ですね」
ジーナ「そーそー。で、あと、純粋なホモホモしい美少年、つまりクリスのようなのだが」
アルトくん「おおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ジーナ「あ、うちの旦那ホモでもバイでもないからな。女専やからな!」
ジーナ「で、天の声が今後出すかも知れない言うてる餡掛鯖挟国。どんな名前付けとんねん。せめて蒸気泡風呂国とか串本海難国とかにしたれや。まぁよろし。この国に、昔、外国人の捕虜の少年を集めて兵士に仕立てる風習があった」
アルトくん「むむむ、美少年軍団ですか」
ジーナ「どっかの飛んで淋しい里におる下膨れの国王が率いてるような想像しとるな。で、こいつらにホモを教えた」
アルトくん「なるほど。軍内でお尻にちん○ぽ入れ放題」
ジーナ「露骨やなぁ…ま、事実や。で、こいつらは同じ鍋の飯を食い、その鍋を旗にして結束を高めていた。ちなみにこいつらのカブトの中心に、その鍋から直で飯をすくうおさじを入れる箱ついてるから、興味あるアルトくんは時計にイェニチェリ ホモと聞きなさい」
アルトくん「なんですかそのひどいけんさくきーわーどは!」
ジーナ「親日国だから悪くは言いたくないが、この国の因縁付けである業種が改名してな…(遠くを見る目)」
プラウファーネ「なるほど…なんか私、そちらの世界に赴任した方が強く生きれそうな気がします」
2021.5.15
プラウファーネ「なお私どもの女神官へのお布施を高めにさせて頂いてる理由なんですが、あまり安くしすぎますと色街のお客様を持って行きかねないのですよ。いえ、実際にかつて「巫女さん安く提供したげたらみんなハッピーじゃーんみこみこ○ースいえー♪」と考えた女神主が私どもにいましてね…」
アルトリーネ「で、色街の皆様が何さらしとんねんと八で九で三な方とか薩意みなぎる目でお越しになったと」
ジーナ「ところで色街の一揆ってどんなん?うちらやったら丸い連番状とかむしろ旗とか竹槍とかクワとか」
プラウファーネ「えっと、やらかしたのはうちの第三新江戸分社でして」
ジーナ「だいたい場所わかった。ようあの山登って攻めたな」
プラウファーネ「しかも、色街の近所の神社の神輿を横倒しにして突進してきまして」
ジーナ「…あのさー。そのみこし、なんか桃色の摩羅型ちゃう?もしかして…んで普段は陰間とか男色で担いでるやつ」
プラウファーネ「よくご存じで。ええ、何でも本当の御神体の御神輿もありますよね。あっちだと壊すのまずいから尊い犠牲になってくれと忘八が陰間を説き伏せて突撃隊を編成」
ジーナ「ほもが斬り込み隊長…あたし今長島征伐してる天魔王の顔してると思う。つまり頭抱えてる」
アルトリーネ「かげまとは何でしょうか」
ジーナ「一言で言うと売春してるをかま。春画も残ってる。それも…確か、大英博物館にな…」
アルト「そういう職種が遥か昔からいてるお国も凄いと思いますが、その絵を博物館で展示しているクリス様のご先祖様のお国…」
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