草ww破滅部活動日記!

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69日目 たこ焼き対決2 終了

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体育館の舞台の上では、校長が表彰式を進めようとしていた。

〈校長先生〉では、これから第22回持久走大会を始める!

〈校長先生〉初めは、総合優勝、個人優勝の順で表彰式をする。総合優勝は、クラスの代表者が出たまえ。表彰状と記念写真、優勝カップを授与する。個人では、表彰状と記念写真が授与される。それでは、総合優勝クラスを発表する

これを聴いた椿や他のクラスの生徒たちは、唾を呑み込む。ドクンドクンッと生徒たちは小さな鼓動の音が聴こえる。だが、何より、頑張っていた椿たちや二神たちは他の生徒より緊張していた。もちろん他の生徒も頑張って走り抜け、ここまできて今緊張してはいると思う。椿たちはタイム的にも走りもみんなよりも粘っていた。
 そんな瞬間、校長先生は総合優勝を発表しようとしていた。

〈校長先生〉…… 第22回持久走大会総合優勝は、3年C組!

〈椿〉なんだって!? 

その瞬間、結果を聴いた椿たちは、びっくりして唖然となっていた。

〈柄本会長〉ふっ…… 悪いな椿

〈椿〉くっそ! 来年は勝つ!

〈要〉いや、来年はいないから

〈椿〉あ…… そうか

〈要〉アホか

生徒たちがざわつく中校長先生が口を開いた。

〈校長先生〉静粛に! 騒ぐ気持ちはわからないこともないが、早く段取りを進めないといけない! 協力しなさい! そして早く終わらせるぞ、たこ焼き対決があるんだ!

〈要〉それ、たこ焼き対決したいだけやん

すると、あたりは静かになった。

〈校長先生〉よし、では次は第22回持久走大会男子、女子個人優勝を発表する!

〈椿〉ゴクン

〈校長先生〉男子個人優勝は、3年C組入野友士! 女子個人優勝は2年A組、出前要! 

その瞬間、入野友士はガッツポーズをとる。要はびっくりしていた。

〈校長先生〉では、これより表彰式を開催する! 3年C組の代表者は前へ!

〈友士〉篤実、お前いきなよ

〈柄本会長〉いや、ここは友士がいけ! お前のおかげで二冠優勝できたんだ。さあ、受け取ってこい!

〈友士〉いいのか? 分かった、行ってくる

入野はそういうと校長先生のところへ、向かった。

校長先生の前に着くと、すぐ校長先生の歓喜とともに表彰状とカップが渡された。カップは少し小さめの優勝カップだ。




入野は校長先生にお辞儀をして表彰状とカップを受け取った。

 入野は、泣けるほど嬉しかった。1年、2年のときはこの持久走大会では、足が遅く14分ほど、2年では転んで途中で辞退。
2年のときは悔しかった。元々、入野は細めの体でインドア派の男の子で体育が嫌いだった。あまりの悔しさに今年3年では、フィジカルトレーニングを取り、あの鬼の疋田先生に弟子入りした。壮絶な日々だったようだ。地獄のフィジトレをこなしながら、家では疋田先生の出したトレーニングメニューをやっていた。
その結果、入野は見違えるように変わり、今年の持久走大会は、なんと二冠優勝することができた。今の入野は前とは違い、筋肉質となり、体育も好きになった。頑張った結果だ。その姿を柄本会長はよくみていた。3年間同じクラスだった。
育てた疋田先生は感動していたが、入野友士が一番もっと感動していた。入野は、表彰状とカップを手にガッツポーズをしていた。

入野は他の生徒たちの大きな拍手とともに舞台から降りた。

校長先生はその入野の姿を見届けた。

そして、瞬く間に次の表彰式に進んだ。

〈校長先生〉続いて、個人優勝に移る! 入野友士君と出前要さん前に来たまえ

すると、二人は立ち上がり校長先生の前まで向かった。

〈校長先生〉では、順番に渡す、まず入野君から。うむ、よくここまで成長したな、頑張ったなおめでとう!

〈友士〉ありがとうございます! これもクラスのみんなの応援と疋田先生のおかげです

入野は表彰状を受け取った。



〈校長先生〉続いて、出前君! 君もよく頑張ったな、タイムをみてびっくりしたよ、おめでとう

〈要〉はい! ありがとうございます!

要は校長先生から表彰状を受け取った。



〈校長先生〉二人共、よく頑張ったな、では戻りなさい

そういうと、要と入野は舞台から降りた。

すると、みんなから盛大な拍手に二人は包まれた。

二人が降りると、ここで校長先生から表彰式の終わりが告げられた。その瞬間、校長先生はふと、ニヤリ…… と笑みを浮かべた。

校長先生は、マイクを持って叫んだ。

〈校長先生〉よし! 次は、待ちにまったたこ焼き対決だ!!

これに連れての生徒たちは叫んだ。体育館に響き渡っていた。

正直、要や、椿や道久もあんまり興味なかった。そして、あの男も。

〈校長先生〉さあ、決めるぞい!

〈教頭先生〉よし! きた!

〈柄本会長〉待ってください!

〈校長先生〉君は、柄本会長君か、なんだね?

そうこの男だ。

〈柄本会長〉正直、ここまでする意味がわりません(ぶっちゃけめんどくせえ)

〈校長先生〉それはな…… 希望だよ!

〈柄本会長〉は?

〈校長先生〉そう、たこ焼きという名の希望だ! この対決で私の運命が決まるんだ!

〈柄本会長〉あ、そう

〈柄本会長〉いや、困るんですよね

〈校長先生〉なにが?

〈柄本会長〉もし仮に、塩マヨが勝ったとして、味をその一つにする気ですか?

〈校長•教頭先生〉あ……

〈柄本会長〉やっぱりですか? 一個じゃあ芸がないですよ、一般客だってくるのに味一個ってありえないでしょ? まあ、それでもいいですが、から一つ提案があります

〈校長先生〉なんだ?

〈柄本会長〉この対決、塩マヨネーズとツナをどっちもありを追加する。というのはどうでしょう?

〈校長先生〉確かにな、学校のメンツもある。なるほど

と、校長先生は考える。

〈椿〉(よし、ここまでは会長の話どうりに進んでるな、あとは……)

椿はそう思いながら、柄本会長を見た。すると、柄本会長と目があった。

〈要〉椿……

〈椿〉なにもないって大丈夫だ…… 多分

〈二神〉会長……

〈校長先生〉でもな~

校長先生そういった瞬間、椿が口を開いた。

〈椿〉はい! 俺は賛成です! 確かに、一個より二つ選べた方がいいです!

〈二神〉僕もです

〈生徒たち〉確かに……

生徒たちもザワザワしながら、徐々にこの話に賛同し始めた。

〈柄本会長〉これで行きましょう! 校長!

〈校長先生〉そうだな、教頭先生もいいですか?

〈教頭先生〉いいですよ

〈校長先生〉よし! 今から新たこ焼き対決を始める! これから、塩マヨネーズ派、ツナ派、そしてどっちも派を決めてもらう! 今疋田先生、渡部先生、辻村先生を並ばせる。右から、疋田先生が塩マヨネーズ派、渡部先生がツナ派、辻村先生がどっちも派だ。さあ! これからどっちか選びたまえ!

すると、生徒たちはいっせいに動き始めた。

結果はすぐに決まった。その結果は、三百二十六人中、三百二十一人が辻村先生のどっちも派という結果になった。圧倒的な結果の対決になった。

〈柄本会長〉(当然の結果だな、だがよかったシナリオどうりに進んで、さすが椿だ、いいタイミングで言ってくれた)

これには柄本会長と椿の脈略、シナリオがあった。そのことはまたの機会に。

心の中で椿に感謝して微笑んでいると、校長先生と教頭先生は大声で結果を告げる。

〈校長•教頭先生〉うむ、勝者はどっちも派で塩マヨネーズとツナの二つでたこ焼きの模擬店とする!

すると、生徒たちは盛り上がり叫んでいた。体育館は未だかつてない大きなライオンのような声が体育館内を響いていた。

〈校長先生〉これにて、第22回持久走大会表彰式と、新たこ焼き対決を終了とする! 先生たち、生徒たちよ、本当にお疲れ様でした!

この言葉により、今年の持久走大会は幕を閉じた。そして、たこ焼き対決も終わった。

そして、土日を挟んで次の月曜日からみんなが楽しみにしている、1年で最大の楽しみの文化祭準備期間が突入する。

では、来年の持久走大会に乞うご期待を。


ー 69日目 たこ焼き対決2 終了 ー 続く



















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